お悔やみの手紙は封筒にも選び方がある!マナーを守って気持ちを伝えよう

お悔やみの手紙は封筒にも選び方がある!マナーを守って気持ちを伝えよう

お悔やみの気持ちを伝えたくても葬儀に参列できなかったり、悲しいお知らせを後日知ったりとさまざまな理由で実現できないことがあります。

そんなときは手紙を送るのもひとつの手です。しかしながら、お悔やみの手紙に何を書き、どの封筒を選べばよいか分からない方もいるのではいでしょうか。

手紙を出す際に使用する封筒の選び方やマナーを知っていれば、お悔やみの気持ちが直接でなくとも手紙を通して遺族へ届きやすくなります。そこでこの記事では、お悔やみの手紙を出す際に使用するとよい封筒の選び方を見ていきましょう。

こんな人におすすめ

お悔やみの手紙を用意したい人

封筒の選び方に悩んでいる人

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【お悔やみの手紙】封筒の選び方

お悔やみの手紙を書くときは、手紙を入れる封筒としてふさわしいものを選びます。色やデザインなど、通常の手紙であればそれほど気にしないことも多いですがお悔やみの手紙は別です。ここでは、お悔やみの手紙を書く前に知っておきたい封筒の選び方について解説します。

封筒の色は?

まずは手紙を入れる封筒の色ですが、白を選んでおけば間違いありません。100円ショップや文具店に行けば、大抵の場合は手に入ります。

どうしても手に入らなかった場合は、薄っすらとした青や灰色の封筒を使用してもよいでしょう。派手な色の封筒を選んでしまっては、マナーを知らないのかと遺族があきれてしまうかもしれません。

封筒のデザインは?

封筒のデザインは、できるだけ無地のものを選びます。人によって捉え方が違いますので、封筒のデザインひとつにしても気にするかどうかも変わってくるでしょう。

イラストなどの柄が入っている封筒は、遺族を不愉快にしてしまう可能性があるためおすすめしません。

二重封筒はNG

次は封筒の種類です。余程の理由がない限りは一重の封筒を選びましょう。二重の封筒を使ってしまうと、手紙を受け取った遺族は封筒を見て不幸が重なるのではと気にするかもしれません。

遺族が不愉快な思いをせずに手紙を受け取るためには、少しでもトラブルの原因になりそうな要素があれば初めから取り除いておくと安心です。

お悔やみの手紙とは?弔電とは違う?

お悔やみの手紙と弔電は同じものと認識している方もいるかもしれませんが、実は全くの別物です。大きな違いは、手配するスピードと他の贈り物と一緒に贈れるかどうかの2つとなります。ここでは、お悔やみの手紙の意味と弔電との違いを確認しましょう。

お悔やみの手紙の意味

お悔やみの手紙とは、遠方に住んでいたり事情により弔問に行きたいけれど行けない場合に送る手紙です。

故人への追悼の意と弔問に行けないことを詫びることを伝える内容にするのがマナーとなります。どちらの内容も欠けることのないように、十分に考えた上で手紙を書くことが大切です。心配な方は下書きしてみるとよいでしょう。

弔電との違い

弔電は葬儀を執り行う際に遺族や参列者の前で読み上げるため、悲しいお知らせを聞いたらすぐに手配しなければいけません。一方でお悔やみの手紙は遅くとも初七日までに送るものとされています。そのため、急いで用意する必要はありません。

弔電は「言葉」そのものを贈るものです。他のものと一緒に送れるのは、基本的にはお悔やみの手紙となります。故人や遺族との関係によって、お悔やみの言葉の伝え方を選ぶことが大切です。

お悔やみの手紙を書く際に必要なもの

お悔やみの手紙を書く際に必要なものをポイントと一緒に以下にまとめました。これから手紙を書く準備を始める方は参考にするとよいでしょう。

筆記用具
薄墨の筆ペンやフェルトペンが適切です。書きやすさを重視したい場合は、グレーのカラーボールペンを使用するとよいでしょう。

便箋
無地のものを選びます。柄が入っているものはお悔やみの手紙にふさわしくありません。

封筒
色は白でシンプルなものを選びます。薄っすらとした青や灰色でもよいでしょう。

香典
お悔やみの手紙は香典を贈る際に同封できます。現金書留で手配するのがマナーです。

以上のものを揃えてから、お悔やみの手紙を書き始めればマナーを守った手紙が書けます。素直に気持ちを受け取ってもらうためにも、遺族の立場になって準備は抜かりなく進めることが大切です。

お悔やみの手紙はいつ送るべき?

手紙は悲しいお知らせを受けたらできるだけ早く送るようにします。遅くとも初七日までには送るように準備するのがマナーです。

初七日とは故人が亡くなった日から数えて7日目をいいます。そのため後回しにすることなく、優先的に準備して郵送の手配まで済ませておかなければいけません。

人によっては初七日や四十九日法要を終えてから、悲しいお知らせを聞くことになることもあります。その場合はマナーを守りつつも、知ってから日にちが経ってしまわないうちに早めに出すのがベストです。

【お悔やみの手紙】封筒の表書きや切手はどうする?

手紙を書き終えて送る準備をする際は、封筒の表書きや切手のマナーに気をつけなければいけません。お悔やみの手紙の場合、表書きは書いても書かなくてもどちらでもよいとされています。書きたい場合は、「お悔やみ状」「お悔やみ申し上げます」と書くのがベストです。また手紙を封筒に入れる前に表書きを書いておけば、手紙に跡が付きません。

切手は弔事用の切手を貼るのがマナーとはなっていないため、送る人の自由です。こだわりたい場合は別ですが、そうでない場合は普通切手を貼ってもよいとされています。

お悔やみの手紙の流れと具体例

これまでにお悔やみの手紙を書いたことがなく、今回初めて書くといった場合は流れが分からず書き始めるまでに時間がかかるかもしれません。

マナーを守りながら手紙を書き終えるには自分で全て考えるのもよいのですが、それが厳しい場合は文例からヒントを得るのもひとつの手です。ここでは、お悔やみの手紙の流れと具体例を紹介します。

お悔やみの言葉

時候の挨拶は書かないのがマナーです。書き出しは、故人が亡くなったことに対してのお悔やみの言葉から始めます。

深い親交があった場合は、故人の本名にこだわらなくてもよいでしょう。親しみを込めて、「お父さま」「お姉さま」と書けば故人と手紙を読む遺族のどちらも嬉しい気持ちになれるかもしれません。

○○様のご逝去に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

遺族への言葉

次に、悲しいお知らせを受けたときの自身の気持ちと共に遺族への言葉を書きます。できるだけ分かりやすい言葉を選び、故人との思い出や遺族の気持ちに寄り添うような内容を書くとよいでしょう。

全く遺族と関わったことがない場合は、故人との関係性を明記しておくと遺族も差出人について理解しやすくなります。

○○様とは共通の趣味を楽しむ仲間として、さまざまな場所に旅行に行かせていただきました。○○と申します。
来年はどこに行こうかと嬉しそうな表情で話していた○○様の顔が今でも思い浮かび、現実を受け入れられていません。突然のことでしたので、ご家族のことを思うと胸がつぶれる思いです。

参列ができないことへのお詫び

次に、葬儀への参列が叶わないことを詫びる文を書きます。なぜ参列できないのか詳細を記載する必要はないのですが、お詫びの気持ちは言葉として入れておくとよいでしょう。

本来であれば葬儀に参列したいところではありますが、諸事情により参列できなかったことを心よりお詫び申し上げます。

香典や供物について

お悔やみの手紙と共に香典や供物を送る場合は、その旨が分かるような文を一文入れましょう。送ったものの内容などは明記しなくてもよいのですが、受け取る遺族に対して、送り主の気持ちも伝えやすくなるので、お供えしてほしい旨記載したほうが丁寧です。

供物を手紙と一緒にお送りしました。ぜひ、御霊前に供えていただければと思います。

締めの言葉

手紙の最後は、故人への哀悼の意や遺族への労いの言葉を書きましょう。故人や遺族と送り主との関係によっては、近くに行った際は立ち寄りたいなどといった旨を書くと喜ばれるかもしれません。

今は深い悲しみのときかと思いますがご自愛ください。近くに寄った際には、御霊前にお参りさせていただきます。略式ではございますが、この書中をもちまして心よりご冥福をお祈りします。

お悔やみの手紙を書く際のマナー

手紙を遺族が受け取ったときに、送り主の気持ちが伝わりやすいような文章を書くように心掛けましょう。また、マナーを守った手紙を書きたいのであれば、これから紹介する内容を理解することから始めてもよいかもしれません。

文章は簡潔に

手紙に書く文章は、誰が見ても分かりやすいものにするのがベストです。時候の挨拶や挨拶語は書かずに、すぐに本題に入ってしまって問題ありません。回りくどい言い方や難しい言葉を使用するのは避け、簡潔な文章を書くことが大切です。

遺族の元にはたくさんの書類や手紙が届きます。あなたが送る手紙はそのうちのひとつとなるため、送り主が誰で故人とどのような関係だったのかを明記したほうが遺族も手紙の内容を理解しやすいでしょう。

忌み言葉を使わない

手紙の文中には忌み言葉を使うのはマナー違反となります。忌み言葉とは不幸が再び起こるような悪いイメージがあり、「ますます」「重ね重ね」など複数あるため注意が必要です。また生死を直接的に表現する言葉「死ぬ前」「生きていたとき」も避けます。他にも、忌みとされる「4」「9」も文中に使用するのはふさわしくありません。

仮に知らずに使用してしまった場合は、手紙を読む遺族を不愉快にしてしまうことでしょう。気持ちを受け止めてもらうためには、忌み言葉や忌み数字を使用しないように気をつけなければいけません。

香典の送り方

香典を送る場合は現金書留で送るのがマナーです。郵便局の窓口に行き、現金書留で送りたい旨を伝えれば手配してもらえます。街中のポストに入れても、現金書留として処理してはもらえないため注意が必要です。

また現金書留の袋は定形外サイズを選べば、不祝儀袋ごと入れられます。その際にお悔やみの手紙も同封するとよいでしょう。封筒の膨らみを抑えたい場合は、水引が封筒に印刷されているタイプの不祝儀袋を選ぶのがおすすめです。

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まとめ

お悔やみの手紙は、遺族に宛てた手紙ですのでマナーを守りながら書きましょう。手紙を出す際に選ぶ封筒は白がベストです。香典や供物と一緒に手紙を出すことで、故人への哀悼の意と葬儀に参列できなかったことに対するお詫びの気持ちを伝えられます。

これまで葬儀を執り行った経験がない方は、葬儀社に相談するとヒントを得られるかもしれません。小さなお葬式では、お悔やみの手紙や葬儀に関する相談など幅広く対応可能です。悩んでいる方はぜひ一度、ご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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