葬儀費用はローンで分割払いできるのか?ローン払いせずに葬儀を行うには?

葬儀費用はローンで分割払いできるのか?ローン払いせずに葬儀を行うには?

葬儀費用はライフイベントのなかでも高額になりやすいため、ローンを組む方もいます。葬儀のためにローンが組めるのか心配な方もいるのではないでしょうか。

ローンが組めれば、高額な葬儀費用も分割で支払いできるため家計への負担も少なくなります。見栄を張るために大規模な葬儀を行うなど、ローンを組まなければならないこともあるかもしれません。

この記事では、葬儀費用で利用できるローンにはどのようなものがあるのかご紹介します。葬儀費用で使えるローンがわかれば、希望の葬儀で故人を見送ることができるでしょう。葬儀費用以外に必要なお金についても解説しますので、経済的に無理のない計画をたてるのが大切です。

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こんな人におすすめ

葬儀費用でお悩みの人

葬儀費用をローンで組もうと考えている人

ローンの支払いのメリット・デメリットについて知りたい人

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分割で葬儀費用が払えるローンの種類

葬儀費用は高額になりがちのため、一度に支払いするのは難しいでしょう。葬儀費用でもローンを利用する方は少なくありません。ここでは、葬儀会社や金融機関が用意しているローンとクレジット会社の分割払いについて解説します。あわせて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認しましょう。

葬儀会社が扱うローン

葬儀会社の規模が大きければ大きいほど、独自でローンを扱っているところも多くなります。信販会社のローンを扱っているのが特徴です。

原則として電話で申し込むため、無駄な手間がかかりません。審査依頼時間帯によっては、即日で審査結果が依頼者に伝えられます。審査を通過しなかった場合は、ローンを利用して葬儀費用を支払えないため注意しましょう。

多くの場合、ローンはお財布事情に合わせて支払回数もいくつか用意されています。月々の支払金額を考えて利用しましょう。小さなお葬式でローンを組む場合は、1回・6回・12回・18回・24回・36回のなかから選択可能です。総額のうち、金利も確認しておくと安心です。

「小さなお葬式」は、ローンでの分割払いにも対応しています。お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
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金融機関のローン

金融機関である銀行・信用金庫などが扱うローンのなかにはフリーローンも存在します。フリーローンとは用途が定められていないもので、担保なしでもローンを組める場合もあるようです。メリット・デメリットを以下にまとめました。

メリット
・金利が低く設定されている(利用する銀行・信用金庫、信販会社により差がある)

デメリット
・審査結果が出るまでに時間がかかる(数日~数週間)
・対象地域でない場合は利用できないこともある(銀行の場合)

金融機関のローンは、審査結果を急がず、できるだけ金利を低くしたいと考える方にはおすすめです。

クレジットカードの分割払い

クレジットカードの分割払いはほかのローンと比べると申請不要のため、クレジットカードさえ持っていれば利用できます。メリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット
・分割払いの利用が気軽にできる(クレジットカード会社の規約に沿ったもの)
・ポイントを獲得できる

デメリット
・上限額を超える支払い金額の場合は利用できない
・クレジットカード払いに対応している葬儀会社でなければ利用できない

葬儀会社を選ぶ際は、クレジットカード払いに対応しているかを事前に確認するとよいでしょう。

葬儀費用でローンに組み入れられないもの(フリーローン以外)

葬儀費用はすべてローンを組み、時間をかけて支払いたいと考える方もいるのではないでしょうか。ただし、費用によってはローンに組み入れられないものもあります。ここでは、葬儀に関わる費用のうち、どのようなものがローンに組み入れられないのかを解説します。それぞれの費用の詳細を知り、事前に対策をたてておくと安心です。

僧侶へのお布施

葬儀の際、僧侶へのお布施の相場は20万円~30万円です。地域によってはそれ以上になることもあります。葬儀の際に渡すお布施には読経料や戒名料も含めるため、金額相場も高くなることが特徴です。お布施の金額設定は喪主が行い、葬儀の日に現金で手渡すことからローンへの組み入れができません。

葬儀の規模が大きくなれば、複数の僧侶に依頼する場合もあります。依頼する人数が多くなれば金額も高くなります。規模や人数でお布施の金額も変動すると考えましょう。

火葬の費用

火葬の費用も、ご遺体を火葬する日に現金で支払います。そのため、ローンに組み入れることができません。公営・私営の火葬費用の相場は以下のとおりです。

公営の火葬場を使用した場合
・火葬費:0円~6万円程度
・火葬中待合室使用料:0円~1万円程度
・骨壷:4,000円程度

民営の火葬場を使用した場合
・火葬費:5万円~15万円程度
・火葬中待合室使用料:2万円程度
・骨壷:1万2,000円程度

火葬場には公営・私営があり、公営は地域により、私営は葬儀社により料金に幅があります。費用を少しでも抑えたい方は、公営の火葬場での火葬を選択するとよいでしょう。

心付けの費用

葬儀を行うにあたり関わりがある方に対して、お礼の意味を込めて渡すお金に心付けがあります。心付けは葬儀当日に現金で渡すため、ローンに組み入れられません。葬儀会社によっては見積に心付けが含まれている場合もあるため、検討時に確認するとよいでしょう。その場合は、個人で心付けを用意する必要はありません。

心付けを渡す相手として、運転手や火葬場スタッフ・手伝ってくれた方が挙げられます。以下に心付けの相場をまとめました。

運転手への心付けの相場
・寝台車:3,000円前後
・ハイヤー:1,000円~2,000円
・マイクロバス:2,000円前後
・霊柩車:3,000円~5,000円(霊柩車のランクにより異なる)

火葬場スタッフへの心付けの相場
・公営の場合:通常不要
・火葬場の係員:3,000円~5,000円
・休憩室係員:2,000円~3,000円
・料理配膳人:2,000円~3,000円

手伝ってくれた方
・世話係代表者:1万円~2万円
・そのほかの方:3,000円前後 

葬儀費用でローン払いを利用しない方法

「できれば葬儀費用をローンで支払いたくない」という方もいるのではないでしょうか。さまざまな理由により、ローンを組まざるを得ない場合は仕方ありません。しかし、ローンを利用せずに葬儀が行える場合は、ローン払いを利用しないためにはどうすればよいかを知っておくと安心です。ここからは、ローン払いを利用しない方法を解説します。

故人の死亡保険金をあてる

故人の死亡保険金を葬儀費用にあてることで、ローン払いを利用せずに済むかもしれません。死亡保険金がどれくらいの金額かにもよりますが、ローン払いは必要ない場合がほとんどです。事前に契約内容を確認しておきましょう。

ただし、保険会社から死亡保険金が支払われるタイミングは葬儀後となります。そのため、死亡保険金を受け取ったあとに葬儀費用として葬儀会社へ支払うことができません。一時的に費用を立て替える必要があるでしょう。

弔問客からの香典をあてる

通夜や葬儀の際に弔問客からいただく香典を葬儀費用の一部として使用することも、ローン払いを回避する方法のひとつです。すべての葬儀費用を用意することが難しい場合でも、大半を用意できれば有効な方法であるといえるでしょう。

香典を受け取らない場合は手出しが必要なところを、香典を受け取り葬儀費用に補填することで喪主あるいは遺族の金銭的負担を軽くできます。ただし、香典で葬儀費用すべてをまかなうことは難しいことは覚えておきましょう。

葬儀形式を変更する

葬儀費用を抑えるには、葬儀形式を変更することもおすすめです。大規模な葬儀を行ったとしても、遺族に金銭的な余裕があれば何の問題もありません。しかし、お金の工面ができない場合はローンを組まなくてはならない状況に陥るかもしれません。

故人の生前のお付き合いにもよりますが、大規模な葬儀を行い、費用をローン払いする必要があるのかを考えてみましょう。葬儀会社もさまざまな葬儀プランを用意しています。葬儀形式を変更することで、どれくらい費用を抑えられるのか確認するとよいでしょう。

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葬儀会社に相談する

ローン払いを利用せずに通夜や葬儀を行いたいが具体的な方法が分からないという場合は、葬儀会社に相談してみましょう。葬儀会社は、葬儀に関する知識や実績が豊富です。葬儀依頼だけでなく、問い合わせのみでも快く受けてくれる葬儀会社も多数あります。

「葬儀費用について葬儀会社に直接相談することは気が引ける」と遠慮する方もいますが、納得できる通夜や葬儀を行うためには積極的に相談することがおすすめです。

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お金が必要なのは葬儀だけではない

大切な方が亡くなると、これまで必要でなかった費用を捻出しなければなりません。葬儀費用のローンを組む場合は、月々の支払い以外にもさまざまなお金が必要になることを頭に入れておきましょう。ここでは、葬儀費用のほかにどのようなことにお金がかかるのかを確認します。捻出しなければならない費用を把握しておきましょう。

お墓の購入

お墓がない場合は、お墓を購入する必要があります。お墓の費用の全国的な相場は150万円~250万円です。お墓の建て方や建てる地域によって、必要となる費用は異なります。

ほかにも、寺院墓地や民営墓地あるいは公営墓地かによっても永代使用料や管理費の相場は異なります。とくに永代使用料の相場は変動しやすく、「アクセスのよい場所にあるのか」「墓地の広さはどれくらいなのか」「日当たりはよいのか」「設備は整っているのか」などの条件によっても費用に差が出ます。

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納骨や定期法要

葬儀後の納骨定期法要にもお金は必要です。たとえば、お墓を建てた場合は開眼供養や納骨式が行われるため、それらの費用も必要です。あわせて、納骨に関する納骨作業費や会食代なども用意しなければなりません。ほかにも、月命日や初盆、一周忌などを行う際は僧侶に対してお布施を用意します。

お布施の金額は宗教や地域によって異なるため、事前に調べておきましょう。不安な場合は身内の方や、直接寺院に相談すると安心です。

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遺品整理や処分費用

遺品整理処分費用もかかります。遺品整理は遺族で行うこともできますが、故人の自宅が広く時間がかかったり、忙しくて時間を確保できなかったりする場合は業者に依頼するとよいでしょう。依頼する部屋数や物量、周辺環境などにより費用は異なります。たとえば、1LDKの場合、費用は7万円~20万円程になると考えておきましょう。

ほかにも、自宅にひとりで住んでいた場合は、ほかに住む方がいない場合など解体するケースもあります。

遺族の生活

遺族の毎月の生活資金も、大切な出費です。葬儀費用が高額であったり、ローンによる長期の支払いが続いたりすると生活が圧迫されてしまうかもしれません。生活資金をどのような形で確保するのかも考えながら、葬儀にかけられる費用を検討しましょう。葬儀費用の支払いで生活が困窮してしまっては、元も子もありません。

葬儀費用のローン払いを検討する前にする自問自答

葬儀費用を十分に用意できない場合、ローン払いを検討する方もいるのではないでしょうか。ローン払いにすると分割払いができる一方で、金利や手数料が発生してローンを組まない場合に比べると費用の総額が膨らみます。ローンを組むべきかどうか、今一度確認しましょう。

ローンを組むほどの規模の葬儀を行うべきなのか?

まず、ローンを組むほどの大規模な葬儀を行うべきなのかを再検討することをおすすめします。無理をしてローンを組むと、生活資金などの葬儀費用以外のお金を工面することが難しくなるためです。生活を切り詰めてローンを返済するよりも、身の丈にあった葬儀を行うほうが遺族にとっての負担も軽減するでしょう。

故人は遺族に何を望んでいるだろうか?

ローンを組む前に、故人は遺族に対して何を望んでいるかを考えてみることも大切です。はたして故人が遺族に対して経済的負担をかけてまで、大規模な葬儀を望んでいるでしょうか。葬儀のために無理をすることよりも、遺族には心身ともに健康に過ごすことや、思い出などのあたたかい気持ちを大切にすることを望んでいるかもしれません。

小さな葬儀を行うことに不満があるのか?

小さな葬儀を行うことは、金銭的に余裕がないことを示すわけではありません。葬儀全体の割合で考えると、家族葬よりも一般葬のほうがいまだ割合は高い傾向です。しかし、葬儀会社への依頼件数は、一般葬よりも家族葬のほうが右肩上がりになっています。

家族葬は、ご遺族が葬儀の準備に追われることなく家族だけで最期のときを過ごせるため、しっかりと別れができるメリットがあります。葬儀会社でも、費用を抑えながらご要望の多い荘厳性ある葬儀プランを用意するなどさまざまなニーズに対応しています。

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まとめ

高額になりやすい葬儀費用は、ローンを組むことができます。ただし、分割手数料や金利を支払わなければならず、総額は膨らみます。ご遺族は葬儀費用以外にもさまざまなお金が必要です。生活を困窮させないためにも、大規模な葬儀を行う必要があるのかローンを組む前に考えてみるとよいでしょう。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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