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作成日:2019年12月02日  更新日:2019年12月02日

香典の金額相場はいくら?表書きの書き方も併せて解説

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香典の金額相場はいくら?表書きの書き方も併せて解説

この記事は小さなお葬式が書いています

香典とは、死者の霊前にお供えする金品を指します。もともとは喪家に食べ物を贈る習慣でしたが、現在は現金を贈る習慣となっています。法要に出るときには香典を出すのがマナーですが、いくら包めばよいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、香典の金額相場についてご紹介します。香典袋の書き方やお金を入れるときのマナーについても解説しますので、香典の準備にお役立てください。

小さなお葬式

【もくじ】
香典の金額の相場はいくら?目安は?
香典の金額の書き方は横書き?縦書き?漢数字で書く?
香典の金額は奇数にする?偶数がNGな理由とは?
香典の金額の入れ方とは?正しい向きは?
夫婦で参列して香典を渡す場合に知っておくべきこととは?
宗教や宗派ごとに香典の書き方が異なる?
宗派がわからない場合に表書きはどう書く?
まとめ

香典の金額の相場はいくら?目安は?

香典の額は、相手によって相場が変わります。また、出す人の年齢や参加する法要によっても上下するので香典には決まった額はありません。ケースに合わせて適切な額を包むことが大事です。こちらでは、故人との関係性と出す人の年齢別に葬儀での相場をご紹介します。

会社の上司や部下

勤め先の上司や部下といった同僚への香典は、20代は3,000円~5,000円、30代は5,000円~10,000円、40代以上は1万円以上が相場です。

勤め先への香典は出す人の立場や付き合いの深さでも額が変わってきます。アルバイトやパートの立場なら香典を出さないこともあります。しかし、1人だけ出さないと不義理と思われる可能性もあるので、周りの人たちと話し合って歩調を合わせることが大事です。

取引先

仕事の取引先へ出すときの額は、取引先との関係によって大きく異なります。直接お世話になった親しい方が故人の場合は個人で出すこともありますが、社内の部署や有志で出し合って連名で出すケースも多く見られます。

個人で出す場合は、1万円程度が相場です。連名のケースでは5,000円~30,000円、関わり方や出し合う人数に応じて決めます。先方が社長や会長といった立場が高い方の場合は3万円~10万円ほどが多く、関係によってはさらに高額になることもあります。

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祖父母

自分の祖父母へ包む額は20代で1万円、30代で1万円~3万円、40代~では3万円~5万円程度が一般的です。

祖父母と同居しているか、内孫か、といった要素でも額が上下することがあります。普段から付き合いがないケースでは3,000円~5,000円程度の場合もあるようです。

叔父叔母

叔父・叔母のケースでは、20代で1万円、30代で1万円~2万円、40代から上の世代は1万円~3万円ほど包む傾向にあります。

昔からお世話になっていた親しい間柄の相手のときは、相場より大目に出すこともあるでしょう。

父母に包む額は20代で3万円~10万円、30代で5万円~10万円、40代以上は10万円以上が相場です。

義理の父母へ出す場合も自分の父母のときと相場は変わりません。配偶者の両親が亡くなったときも自分の親と同じ額を出すのがマナーです。差がつくことがないよう、肉親かどうかに関わらず親に出した香典の額はしっかりと把握しておきましょう。

自分の孫が亡くなったときは、自分は相応の高齢になります。年齢に見合った2親等の肉親が亡くなったときに出す恥ずかしくない額としては10万~になるでしょう。

親交が深かった場合はより多くの額を出すこともあり、自分の実子への支援を兼ねて30万円ほど包むこともあります。自分の経済状況と照らし合わせて決めましょう。

親戚<

相手が遠い親戚のときは20代で3,000円~1万円、30代で3,000円~2万円、それ以上の年齢では3,000円~3万円ほど包みます。

ひとくちに親戚といっても関係性はさまざまですので相場額も広くなります。最終的には親交の程度や関係の近さから決めるのがよいでしょう。

いとこ

いとこへ出す際は20代で5,000円~1万円、30代で5,000円~2万円、40代以上では5,000円~3万円ほどが相場になります。

昔から付き合いがあったいとこと面識のないいとこでは関係は大きく変わりますので、これまでの関りの深さを鑑みて包みましょう。

兄弟

自分の兄弟姉妹のケースでは3万円~5万円が相場です。20代で3万円~5万円、30代以上は5万円ほど包むのが一般的になります。

同居している親しい相手のケースでは10万円ほど出す場合もあります。配偶者の兄弟のケースでも自分の兄弟と同額を出すのが慣習です。

近所

近所の人の葬儀では20代は3,000円~5,000円、30代以上は3,000円~1万円ほど出すのが通例です。

ほとんど顔を合わせない人は3,000円、たまに会う近所の人は5,000円、親しい間柄だった場合は5,000円~1万円ほどと考えてもいいでしょう。地域によって独自の相場が形成されていることもあるので、その場合はそちらを優先するとよいかもしれません。

友人

友人へ出す際は5,000円~1万円ほどが多くなっています。20代で5,000円、30代以上では5,000円~1万円ほど包みます。

友人への香典は連名で出すこともあります。このケースでは、友人同士で数千円ずつ包んできりがよい金額に整えて出します。1人あたりの額は1,000円~30,00円ほどになります。

友達の親

友人の親が亡くなったときは3,000円以上を包みます。20代で3,000~5,000円、30代以上は1万円ほど包むこともあるようです。

友人との親交の深さや故人と顔見知りだったかで包む金額を決めます。友人複数人で連名にして出すケースも多いので、ほかの参加者と相談して決めるとよいでしょう。

香典の金額の書き方は横書き?縦書き?漢数字で書く?

香典の額を決めたら次に香典袋を用意しましょう。香典袋に金額を書くときはマナーに沿った書き方を守る必要があります。葬儀はマナーを問われる場でもあるので、失礼がないようにしっかりと書き方を把握して臨みましょう。こちらでは縦書きと横書きそれぞれの書き方を解説します。

縦書きの場合について

金額は香典袋の裏面右側に記入します。中袋がある香典袋を用いる場合は、中袋の表中央に書きましょう。縦書きで書くときは大字を用いることにご注意ください。大字とは、漢数字の旧字体です。一は「壱」、二は「弐」、三は「参」五を「伍」と書きます。ほかには、千を表す「阡」や、万を意味する「萬」もよく用いられます。

大字を用いるのは「一」や「二」といった単純な造りをした漢数字は誤認しやすく、文字の改竄も容易にできてしまうためです。「一」や「二」に一画加えて数を増やすといったごまかしを防ぐことが目的で使われます。「壱」「弐」など複雑な造りの字は書き換えにくいため、会計や戸籍などの公文書でも用いられています。

「金 ~圓也」を基本的な書き方として、包んだ額を大字に当てはめて書きます。3,000円を包んだときは「金 参阡圓也」、5万円を包んだときは「金 伍萬圓也」と書きましょう。

横書きの場合について

金額や住所は縦書きで書くのが主流ですが、横書きでも問題はありません。香典袋の中には金額を記入するための枠が用意されている場合もあり、横書き用の枠も見られます。枠がない場合は縦書きと同様に、中袋がある場合は中袋の表に書き、ない場合は外袋の裏面右に書きます。

縦書きとの大きな違いは、横書きでは大字を用いないことです。常用の算用数字で書いて問題ありませんので、「金 3,000円也」や「金 5万円也」と記入します。注意点としては、金額を横書きで書くときは、住所もあわせて横書きで揃えて書くことを意識しましょう。

香典の金額は奇数にする?偶数がNGな理由とは?

香典の金額は奇数が好ましいとされています。偶数は割り切れる数字であることから、転じて「故人との縁が切れる」とされているため避けましょう。

奇数は割り切れない数字であることから「これからも故人とのご縁が続きますように」という意味合いが含まれており、香典は奇数の額を包むのが慣例です。

お札の数が奇数であればよいとされる説もありますが、こちらはあまり推奨されません。
例えば2万円を出すのに1万円札1枚と5,000円札2枚を入れることになりますが、香典に入れるお札はなるべく種類を合わせて枚数を1・3・5・10枚にするのがマナーです。受け取った側が管理するのが大変になる入れ方は控えましょう。

また、4は「死」、9は「苦」を想起される不吉な数字とされています。これらも含まないように気をつけましょう。

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香典の金額の入れ方とは?正しい向きは?

お札を袋に入れる際には向きにも気を配りましょう。お札の向きは、袋を表から見たときに肖像画が描かれている面が裏面で、かつ肖像画が下にくるように入れます。

香典袋は裏面から開けるものなので、開けたときに額が大きく書かれた部分が見やすいように入れるのがポイントです。お札を複数枚入れる場合はお札の向きを揃えることも忘れないようにしましょう。

夫婦で参列して香典を渡す場合に知っておくべきこととは?

夫婦で法要に出るときは香典を連名で出すケースもあります。連名で出すときは、個人で出すケースとは袋の書き方や金額の包み方が異なるので注意が必要です。こちらでは、連名で出す際の香典のマナーについてご紹介します。

表書きの書き方について

夫婦で葬儀に参加する場合でも、香典には夫の名前のみを書くのが基本です。しかし、夫婦の連名で出すときもあり、このケースでは香典の名前の書き方が異なります。

夫婦ともに故人と深い付き合いがあったケースでは、妻の名前を入れて連名で出すこともあります。この際は、夫のファーストネームの左に妻のファーストネームを書きつらねます。妻のフルネームは不要ですのでご注意ください。

香典の金額について

夫婦2人で出す香典でも、包む金額は1人で問題ありません。これは、香典は家と家のやり取りという考えに基づいているためで、家の代表である夫の名前で出していれば妻の香典は不要です。

法要後の会食に参加するケースでは、会食費にあたる上乗せ分は2人分必要になります。「香典+会食費2人分」を包むように心がけましょう。

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宗教や宗派ごとに香典の書き方が異なる?

香典袋の書き方は先方の宗教・宗派に合わせて変える必要があります。同じ宗教でも考え方が異なる宗派では適切な表書きも異なりますので注意が必要です。日本で代表的な宗教である仏教・キリスト教・神道の書き方をご紹介します。

仏教の場合について

仏教では「御霊前」という表書きが多くの宗派で用いられています。ほかに、「御香料」「御香典」「御悔」も広く用いられます。ただし浄土真宗の教えでは霊の概念がないため、「御霊前」は用いません。故人は死後すぐに仏さまになるとされていることから「御仏前(御佛前)」と書きます。

また、浄土真宗以外の宗派でも「御霊前」と書くのは四十九日法要の前日までです。四十九日法要を経ると故人の霊は仏さまになるとされているため、「御仏前」を用いるようになります。

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キリスト教の場合について

キリスト教ではカトリックとプロテスタントで適切な表書きが異なります。カトリックであれば「お花料」「御花料」「御ミサ料」が用いられています。プロテスタントでは主に「お花料」「御花料」「献花料」「忌慰料」が表書きになります。

プロテスタントでは御霊の概念を認めておらず、「御霊前」は不適切となるためご注意ください。相手の宗派がわからないときは共通の表書きである「お花料」「御花料」と書くのが無難です。

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神道の場合について

神道では「御玉串料」「玉串料」「御榊料」が一般的です。また「神饌料」「御饌料」「御神前」と書くこともあります。

神道では死後50日間は霊のまま現世に留まるという考えがあるため、仏教で用いられる「御霊前」も通じます。50日目以降は、霊は神様に加わり家の守り神となるため、「霊」の字が入った表書きは不適切となります。

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宗派がわからない場合に表書きはどう書く?

葬儀で用いられる表書きは、頻度としては「御霊前」が高くなっています。しかし、浄土真宗やキリスト教のプロテスタントではふさわしくありません。「御仏前」も葬儀の段階では浄土真宗でしか用いないので、相手の宗派がわからない状況では控えたほうがよいでしょう。

宗教・宗派を問わずに使える表書きとしては、「御香料」「御香資」があります。どの宗派の教義にも反しませんので、迷ったときはこれらを書くのがおすすめです。

まとめ

香典の額は故人との関係のほか、個人的な関わりでも上下するので一定ではありません。慣れないうちはいくら包めばよいのか迷う場面もあるかもしれませんが、そのときは周りに相談するのも重要です。

小さなお葬式でも香典に関する各種ご質問を承っています。身近に相談できる人がいないときや、人には聞きにくい疑問があるときはぜひ
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