香典の書き方で知りたいペンのマナー!全てが薄墨の毛筆じゃない!
葬儀マナー[参列者]

作成日:2019年11月20日  更新日:2021年07月02日

香典の書き方で知りたいペンのマナー!全てが薄墨の毛筆じゃない!

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葬儀やお通夜に参列するときには香典を用意しますが、香典袋に必要事項を書くときに使う筆記用具には気を配っていますか。記入する際には書き入れる場所によってふさわしい筆記具があることを知らない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、香典袋に記入する際に使う筆記具と書き方についてご紹介します。ペンを使って書いてもよい場所のほか、香典を準備するときの基本的な情報についても解説しますので、香典のマナーを知りたい方はぜひご一読ください。

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【もくじ】
香典の書き方で知りたいペンの色と種類
香典の表書きの書き方は宗派で変わる
香典の金額や住所の書き方
香典に入れるお金の常識
まとめ

香典の書き方で知りたいペンの色と種類

香典袋は記入事項を毛筆で書くのが一般的ですが、ペンを用いる場面もあることはご存知でしょうか。急いで香典を用意しなければならないときは筆と墨を用意するのが大変こともあります。毛筆が苦手な人はペンで済ませることができれば助かることもあるでしょう。ここではペンを使うときのマナーを紹介します。

お通夜など葬儀での香典袋は薄墨の筆ペンで書く

お通夜や告別式に持っていく香典袋の表書きや名前は薄墨の毛筆か筆ペンで書くのがマナーです。地域によっては薄墨を用いないこともあるので、不安なときは地域在住のマナーに詳しい人に確認してもよいでしょう。

葬儀の場で薄墨を使う理由は諸説あります。「突然の訃報に涙が硯に落ちて墨が薄まってしまった」「訃報を聞いて墨を磨る時間も惜しんで急いで駆けつけた」と、弔意を示す意味があるという説が有力です。

四十九日や一周忌は濃墨の筆ペンで良い

薄墨の毛筆で書くのは急な訃報を悲しんでいることや、訃報を聞いてすぐに駆けつけたことを示すためです。そのため、薄墨を使うのは故人が亡くなってからすぐに行われるお通夜・告別式と、近年では葬儀と一緒に執り行われることが多い初七日までとなります。

四十九日や一周忌はあらかじめ行われるタイミングを予測できるので、用意する香典は薄墨ではなく濃墨の毛筆で書きます。ここは間違いやすいポイントなので注意しましょう。

中袋はボールペンやサインペンで良い

香典の外袋は毛筆で書きますが、中袋はその限りではありません。中袋に必要事項を書くときはボールペンや万年筆、サインペンなどを使うとよいでしょう。外袋は多くの人が目にする場所なので対外的なマナーが重視されますが、中袋は遺族に正確な情報を伝えるために書くものだからです。

中袋のサイズは外袋よりも小さく、外袋よりも多くの字を書く必要があります。狭い場所に毛筆で細かい字を書くと潰れたりにじんだりして読みにくくなってしまうかもしれません。中袋は書かれていることがはっきり分かるようにするのが大事なため、ペンで読みやすいように書くことを心がけましょう。

香典の表書きの書き方は宗派で変わる

香典の表書きは宗教・宗派によって書き方が変わるので悩む人も多いのではないでしょうか。宗教・宗派は喪家ごとに違うので毎回気を遣う部分でもあります。こちらでは事前にわからなかった場合にも広く使える表書きを紹介します。また、仏式以外の葬儀で用意する香典の表書きも確認しましょう。

宗派がわからない場合は「御霊前」で良い

先方の宗派がわからないときは、表書きは「御霊前」と書くのが無難です。表書きにはいくつか種類がありますが、宗派によっては適さないものもあります。「御霊前」は多くの宗派で使われていて広く通用する表書きです。

宗派はなるべく事前に確認するのが望ましいですが、葬儀前は遺族も忙しくしていますので確認が迷惑になることもあります。そのため、確認するのは避けて広く使える「御霊前」とするのがマナーに反さず遺族の負担にもならないベターな選択といえるでしょう。

宗派がわかる場合の表書きの書き方

先方の宗派がわかっている場合は、先方の宗派に合わせた表書きを書くのがベストです。基本的に仏式の葬儀では「御霊前」、「御香典」、「御香料」のいずれかを使えば問題ありません。しかし、先方が浄土真宗の檀家だった場合は注意が必要です。浄土真宗では香典の表書きは「御仏前」と書くのがマナーとなっています。

仏教以外の形式にも目を向けると、神式では表書きを「御玉串料」「御榊料」と書きます。仏式でいうところの香典袋は白の無地のものを使うことも覚えておきましょう。キリスト教では本来は香典文化自体がありませんが、日本では「御花料」の名目でお金を贈る風習があります。

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四十九日までと一周忌で書き方が変わる

香典の表書きは四十九日までは「御霊前」と書きますが、四十九日以降にある一周忌などでは「御仏前」を使います。

仏教の多くの宗派では、故人の霊魂は亡くなってから49日目に成仏、つまり仏になるとされています。香典は故人の霊魂にお供えするものなので四十九日までは「御霊前」と書き、それ以降は仏になった故人にお供えするので「御仏前」とするのが正しい書き方です。

浄土真宗では故人は亡くなるとすぐに成仏して仏になるという考えに基づく「即身成仏」の教えがあるため、葬儀でも一周忌でも「御仏前」を使います。

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香典の金額や住所の書き方

香典に住所や金額を書く際にはいくつか独特なルールがあります。普段はあまり使わない字を用いたり、縦書きか横書きかで書き方が変わったり、香典袋の種類によって書く場所が変わったりと慣れていないと大変に感じることもあるかもしれません。こちらでしっかりと書き方のルールを把握しましょう。

中袋があるかないかで書く場所は違う

香典袋は中袋があるタイプとないタイプがあり、どちらのタイプの香典袋を用いるかで金額と住所を書く場所が変わるので注意が必要です。中袋がある場合は、中袋の表面に金額を書き、裏面に住所と名前を記入します。中袋がない香典袋は、裏面に金額と住所の両方を記載しましょう。

香典袋は中袋のあるなしの決まりがないので、基本的にはどちらを使用してもかまいません。ただし、一部の地域では中袋なしの香典袋を使う慣習がある場合もあるため、よくわからないときは周りの人に聞いて確認しましょう。

金額を書く場合は漢数字がマナー

香典袋に包んだ金額を書くときは一般的な漢数字ではなく、大字と呼ばれる字体を用いるのがマナーです。一や二といった構造が単純な漢数字は簡単に改ざんができてしまうため、画数が多く複雑な造りをしている大字を用います。

金額を書くときは「金〇〇圓」と縦書きで記載します。3万円の香典を包んだ場合は「金 参萬圓」とするのが正式な書き方です。香典袋には金額を記入する欄がプリントされているものもありますが、この欄が横書き用だった場合は横書き、算用数字で書いても問題ありません。

住所は縦書きで裏面に書く

住所は香典袋裏面の左下に縦書きで記載するのが通例です。中袋がある香典袋を使う場合は中袋裏側の中央左寄りに書きます。郵便番号や電話番号は書かなくてもよい事項ですが、マンションやアパート名がある場合は部屋番号までしっかり書きましょう。また、住所を書くときは大字ではなく常用の漢数字を用います。

住所は縦書きが基本ですが、記入欄が横で指定されているなどで縦書きする場合は金額も横書きにして記載方法をそろえましょう。横書きでは、数字を漢字ではなく算用数字で書きます。

香典に入れるお金の常識

香典を準備するときに気になるのは、多くの場合いくら包めばよいのかということではないでしょうか。香典は故人との関係性や法要によって相場金額が変わるので適正額の確認が必要です。ここでは香典の相場金額に加えて包む際のマナーも解説します。

香典の相場はいくら?

香典に包む金額の相場は、香典を出す人の年齢や故人との関係の深さによって変わります。祖父母の葬儀の場合は1万円~5万円、兄弟姉妹の場合は3万円~5万円、親族は付きあい方によって幅が広く、3,000円~5万円が相場となっています。血のつながりがない相手は5,000円前後が多いようです。

お金を包む際の注意点としては、4と9がつく金額は避けることが挙げられます。4は死を、9は苦しみを想起させる数字とされており、香典の額にはふさわしくありません。

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お金の入れ方のマナー

香典を包むときは、新札は使わないようにしましょう。きれいなお札を入れると「故人が亡くなるのを予期して準備していた」と思われる可能性があります。しかし、新札であっても折り目を入れれば香典に使用できますので、新札しか手元になくても慌てずに対処しましょう。

中袋がない香典袋を使うときは香典袋に直接お札を入れます。のりなどで封はしないのが基本ですが、お札が落ちるのが心配な場合は軽くテープやシールで止めておきましょう。

ほかにも、1万円を入れるなら1,000円札を10枚ではなく1万円札を使うなど、少ない枚数で包みます。お札の枚数が複数枚になるときは向きを揃えましょう。気を配ってスマートな形で渡せるように配慮することが大切です。

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まとめ

香典袋には表書き、名前、住所、金額を書き入れます。それぞれ記入する場所や書き方があるため注意が必要です。中袋に住所や金額を記入するときはボールペンやサインペンを使って読みやすくなるように記入しましょう。一方で、香典袋の表面に書く表書きや名前は毛筆や筆ペンを用いて、葬儀では薄墨で四十九日以降は濃墨で記入します。

マナーは大切ですが、気をつけたいのは包んだ金額と書いた金額が一致していることと書いた内容がしっかり伝わることです。そのためには、場所によって使う筆記具を変えるなどして文字を見やすくして遺族に配慮しましょう。

香典を用意に不安があるときは、「小さなお葬式」にご相談ください。「小さなお葬式」ではほかにも役立つコラムを多数掲載しているほか、お電話での相談も承っています。香典や法要のことでお困りの際はぜひ「小さなお葬式」をご利用ください。


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最後に

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