33回忌の法事はどんな服装で行くのがマナー?注意点をくわしく解説!

33回忌の法事はどんな服装で行くのがマナー?注意点をくわしく解説!

日本の仏教では、人が亡くなってから32年目となる時期に「33回忌」を行います。故人を供養するための大切な儀式ですが、どのような服装が適しているかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、33回忌における服装のマナーについてくわしく解説します。男性・女性・子どもの3パターンに分けてピックアップしているため、状況に応じたポイントをおさえることが可能です。後半では33回忌に関するQ&Aもご紹介します。

こんな人におすすめ

33回忌法要の服装のマナーを知りたい方

「平服」とはどのような服装かを知りたい方

弔い上げを行う場合の服装のマナーを知りたい方

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33回忌の服装は喪服?平服?

33回忌の場合は、平服で参列してもマナー違反ではありません。一般的には失礼にあたらないと考えてよいでしょう。ただし明確なルールがないため、人によって考え方が異なります。家族や親戚といった関係性であれば、事前に相談できると安心です。

平服でもよいとする意見がある一方で、「年数を問わず喪服を着るのがマナー」と考える方もいます。どちらが適切かわからない場合は、マナー違反ととらえられるリスクを避けるためにも喪服を選んだほうがよいでしょう。

33回忌の服装【女性の場合】

多くの場合は平服でもよいといわれる33回忌ですが、普段着ているような格好はマナー違反です。法事の場であることを認識したうえで、33回忌にふさわしい服装を選びましょう。ここからは、女性が参列する際に参考にしたい服装のポイントを4つご紹介します。

ワンピースやジャケットでOK

女性の場合はスーツを着る方もいるかもしれませんが、ワンピースやジャケットといった組み合わせでも問題ありません。白色のワイシャツに、黒色や紺色のスカートを合わせて参列してもよいでしょう。

注意したいポイントは、柄や光沢のある派手なデザインです。明るい印象を与えるような見た目に注意し、なるべく無地で暗い色を選びます。肌の露出を控えるのがマナーであるため、スカートの丈は膝から下になっているかをチェックしておきましょう。

靴・ストッキングは黒が基本

靴は黒色を選びます。黒色が用意できない場合は、できるだけ黒に近い色合いを意識しましょう。靴の形状も外観の印象に影響するため、適度にカジュアルなものを選ぶのがポイントです。高すぎるヒールや細い形状は避け、パンプスタイプで参列しましょう。

ストッキングは、黒色または肌色を着用します。ビジネスシーンで見られるタイプでも問題ありません。肌がまったく透けないものは好ましくないとされているため、30デニール程度の薄さを重視して選ぶとよいでしょう。

アクセサリー・時計は要注意

普段のオシャレを楽しむような派手なアクセサリーはマナー違反です。パールを用いた一重のネックレスを身につけて参列しましょう。二重以上は法事に不適切であるため、一重のものがない場合は身につけなくても問題ありません。

時計は、33回忌の最中にはバッグにしまっておくのが一般的です。「どうしてもつけておきたい」という方は、暗い色で光沢のないベルトを使った時計を選びましょう。指輪は結婚指輪のみを身につけ、パール以外のイヤリングやピアスなどはなるべく外して参列します。

バッグはシンプルなものを

手荷物がポケットに収まらない場合は、ハンドバッグを持参しましょう。大きすぎるものは好ましくないため、財布やハンカチ、リップクリームといった必要最低限の持ち物が入る大きさを意識することが大切です。

バッグのデザインは、メインが黒色のものを選びます。柄や光沢がなく、留め具が金属以外のハンドバッグが適切です。法事向けの商品も販売されているため、ひとつ常備しておくと33回忌以外の場でも活用しやすいでしょう。

33回忌の服装【男性の場合】

男性の場合はスーツで参列するケースも多く見られますが、派手なデザインでなければジャケット・ワイシャツとズボンの組み合わせでも問題ありません。靴下と靴までしっかり気を配り、失礼にあたらない服装に整えましょう。男性が平服を選ぶ際におさえておきたいポイントを、3つご紹介します。

ネクタイは黒無地が基本

ワイシャツとジャケットを組み合わせる場合でも、ネクタイは必要です。黒色で無地のものがマナーであるため、普段ネクタイを使用しない方もひとつ備えておきましょう。

適切なネクタイが用意できない場合は、黒色無地に近いものを選びます。明るい色は避け、紺色や暗い灰色のような色合いであれば失礼にあたりません。無地の服装に柄の多いデザインは目立つため、注意が必要です。ひと目で認識できるようなワンポイントや、チェック柄のネクタイは避けましょう。

シャツの色は白無地

シャツは白色で無地のものを着用します。ジャケットとズボンは黒色ですが、シャツは白一色がマナーです。33回忌のためにこだわる必要はなく、一般的な店舗で販売されている商品でも問題ありません。ワンポイントや柄のプリントがないかチェックし、全体が無地になっているものを選びましょう。

シャツ自体に光沢のあるサテン生地や、コーデュロイを用いたワイシャツは好ましくありません。光沢がなく、シーンを問わず使える「ブロード生地」を着用しましょう。

靴・靴下も黒でそろえる

靴と靴下もネクタイと同様、派手なデザインがない黒色のものにそろえます。参列中に靴下が露出することは少ないものの、靴を脱ぐ可能性もあるためマナーは細部まで意識しましょう。黒色が用意できない場合は、黒色に近い紺色などの色合いを選びます。

また、靴紐がついていない靴は好ましくありません。エナメル加工されたものは、光沢が目立つため避けましょう。小さなワンポイント程度であれば問題ありませんが、なるべく柄のない無地の靴や靴下を選びます。

33回忌の服装【子どもの場合】

子どもを連れて33回忌に参列する場合は、学校の制服を着用します。大人のように細部まで気を配る必要はなく、柄のある制服でもマナー違反にはあたりません。靴と靴下のデザインは注意し、柄が少なく派手すぎない色合いを選びましょう。

普段制服を着用していない場合は、黒色や紺色、濃い灰色といった色を意識してコーディネートします。なるべく落ち着いた服装で参列できれば問題ないため、33回忌のために特別なセットをそろえる必要はありません。

33回忌の服装についての注意点

33回忌を控えている方や今後機会がある方は、服装に関する注意点もおさえておきましょう。とくに弔い上げ(とむらいあげ)を行う場合は喪服をマナーとするケースも多いため、法事の内容を知ることも重要です。夏場に参列する方は、肌の露出にも注意しなければなりません。33回忌の服装で理解しておきたいポイントを2つご紹介します。

弔い上げを行う場合は喪服がベター

弔い上げとは、「年忌を最後にする」という意味で行われる儀式です。弔い上げに対する考え方は宗派により異なりますが、33回忌または50回忌の際に行われるケースが一般的とされています。

33回忌で弔い上げを行う予定の方は、平服ではなく喪服を選んだほうがよいでしょう。平服がマナー違反というわけではありませんが、通常の法事よりも盛大に行われることがあるためです。

遺族から「平服でよい」と知らせを受けた場合は、平服でも問題ありません。喪服ではかえって気を使わせる要因にもなるため、遺族の意向に合わせて服装を選びましょう。

夏でも肌の露出はNG

喪服や平服に関するマナーは、季節を問わず同様です。冬はコートを羽織って寒さに対処できますが、夏は暑くてつらいと感じる方もいるでしょう。しかし、肌の露出は好ましくないため、夏の33回忌でもマナーに則った服装を選ぶ必要があります。

暑さで体調を崩さないためには、夏用のスーツや薄手のシャツを着用するのがおすすめです。喪服は夏用のセットも販売されているため、時期に適した服装で参列しましょう。

33回忌に持っていくべきものは?

33回忌に参列する際に持っていくものは、袱紗(ふくさ)と数珠の2つです。それぞれに適切な色やタイプがあるため、法事のマナー違反とならないようポイントをおさえておきましょう。これら2つを忘れた場合は、失礼な印象を与えるかもしれません。大人が知っておきたいマナーとしても理解しておくと安心です。

ご香典を入れた袱紗

遺族に渡す香典を包むために袱紗を用意します。服装と同様に、黒色や紺色といった暗い色合いの袱紗で包むのがマナーです。台つきの袱紗やケースタイプなど、袱紗自体の形状は問いません。

色合いが明るい袱紗は、結婚式のようなお祝いごとに使用します。33回忌を含む法事の場では不適切なデザインであるため、適切なものがない場合は事前に購入しておきましょう。

数珠

「略式数珠」を購入するとよいでしょう。ほかに「正式数珠」がありますが、宗派によって細かく分けられているため注意が必要です。

遺族側と宗派が異なる場合も、自身の宗派に合わせた数珠を使用してかまいません。相手の宗教ではなく、参列者それぞれの宗派を反映する点を理解しておきましょう。

33回忌法要とは

33回忌は、人が亡くなった日から32年目のタイミングで行われる儀式です。遺族のみで行われるケースもありますが、関係の深い友人や故人をよく知る方を呼ぶこともあるでしょう。弔い上げを同時に行うことも多く、その場合は一般的な33回忌よりも盛大に行われます。

33回忌のように、亡くなってから特定の時期に行う法事で目的としているのは、「追善供養」です。遺族をはじめとする参列者のよい行いが故人の善行につながり、故人の善行は再度自身の行いに影響すると考えられています。

年数の数え方を混同する方も見られますが、亡くなってからの経過年数ではなく、満年数から1を引いた数であることを理解しておくと安心です。30年以上経っても神聖な儀式である点には変わりないため、マナーを忘れず故人を想いながら参列しましょう。

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まとめ

33回忌は、故人を追善供養する重要な儀式です。亡くなってから30年以上経過しているため「喪主の世代が代わった」というケースも見られますが、祖先を想って適切な服装で参列しましょう。弔い上げを行う場合は、平服ではなく喪服を選ぶよう心がけておくと安心です。

小さなお葬式では、葬儀から各種法要までさまざまなプランをご提供しています。33回忌の服装や香典など、心配なことがある方はぜひ一度ご相談ください。サイト内ではお葬式に関するコラムを掲載しているため、幅広い情報を得られるでしょう。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

よくある質問

よくある質問
  • 33回忌のお供え物はなにが適している?

  • 33回忌のお供え物の金額相場は?

  • 身内で33回忌法要を行う場合お寺側にはいくら包む?

  • 33回忌で必ず弔い上げをしなければいけないの?

  • 33回忌を行わないのはあり?

  • 同じ日に祖母の33回忌と義両親の1回忌がある場合はどちらに参列するべき?

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