お布施は薄墨?濃い墨?いざというときに慌てない書き方とマナーを紹介
法事・法要

作成日:2020年08月26日  更新日:2022年04月22日

お布施は薄墨?濃い墨?いざというときに慌てない書き方とマナーを紹介

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仏式の葬儀を執り行う時には、寺院に対して「お布施」と呼ばれる献金をします。弔事に使う香典袋の表書きは薄墨で書くのがマナーなので、お布施も薄墨で書かなければいけないと考えている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、お布施の書き方と覚えておきたいマナーを詳しくご紹介します。お布施は感謝の気持ちを表す金銭なので濃い墨で書くものですが、その理由も確認しましょう。

事前にお布施の意味と基本的なマナーを理解しておけば、葬儀を執り行う時にマナー違反になってしまうことを防げます。

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【もくじ】
お布施ってなに?マナーはあるの?
薄墨の意味は?何を書くの?
感謝の気持ちを込めて、お布施の書き方
丁寧に書きたい!筆ペン選びのポイント
まとめ

お布施ってなに?マナーはあるの?

お布施とはどのようなものなのかについて詳しく見ておくことは大切です。初めて仏式の葬儀を執り行う方や、基本的なマナーを事前に確認しておきたい方は一通りチェックしておきましょう。

お布施の表書きや内袋を書く時に覚えておきたいマナーもご紹介します。知らないうちにマナー違反になってしまわないためにも、事前に調べておくのがおすすめです。

お布施は僧侶への感謝の気持ち

お布施とは、寺院に対して葬儀や法要で読経してもらったことに対し謝礼として捧げる金銭です。このように聞くと読経の対価をイメージするかもしれませんが、お布施は信徒としての修行の一環であることに加え、お礼の気持ちを表しています。

元々お布施は、仏教の教理において「救いに至るために必要な行い」のひとつである「財施(ざいせ)」に相当するものです。したがって、お布施は心から感謝している気持ちを示すために捧げる金銭とされています。

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お布施は薄墨を使わないのがマナー

「葬儀や法事などの弔事で金銭を包む際は、表書きを薄墨で記載する」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。弔事で薄墨を使うのは、悲しみを表しているためといわれています。

しかし、お布施は寺院に対する感謝の気持ちを示すために捧げるもので、悲しみを表すものではありません。そのため、お布施を包む時の表書きに記載する文字は「濃い墨」で書きます。中袋も濃い墨で書くのが基本です。

薄墨か濃い墨かで迷った時は「悲しみを表す香典は薄墨を使用し、感謝を表すお布施は濃い墨を使用する」と覚えておきましょう。お布施を薄墨で書くのはマナー違反になります。

薄墨の意味は?何を書くの?

弔事で香典を包む時、なぜ表書きを薄墨で書くのだろうかと考えたことがある方もいるかもしれません。

意味もなく慣例で薄墨を使用しているわけではなく、きちんとした理由があるので事前に確認しておきましょう。弔事の金銭を包む時は全て薄墨を使うというわけではなく、濃い墨を使うこともあるので要チェックです。

悲しみの涙で墨が薄くなったことを表す

弔事で金銭を包む時に薄墨を使用するのは悲しみを示すものといわれています。具体的には、悲しみのために流した涙で墨が薄くなったということです。

他にも、訃報を聞いて急いで準備したために十分に墨をする時間が取れなかった、という説もあります。どちらの説が元になったとしても、薄墨は故人を追悼する気持ちを示しているものといえるでしょう。

通夜、葬儀の香典は薄墨で

表書きを薄墨で書くものの代表例は、通夜や葬儀で渡す香典です。葬儀に参列者として参加する場合は薄墨を使用する機会が多いでしょう。

葬儀で渡す香典は訃報を聞いて準備するため、悲しみを表す薄墨が適切であるといえます。すぐに準備しなければならないものでもあり、急いでいるために薄墨になってしまったという説を考えても適切です。

通夜や葬儀に参列して香典を渡す時は、薄墨用の筆ペンなどを準備して表書きを記載しましょう。ボールペンや鉛筆で記載することはマナー違反です。

香典でも四十九日よりあとは濃い墨

法要の時にも香典を渡しますが、四十九日法要以降に行われる法要に持参する香典は、濃い墨で書くのが基本です。四十九日法要以降の法要はあらかじめ日程が分かっているため、十分に前もって準備できるためです。

四十九日以降の法要には百箇日や一周忌、三回忌などがあります。これらの法要に持参する香典の表書きは濃い墨で書きましょう。香典と呼ばれるものは全て薄墨で書くわけではないと覚えておくことが大切です。

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感謝の気持ちを込めて、お布施の書き方

「お布施は感謝の気持ちを示すものであることは理解できたけれど、具体的にどのように書けばいいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。ここではお布施の具体的な書き方について見ていきます。

初めての葬儀や久しぶりの法要を執り行う方は、準備する時に迷わないためにも事前に細かいポイントを押さえておきましょう。

白い無地の封筒や水引でOK

お布施を包む時は奉書紙で包む方法が正式となっていますが、無地の封筒を使っても問題ありません。封筒を使う場合、何も書かれていない白い封筒を準備します。お布施専用の封筒か、市販の白い封筒を使用しましょう。ただし、郵便番号が入ったものは避けます。封筒には一重のものと二重のものがありますが、一重のものが適切です。

一重のものを選ぶ理由は「不幸は今回1回限りのもの」であることを示すためとされています。二重のものは再び繰り返すことを示しているものとされているため不適切です。

お布施は感謝を表すもので弔意を表すものではないため、基本的に水引は不要です。しかし、水引が付いている封筒を使ったからといってマナー違反になるわけではありません。地域によって異なるため、確認しておきましょう。

金額は中袋に大字(旧字体)で

お布施は外袋に直接入れるわけではなく、内袋を用意してその中に紙幣を入れます。内袋には金額を明記しましょう。金額を記載する時は大字(旧字体)を使用するのが基本です。

一例としてお布施に3万円を包んだ場合は、「金参萬圓也」と記載します。大字を利用するのは改ざんを防ぐためです。中袋に紙幣を収納する時は、肖像画を封の入口に向けるのがマナーなので併せて覚えておくとよいでしょう。

また、地域や教派によってはお布施に中袋を使用しないのがマナーとされている場合があります。そのような場合は、金額を封筒の裏面に記載しましょう。記載方法は中袋に記載するのと同様です。

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中袋に施主の住所と氏名を忘れずに

中袋に記載するものは金額だけではありません。住所と氏名も忘れずに記載しましょう。住所には数字に大字を使うなどのマナーはないため、通常通り記載すれば問題ありません。場合によってはフルネームを記載するのではなく、「◯◯家」と書くこともあるので併せてチェックしておくことをおすすめします。

企業や団体などで葬儀を執り行ってお布施を捧げるなど、イレギュラーな時は一般的な書き方が不適切な場合もあるでしょう。そのような時は、事前に確認して適切な書き方をするように注意する必要があります。

丁寧に書きたい!筆ペン選びのポイント

お布施は感謝の気持ちを示すものなので、可能な限り丁寧に書くことが大切です。書く時は毛筆を使用するのがマナーとされているため、外袋に書く表書きなどには筆か筆ペンを使用します。

筆ペンにはさまざまなものがあるため、どのようなものを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。ここでは筆ペンを選ぶ時にチェックしたいポイントを確認します。自分に合ったものを選びましょう。

筆のような書き心地、毛筆タイプ

毛筆タイプの筆ペンは毛筆で書いた文字をきちんと再現できるため、クオリティを重視したい方におすすめです。墨を準備する必要はなく、キャップを開けて書くだけで手軽に毛筆を再現できるのが大きなメリットといえるでしょう。

毛筆タイプの筆ペンには太字タイプや極細タイプなどさまざまなものがあるため、書きやすいものを選びましょう。文字数が少ない表書きには太字タイプを使用し、文字数が多い中袋や裏書きには極細タイプを利用する方法もあります。

毛筆タイプの筆ペンには香典袋に使うための薄墨タイプも存在しているため、間違えて購入しないように注意しましょう。

毛筆は心配という方にはペンタイプ

毛筆をほとんど使ったことがない場合など、いきなり毛筆でお布施を書くのが心配だという方もいるかもしれません。そのような方はペンタイプの筆ペンを選びましょう。

ペンタイプの筆ペンは毛筆タイプとは異なり、先がやや硬めに仕上がっています。硬めになっていることにより力加減をしやすく、メリハリのある文字を書きやすいでしょう。基本的な文字の書き方を意識すれば、ペンタイプでも毛筆で書いた文字に近くなります。1文字ずつ丁寧に記載するように意識することが大切です。

ペンタイプのものにも毛筆タイプと同様に薄墨が使用されているものもあるため、間違えて購入しないように注意が必要です。

また、毛筆に慣れていないからといって、外袋にサインペンやボールペンを使用するのはマナー違反となってしまうため避けましょう。

まとめ

お布施を書く時には濃い墨を用いることや、中袋に住所・氏名・金額を書くことなどのさまざまなマナーがあります。文字を書く時には筆ペンを用いるのもマナーなので、筆記具の選び方にも注意を払うことが大切です。

人生の中でお布施を捧げる機会はそこまで多くないため、いざ準備する段階になって迷ってしまうこともあるでしょう。書き方だけでなく金額なども迷いがちなポイントです。お布施の書き方や金額などで迷っていて誰かに相談したいと思っている方は、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。

小さなお葬式ではお布施に関するご相談を受け付けているだけでなく、葬儀に関するご相談を総合的に受け付けています。

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