四十九日法要の案内状を書く際に知っておきたい必要最低限のポイント

四十九日法要の案内状を書く際に知っておきたい必要最低限のポイント

四十九日法要は忌明けの節目となる重要なものです。親しい間柄の方を招き、盛大に追善を行います。この際、施主は参列してほしい方に案内状をお送りしますが、書き方がわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、四十九日法要の案内状を書く際のポイントについてご紹介します。案内状の構成や送る際の作法についても解説しますので、四十九日法要の施主を務める方はぜひ最後までお読みください。

こんな人におすすめ

四十九日法要の案内状を書きたい人

案内状を書く際のポイントを押さえたい人

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四十九日法要の案内状を書く際のポイント

四十九日法要の案内状には、ある程度の決まった構成があります。法要ごとでは慣習に則って行動するのが大事ですので、案内状も作法を守って作成しましょう。こちらでは、基本となる構成や記載しておくべき情報を解説していきます。特に、初めて四十九日法要の案内状を書く方はぜひ参考にしてください。

構成

法要の案内状を書く際には、構成をしっかりと意識しましょう。案内状は、頭語・時候の挨拶・前文・主文・結語の順で書いていくのが基本です。

頭語とは、手紙の冒頭に書く言葉を指します。頭語には対応した結語があり、セットで用いるのがルールになっています。法要の案内状では「謹啓」がよく用いられます。

時候の挨拶は頭語に続く書き出しの文で、季節に応じた言葉を盛り込んで書くあいさつ文です。天候や自然の移り変わりについて触れ、相手の体調を気遣う前文につなげるのが一般的になります。

続いて、要件を伝える主文を書いていきます。故人の四十九日法要を営むことや、参列をお願いする内容を書き連ねていきましょう。最後に、頭語に対応した結語で締めます。「謹啓」に合わせる結語は「敬具」ですので、こちらもあわせて覚えておいてください。

記載する情報

案内状には、記載しておくべき情報が数多くあります。まず、故人の名前はフルネームで明記します。施主との関係がわかるように「亡母 〇〇」といったように誰の法要なのかわかるようにしてください。

法要を行う日時や会場も明記します。疑問点や予定の変更があった際にコンタクトがとれるように、電話番号も書いておくとよいでしょう。法要で会食を行うか、納骨式の有無も書き加えると親切です。

施主の名前もフルネームで書きます。あわせて住所と連絡先も記してください。参列の可否を知らせる連絡をいつまでに伝えてほしいかも忘れずに書いておきましょう。

誤字・脱字

案内状に誤字や脱字があっては大変な失礼にあたります。書き上げた内容をチェックし、きれいな文章で届くように気を配ってください。

また、法事の案内状には独特の作法があります。案内状では「。」「、」といった句読点は用いません。句読点には文章を途切れさせる意味があり、法事の滞りのない進行を阻害すると考えられるため、法事に関連する書状には句読点を用いないのがマナーです。

行頭を合わせることや、「また」「再び」といった忌み言葉にも注意が必要になります。これらを意識して、失礼がないように文章を精査しましょう。

テンプレート

案内状を書くことに慣れていない方は、テンプレートを利用すると比較的楽に作法に則った文章を作成できます。テンプレートはインターネットで「四十九日法要 案内状 テンプレート」といったワードで検索すると簡単に見つけることができます。

テンプレートを利用すれば、あらかじめ用意されている文章に氏名や日時などを記入するだけで相応しい文章を作成できます。法事のマナーに自信がない人や、ゆっくりと作文する時間的な余裕がない場合にも便利でしょう。

案内状のサービス

法要の案内状の作成を代行してくれるサービスを提供している事業者は数多くあります。自分で案内状を書くときも、これらのサービスをチェックするとどのように案内状を書けばよいのか参考になります。

代行作成サービスを扱っている事業者のインターネットサイトでは、文例や必要になるものがサンプルとして開示されています。自分で作成するときのよいお手本になるので積極的に活用しましょう。

また、自分で案内状を書く余裕がないときは、これら代行サービスを利用するのも方法のひとつです。費用が発生しますが、専門家が相応しい案内状を用意してくれるため手間や時間を抑えられるメリットがあります。

四十九日法要の案内状を送る際の確認事項

案内状を送ることは、法要の準備の面でも大きな影響があります。何人に送るか、どのようなタイミングで送るかは特に重要なので、計画的に対処したいポイントです。ほかに、案内状を送る際に発生する費用についても目を向けていきましょう。

出席者数

四十九日法要では会食の席を設けることが多いため、出席者数の把握は重要です。出席者の数がわからなければ、用意する食事や香典返しの数も決まりません。正確な数がわかるように、案内状には参加の可否を知らせてほしい旨をしっかりと記載しましょう。

どの程度の規模の法要にするのかを想定して案内状を出し、返事によって正確な参列者の数を把握するプロセスが重要です。

いつ案内状を送るか

案内状は法要を営む日から1か月前までには送りましょう。遅くなると参列者が都合をつけにくくなるだけではなく、参列できるかの返事も遅れるため、施主の準備にも悪影響を与えてしまいます。

時期によっては、僧侶や会食を提供する店の予定が詰まっていることもあり対応してもらえないケースもあるでしょう。香典返しの必要数も把握してから取り寄せると時間がかかるため、余裕をもって準備を進める必要があります。

案内状にかかる費用

案内状を送るには費用がかかることも頭に入れておきましょう。案内状1通ごとにかかる費用自体は高くはありません。しかし、多くの人に出す場合はしっかり計算しておかなければ思わぬ金額になって後々驚かされることになります。

案内状にかかる費用は、作成方法によって異なります。自分で案内状を用意してプリントする場合は、印刷用紙と封筒・返信用はがき・切手代で1通あたり200円~300円程度です。

業者に発注するケースでは、はがきや切手代に加えて10通につき6,000円~7,000円の印刷料金が発生します。業者が作成する案内状は手間を押さえられるだけでなく、絵柄やデザインが凝ったものもあるので、見栄えにこだわりたい人にもおすすめです。

四十九日法要の案内状の送り方

法要の案内状は、通常の手紙とは異なる送り方をします。返信をお願いする関係上、先方に負担をかけることがないように配慮をする必要があり、はがきを投函して終わりというわけにはいきません。こちらでは、案内状を送るのに必要になるもの一式をご紹介します。

案内状と返信用はがきを用意

案内状を出す際は、あわせて返信用はがきを同封します。案内状の返信用のはがき代を先方に負担させてしまうことは大変失礼にあたるため、出す側であらかじめ用意しておくのがマナーです。

返信用はがきには、宛先に自分の住所や名前を前もって記入しておきます。名前には「様」ではなく、「」とつけ加えるようご注意ください。裏面には「御出席」「御欠席」と書いておき、どちらかに○をつけるだけで返信できるように整えておきましょう。

封筒を用意

案内状は封筒に入れて投函します。返信はがきなどを同梱するため、はがきに案内を書いてそのまま投函することはできません。

案内状は、表と封筒の宛先を書く表側を合わせて封入します。返信用はがきには、切手も忘れずに添えてください。ほかには会場までの地図や、当日用意する場合は送迎バスの乗り場を記した案内図などを同封すると親切です。

四十九日法要の案内状の文例

案内状に書く文章の一例をご紹介します。こちらは、施主の父の四十九日法要を11月に執り行う想定です。また、形式上横書きとなっていますが、実際の文章は縦書きで書くことをご留意ください。

謹啓 秋冷の候 貴家ご一同様には益々御清祥の程お慶び申し上げます
此度 左記に依りまして甚だささやか乍ら 亡父 (故人の氏名)の四十九日法要を相勤めたく存じます
御多忙中誠に恐縮ですがお繰り合わせの上御参堂賜りますよう紙上にて失礼ではございますがご案内申し上げます     敬具

       記
日時 令和〇年〇月○日(○曜日)午前〇時より
場所 ○○にて営ませて頂きます
なお 法要後○○にて粗餐を差し上げたく存じます
     〒○○-○○ ○○県○○市○○一―二―三
     電話番号(○○○)○○○―○○○○
     (施主の氏名)
※お手数ですが○月○日までに同封はがきでの返信にてご都合のお返事をお願い申し上げます

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まとめ

四十九日法要の案内を送る際は、身内が集まりやすい日に設定するのに加え、分かりやすい案内状を作るのが重要です。

慣れない方はほかの案内状を参考にして、構成や言葉選びに気を配りながら必要な情報を漏らさないことを心がけてください。自信がない場合や時間がないときは、代行サービスを利用するのもおすすめです。

葬儀・法要の困りごとの際は「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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