作成日:2018年12月20日 更新日:2019年09月13日
お通夜はいつやるもの?日程の決め方について解説

この記事は小さなお葬式が書いています
もしご家族が亡くなった場合、お通夜はいつ行えばいいのでしょうか。お通夜があって、その翌日に葬儀・告別式があり、火葬が行われる流れが通常ですが、事情があってすぐに葬儀を行えないケースもあります。
この記事では、お通夜の日程を決めるポイントや、当日までにやっておかなくてはならない準備についてご紹介します。

【もくじ】
・お通夜はいつ行うのか
・そもそもお通夜とは?
・お通夜の日程を決めるポイント
・お通夜までに準備すること
お通夜はいつ行うのか
結論からいうと、お通夜をいつまでに行わなければならないといった明確な決まりはありません。通常、亡くなった日の夜に仮通夜を行い、翌日の夜に通夜、その翌日に葬儀・告別式が行われるのが一般的です。
しかし実際には、亡くなった時間帯や葬儀場・火葬場の空き状況、参列者の希望などによって、日にちをずらすことになるケースもあります。これらを調整した上で、お通夜の日程を決めましょう。
友引にお通夜は避けるべきか?
お通夜や葬儀の日程を決める際に気になるのが、カレンダーに書いてある六曜ではないでしょうか。
友引は「友を引く」と意味づけられており、弔事を執り行うのに適さないという考え方があります。そのため葬儀を友引に行うのを避けることがありますが、お通夜に関しては問題ありません。ただ、友引の日を休業としている火葬場も多いことから、それに合わせて予定を組む必要があります。

そもそもお通夜とは?
お通夜とは、夜通し灯りを絶やさずに、故人を見守る儀式です。多忙な現代では、2時間程度で終える「半通夜」が主流となってきました。しかし、弔問客が帰ってからも近親者が夜通し交代で亡くなった方を守る儀式は、今なお残っています。
本通夜と仮通夜の違い
かつて葬儀以前の夜は全て通夜と呼ばれていましたが、時代の変化とともに「本通夜」と「仮通夜」を区別するようになりました。一般の弔問客が参列する通夜を本通夜、それに先立って親族だけで行う通夜を仮通夜といいます。最近では、仮通夜をしないケースも増えています。
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お通夜の日程を決めるポイント
お通夜の日程をスムーズに決められるよう、次のポイントを押さえておきましょう。
葬儀の形式
どのような葬儀を行うかによって、お通夜を含む全体のスケジュールが変わってきます。最近増えてきた家族葬では、参列者が家族や親族などごく親しい人に限られるため、お通夜を行わないこともあります。
斎場・火葬場の空き状況
ご遺体の傷みを考えると、できるだけ早く通夜・葬儀を行いたいと思いますが、時期によっては斎場や火葬場の予約が取れないことがあります。特に冬場は亡くなる人が多いため、都心部では何日も待たされる場合があるのが現状です。まず葬儀社に空き状況を確認しながら、お通夜の日程を決めましょう。
僧侶のスケジュール
日本のお通夜・葬儀の大半は仏式です。お通夜で僧侶に読経してもらう場合は、そのスケジュール調整も必要になります。菩提寺がある場合はそちらの都合を優先しますが、特に付き合いのある寺院がないのであれば、寺院手配サービスを利用することができます。
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参列親族の希望
親族が参加できる日程にすることも重要なポイントです。全員にとって都合の良い日を見つけるのは難しいことですが、近い親族と相談して決めましょう。
地方のしきたりも要チェック
日本のお葬式では、お通夜の翌日に葬儀・告別式、火葬といった流れが一般的ですが、地方によっては火葬を先にするケースもあります。その土地のしきたりに配慮したお通夜を行うことが大切です。
お通夜までに準備すること
お通夜当日には、やるべきことがたくさんあります。いざというときに困らないように、お通夜前までに準備することをとりまとめました。ぜひ参考にしてください。
喪主・世話役を選ぶ
一般的に、故人と最も血縁が近い人が喪主になります。お通夜をつつがなく進めるための世話役には、親族、友人、知人の中から信頼できる人を選びましょう。
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関係者に連絡する
通夜と葬儀・告別式の日時と場所が決まったら、関係者に連絡します。
また、遠方から来られる方は土地勘がないこともあります。必要に応じて、喪主が近くのホテルなどを手配してあげると親切です。宿泊費は参列者の自己負担が原則ですが、関係性によっては家族が負担する場合もあります。
通夜振る舞いの準備をする
通夜のあと、弔問客に「通夜振る舞い」として食事を振る舞います。通夜振る舞いの準備は葬儀社に頼むことができます。
遺影を用意する
お通夜の前に遺影用の写真を用意します。生前のその人らしさが伝わる写真を選びましょう。葬儀社に写真を渡せば、遺影写真を準備してもらえます。
喪服や数珠を用意する
遺族や親族は、お通夜・葬儀を通して正式な喪服を着用します。お通夜にふさわしい服装や持ち物を用意しましょう。
お通夜はいつ行うという決まりはありません。しかし、遺体の状態のことを考えると、なるべく早めの日程で行うのが望ましいでしょう。日程を決める際は、遺族の都合はもちろんですが、火葬場や斎場の空き状況、僧侶のスケジュール、参列親族の都合、地方のしきたりなど、全てを確認して決めるのがポイントです。
大切な方を亡くしたばかりで、時間も精神的余裕もない中、いろいろと取り決めるのは大変です。全てを抱え込まず、葬儀社や親族の力も借りて進めましょう。

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