病院で家族が亡くなると、ご遺体はいったん病院の霊安室に移され、そこから葬儀社の寝台車で自宅か安置施設へ運んで(搬送)、葬儀の日まで安置するのが一般的です。家族がすることは、葬儀社に連絡して搬送を頼むことと、安置先を決めることの2つです。
こんな人におすすめ
家族が病院で亡くなり、ご遺体をどこへ運ぶか決めなければならない方
病院からの搬送の頼み方と料金を知りたい方
家族が入院中で、もしものときの搬送と安置先を前もって決めておきたい方
<この記事の要点>
・亡くなったら、看護師の処置を待つあいだに葬儀社へ連絡し、搬送を頼む
・葬儀社には、病院の名前と故人の名前、安置したい場所を伝える。病院から紹介された葬儀社に決める必要はなく、搬送だけを頼むこともできる
・安置先は自宅か、葬儀社などの安置施設。火葬は原則として亡くなってから24時間たってからなので、直葬でも亡くなってすぐには火葬できない
・搬送の料金は主に距離で決まり、ドライアイスなどの費用が加わる。葬儀も同じ葬儀社に頼むなら、搬送がプランに含まれていることが多い
・自宅に安置するときは、ドライアイスから出る二酸化炭素に気をつけ、こまめに換気する
いま病院にいて、搬送をお願いする葬儀社がまだ決まっていない方へ。小さなお葬式では、病院へのお迎えから安置、葬儀までのご相談を24時間365日受け付けています。葬儀をどこに頼むか決まっていなくても、搬送だけをお受けしています。
0120-215-618(通話無料・24時間365日対応)
病院で亡くなってから病院を出るまでは、次の順に進みます。家族がするのは、葬儀社への連絡(搬送の依頼と安置先の連絡)と、死亡診断書の受け取り・退院の手続きです。
| 順番 | やること | 誰が | いつ |
| 1 | 医師が死亡を確認する | 医師 | 臨終のとき |
| 2 | ご遺体を清める処置(エンゼルケア)をして、霊安室へ移す | 看護師 | 死亡確認のあと |
| 3 | 葬儀社に連絡し、搬送を頼む(安置先も伝える) | 家族 | 処置を待つあいだ |
| 4 | 死亡診断書を受け取り、退院の手続きをする | 家族 | お迎えが来るまで |
| 5 | 寝台車で病院まで迎えに来て、ご遺体を運ぶ | 葬儀社 | 葬儀社と決めた時間 |
| 6 | 自宅か安置施設に安置し、ドライアイスで冷やす | 葬儀社 | 安置先に着いたら |
安置したあとの、葬儀の打ち合わせや死亡届などの流れはこちらをご覧ください。
夜中や早朝に亡くなった場合も、まずは葬儀社に連絡しましょう。夜中でも電話を受け付けている葬儀社は多く、小さなお葬式でも24時間365日、お迎えのご相談を受け付けています。時間帯によって搬送の料金が変わる葬儀社もあるので、頼むときに確かめましょう。
ご遺体の搬送は、葬儀社に頼むのが一般的です。葬儀社は寝台車(ご遺体を寝かせたまま運べる車)で病院まで迎えに来て、安置先まで運びます。出棺のときに使う霊柩車とは別の車です。搬送だけを専門にする業者もあります。
葬儀社からは、お迎えに来る時間と、おおよその料金が伝えられます。料金はこのときに確かめておきましょう。
葬儀社が決まっていないときは、病院から葬儀社を紹介されることがあります。紹介された葬儀社に頼む決まりはなく、葬儀社は家族が自由に選べます。
国民生活センターによると、葬儀サービスに関する相談は2025年度に917件あり、その半分以上が料金に関するものでした。病院から遺体を引き取るようせかされて葬儀社に頼み、次の日に80万円以上の見積もりを出された、という例も紹介されています。
慌てて決めないために、搬送だけを頼み、葬儀をどこに頼むかは、安置したあとに見積もりを比べて決めることもできます。搬送だけを頼むときは、最初に「搬送だけをお願いします」とはっきり伝えましょう。
病院から紹介される葬儀社のことはこちらをご覧ください。
搬送のときは、葬儀社から死亡診断書(またはそのコピー)を見せるよう求められます。ご遺体と死亡診断書に書かれた人が同じかを確かめるためで、厚生労働省のガイドラインにも、病院からの搬送のときに確かめるよう書かれています。死亡診断書は、退院の手続きのときに受け取っておきましょう。
家族が自分の車でご遺体を運ぶことを禁じる法律はありませんが、寝かせたまま安定して運ぶのは難しく、体液が漏れることもあるため、葬儀社に頼むのが安心です。お金を受け取ってご遺体を運べるのは、国の許可を受けた事業者だけです。タクシーや、お礼を払って知人に運んでもらうことはできません。
自分の車で運ぶときの注意はこちらをご覧ください。
病院からのお迎えをお願いする葬儀社が、まだ決まっていない方へ。小さなお葬式では、搬送だけのご依頼もお受けしています。病院へのお迎えから、ご自宅や安置施設への安置まで、24時間365日対応しています。夜中や休日でも、まずはお電話ください。
0120-215-618(通話無料・24時間365日対応)
ご遺体は、葬儀の日まで自宅か、葬儀社や斎場の安置施設に安置します。どこに安置するかは、搬送を頼むときに葬儀社に伝えます。決めきれないときは、電話のときに葬儀社に相談しましょう。
| 安置先 | 向いているとき | 気をつけること |
| 自宅 | 住み慣れた家で、家族がそばで過ごしたい | 布団を敷く部屋と、ご遺体を運び込める通路(エレベーター・階段)が要る。弔問の対応が要る。ドライアイスを使うので換気に気をつける |
| 葬儀社や斎場の安置施設(預ける) | マンションで運び込むのが難しい、気温が高い時期、自宅で弔問を受けにくい | 面会できる時間が決まっていることが多い。利用料が日数ごとにかかることがある |
| 付き添いができる安置室 | 施設に預けつつ、家族が夜も付き添いたい | 付き添える施設は限られる。泊まれるか、どんな設備があるかを確かめる |
小さなお葬式のプランでも、ご自宅での安置・施設でのお預かり・付き添いができる安置から選べます(選べる方法はプランによって違います)。
安置の場所や費用はこちらをご覧ください。
通夜や告別式をしない火葬式(直葬)でも、亡くなってすぐに火葬することはできません。火葬は法律で、原則として亡くなってから24時間たつまで行えないためです。火葬の日までは、どこかに安置します。
火葬場の中には、火葬の日まで預かる霊安室を備えたところもありますが、通夜で式場を使う人に限る、納棺してあることが条件など、使い方は火葬場ごとに違います。多くの場合は、自宅か葬儀社の安置施設に安置し、火葬の日に火葬場へ向かいます。
自宅に安置する場合は、ご遺体を寝かせる布団と、布団を敷く部屋を用意します。部屋は、仏壇のある部屋や、弔問の人を迎えやすい部屋を選ぶことが多いです。ドライアイスや枕飾りは葬儀社が用意します。マンションの場合は、エレベーターの大きさや階段の幅を葬儀社に伝えておくと、運び込みがスムーズです。管理規約にご遺体の搬入についての決まりがないかも確かめておきましょう。
自宅に安置するときに必要なものはこちらをご覧ください。
搬送の料金は、主に運ぶ距離で決まります。これに、ご遺体を冷やすドライアイスや、シーツなどの費用が加わります。安置施設を使う場合は、利用料が日数に応じてかかることがあります。
| 費用 | 決まり方 |
| 搬送料(寝台車) | 運ぶ距離。高速道路を使うと、高速料金が別にかかる |
| ドライアイス | 量と日数 |
| シーツ・納体袋 | 使うもの |
| 安置施設の利用料 | 日数 |
料金は地域や時間帯、葬儀社によって変わります。頼むときに、葬儀社から伝えられる見積もりを確かめましょう。
搬送だけを頼んだ場合は、安置が終わったときに、走った距離から料金を計算して支払うのが一般的です。葬儀も頼む場合は、葬儀の費用とまとめて支払うことが多くあります。
搬送をした葬儀社にそのまま葬儀も頼む場合は、病院から安置先までの搬送が、葬儀のプランに含まれていることが多くあります。小さなお葬式の葬儀のプランにも、安置場所までの搬送(20kmまで)とドライアイスが含まれています。
病院に払う費用(入院費の精算や、死亡診断書の文書料など)は、葬儀社に払う費用とは別です。
入院費の支払いなど、退院のときのことはこちらをご覧ください。
遠くの病院で亡くなったときの搬送はこちらをご覧ください。
安置したあとは、ご遺体が傷まないように、葬儀社がドライアイスで冷やします。自宅に安置する場合、家族は部屋を涼しく保ち、こまめに換気しましょう。
冷房を使って部屋を涼しく保ち、直射日光が当たらないようにします。安置が長くなるときは、葬儀社がドライアイスを足したり替えたりします。厚生労働省の資料では、亡くなってから火葬までの安置期間は全国平均で約2.5日ですが、関東では最大で約17日かかった例もあり、火葬場の空き具合で長くなることがあります。
ドライアイスからは二酸化炭素が出ます。二酸化炭素は空気より重く、床の近くや棺の中にたまります。厚生労働省のガイドラインは、家族がご遺体と一晩過ごすときは定期的に換気するよう求めていて、消費者庁も、棺の中に顔を入れたことによる死亡事故が起きているとして、次の点に気をつけるよう呼びかけています。
自宅に安置するときは、頭を北に向けて寝かせる「北枕」にすることが多く、枕元には線香やろうそくなどを置いた「枕飾り」を用意します。どちらも葬儀社が整えてくれます。宗派によって違いがあるため、菩提寺がある場合は確かめましょう。
安置の方法や、葬儀までの日数はこちらをご覧ください。
病院での着替えや、亡くなったあとに着せる服はこちらをご覧ください。
家族が入院していて、もしものときが近いかもしれないときは、搬送をお願いする葬儀社と安置先を前もって決めておくと、亡くなった直後に慌てずにすみます。亡くなった直後は、葬儀社を探して比べる余裕がないことが多いためです。
前もって資料を取り寄せておけば、費用やプランの内容を落ち着いて比べられます。お葬式と分からない封筒でお届けし、郵送の場合は「喪主が必ず読む本」も付いています。事前のご相談はお電話(0120-215-618・通話無料)でも受け付けています。
葬儀社の選び方はこちらをご覧ください。
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病院で亡くなると、ご遺体はいったん霊安室に移され、葬儀社の寝台車で自宅か安置施設へ運んで、葬儀の日まで安置します。家族がするのは、葬儀社に搬送を頼むことと、安置先を決めることです。病院から紹介された葬儀社に決める必要はなく、搬送だけを頼むこともできます。
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病院から遺体を搬送する料金はいくらですか?
搬送の費用はいつ払いますか?
病院から紹介された葬儀社に、搬送だけを頼んでもいいですか?
搬送のとき、死亡診断書は必要ですか?
自分の車で遺体を運んでもいいですか?
葬儀社に遺体を預かってもらうことはできますか?
搬送の時点で納棺は必要ですか?

一日葬とは、通夜をはぶいた葬儀形式のことです。ホゥ。