エンディングノートを20代から書くべき?若いうちに終活を行う意義とは

エンディングノートを20代から書くべき?若いうちに終活を行う意義とは

終活は最近ブームになっており、終活の一環としてエンディングノートを書くという方法があります。高齢の方が書くものだと思っている人もいるかもしれませんが、死はいつ訪れるか分からないため、若い人にも取り組む価値があります。

エンディングノートは、財産や葬儀に関する内容はもちろん、これまでの人生を振り返ったり、生き方を見つめ直したりするきっかけにもなります。そこでこの記事では、「まだ20代だけどエンディングノートが気になる……」といった人におすすめしたいエンディングノートの書き方やアイテムなどをご紹介します。

こんな人におすすめ

20代から終活を行う意義を知りたい方

20代のエンディングノートの書き方を知りたい方

20代でエンディングノートを書く時のポイントを知りたい方

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20代からエンディングノートを書き始めよう!

エンディングノートには、もしものことがあったときの対応や意思などを伝える役割があります。まだ20代であれば、死を身近なものと感じていない人もいるかもしれません。しかし70代や80代であっても20代や30代であっても、死は突然に訪れます。「今自分が死んだらどうするか」を考えておいても良いのではないでしょうか。

終活やエンディングノートというと、財産の管理や葬儀に関する希望、残される家族に対するメッセージといった内容を想像するかもしれません。もちろんそういった内容も重要ですが、生い立ちや思い出といったこれまでの人生を振り返ったり、今後の人生を見つめ直したりするきっかけにもなります。

このままの生き方でいいのか?」といった漠然とした不安を抱いている人は、エンディングノートを書いて人生を見つめ直してみるのもいいかもしれません。

20代から終活を行う意義

高齢の人が取り組むものだというイメージがある終活ですが、20代のうちに終活を行う意義とは何なのでしょうか。なんとなく終活に興味を持っている人は、その意義を知ることでより効果的な終活を行うことができるかもしれません。

将来の家族の負担を減らすことができる

終活を行う意義のひとつとして、将来の家族の負担を減らすことができるということが挙げられます。自分の身にいつ何が起こるかは分かりませんが、もしものときに備えてさまざまなことを整理しておくといいでしょう。

生きているうちに葬儀に関する希望や財産関連の手続きを行っておくことで、残された家族の負担を減らすことができます。ひとり暮らしをしている場合は、光熱費やインターネット代の支払い方法や、SNSのIDとパスワードなどもまとめて記しておくようにしましょう。

家族が亡くなってしまうと精神的に参ってしまいます。そのうえに手続きがたくさんあると身体的にも疲弊してしまうおそれがあります。家族のことを想ってみると、少しでも負担を減らすということがエンディングノートを書いておく意義となります。

これまでの人生を振り返ることができる

エンディングノートは、これまでの人生を振り返って「自分史」をまとめるという形をとることもできます。幼少期から大人になるまでのできごとや思い出を振り返り、写真やメモなどを活用しながら、見返したときに楽しめるような記録を作るのもいい方法です。

SNSのように他人に見られることを意識することなく、自分だけが見られるものを残しておくのは貴重な記録です。数年後、数十年後に自分が見返したときはもちろん、自分の死後に家族や大切な人がエンディングノートを見て懐かしむこともできます。

これからの人生をより充実させることができる

これまでの人生を振り返ることで、自分の生き方を見つめ直すことができます。できごとだけではなく、そのときに思っていたことや後悔を客観視できるということは、今後の人生を充実させることにもつながります。生前にさまざまなことを整理するだけではなく、人生を見直すということも終活の大きな意義となります。

20代のエンディングノートの書き方

ここまで20代のうちから終活を行う意義についてご紹介しました。しかし、実際にエンディングノートを書いてみようと思っても、どのように始めたらいいのかが分からないといった場合もあるかもしれません。ここからは20代のエンディングノートの書き方・作り方をご紹介します。

財産

終活というと、財産の管理が主な目的だというイメージがある人もいることでしょう。財産に関する記録がなければ、死後に財産をどのように扱ったらいいのか家族が悩んでしまう場合があります。どこの通帳に何のお金が入っているのかと、カード番号や暗証番号などをしっかり記しておく必要があります。

貯金や保険といった財産だけではなく、借金やローンなどの負債についても明記しておくようにしましょう。分からなければ手続きに困ることもあるため、家族が手続きをスムーズにできるためにも大切な情報は書き留めておくことをおすすめします。

SNSやID・パスワードの情報

SNSをやっている人が多い現代、SNSのIDやパスワードといった情報もまとめておくといいでしょう。SNSといってもひとつしかやっていない人もいれば、いくつものSNSを使っていたり複数のアカウントを持っていたりする人もいます。死後に退会してほしいのか、残しておいてほしいのかといった意思表示も一緒にしておくようにするのがおすすめです。

友人や知人の情報

現在仲良くしている友人や昔からの友人、お世話になっている知人などに関しては、家族からすると友人や知人に関して詳しく把握してないこともあるかもしれません。自分の死を知らせてほしい友人や知人の情報をエンディングノートに書いておくと、家族がスムーズに連絡できるようになります。

また大切な友人や知人にこれまでの感謝や思い出などを絡めたメッセージを残すこともできますのでおすすめです。

医療・介護

死に直結しない事柄でも、事故に遭ったり病気になったりすると意思の疎通ができなくなってしまうことがあるかもしれません。そういったときの医療や介護に関する対処や意思などを書いておくことも大切です。

最近では技術が進歩しているため、延命治療という選択肢もあります。どこまで延命治療を受けたいのか、介護は自宅と施設のどちらがいいか、といった細かい希望まで書いておくと良いでしょう。家族としては決断が難しい場合もあるため、元気なときの意思表示が重要な判断基準になります。

葬式・お墓

残された家族が悩むことのひとつが、葬儀やお墓の問題です。家族や地域の慣習に従って進めれば問題がなかった昔とは違って、最近では葬儀やお墓にもさまざまな形式が生まれています。

一般葬か家族葬か、規模はどのくらいかなどのほかにも、家族と一緒にお墓に入るのか、など故人の意思がある場合は尊重してもらえるようになっています。

死に関することは生前に改めて話す機会が少ないかもしれませんので、エンディングノートにだけはしっかり書き留めておくといいでしょう。

家族へのメッセージ

仲のいい家族でも、感謝の気持ちや人生に関することを話すことは少ないかもしれません。エンディングノートには、これまでの思い出や感謝の気持ちといった面と向かっては話しにくいことを書いておくのもおすすめです。写真を残しておいたり動画にメッセージを入れておいたりする方法を取ることもできます。

普段は伝えることのできない感謝のメッセージを書いておくと、残された家族の心が慰められるかもしれません。

20代でエンディングノートを書く時のポイント

ここまでは20代でエンディングノートを書くとき、どういった内容を書いておくといいのかをご紹介しました。実際にエンディングノートを書くときに気をつけておきたいポイントがあります。ポイントをおさえて、効果的なエンディングノートを作成しましょう。

書くことのできる項目から埋める

いざエンディングノートを書こうと思っても、なかなか項目が埋まらないこともあるかもしれません。20代のうちから全部の項目を埋めようとして悩んでいても進まないため、書ける項目から徐々に埋めていくことをおすすめします。エンディングノートの書き方に決まりはないため、自分のペースで進めていきましょう。

書いた内容を定期的に見直す

エンディングノートを作成している間は、書いた内容を定期的に見直すようにしましょう。

例えば20代のうちにエンディングノートを書いたままにしておいて60代で亡くなってしまった場合、内容を見直していなければ20代のときに書いたままの内容が最新の情報となってしまいます。メッセージだけならいいですが、財産や葬儀などに関する考えは変わっていることも考えられます。

実際に本人が書いたことには間違いがなくとも、最新の情報でないと家族が扱いに困ってしまうこともあります。家族が困惑することを防ぐためにも、エンディングノートを書いたら内容を定期的に見直すようにしましょう。

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まとめ

最近ブームになっている終活ですが、その一環としてエンディングノートを書く人も増えています。終活は高齢の方が行うイメージがあるかもしれませんが、20代のうちから始めることもできます。財産や葬儀に関する内容だけではなく、大切な人へのメッセージを書き留めておくこともできます。

これまでの人生を振り返ることで、今後の人生をより充実させることができるのも20代でエンディングノートを始める利点です。

20代の人がエンディングノートを作成する場合は、最初から必ずしも全ての項目を埋める必要はありません。まずは埋められるところからじっくりと考えて書くことをおすすめします。「数十年前に書いた内容しかエンディングノートに書かれていない」といったことのないよう、内容を定期的に見直すことも注意しておきたいポイントです。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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