曹洞宗を信仰していると、法事の際にどのようなお供えものをするか迷うことがあるかもしれません。この記事では、曹洞宗の法事に適したお供えものを解説します。はじめて法事でお供えものを選ぶ方に参考となる内容です。
<この記事の要点>
・曹洞宗の法事に参列する場合のお供え物は食べ物や飲み物が適している
・お供え物の金額は3,000円程度が目安
・曹洞宗の法事のお供え物は、臭いが強くないものを選ぶのがマナー
こんな人におすすめ
曹洞宗を信仰している人
法事のお供えものに悩んでいる人
法事の飾りについても知りたい人
曹洞宗は、鎌倉時代に道元が中国から国内に持ち帰った宗派のひとつです。ここでは曹洞宗の教えや教義の根本となる思想を紹介します。
曹洞宗では、人々が仏の心を大切に生きることを目指しています。自分のみならず、他人の命も大切にする仏心を忘れてしまわぬように生きることをテーマとするのが特徴です。
日々の生活を大切に過ごしている方の中にのみ仏の姿が現れ、穏やかな生活に戻れるという趣旨が含まれています。心を落ち着かせて生き方を見直したい際、心の救いになりうる思想ともいえるでしょう。
曹洞宗は「坐禅」が宗派の根幹です。禅の心は現実を見つめ、正しい心のあり方を探すために重要だと考えられています。
悟りを開くうえでは、ただ坐ることが求められています。坐り続けることで仏の姿に近づいていくと考えられているためです。自分の欲や他人からの誘いなど、世の中のさまざまな誘惑に振り回されず、修行に集中することが重要です。
曹洞宗の法事に参列する場合、最適なお供えものが分からず困ってしまう場合があるかもしれません。ここでは曹洞宗の法事に適したお供えものの選び方を解説します。
お供えものの候補として考えたいのが、飲み物や食べ物です。物として残るお供えものを準備してしまうと「縁起が悪い」という認識につながります。
飲食物であればお供えした後、分け合って食べることができます。消費期限も考慮しつつ、気軽に口にできるものを用意しましょう。縁起よく故人を供養するためにも、まずは飲食可能なものを検討するのがおすすめです。
お供えものは、高価すぎない範囲で選びましょう。予算としては3,000円がひとつの目安になります。具体的なものに限定する必要はありませんが、手土産で持っていけるような範囲のものを選ぶのが無難だと考えておきましょう。
故人が生前好んでいたものから選ぶと、失礼になることはないと考えられます。3,000円を目安に、最適なお供えものを選びましょう。
曹洞宗のお供えものの中には、選ぶのを避けておきたいものがあります。これから紹介するものを例に、タブーにならないお供えもの選びに役立てましょう。ここでは曹洞宗の法事に適さないお供えものを解説します。
お供えを飲食物にする場合は、日持ちや管理方法といった点にも注目します。特にお盆時期は気温が高いため、傷みやすい生ものをお供えとして選ぶのはおすすめできません。
また、仏教では、命あるものの殺生を禁じています。そのため生魚や生肉といったものをお供えものに選ぶのは避けておくのが無難です。
仏さまは線香の香りを食べるという考えがあります。そのため、お供えものは臭いが強くないものを選びましょう。強い臭いを出すお供えものがあると、線香の香りと混ざり合ってしまうため、好ましくありません。
具体的に臭いが強いものとは、匂いの強い花や、刺激の強いスパイスを使った料理などが該当します。「故人の好みだった」など特別な事情がある場合は、予め遺族に了承を得ておきましょう。
曹洞宗の法事では、飾りつけに関して一定のルールがあります。細かな決まりもありますが、仏さまや故人の前で失礼にならないためにも、事前に確認しておきましょう。ここでは曹洞宗の法事における飾りの注意点を解説します。
精霊棚に白い布をかけましょう。精霊棚とは、お供えものを置くために用意する棚のことです。ほかの宗派とは異なり、曹洞宗では白い布をかけるのが一般的と考えられています。
精霊棚と床の間には、苧殻で作る梯子をかける必要があります。梯子は7段あるいは13段のものを用意しておけば問題ありません。現世と来世をつなぐ道とも考えられる重要なもののため、忘れずに準備しましょう。
棚経を忘れず設置しましょう。曹洞宗においては、お盆に菩提寺の住職からお経を読んでもらうという慣習があります。特に初盆では行われる可能性が高いため、省略されない前提で儀式に参列しましょう。
また住職は早めに予約してスケジュールを確保しておくのがおすすめです。お盆シーズンは住職も忙しく、予約なしでは当日参列してもらえなくなることも考えられます。
宗派に関係なく、仏壇は丁寧に掃除しておきましょう。仏壇は墓石とは異なり、木製の場合が多い傾向にあります。湿気を残さないためにも、晴れた日に日光が当たりやすい場所で手入れをしましょう。
ただし直射日光には十分注意しましょう。仏壇を直射日光に当ててしまうと、劣化や損傷の原因になりかねません。配置場所にもこだわりつつ、丁寧な手入れを心がけましょう。
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曹洞宗の法事に適したお供えものの選び方としては、飲食物や予算が3,000円ほどにするのがおすすめです。一方で生ものや刺激の強い匂いのものは避けておきましょう。
曹洞宗の法事に最適なお供えものを用意したいという方は「小さなお葬式」にご相談ください。専門のスタッフが、法事に用意しやすいお供えものをご提案いたします。
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御霊前は「亡くなった方の霊魂の前に供えるもの」という意味です。ホゥ。