たくさんの種類がある香典袋の選び方!覚えておきたい葬儀のマナー
葬儀マナー[参列者]

作成日:2020年04月22日  更新日:2021年10月15日

たくさんの種類がある香典袋の選び方!覚えておきたい葬儀のマナー

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お通夜や葬儀に参列しなくてはいけなくなり香典袋を用意する際、香典袋にはたくさんの種類があり、選ぶのに困った経験はないでしょうか。無地のものや絵柄が付いたもの、複数色の水引が付いたもの、表書きに書かれた文字やサイズなど、どのように選べばよいかは知識がないと迷ってしまうものです。

香典袋には、地域や宗派によって違いがあったり、金額による選び方があったりするなどさまざまなルールが存在します。そこで今回は、さまざまなものがある香典袋の選び方、マナーについて詳しく解説します。これを読めば、葬儀の宗教・宗派にあわせた適切な香典袋を持参できるようになるでしょう。

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【もくじ】
葬儀の香典袋にはさまざまな種類がある
【葬儀の香典袋】宗教・宗派別の表書きの書き方
【葬儀の香典袋】香典の金額相場と金額別の水引
【葬儀の香典袋】宗教・宗派別の包みの選び方
そのほかにも覚えておきたい!香典袋のマナー
よくある質問
まとめ

葬儀の香典袋にはさまざまな種類がある

香典袋を使用する機会は頻繁にあることではないため、ルールや違いについてしっかり理解している人は少ないかもしれません。

香典袋には、「御仏前」や「御霊前」などと書く「表書き」や、白黒・白黄などの細い紐が結ばれている「水引」、外側を覆う「包み」など、ひとつひとつにマナーやルールが存在します。また、宗派によってもルールやマナーが変わることもあるため項目に分けて確認しましょう。

表書き

表書きは、宗教や宗派によって書き方が変わります。そのため、まずは故人の宗教について調べておきましょう。最近は表書きが印字されている香典袋や、異なる表書き書かれた短冊が数種同封されていて選べるようになっているものも販売されています。近頃はコンビニや100円ショップでも多くの種類の香典袋を販売しているので、早急に準備しなくてはいけないときも手軽に用意できるので安心です。

水引

不祝儀袋につける水引には、白や黒、黄色、双銀のものを用います。二度と繰り返さないように、という思いを表すため、解けない結び方である「結び切り」や「あわじ結び」になっているものを選びましょう。水引がプリントされたタイプと、実際に水引が結ばれているタイプの香典袋がありますが、中に入れる金額が多ければ本物の水引のものを使うのがルールです。

水引の種類は、多くの地域で黒白水引が主流ですが、関西の都市部では貴白水引を使うなど地域差があります。

包み

香典袋は基本的に、上包みと中袋でできていて、中袋に現金を入れた後、上包みで包んでいます。ただし地域によって、重ねて包むことは不幸が重なるというイメージにつながるという理由で、中袋がないタイプの香典袋を使うこともあり、その場合は紙幣をそのまま上包みに包みます。

市販の香典袋を購入すれば上包みは折られているので、水引を外さないように下の部分を引き抜いて中袋を入れるとよいでしょう。最終的に、香典袋の上側を覆いかぶすように包むと完成です。

【葬儀の香典袋】宗教・宗派別の表書きの書き方

葬儀の際に用いる不祝儀袋は神式などほかの宗派でも香典袋という呼称で一括されることが多くなっています。宗派がわかる場合は、表書きはその宗派に合わせて書くのが最善ですが、故人の宗派がわからないといった場合もあると思いますので、そのようなときにも使える表書きの書き方にもあわせてご紹介します。

仏式の香典袋

仏教にはさまざまな宗派が存在しますが、仏式だとわかっているときには共通して「御香料」「御香典」「御霊前」という表書きが使えます。詳細な宗派がよくわからないときには、「御香料」と書きましょう。

浄土真宗以外の仏教では、四十九日が明けてから仏様になると考えられているため、葬儀の際の香典袋には「御霊前」を使うのがよいとされています。また、四十九日に故人は成仏するという考えがあることから、それ以降は「御仏前」を使うのが基本です。

浄土真宗の香典袋

浄土真宗に限り、葬儀で持参する香典袋に「御霊前」という書き方をしてはいけません。なぜなら、浄土真宗の教えでは、霊の存在を認められておらず、死後すぐに仏様になるからです。表書きには「御仏前」と書くのが一般的です。

また、阿弥陀如来が故人を成仏させてくださったことへのお供えの意味で、「御供」という表書きを用いることもあります。

神式の香典袋

神式の葬儀における香典袋では、「御玉串料」「御榊料」、仏式でも使うことができる「御霊前」という表書きを使うのが一般的です。神式での表書きは、正式には「献辞」といいますが、多くの方が聞き慣れている表書きという呼称で呼ばれることが多くなっています。

神式で使われる「御玉串料」や「御榊料」は、どれもお供え物のためのお金という意味です。同じようにお供え物のひとつとして、「御神饌料」という表書きを使用することもあります。

キリスト教式の香典袋

キリスト教には大きく分けて、カトリックとプロテスタントの2種類の宗派がありますが、いずれの宗派でも「御花料」という表書き用いることが可能です。キリスト教では葬儀に持参する金銭を香典ではなく御花料と呼ぶのが一般的です。

カトリックの場合は、「御ミサ料」と書くこともできます。ほかにもカトリックでは、仏式や神式でも幅広く使われる「御霊前」も使用可能です。反対に、プロテスタントのみで使う独特な表書きの一例として「忌慰料」があげられます。

宗教がわからない葬儀に参列する場合には?

参列するお通夜や葬儀がどの宗教で行われるかわからない場合には、幅広く使える「御霊前」を使用するのがベターでしょう。また「御香料」という表書きも無難で使いやすいため、これらを使用するのがおすすめです。

ただし、先ほども解説したとおり浄土真宗では「御霊前」を使用しないなど、万能な表書きはありません。どの表書きを使用するか悩んでしまった場合は、自身の宗派で使用する表書きを書くというのも、ひとつの手といえるでしょう。

【葬儀の香典袋】香典の金額相場と金額別の水引

香典の金額は、故人との関係性によって相場が変わります。関係性によっては3,000円程度から10万円以上にもなり、とても幅広いのが特徴です。また、金額によって香典袋や水引の種類が変わるため、自分がどのような香典袋を用意すればよいかをしっかりと調べてから準備しましょう。

3,000円~5,000円

知人や友人の両親、近所の方、上司や部下、同僚の家族の葬儀で渡す香典金額の相場は、3,000円〜5,000円程度とされています。上司や部下、同僚の場合も5,000円程度の香典を渡すのが一般的です。友人の両親に関しては、自分と面識があるかということも金額の相場に影響します。

また、職場関係の方は、職場で連名にして渡すことも多いでしょう。近所の方は自治会などで取り決めがある場合もあるため、確認してから用意するのがベストです。この際は、水引が印刷されている香典袋を使いましょう。

1万円~2万円

近しい友人や取引先、祖父母、親戚の叔父や叔母、親しくしていた従兄弟といった場合には、一般的に1万円程度です。親戚関係の香典は、生前にどの程度親しくしていたか、お世話になっていたかという点で金額を決めるとよいでしょう。

あまり面識がないなら、5,000円程度を包むことが一般的です。友人の中でも、特に親しくしていた方への香典は1万円程度が相場となっています。また、祖父母は自分の祖父母だけでなく配偶者の祖父母にも同額を包むのが相場です。1万円~2万円を包む際の香典袋は実際の黒白の水引が結ばれているものを使い、印刷されたものは避けましょう。

3万円~5万円

自分の兄弟や親しくしていた親戚への香典は、3万円~5万円が相場となっています。兄弟・姉妹の香典は、ほかにも兄弟がいる場合は連名で包んだり、金額を合わせたりと相談してから包むのがよいでしょう。

また既婚者の場合、配偶者の兄弟・姉妹にも自分の兄弟と同額の香典を包むのがマナーです。この場合も配偶者にほかに兄弟がいる場合は、相談してから金額を決めるほうが安心でしょう。

高額なので双銀のあわじ結びの水引が付いた香典袋など、きっちりとした印象のものを選ぶのがおすすめです。

10万円以上

10万円以上の高額な香典は、基本的に自分の親へ御香典を包む場合の相場となります。ただし、親への香典は必ず包むものではなく、実家を出て自分の世帯をもっている方で、施主がもう片方の親である場合です。葬儀費用を負担する方や、自分が喪主を務める方は、香典を包む必要はありません。

10万円を超える高額な香典は、中金封よりもさらに大きな大金封を用いること、しっかりとした銀色のあわじ結びの水引が付いた香典袋を使うことがポイントです。

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【葬儀の香典袋】宗教・宗派別の包みの選び方

香典袋の包みには多くの種類があり、一般的な無地のものだけでなく、絵がついているものなど宗派によってベストなものもあります。以下の項目で、無地のもの、十字架付きのもの、蓮の絵付きのものについて詳しく解説していきます。

無難なものはどこで使っても構いませんが、宗派独特のものをほかの宗派で使ってしまうと失礼になってしまいますから、事前にしっかりと確認しておきましょう。

無地の包み

どのような宗派でも利用可能なベーシックなタイプといえるのが無地の包みです。故人や喪主の宗派が不明な場合には、無地のものを選んでおくと無難でしょう。

また、コンビニや100円ショップなどで手軽に購入できる香典袋の多くが、無地タイプの包みですから、手に入れやすい点でも一番よく使われている包みです。

十字架付き

故人や施主がキリスト教であるときにのみ使えるのが十字架付きの香典袋です。十字架が付いている代わりに、仏式などで使われる香典袋のような水引が付いておらず、封筒タイプであるのが特徴です。

この封筒に「御花料」などと表書きを書き、使用するのが一般的です。また、キリスト教の香典袋には、ユリの絵が描かれているものもあります。

蓮の絵付き

蓮の絵柄が入れられている香典袋は、故人や喪主が仏教の場合にのみ使用することができます。仏教全般の通夜や葬儀、また法要などで使用します。

神式やキリスト教式では使用できませんが、仏式ならどの宗派であっても広く使用できるので、宗派に合わせた表書きを書いたうえで使いましょう。蓮の絵に名前の字が被ってしまっても問題ありません。

そのほかにも覚えておきたい!香典袋のマナー

香典は袋の種類を宗教・宗派、包む金額にあわせることがマナーのひとつですが、それ以外にも覚えておきたいルールがあります。

表書きを書くときは何で書けばいいか、連名の書き方、お札の入れ方、持参方法などの細かなマナーについて解説します。頻繁に行うことではないので、いざというときに困らないように覚えておきましょう。

香典袋は薄墨で書く

香典袋の表書きや名前は、薄墨で書くのが昔ながらの習慣です。これは、江戸時代からあったのではないかといわれている習慣です。薄墨で書く理由は、故人を悼む涙で墨が薄くなったように見えるためや、故人のご不幸に急いで駆けつけたため、墨を十分にする余裕がなかった、という意味が込められていると伝えられています。

どちらも、故人のご不幸を悲しむ気持ちが込められている由来です。表書き専用のスタンプが売られており、使うこともありますが、マナー的によく思わない方もいるので注意しましょう。

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連名で名前を書くのは3名まで

職場関係の方の葬儀などでは、連名で香典袋を準備することもあるでしょう。そうしたとき、水引の下に名前を書けるのは3人までです。中央に代表の方の名前を書き、左側にほかの2人の名前を書きます。4人以上での連名となる場合は、代表者名と外一同とだけ表に書き、別紙に連名にした方の名前を書いて包みの中に入れるのが一般的です。

多くの人の名前を表に書いてしまうと見栄えもよくないので、覚えておきましょう。職場のチームなどで連名として出す場合は、会社名や部署名に加えて一同として袋に書き、別紙に名前を書く方法もあります。

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なるべく新札は避ける

おめでたい場合の御祝儀では、新札を用意するのがマナーですが、不祝儀の場合は反対に新札を入れるとマナー違反となるため注意しましょう。新札は基本的に銀行などで用意したものと考えられるため、故人のご不幸のためにあらかじめ用意していたように見えて失礼にあたってしまいます。

万が一、用意した際に新札がATMから出てきてしまい新札しか手元にない場合は、折ってから入れるのがマナーです。二つ折りにするだけでよいので、覚えておきましょう。

お札は人物が裏になるように入れる

香典袋では、お札に描かれている人物が裏向きになるように入れるのが、正しいお札の入れる向きです。これは悲しい出来事なので顔を伏せているという意味合いからきています。こちらも御祝儀袋とは反対なので、間違わないように注意して覚えておきましょう。

中袋の裏に住所や名前を書き、そちら側に人物が見えるように入れるのが正しい入れ方です。また、人物が奥に入る方向で入れるのが正しいので、マナー違反にならないように注意しましょう。

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香典はふくさに入れて持参する

お通夜や葬儀に香典を持参するときは、ふくさに包むのが正しい方法です。その際のふくさは、グレーや紺、紫のものを使いましょう。紫は慶事でも使用できるので、1枚だけ用意するなら紫がおすすめです。

最近主流になっている金封ふくさという袋状になっているものは、手軽ではありますが略式のふくさです。どこでも使用できるふくさを用意するのであれば、台付きふくさをもっておくのがよいでしょう。高額なときほど、台付きふくさを使うのがマナーです。

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よくある質問

Q:香典袋の包みの種類はどんなものがあるの?

A:香典袋にはベーシックな無地の包みやキリスト教で使う十字架付きのもの、仏教の場合に使う蓮の絵付きの香典袋があります。故人や施主が信仰している宗教に合わせます。詳しくはこちらをご覧ください。


Q:香典袋は何を基準に選べばいいの?

A:一般的には「故人の宗派」「金額」で香典袋を決めます。香典袋は、上包みと中袋でできていますが、地域によっては重ねて包むことは不幸が重なるというイメージにつながるという理由で、中袋がないタイプの香典袋を使うこともありますので、あわせて地域の風習も確認して選ぶことをおすすめします。


Q:故人の宗教が分からなかったときはどの香典袋を選べばいい?

A:故人の宗教が分からない場合は無地の包みのもをを選んでおくと無難でしょう。表書きは幅広く使える「御霊前」や「御香料」を使用するのがベターですが、「御霊前」は浄土真宗では使用しません。宗派別の表書きの書き方についてはこちらをご覧ください。


Q:水引は金額によって変わるって本当?

A:水引の種類は包む金額によって変わります。3,000円〜5,000円程度の場合は水引が印刷されている香典袋、1万円~2万円を包む際は黒白の実物の水引が結ばれているものなど様々ありますので、詳しくはこちらをご覧ください。


Q:覚えておきたい香典袋のマナーは?

A:香典袋の表書きや名前は、薄墨で書きます。また、水引の下に名前を書けるのは3人までです。4人以上の連名になる場合は、代表者名と「外一同」とだけ表に書き、別紙にその他の方の名前を書いて包みの中に入れます。
新札は避け、お札は肖像画が裏になるように入れましょう。
詳しくはこちらをご確認ください。

まとめ

香典袋にはたくさんの種類があり、葬儀の宗教・宗派にあわせて選ぶのが基本的なマナーです。また、金額に合わせた香典袋選び、袋に記入する際の注意点もしっかり確認し、もしものときに困らないようにしましょう。

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