法事の案内状に「平服でお越しください」とあったら|法事の服装マナーを徹底解説します
法事・法要

作成日:2021年03月18日  更新日:2021年03月11日

法事の案内状に「平服でお越しください」とあったら|法事の服装マナーを徹底解説します

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法事の案内状に「平服でお越しください」と記載があり、「どのような服装で行けば良いのだろう」と、悩んでしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。この場合の「平服」には、場に適し一定のルールを満たした服装という意味が込められています。

法事の服装マナーについて事前に理解を深めておけば、法事に参列する際に的確な対応ができるようになるでしょう。そこでこの記事では、法事における服装マナーや平服の着こなしポイントについて紹介します。

【もくじ】
平服はTPOで変化する
法事における平服のあれこれ
忌日・年忌法要ごとの服装マナー
女性が法事に着用する平服の着こなしポイント
男性が法事に着用する平服の着こなしポイント
子どもが法事に着用する平服を年代別に解説
まとめ

平服はTPOで変化する

「平服」の意味を辞書で調べると、「日常に着る服、普段着」(広辞苑より)と出てきます。普段着と言うと、友達と出かける際や家の中でのんびりする時などに着る洋服をイメージする方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に冠婚葬祭で認識されている「平服」は、準礼服をカジュアルダウンした服装です。パーカーやジーンズではなく、場に適した服を着用する必要があります。冠婚葬祭は厳かな場なので、服装マナーをしっかり守り、時と場合に合わせた服装選びを行いましょう。

法事における平服のあれこれ

法事で着用する喪服は以下のように、3種類に分けられます。

・最も格式の高い「正喪服
・正喪服に準ずる格式のある「準喪服
・準喪服をカジュアルダウンした「略喪服

法事の場合の平服は「略喪服」を示すと考えておきましょう。「平服」と言っても、基本的には故人や遺族へ追悼の意を表す服装の「喪服」が基本です。

何を着ても良い訳ではなく、ダークカラーのスーツワンピースが法事における平服となっています。まずは喪服の種類と具体的な服装について理解を深めると、平服の意味やコーディネートの基準が分かりやすくなるでしょう。

一般的な法事での平服「略喪服」

七回忌や十三回忌、三十三回忌など一般的な法事の際には、平服である略喪服を着用することができます。法事の際に、平服も着用可能と案内があった場合は、普段着ではなく略喪服を着て参列しましょう。

略喪服の具体的な服装は、以下のようになります。

・男性:黒や紺、グレーなど暗い色のスーツ

・女性:ダークカラーのスーツやワンピース、アンサンブル

正喪服や準喪服に比べると、着用できる服や小物の選択肢が増えますが、略喪服にも一定のルールがあります。スカートの長さや服の素材など、基本的なマナーは正喪服や準喪服と同じと考えておきましょう。

主に葬儀の参列者が着用する「準喪服」

主に葬儀・告別式の参列者が着用するのが準喪服です。また四十九日から三回忌までは、参列者だけでなく、喪主や遺族が準喪服を着ることもあります。

準喪服の具体的な服装は、以下の通りです。

男性:礼服用ブラックスーツ
女性:ブラックフォーマルウェア

準喪服は、正喪服に準ずる格式があります。そのため正喪服よりは自由さがありますが、やはりルールも多い服装と言えます。ネクタイや靴下、靴など着用するものは黒を選ぶのがマナーです。

「正喪服」は平服ではない

正喪服は、葬儀で喪主や遺族が着用する格式の高い喪服です。平服からは一番遠い存在と言えます。

正喪服の具体的な服装は、以下の通りです。

・男性:モーニングや紋付羽織袴
・女性:ブラックフォーマルウェアや染め抜きの五つ紋の黒喪服
主に喪主や遺族など、葬儀を主催する側が正喪服を着用します。正喪服を着る場面は、葬儀から一周忌までです。

参列者が正喪服を着ると、遺族と格式が同等になり失礼に値するため気をつけましょう。参列者は、遺族から一つ格式を下げた喪服を着用するのがマナーとなっています。

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忌日・年忌法要ごとの服装マナー

仏式葬儀の場合は、四十九日や一周忌など、故人を偲び冥福を祈るため複数の法要を行います。法事の種類によって、着用する服装が異なるので気をつけましょう。

場に合った服装で法事に参列するためには、服装マナーについての知識を事前に深めておくことが大切です。ここでは、忌日・年忌法要ごとの服装マナーを紹介します。

初七日

初七日は、故人の命日から7日目に行う葬儀後初めての法事です。故人の三途の川の渡り方が決まる重要な日なので、遺族や参列者は法要を行い故人の無事と安寧を祈ります

親族が遠方に住んでいる場合は、往来する負担を減らすため、葬儀・告別式の際に併せて初七日法要を行うケースも少なくありません。

初七日法要の際、喪主や遺族は正喪服か準喪服を着用し、参列者は準喪服を着用するのがマナーです。

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四十九日

故人が亡くなった日から49日目には、四十九日の法要を行います。四十九日の法要では、仏前で僧侶による読経や焼香、納骨式などを行うのが一般的です。

四十九日は、故人が極楽浄土へ行けるかどうかが決まる日と言われています。また四十九日には「忌明け」の別名もあり、遺族にとっても、故人の死を悼み、身を慎む期間を終える節目の日です。

四十九日に参列する場合、基本的には準喪服で問題ありません。四十九日は一周忌や三周忌に並ぶ重要な法事なので、失礼のないよう平服での参加は避けましょう

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百箇日

「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれる百箇日は、故人の命日から数えて100日目に行う法要です。「哭」の字は普段の生活であまり使わない言葉ですが、「声をあげて泣く」という意味があります。卒哭忌=百箇日は、泣いて悲しむことを終える日です。

百箇日の参列時も、準喪服の着用が相応しいでしょう。ただ四十九日と日にちが近いことから、百箇日の法要を省略したり簡略化したりするケースも多く、平服を着用することも少なくありません

一周忌~三回忌

故人の命日から数えて、満1年には一周忌法要、満2年には三回忌を行います。どちらも、故人の冥福や仏の道へ精進することを祈るための法要です。また、定期的に集まり故人を懐かしむことは、遺族にとっても意味深いものになるでしょう。

一周忌や三回忌には、お寺や自宅で僧侶の読経や焼香、食事をします。一周忌と三周忌には、親族だけでなく生前親しかった友人や知人も参列するのが一般的です。

一周忌~三回忌では、準喪服を着用するのが望ましいでしょう。ただ、平服着用可能の案内があれば平服で参列しても構いません。

七回忌以降は平服で

故人が亡くなって満6年の命日には、七回忌を行います。6年も経つと日常の忙しさが戻り、故人が亡くなったことへの悲しみも、少しずつ思い出に変化していく頃です。

そのため七回忌以降の法要は、親族のみで行うなど、規模を縮小して行われるケースが多くなっています。

七回忌や十三回忌、三十三回忌などの法事では、平服を着用しても問題はありません。平服の服装マナーやTPOに合わせてコーディネートしましょう。

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女性が法事に着用する平服の着こなしポイント

平服の詳細やコーディネートについて、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。特に女性は、スカートの長さやストッキングの色、アクセサリーの種類など気になるポイントがたくさんあります。

法事で着用する服装は、故人や遺族に対し追悼の意を表すものでもあります。マナー違反をしないように努めましょう。

法事に着る平服の基本コーディネート

女性の平服は、堅さを出すならセットアップのスーツやワンピースカジュアルさを重視するならアンサンブルが定番です。

黒や紺、グレーなど控えめな配色のものを選びましょう。中に着るインナーも、ダークカラーが望ましいと言われています。

パンツスーツの着用は、ケースバイケースで認められます。小さなお子様を連れて参列する場合や足元が悪い日の法事、食事の支度などで当日の動きが多い方は着用することも可能です。一度遺族の方に相談を入れておくと、失礼がないでしょう。

露出はできるだけ避ける

法事に参列する前には、スカートの長さや首元の開き具合などを事前に確認しましょう。ワンピースやアンサンブルは、夏場でも五分袖から七分袖以上の長さが好ましく、ノースリーブや半袖以下の短い袖のものは避けるのがマナーです。

スカートは、膝からふくらはぎ位の長さのものを選びましょう。また、インナーは首が詰まったデザインなら、肌の露出する部分を減らすことができます。

冬場のコートに注意する

平服の上に羽織るコートは、ビジネスコートなど形がすっきりしたデザインが望ましいでしょう。黒い色のコートがベストですが、濃いグレーや紺色などダークカラーなら着用しても問題はありません。

ファーや動物の革でできたものは、殺生を連想させるのでマナー違反です。また、コートは会場に入るまでに脱いでおくことを忘れないようにしましょう。

ストッキングは黒を着用する

平服の場合でも、黒色で30デニール以下の薄手ストッキングを着用しましょう。肌色のストッキングや厚手の黒タイツもシンプルなデザインではありますが、法事の場ではマナー違反に当たります。

ただ、寒い地方に住む方や妊娠中の方、高歳者といった身体に影響を及ぼす可能性がある場合は、無理をすることは避けましょう。服装について不安を感じる場合は、事前に遺族の方に確認を取っておくと安心です。

靴は黒のパンプスを着用する

法事に参列する際に履く靴は、黒のパンプスが基本です。光沢のあるエナメル素材の靴や、つま先の空いたサンダルなどはマナー違反となるので避けましょう。布か革の素材で、飾りがないシンプルなデザインが法事の場に適しています。

また、パンプスを選ぶ際にはヒールの高さも重要です。3~5cmくらいのヒールが歩きやすく歩行音が響きにくいでしょう。

アクセサリーは特に注意!

法事の際、アクセサリーは着けない方が無難と言えます。結婚指輪や一連パールのネックレスなど、着けても問題ないものもありますが、華美にならないように気をつけましょう。

パールは小粒を選ぶ、ダイヤ付きの指輪はダイヤを手の内側に向けるなど、配慮が必要です。また、不幸が重なることを連想させるため、二連以上のものを着用するのは避けましょう

小物類も派手な色を避ける

バッグや傘、ハンカチなどの小物類も派手な色や柄物は控えましょう。バッグは、飾りのない黒の布製バッグが好ましいです。

傘は模様のない黒のものが望ましいですが、ビニール傘でも構いません。一方、ハンカチは白が基本カラーです。黒や紺などのダークカラーでもマナー違反にはなりません。

男性が法事に着用する平服の着こなしポイント

男性の平服について、詳細やコーディネートが気になる方も多いのではないでしょうか。平服の基本は、ダークカラーのスーツです。

準喪服に比べると選べるアイテムの自由度が増しますが、その分細かな部分で配慮やマナーが必要と言えます。

男性が、法事に参列する際に着用できる平服の着こなしポイントについて、詳しく確認していきましょう。

スーツの注意点

法事の平服には、黒や紺、グレーなどダークカラーのスーツが適しています。柄のない無地のスーツを着用するのが一般的です。

織柄なら大きな問題はありませんが、色のコントラストが強いストライプ柄のスーツは、厳かな場に相応しくないので避けましょう。

また「ビジネススーツを着用できるのでは?」と疑問が出てくることもあるかもしれませんが、光の加減によって光沢があるように見えてしまうため、ビジネススーツは着用しないのがマナーです。

シャツの注意点

ワイシャツは白無地のレギュラーカラーを着用しましょう。平服も基本的には「喪服」であるため、色付きはもちろん、柄や光沢があるワイシャツも不向きです。

夏場の気温が高い時期に法事を行う際は、半袖を着用することもできます。ただし、法事が始まるまでにはジャケットを羽織り、肌が露出しないように気をつけましょう。

ネクタイの注意点

ネクタイは黒無地が理想ですが、紺やグレーなど暗い色であれば着用することもできます。また、スーツ同様に落ち着いた柄であれば、模様があっても問題ありません。

ネクタイは法事の際には着用するのがマナーなので、忘れないよう気をつけましょう。ネクタイピンは付けず、ディンプル(くぼみ)も作らないのが一般的です。

靴の注意点

法事に参列する際の靴は、黒色で紐タイプの革靴が適しています。飾りが付いているものや、エナメルなどの特殊な素材でできた、おしゃれを目的とする靴は望ましくありません。

靴下も靴と同様に、黒無地のタイプが基本です。法事の場では靴を脱ぐこともあるので、柄物や色付きは避けましょう。

子どもが法事に着用する平服を年代別に解説

子どもが法事に参列する場合、中高生のように学校の制服がある場合は、制服を着用しましょう。制服は正装なので、色や柄があってもマナー違反にはなりません。

乳幼児や学校の制服がない小学生は、控えめなデザインの服を選ぶのが一般的です。黒やグレーなどの暗めの色で、柄や光沢、派手な飾りがないものが望ましいでしょう。

女の子ならダークカラーで無地のワンピース、男の子なら白シャツに黒や紺のズボンを着用するのが一般的です。

靴も大人と同様にダークカラーで光沢のない革靴がベストですが、持っていない場合はスニーカーでも構いません

まとめ

七回忌以降の法事では、平服を着用しても問題ありません。ただし、平服は「普段着ているカジュアルな服」のことではなく、「略喪服」のことなので間違いのないよう気をつけましょう。

平服にも一定のルールがあるため、事前に服装マナーについて理解を深めておくことが大切です。

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