棺桶に入れる体験とは?流れや得られるものを解説します

棺桶に入れる体験とは?流れや得られるものを解説します

「終活」の一環として、「入棺体験」と呼ばれる、生きている間に棺桶に入る体験イベントがあります。何のためにそのような体験をするのでしょうか。実は、自分の人生について考えるという深い意味があります。この記事では、入棺体験の特徴や流れについて解説します。

こんな人におすすめ

入棺体験をしてみたい人

終活への意欲を高めたい人

死生観を持って死と向き合いたい人

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棺桶に入れる入棺体験とは?

入棺体験とは、実際に棺桶の中に横たわってふたを閉めてもらい、真っ暗な棺桶の中で3分間程じっとしているというものです。

棺桶の外では、弔辞が読み上げられたり、僧侶によりお経が唱えられたりします。自分の葬儀が執り行われている様子を疑似体験しているかのような、不思議な感覚になることでしょう。

入棺体験の流れを紹介

実際に入棺体験に参加した場合の流れはどうなるのでしょうか。自己紹介をする自分で弔辞を書く棺に入る弔辞を読んでもらうお経を唱えてもらうという順番に沿って紹介します。

1.自己紹介をする

入棺体験はワークショップ形式で行われます。最初に、参加者全員が自己紹介をします。次にペアを組んで、お互いに質問を投げかけ合います。

「あなたは誰ですか?」という問いに対して、例えば「◯◯が好きです」のように即答していきます。同じように相手にも問いかけます。再び相手から同じ質問が投げかけられ、答えていくということが3分間程度繰り返されます。

2.自分の葬儀を想像して弔辞を書く

自分の葬儀が執り行われると想定して、弔辞を読み上げる人の気持ちになって自分に向けた弔辞を書きます。

弔辞を読み上げる人は家族や友人であってもいいですし、将来生まれてくるであろう自分の子どもや未来の配偶者などの、今は実在しない人であってもかまいません。中には、自分のペットの立場から弔辞を書く人もいます。

3.棺に入る

弔辞を書き終えたら、棺桶の中に入り横になり、スタッフにふたを閉めてもらいます。ただ棺桶の中に横たわるだけのことですが、生と死について考えを巡らす時間が持てるでしょう。

そのままの服装で棺に入ることもできますし、棺桶に入る前にエンディングドレスに着替える場合もあります。

4.弔辞を読んでもらう

棺桶に入ったら、スタッフの方が弔辞を読み上げてくれます。自分が書いた弔辞とはいえ、棺桶の中で聞くと、本当に自分の葬儀が執り行われているような感じがするかもしれません。弔辞を聞くことで、改めて、自分の人生を振り返って見つめ直す機会になったという人もいます。

5.お経を唱えてもらう

弔辞が終わると、僧侶が棺桶の前でお線香を焚いて読経してくれます。普段はじっくりと聞くことのないお経も、身に染みて味わえることでしょう。

棺桶に入っている時間は3分程度ですが、途中で苦しくなったり怖くなったりした場合には、棺桶から出してもらえるので安心して体験してください。読経が終わると、入棺体験は終了となります。

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入棺体験によって得られるものとは?

これから入棺体験をしてみようかと考えている人もいるかもしれませんが、入棺体験によって得られるものとはどのようなことなのでしょうか?他の経験では得難い、2つのことについて解説します。

自分の葬儀について考えられる

入棺体験によって、自分が亡くなった後の実際の葬儀について考えられます。日常生活の中では、なかなか自分の葬儀について話したり考えたりすることはあまりないのが一般的です。ワークショップの中で他人の考えにも触れながら、自分の葬儀のあり方を想像できます。

死生観を持てる

死生観とは、生きることと死ぬことについての考え方、価値観のことです。自分の死に向き合うことによって不安が少なくなり、充実した人生を送ることができるようになります。

入棺体験によって、暗闇の中で自分の死を見つめ直し、人生について考えることで改めて死生観を持てるでしょう。

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死生観を持つことによるメリット

入棺体験などを経て死生観を持つことには、さまざまなメリットがあります。死や残りの人生、終活についても考えるきっかけになり、充実した人生を送ることがでしょう。

自分や家族の死と向き合える

普段の暮らしにおいて、自分や家族の死について考えたり向き合ったりすることは難しいものかもしれません。しかし、死生観を持つことで、自分や家族の死と向き合えるようになります。死に対する不安や恐怖心を緩和させることにもつながります。

やりたいことや後悔しない人生について考えられる

死生観を持つと自分の死について考えられるようになるため、自分が生きているうちにやりたいことが明確になります。

これからの残された時間で、何をすれば後悔しない人生を送ることになるのか、優先順位を付けて行動を起こすきっかけになるでしょう。

終活の意識や準備への意欲が高まる

まだ若いうちには死についての実感もなく、終活を行う意欲も湧かない人もいるかもしれません。しかし、死生観を持ち死と向き合うことによって、終活への意識や準備への意欲が高まります。できるだけ元気なうちに終活に取り組むことが、人生を充実したものに変えるために重要になります。

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まとめ

棺桶に入る「入棺体験」をすることによって、死生観が芽生え、自分の葬儀について考えられるようになります。死に向き合うことをきっかけに自分の生き方を見つめ直し、充実した人生を送りましょう。

小さなお葬式では、葬儀に精通したコールスタッフが、24時間365日、通話無料でご連絡をお待ちしております。葬儀についての疑問をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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