自分の親が亡くなると、思い出にひたる間もなく葬儀やお通夜の準備に迫られます。できるだけ遭遇したくないものですが、「親が亡くなったとき、会社にどのように対応するべきか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、会社への適切な連絡方法や忌引き休暇についてご紹介します。この記事を読むことで、家族葬を行う際の方法を知ることが可能です。よくある質問もピックアップしているため、万が一の事態に備えて理解を深めておきましょう。
<この記事の要点>
・会社へは電話で連絡し、忌引き休暇を取得した後、葬儀の日程を共有する
・親が亡くなった場合の忌引きの目安は7日
・家族葬の場合、葬儀の形式や香典・弔電の受け取りについて伝える
こんな人におすすめ
親が亡くなったときの会社への連絡方法を知りたい方
親が亡くなったら忌引き休暇が何日取れるかを知りたい方
家族葬の場合の会社への対応を知りたい方
親の死は非常に悲しいものですが、周囲との共有はなるべく早くに済ませることが大切です。会社に勤めている方は、休みの承諾を得るためにも順序を優先したほうがよいでしょう。
具体的な予定が決まっていなくとも、休む可能性があるのであれば事情を説明しておくと安心です。会社への連絡方法や流れを解説します。
会社に連絡する際は、可能であれば電話を利用しましょう。口頭で伝えたほうが事情も伝わりやすく、相手側からの質問に対してすぐに答えやすいためです。
電話以外での方法を認めている会社であれば、メールで事情を説明しても問題ありません。しかし、文面によっては認識の違いを生む可能性もあります。
時間が許すタイミングで再度電話ができると安心です。有給休暇であればメールでもよいかもしれませんが、特別な休暇となるためなるべく口頭で伝えられる手段を選びましょう。
葬儀をいつ行うのか、場所はどこなのかといった予定が決まった段階で、もう一度会社に電話をします。葬儀の用意に必要な休みを申請するだけでなく、参列する方と情報を共有するためです。
一般葬・家族葬など、葬儀の形式も伝えておくと参列者も集いやすくなるでしょう。連絡した日から会社に行かないケースも多いため、詳しい予定まで共有することが大切です。時間にゆとりがある場合は、葬儀の日時や場所などを記載した案内状を送付しましょう。
葬儀やお通夜の準備には多くの時間と体力を要し、心を休める時間も必要です。多くの手続きに追われて疲労も溜まりますが、しっかり休息できるよう忌引きの休みを申請しましょう。ここからは、親が亡くなった際に適用される休暇や開始日などのルールについて解説します。
血縁関係にある実の親の場合、忌引き休暇として7日間の休みを取るケースが一般的です。公務員でも7日とする場合がほとんどですが、会社によっては特別な休暇を認めないこともあります。
配偶者の親が亡くなった場合は、「実の親でない」という考えから日数が減る可能性を考慮したほうがよいでしょう。義理の親は3日~5日の休みを与える会社が多いといわれています。いずれも会社や組織によってルールが異なるため、申請前にチェックしておくと安心です。
一般的には、亡くなった当日または翌日から忌引きとして扱われます。当日から休みたい場合は有給休暇とみなされるケースもあるため、いつからいつまでが該当するのか会社側に確認しておきましょう。
子どもがいる方は、自分の休みと合わせて学校を休ませることができます。ただし、忌引きに関する取り扱いは教育委員会や各学校により異なる点を理解しなければなりません。一部の日数が欠席扱いになる可能性もあります。
会社に休みを申請する際には、土日祝日が休みに含まれる点に注意しましょう。たとえば、忌引きが3日しか認められずに土曜日から休んだ場合、次に出勤するのは火曜日です。翌週末まで休みたい場合は、別の方法で申請する必要があります。
中小企業では短い日数しか取れない可能性もありますが、事情を説明することで臨機応変に対応してくれるケースもあるでしょう。休日や有給休暇も考慮しながら、じゅうぶんに休める期間を設けることが大切です。
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小さなお葬式で葬儀場をさがす
故人の生前の希望や遺族の意向により、家族のみで見送る方法を選択する方もいるでしょう。会社に親の死を伝える際には、家族葬を行うこともしっかり認識してもらうことが大切です。「家族葬に参列してもらいたい」という場合は、香典や弔電についても共有しなければなりません。家族葬の場合の会社への対応について解説します。
会社に連絡するときに「家族葬で決定した」とはっきり伝えましょう。あいまいなまま日程や場所を報告すると、一般葬と認識して参列してしまう可能性があります。遺族・会社だけでなく葬儀会社に迷惑をかけることになるため、家族葬の形式だけでなく「参列しなくてよい」と伝えるのもひとつの方法です。
連絡する時点で形式が決まっていない場合は、「家族葬になるかもしれない」とだけ伝えてもよいでしょう。その後、最終的に予定が決まった段階でなるべく早めの報告を意識することも重要です。
会社の仲間や上司に参列してもらうのであれば、香典・お花などを受け取るかどうかも決めておきましょう。
何も伝えなかった場合、香典を用意する方が多いといえます。一般的なマナーとして、参列時に持参するルールが浸透しているためです。
香典を辞退する予定であれば、参列する方全員に認識してもらう必要があります。電話の相手だけでは伝わりきらない可能性もあるため、全体で共有できるようしっかりと伝えましょう。案内状で1人ずつ報告できると、より安心です。
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家族葬の場合弔電は受け取る?送るべき?喪主側・送る側別に解説
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葬儀やお通夜で休暇が必要になった場合は、勤め先に事情を説明しなければなりません。ほかにも複数の手続きや準備に迫られますが、まずは「数日間の休みがほしい」という希望だけでも伝えましょう。
忌引きの休みは会社によってもらえる日数が異なりますが、有給休暇は国で決まっています。万が一休みが取れないとわかった場合は有給休暇で対応しましょう。「親が亡くなったときのために備えたい」「忌引きについて不安がある」という方は、小さなお葬式までご相談ください。
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親が亡くなったとき、会社にどのように対応するべき?
「親が逝去しました」は間違いって本当?
親が亡くなった際、忌引きの開始日などのルールは?
忌引きの間は有給になる?
会社が忌引きをくれないときは?
危篤の休みは忌引きに含まれる?
公務員でも忌引きを取れる?
忌引きのあとはお礼をすべき?
初盆(はつぼん)とは、亡くなった方の忌明け後、最初に迎えるお盆のことです。ホゥ。