葬儀で守るべき基本のマナーとは?服装やお焼香のやり方、供物や供花についても解説
葬儀マナー[参列者]

作成日:2019年06月04日  更新日:2022年04月21日

葬儀で守るべき基本のマナーとは?服装やお焼香のやり方、供物や供花についても解説

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葬儀には、守らなければならないマナーが数多くあります。頻繁に参列するものではないため、すべてのマナーを覚えておくことは難しいかもしれません。しかしお通夜や葬儀は、連絡を受けてから参列するまでの猶予が数日しかないことが一般的です。準備に慌てなくても済むように、前もって知識をつけておきましょう。

マナーは知らなかったら恥ずかしいだけではなく、失礼にあたる場合もあります。そこで今回は、葬儀に参列する際の服装やお焼香のしかた、供物や供花などに関するマナーを解説します。葬儀全体の流れについても、あわせて理解を深めておきましょう。

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【もくじ】
葬儀の服装のマナー
お焼香のやり方
供物や供花のマナー
香典のマナー
葬儀に参列できない場合のマナー
まとめ

葬儀の服装のマナー

葬儀には、どんな服装で参列しても良いわけでなく、マナーを守った形で参列しなければなりません。故人を偲ぶためにふさわしい服装を選びましょう。

どの立場で参列するかによって服装マナーが異なります。急な葬儀にも対応できるように、準備をしておきましょう。

喪主の服装のマナー

喪主として葬儀を行う経験は、人生のうちに何回もあるわけではありません。しかし、実際にその立場になったときには喪主としてやらなければならないことが多く、自分の服装ついて時間をかけることはできません。

万が一に備えて、事前に知識をつけておきましょう。また喪主ではないのに同じような服装をしてしまうことは、マナーとしては良くないため注意が必要です。

喪服にはランクがあり、正喪服は喪主をはじめとする3親等までの遺族が着用します。男性は、和装であれば慶事と弔事のどちらも使える紋付羽織袴を着用します。慶事との違いは、羽織の紐と下駄の鼻緒に黒が使えること、扇子を持つ必要がないことです。洋装ではモーニングコートを着用します。

女性は、和装であれば黒無地の紋付に袋帯か名古屋帯を着用します。白の足袋に黒の下駄を履き、帯留めは使用しないのが一般的です。喪服をレンタルできる斎場や葬儀社もあります。自分で着付けることができなかったり、持っていなかったりする場合は、相談してみると良いでしょう。洋装であれば黒無地のワンピースやアンサンブルを着用します。

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参列者の服装のマナー

喪主や遺族以外は、正喪服に準じた服装である準喪服を着用することになります。男性は、慶弔どちらも使える礼服用のブラックスーツを着用します。シングルとダブルのどちらでも構いません。ネクタイや靴下、靴といった小物も全て黒を用意しておきましょう。女性は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツといったフォーマルなものを着用します。

お通夜は急な訃報に喪服の準備ができないといった意味合いを示すために、平服で参列するのがマナーだといわれていました。しかし現在は、お通夜にも葬儀と同じように準喪服で参列することが一般的です。昔と違って連絡手段が発達していることや、お通夜まで数日かかる場合が増えてきたことが理由としてあげられます。

葬儀で「平服で良い」と言われた場合や、お通夜前に弔問する際、三回忌以降の法要では略喪服というものを着用することもあります。男性は暗い色のスーツ、女性は地味な色合いのワンピースやアンサンブルを着用しましょう。カジュアルになりすぎない程度であれば、ストライプなどの柄が入っていても構いません。

子どもの服装のマナー

子どもを連れて葬儀に参列することもあるでしょう。子どもが制服のある学校や幼稚園に通っている場合は、それを着るのがマナーとなっています。制服がない学校であったり、まだ赤ちゃんであったりする場合、黒を基調としたシンプルな普段着でも構いません。

身に付けてはいけないもの

冬の寒い時期に葬儀に参列する際は、コートやマフラーといった防寒具が必要となることもあります。フォーマル用の黒のコートやマフラーを使用するか、なければグレーなどの地味な色のものを選びましょう。

しかし葬儀の際は、殺生を連想してしまうものは身に着けてはいけません。毛皮やフェイクファーなど動物の毛を使ったものは避けましょう。襟にだけファーがついているようなコートで取り外しができるものであれば、外して着用しましょう。

女性の場合は、派手なメイクや肌の露出は控えます。メイクはできるだけナチュラルにして、マニキュアやネイルをしている場合は落としてから参列するのがマナーです。ワンピースの丈が短かったり、ストッキングを履かずに素足で参列したりするようなこともないようにしましょう

またアクセサリーにも注意が必要です。結婚指輪のみ着用しても良いとされており、他のアクセサリーは、基本的に着用しません。例外として、涙の象徴とされている真珠のネックレスは失礼にあたりません。その場合、必ず一連のものを選ぶようにしましょう。二連のものは「重なる」といった意味合いにも取れるため、葬儀には相応しくありません。

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お焼香のやり方

お通夜や葬儀の際、僧侶の読経の途中でお焼香をする場面があります。前の人の動きをまねることで自分の順番をやり過ごしている人も少なくないのではないでしょうか。あまり参列したことがなければ戸惑ってしまうこともありますが、作法をきちんと知っておくことをおすすめします。

僧侶の読経中、喪主から遺族、親族という順番でお焼香が行われます。自分の番が来たら、立ち上がって遺族に一礼し、祭壇の前まで歩いていきます。右手の親指と人差し指、中指で抹香をつまみ、目と同じくらいの高さまで持ち上げます。指をこすりながら香炉の済の上に落とします。宗派によって異なりますが、1~3回行うのが一般的です。

椅子に座って行われる場合は立って行う立礼焼香、畳に座って行われる場合は座礼焼香、式場が狭い場合は回し焼香という形式がとられます。

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供物や供花のマナー

故人にお供えする品物を「供物」、お花を「供花」といいます。かつては供物を持って葬儀に参列するのが一般的でしたが、今は近親者や友人などの近しい人のみが供物や供花を送ることがほとんどです。

供物や供花を送れば香典を包む必要はありませんが、送っていても香典も包む人が多いようです。供物や供花を辞退するという通知があった場合は従うようにしましょう

供物はお菓子やお花、フルーツ、海苔などが選ばれることが多く、不祝儀の水引を掛けて送ります。供花は故人に手向けるお花であり、地域によって価格や大きさなどが異なります。

香典のマナー

香典は故人にお供えするお金のことです。人が亡くなると、葬儀代などの費用がかさむため、遺族を助ける意味合いもあります。ただお金を包めば良いというわけではありませんので、守るべきマナーを確認しておきましょう。

香典袋の表書きの書き方

香典を入れる袋は、外袋と内袋の二重になっています。外袋の水引より上に「御香典」「御霊前」といった表書き、水引より下に名前を書きます。なお、表書きには宗派によって種類が異なるため注意が必要です。

また三人までの連名であれば並べて名前を書きますが、四人以上の連名であれば「〇〇一同」といった書き方をしましょう。会社や団体全体で出すようであれば、「会社名+一同」「会社名+代表者名+他〇名」といった書き方をする場合もあります。

内袋には住所と氏名を書きます。外袋と内袋のどちらも、悲しみを表す薄墨で書くのがマナーです。外袋にボールペンで書くことは良くありませんが、筆や筆ペンでうまく書ける自信がなければ中袋はペンなどでも構いません。

袱紗(ふくさ)の包み方

香典袋は袱紗に包んだ上でバッグなどに入れて葬儀に参列するのが礼儀です。袱紗には慶事用と弔事用のどちらもありますが、弔事で使用する場合は紫を基本とする寒色系のものを使います。紫の他に、深緑や灰緑、うぐいす色といった緑系、灰青や紺といった青系、グレーなどを使うことがあります。

すでに袋状になっている袱紗を使う場合は、弔事では左側に開きがくるようにして、表書きが見えるように香典を入れます。右側に開きがくるように使用するのは慶事の場合なので注意しましょう。布状の袱紗では、ひし形になるように開き、真ん中より右寄りに香典を置きます。右、下、上の順番で折り、最後に左側を折って包むと完成です。

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香典で包む金額

香典で包む金額は、故人との関係性と自分の年齢によって異なります。例えば故人が祖父母である場合、20代は1~2万、30~40代は2~3万、50~60代は3~5万円が相場となっています。故人が親であれば5~10万円、兄弟姉妹であれば20~50代は3~5万、60代は5~10万円が相場です。

友人では5,000円~1万円、勤務先の上司や同僚・部下は5,000円、取引先には5,000円~1万円包めば間違いないでしょう。包む金額によって香典袋のランクが変わること、「死」や「苦」を連想する「四」や「九」が入る金額は包まない方が良いことに注意が必要です。

前もって準備していたと思われるのを避けるために、新札は使わないのが一般的です。とはいえ、あまりに汚れていたり破れていたりするお札も選びません。適度に使用されていたお札を選んで包むと良いでしょう

香典を渡すタイミング

訃報を受けると、お通夜と葬儀のどちらか、もしくは両方に参列することでしょう。両方に参加する場合は、先に行われるお通夜に持参するのが一般的です。お通夜が急で香典を用意できなかったという場合には、葬儀で渡しても問題ありません。

葬儀が斎場で行われる場合は、受付があることがほとんどです。受付の人にお悔みを一言申し上げてから一礼して渡します。喪主や遺族の方に直接渡す場合は、相手の前で袱紗を開き、台などの上に置いて渡すようにしましょう。どちらの場合も、相手から文字が読める向きで渡すのがマナーです。

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葬儀に参列できない場合のマナー

すぐに駆け付けたい気持ちはあっても、仕事や体調不良などによってはどうしても参列できない場合もあることでしょう。そのような場合は、理由を一言伝えるようにしましょう。参列できない理由が慶事である場合、その旨を伝えることは失礼にあたるため避けたほうが良いでしょう

葬儀に参列できなくても、弔意を表すことは可能です。代理人に香典をお願いしたり、自分で郵送したり、後日持参したりという方法で気持ちを伝えましょう。

代理人にお願いする場合、目上の人に頼むことは良くありません。またどうしても預けられる人がいない場合は、現金書留で送るようにしましょう。現金をそのまま封筒に入れるのではなく、香典袋に入れて表書きをしてから封筒に入れます。四十九日を過ぎているかどうかによって表書きが異なるため、後日持参する場合は注意が必要です。

また弔電や供物、供花によってもお悔みの気持ちは伝えられます。いずれの場合も、香典と一緒に送るようにしましょう。またお悔やみ状に、お詫びや気遣いの言葉を書くと、より丁寧な印象になります。

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まとめ

葬儀には、さまざまはマナーが存在します。日常的に経験するものではないからこそ、日ごろから確認して知識を得ておきましょう。当日焦ることもなく、ご遺族へ失礼にあたることも避けられます。

服装は、参列する立場によって異なること、殺生を連想するものは避けた方が良いことをご紹介しました。アクセサリーに気を付けて、失礼のないような服装で参列しましょう。また、お焼香や香典に関する知識もしっかり頭に入れておくと良いでしょう。

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