火葬式の服装や身だしなみのマナーを紹介!服装以外のマナーもわかる

火葬式の服装や身だしなみのマナーを紹介!服装以外のマナーもわかる

火葬式に参列する機会は、もしかするとあまり多くないかもしれません。一般的な葬儀とは異なるので、どのような服装を選べばよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。服装以外にも、一般的な火葬式の流れや相場などを知っておくと、いざというときに役立ちます。

今回のテーマは、火葬式の服装や身だしなみのマナーです。服装以外のマナーも具体的に解説するので、この記事を読めば火葬式の基本的な知識が分かります。

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火葬式とは

お通夜やお葬式を執り行わず、火葬とお骨上げのみを行う方法が火葬式です。直接火葬場で最後のお別れを行うので、直葬と呼ぶこともあります。親族や友人・知人を呼んで行う葬儀などの儀式と混同する人も少なくありませんが、火葬場で短いお別れを済ませるだけのケースが多くを占めるので、厳密には異なるものです。

遺族が費用をあまりかけられない場合や、身内がさまざまな事情で大々的に葬儀を行うのが難しい場合に選ばれやすい形式と言えます。

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葬儀を手配する経験はめったにありません。そのため、葬儀費用の目安が分からないという方もいるのではないでしょうか。一般的に、葬儀は規模が大きくなるほど費用がかかります。葬儀を適正な費用で行うためには、自身が希望する葬儀の内容と規模を把握するとともに、一般的な葬儀費用の目安を知っておくことが大切です。そこでこの記事では、葬儀の形式や規模に応じた葬儀費用の目安について解説します。費用を抑える方法も紹介するため、適正な価格で希望通りの葬儀を行えるようになるでしょう。葬儀全体の流れについてあわせてご確認することもおすすめです。<この記事の要点>・葬儀の平均費用は火葬料金を含めて127万円・家族葬や直葬などの小規模な葬儀は、一般的な葬儀よりも費用が安くなる・複数の葬儀社を比較検討したり、費用の安いオプションを選んだりすることで葬儀費用を節約できる→読者がよく読む見出しはこちら【各エリアごとの費用相場】全国(家族葬/直葬/一般葬)北海道・東北(家族葬/直葬/一般葬)関東地方(家族葬/直葬/一般葬)中部地方(家族葬/直葬/一般葬)近畿地方(家族葬/直葬/一般葬)中国・四国地方(家族葬/直葬/一般葬)九州地方(家族葬/直葬/一般葬)

火葬式の服装マナー

火葬式にはどのような服装で参列すべきなのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。親族の場合は正喪服準喪服参列者準喪服略喪服を着用するのが一般的です。

親族のみが参列する火葬式では、話し合いを行った上で簡略化されるケースもあるでしょう。ここでは、男女別の親族と参列者の服装マナーについて解説します。

参列者の服装【男性編】

準喪服にあたるシングルもしくはダブルのブラックスーツを着用するのが一般的です。ただし、火葬式ではそれほど厳密に喪服にこだわる必要はないと言われており、略喪服を着る場合もあるでしょう。

男性は黒色や濃紺、ダークグレーなどの落ち着いた色合いのビジネススーツが略喪服にあたります。シャツは白を選び、ネクタイベルト靴と靴下も黒を着用しましょう。ただし、派手な柄が入っていたり、光沢が目立っていたりするものは避けます。

参列者の服装【女性編】

女性の準喪服はアンサンブルやスーツ、ワンピースなどです。透ける素材は避けて、黒無地で刺繍が入っていないものを選びましょう。

略喪服で参列する場合は、黒や濃紺などのダークカラーのワンピースやスーツを着用するとよいでしょう。白や暗めの色のブラウスを選び、パンプスとストッキングは黒で揃えます。スカートの丈は正座したときに膝が隠れる程度が目安ですが、略喪服は肌色のストッキングで構いません。

親族の服装【男性編】

男性の正喪服は和装が五つ紋の付いた紋付羽織袴、洋装がモーニングコートです。近年は洋装が一般的と言えるでしょう。ワイシャツは白無地を選び、ネクタイやベストなどもすべて黒で揃えます。ネクタイピンや腕時計などの小物は光沢が目立たないように注意しましょう。

とはいえ、火葬式では正喪服よりも準喪服を着用する割合が多いようです。準喪服を着用する場合は、参列者の準喪服と同様にシングルもしくはダブルのブラックスーツを選びます。

親族の服装【女性編】

女性の正喪服は和装が五つ紋の付いた黒無地の着物、洋装が黒無地のワンピースやスーツ、アンサンブルです。洋装はブラウスやパンプス、ストッキングもすべて黒で揃えて、素材は光沢感がないものを選びます。体のラインが目立たない、余裕のあるデザインが望ましいでしょう。袖丈は肘が隠れる程度の長さで、スカートはひざ下です。

準喪服を着用する場合は、参列者と同様に透けない素材で、刺繍が目立たないワンピースやスーツ、アンサンブルを選びます。

服装以外で気をつけるべき身だしなみ&持ち物マナー

男女の火葬式の服装について解説してきましたが、服装以外のアクセサリーや髪型についても気になる部分ではないでしょうか。メイクはしなければならないのか、当日の持ち物など、思った以上に悩みは尽きないものです。

光沢を避けるなどの注意点もあるので、事前に確認しておきましょう。ここでは、服装以外で注意すべき身だしなみや持ち物のマナーについて紹介します。

アクセサリーは外す

男女ともにアクセサリーは外し、結婚指輪のみにしましょう。男性は金属製の腕時計やネクタイピンなど、光沢があるものを選ばないようにしましょう。

女性はさまざまな装飾品があるので、シンプルな装いになっているか確認します。ただし、真珠であれば、一連のネックレスに限り着用しても問題ありません。髪をまとめる道具が必要な場合は、黒のヘアゴムやヘアピンなど、目立たないものを使用します。簡素なものであれば、バレッタなども使用可能です。

髪型は色とスタイリング剤に注意

男性も女性も、お辞儀をするときに顔にかかる長さであれば、耳よりも下でヘアゴムなどを使ってまとめます。色は黒色が基本なので、明るすぎる髪色の人は黒く染め直すか、葬儀のときはスプレーなどを使うとよいでしょう。ただし、最近では茶色に髪を染めている人が一般的になっているので、暗い色であればそのままで構わないとする風潮もあります。

男性はスタイリング剤を使いすぎて、光沢が目立ってしまわないように注意しましょう。ほどほどに抑えて、清潔感がある髪型に整えます。

ノーメイクはダメ

葬儀の場にノーメイクで足を運ぶのは避けましょう。ノーメイクは顔色が悪く、疲れた印象を与えやすくなります。参列の際は目立ちすぎない控えめなメイクを心掛けるのがマナーです。もっとも慌しく、悲しみや疲れを感じているご遺族が葬儀の場にいらっしゃるので、疲れて見えるノーメイクは失礼にあたります。

ラメなどが入っていないファンデーションやアイシャドウなどを使い、マスカラなどを避けて、落ち着いた印象に抑えることが大切です。

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火葬式での主な持ち物

参列者が直接火葬場へ赴く火葬式に、特別な持ち物は不要です。ハンカチなど、通常の葬儀の際に用意する持ち物で十分でしょう。火葬式は一般的に無宗教なので、数珠などが必要になるケースも多くありません。

あらかじめ持参した香典をご遺族に渡すのであれば、火葬場に向かう前に済ませておくことをおすすめします。ご遺族の様子を伺い、慌しくないタイミングを見計ってスマートに渡すとよいでしょう。ただし、香典を辞退されている場合は無理に渡してはいけません

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火葬式の服装以外のマナー

火葬式では、服装の他にも気を付けたいマナーがあります。弔電を送ってもよいのか、献花は持参してもよいのかなど、どのように対応すればよいのか分からないケースも多いでしょう。一般の葬儀とは異なるので、ご遺族への配慮が大切になります。

香典を渡すとしたら、金額はいくらが相場なのかも気になる部分です。ここでは、服装以外の火葬式のマナーを紹介します。

火葬式での香典マナー

火葬式は葬儀などを執り行わないので、ご遺族が香典を辞退することも少なくありません。辞退されている場合は、無理に渡さないようにしましょう。

香典の相場は故人との関係によって異なります。両親は5万円~10万円祖父母なら1万円が目安です。兄弟姉妹は1万円~5万円が一般的と言えます。会社の関係者や知人であれば、3,000円~5,000円程度がよいでしょう。ご遺族が負担に感じない、適切な金額を包みます。

火葬式での弔電や献花マナー

火葬式はご遺体を火葬場へ直接搬送するので、葬儀・告別式などの儀式は行われません。そのため、一般的にはお花を置く場所が確保されていない場合が多く見られます。お花を棺に納める場合を除いて、献花は控えておきましょう。ただし、中にはスペースを用意している葬儀社もあるので、事前に確認してみると置ける場合もあります。

儀式が執り行われないので、弔電を読む時間も設けられません。ご遺族の想定していない弔電は負担になってしまう場合もあるので、基本的には避けることをおすすめします。

火葬式の基礎知識

自宅などから火葬場へご遺体をそのまま搬送する火葬式は、通常の葬儀とは少し異なるので、どのような流れになるのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

ここでは、火葬式の流れや、火葬式を行うメリットやデメリットなど、基本的な知識を解説します。費用相場や、棺に入れてよいものなどについても確認しておきましょう。

火葬式の基本的な流れ

病院をはじめとした医療施設で亡くなると、ご遺体を安置できる場所に運ばなければなりません。まずは葬儀社に連絡して、自宅や所定の施設に搬送してもらいましょう。役所での手続きに死亡診断書が必要なので、病院を出る前までに医師から受け取ります。

遺体を火葬できるのは24時間以上経過してからと法律で決められているため、火葬は翌日以降になるのが一般的です。役所で死亡届の提出を済ませたら、ご遺体を火葬場に出棺します。火葬後はスタッフの案内に従ってお骨上げを行い、骨壷にお骨を収めます。

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火葬式を行うメリットデメリット

火葬式を選ぶ人は、一般的な葬儀を行う経済的な余裕がないため、なるべく予算を抑えて火葬したいと考えるケースが多いようです。一般葬は宿泊費や食事など、火葬以外にさまざまな費用がかかるので、直葬にすると金銭的な負担が軽くなるのはメリットと言えます。

ただし、お別れの時間が短いので、もっとゆっくり故人を見送りたかったと感じる人も中にはいるようです。家族や親族のみで執り行われる場合がほとんどなので、親しくても参列が叶わない人がでるというデメリットもあります。

火葬式にかかる費用相場

火葬場の利用料葬儀社に支払う金額を合計すると、火葬式の費用を算出できます。地域によって相場は多少前後するものの、概ね20万円程度です。もっとも安い火葬式だと、12万円程度に抑えられる場合もあるでしょう。

火葬場で僧侶に読経を希望したり、待合室を借りたりするのであれば、それぞれの費用を別途支払う必要があります。待合室の相場は、一室あたり5,000円~1万円です。お布施を包む金額は、3万円~5万円を想定しておくとよいでしょう。

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他の葬儀と火葬式の違い

お通夜や告別式など、時間をかけて故人とのお別れの儀式を行うのが葬儀の一般的な流れです。家族葬や一般葬などの違いはありますが、親しい間柄の親族や知人、友人が集い、故人を偲ぶ点では同じと言えます。

お通夜や告別式などを執り行うことなく、ご遺体を安置したあと、そのまま火葬場に向けて出棺するのが火葬式の特徴です。最後のお別れは数分~10分程度というケースもあり、必要最低限の工程で故人を見送ります。他の葬儀と比べて、全体的に簡易です。

棺に入れられるものと入れられないもの

故人と親しかった友人などの手紙や寄せ書きはよく棺に入れられます。故人が生前大切にしていた手紙があれば、収めてもよいでしょう。生前好物だったものや、お気に入りの洋服もおすすめです。

ご遺体の損傷を招くおそれがあるので、ガラス素材のメガネや、金属製の腕時計などは控えます。また、燃やすと環境を害するビニール革製品も入れてはいけません。破裂のリスクがあるカーボンを使用した製品も避けることが大切です。

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まとめ

ここまで、火葬式の服装や身だしなみのマナーについて紹介してきました。一般的な葬儀に比べると簡略化されている部分は多いものの、故人を見送るという点では同じなので、マナーを守って最後のお別れに立ち会いましょう。

小さなお葬式では、火葬に必要な要素を厳選した「小さな火葬式」というプランをご用意しています。お見送りはシンプルでも棺は華やかにしたいという方には、「華やかなお葬式」も人気です。火葬式をご予定の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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