死産した赤ちゃんの火葬までの流れや服装マナーは?遺骨の供養方法を解説

死産した赤ちゃんの火葬までの流れや服装マナーは?遺骨の供養方法を解説

死産を経験すると、辛くてどうしたらよいのか分からなくなるかもしれません。そのような心境の中でも、役所に死産届を提出して葬儀や火葬をする必要があります。

この記事では、死産した赤ちゃんを供養する流れや火葬にふさわしい服装について解説します。

こんな人におすすめ

死産後の手続きについて知りたい方

赤ちゃんを火葬する際に注意すべきことを知りたい方

火葬後の赤ちゃんの遺骨の供養方法を知りたい方

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死産した赤ちゃんを火葬するまでの流れ

死産した場合、どんな順序で何をすればよいのか分からないかもしれません。妊娠して日の浅い場合は「火葬はするべきだろうか」と悩む方も少なくないでしょう。

ここからは、死産届を提出する流れや葬儀、火葬の必要性について解説します。

1. 死産届を出す

妊娠12週以降に死産した場合は「死産届」を提出します。週数にかかわらず、母胎内で胎児が死亡した場合は死産届のみの提出となり、戸籍は作られません。

一方で、妊娠22週以降に子どもが出生後に亡くなった場合は、死産届ではなく「死亡届」を提出します。死亡届を提出するには、まず「出生届」で生まれたことを報告する必要があります。

<死産届を提出する流れ>
1. 病院で死産届書(死産証書及び死胎検案書)を受け取る
2. 必要事項を記入し、市町村役場に提出
(届出人の住所地か死産があった場所の市町村役場に提出する)
3. 市町村役場から火葬許可証が発行される

<死産届の提出期限>
死産した日を含めて7日以内に提出する

2. 葬儀をする

死産後の葬儀はしない、もしくは家族のみでするのが一般的です。「葬儀を行って赤ちゃんを見送りたい」と考える方は、小規模でもお葬式をするとよいでしょう。

葬儀や火葬をする場合は、以下の葬儀形式から選びます。

葬儀形式 内容
直葬 火葬のみ行う
家族葬 家族や親族だけで小規模な葬儀をする
一般葬 通夜や告別式を行い関係者に参列してもらう

葬儀の規模に制限はないので、参列してもらいたい方を家族で検討しましょう。

3. 火葬をする

葬儀をしない場合でも、妊娠12週以降に死産した胎児は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づき火葬をする必要があります。また、妊娠24週以降の死産では、24時間安置してから火葬をします。

<安置について>
自宅で安置するには遺体を保冷するドライアイスが必要になります。

<火葬で必要になるもの>
・棺(ひつぎ)
・骨壺

棺は、葬儀社か病院から購入できます。赤ちゃん用の小さい棺があるか、事前に確認しておきましょう。また、納骨先によっては骨壺のサイズに指定があるので注意が必要です。

<関連記事>
ご遺体の安置とは?場所や特徴・費用・注意点などを解説!

赤ちゃんを火葬する際の服装

火葬に参加する際に、喪服を着るべきかどうか迷う方もいるでしょう。死産の火葬に参列する際は、必ずしも喪服を着る必要はありません。

ここからは、死産の火葬に適した服装を男女別に紹介します。

男性の服装マナー

男性の服装は、以下を参考にしてください。

<服>
・黒・紺・グレーなど暗い色のスーツ
・ワイシャツは白無地
・冬はジャケットやコートを着用してもよい
※ダメージ加工されたジーンズは避ける

<足元>
・革靴
・ビジネス用シューズ
※派手な色やデザインの靴は避ける

<小物>
・ネクタイや時計、ベルトは装飾の少ないデザインのものを選ぶ
・アクセサリーは結婚指輪にとどめる

女性の服装マナー

女性の服装は、以下を参考にしてください。

<服>
・黒・紺・グレーなど暗い色味のワンピース
・フォーマルスーツ
・スカート、パンツどちらを着用しても問題なし
※肌の露出が多い服や華美なデザインは避ける

<足元>
・パンプス
・革靴

<小物>
・結婚指輪は着用可
・アクセサリーはパールの一連のネックレス・ピアスにとどめる

<メイク>
・自然な化粧を心がけて、ラメの入ったアイシャドウなどは使用しない

赤ちゃんを火葬したあとに注意すべきこと

火葬後に「赤ちゃんの骨を残したい」と思う方もいるかもしれません。しかしながら、赤ちゃんの大きさや火葬場の設備によっては、遺骨を残せないことも珍しくありません。赤ちゃんの遺骨を残したい場合は、火葬場に事前に確認しておきましょう。火葬場によっては、胎児専用の火葬炉を設けていますが、通常の火葬と比較すると高額になる傾向です。前もって、費用についても問い合わせておきましょう。

火葬後の遺骨はどうすべき?

妊娠12週以降の死産の場合、胎児は「遺体」になるので「墓地、埋葬等に関する法律」に従って埋葬する必要があります。先祖代々のお墓に納骨したり、遺骨の一部を身近な場所に保管する手元供養をしたりして供養することが一般的です。

納骨をするのが一般的な方法

火葬後は、納骨をするのが一般的です。

納骨先の種類 特徴
菩提寺(ぼだいじ) 先祖から引き継いでいるお墓
公営墓地・民間墓地 自治体・民間企業により管理されているお墓
合祀墓(ごうしぼ) 他の方と共同で利用するお墓
納骨堂 屋内で遺骨を収蔵できる「納骨スペース」
散骨 遺骨を粉末状にして山や海など自然に還す

菩提寺以外に納骨する場合は、死産の納骨が可能か確認しましょう。

<関連記事>
【納骨に関する全知識】納骨式の時期・準備 / 納骨堂に関する情報

希望に沿った供養方法を選べる

ご遺骨を身近な場所で保管できる方法として、手元供養があります。

手元供養の種類には、自宅に置いて供養ができる「ミニ仏壇」や分骨して手元に置ける「ミニ骨壺」、肌身離さず身に着けられるペンダントなどがあります。

流産や死産などで生まれてくることができなかった赤ちゃんの冥福を祈るために「水子供養」を希望する家族もいるでしょう。水子供養を希望する場合は、菩提寺に相談することをおすすめします。菩提寺がない方は、最寄りのお寺に相談してみてもよいでしょう。

<関連記事>
手元供養という供養のあり方|メリットや注意点、供養の流れを解説

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まとめ

生まれてくることを心待ちにしていた赤ちゃんを亡くすことは、筆舌に尽くし難い経験です。そのような悲しみの中でも、死産届の提出や葬儀・火葬について検討する必要があります。

赤ちゃんの遺骨の供養方法は、家族で話し合ってきめましょう。先祖代々のお墓がある場合は、菩提寺に供養を依頼してもよいでしょう。お墓への納骨のほかにも、手元供養で身近な場所に遺骨を保管する方法もあります。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
「小さなお葬式のコラム」では、合計2000記事以上を管理。
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