【施主向け】四十九日に納骨をする場合の準備

【施主向け】四十九日に納骨をする場合の準備

四十九日法要は、葬儀からの一連の法事に一区切りをつける大切な儀式です。故人に安心して旅立ってもらうためにも納骨はつつがなく進行したいものですが、初めて納骨式を行う場合は何をすればよいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、四十九日に納骨をする場合の準備についてご紹介します。何をすればよいかを知り、大切な法要をスムーズに執り行いましょう。葬儀~葬儀終了後の流れについては別のページで詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

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こんな人におすすめ

四十九日法要の準備を進めている人

納骨の準備を進めている人

四十九日法要で施主を務めることになった人

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四十九日法要・納骨に必要な事前準備

故人は命日から49日後に仏さまのもとへ旅立つとされています。四十九日法要は故人の魂の行き先が決まる日に行われる重要な法要となり、故人を偲び供養するために手厚い供養を行うことが通例です。あわせて納骨することも多く、しっかりとした準備が必要となります。

納骨証明書を確認する

納骨するには納骨証明書が必要です。市町村の役場で死亡届を提出すると、火葬証明書とともに納骨証明書が発行されます。納骨証明書が手元にあるかを事前に確認しましょう。

もしも納骨証明書を紛失してしまった場合は、役場で再発行をしてもらいましょう。再発行の手続きは、最初に死亡届を提出した人物か直系親族もしくは祭祀継承者に限り行うことができます。手続きの際には本人確認書類と認印が必要になります。

納骨方法を確認する

納骨方法には大別して骨壷に入れて埋葬、納骨袋へ遺骨を納めて埋葬、骨壷から出して土に撒くという3つの方法があります。どの方法で納骨するかは地域や風習により異なるため環境に合った方法を確認しましょう。

納骨する場所は先祖代々のお墓のほかに、納骨堂や樹木葬などの永代供養も選択肢となります。納骨するためには埋葬施設が必要になるため、四十九日までにご用意ください。

お布施の金額を確認する

四十九日法要では、法要に対するお布施のほかにお車代・開眼供養御礼・納骨料(納骨のみの場合のお布施)・御膳料などがかかります。

それぞれの費用相場は、お車代が5,000円~1万円・開眼供養御礼が3万円~10万円・納骨料が3万円・御膳料が5,000円~2万円ほどとなっています。

位牌・仏壇の準備をする

四十九日法要を境に俗名が書かれた仮の位牌から本位牌に代わるため、当日までに準備しておきましょう。位牌の完成には2週間ほどかかることもありますので、早めに手配を済ませるようにしてください。

仏壇を新規で準備する際は、購入する店舗や時期によっては長い時間が必要となる場合があります。仏壇のための開眼法要も依頼することになるため、これらにかかる期間も計算に入れて準備を進めましょう。

卒塔婆の依頼

卒塔婆とは経文や題目が記された縦に長い1メートル~2メートルほどの木の板で、追善供養のために用いられる仏具です。卒塔婆は納骨のタイミングで用意されることが多いため、必要であれば手配しておきましょう。

卒塔婆はお寺が用意してくれますので事前に依頼してください。金額相場は1本につき2,000円~1万円ほどが一般的です。

引き出物の注文

引き出物は法要の参列者からお供え物をいただいた際に渡す返礼の品です。引き出物は案内状を送り、参加者の人数を把握してから注文することが基本となっています。

引き出物にかける金額は半返しが原則です。いただいた香典の2分の1~3分の1程度の金額が目安となります。近年は持ち帰る際に邪魔にならず、受け取った側が好みに合わせて品物を選べるカタログギフトも人気です。

お墓の掃除

四十九日法要で納骨する場合はお墓参りも行うため、墓所はきれいに清掃しておきましょう。墓所の周りの雑草やごみを処理して墓石を水で拭いて手入れしてあげることが基本的な清掃方法です。

お墓の汚れや損傷がひどい場合は、手入れの代行業者に依頼することも視野に入れましょう。この場合整備に時間がかかることもあるため、余裕をもって準備をしましょう。

四十九日法要で納骨まで済ませてしまうときの手順

ここでは、四十九日法要で納骨を行う場合の手順について解説します。49日法要と納骨を同日に行うには限られた時間の中で多くの準備が必要となります。施主は忙しくなりますが、故人や参列者に失礼がないように準備期間は長めに考えておきましょう。

四十九日法要の内容を決める

四十九日では「法要」「開眼供養」「納骨」「お斎」を行うことが基本的な流れとなります。しかし、開眼供養の要否やお斎をしない場合もあるため、どのような内容にするのかを事前に決めておく必要があります。

内容以外にも、法要を行う日程や、利用する場合はセレモニーホールの選定も必要です。納骨を行う場合は当日の移動が慌ただしくなる場合があるため移動ルートにも気を配っておきましょう。

関係者に日程・内容を連絡する

当日のプランが決定したあとは、関係各所へ日程や内容の伝達を行います。主な連絡先は、僧侶・霊園や墓地などです。利用する場合はセレモニーホールにも連絡して当日の予約を入れましょう。

霊園や墓地に連絡をするのは規約の確認をするためです。墓前で読経を行う際に許可が必要なケースもあるため事前に確認しておきましょう。

また、お墓に納骨するときには墓石の下部にあるカロートにご遺骨を納めます。カロートの開閉や骨壺の安置を依頼するのであれば、あらかじめ石材店にも連絡しましょう。

参加者にはがき・電話でお知らせをする

四十九日法要に招く参列者へ招待の連絡を行います。連絡手段は電話や往復はがきを用いることが一般的です。参列するか否かの確認をする必要があるため、双方向のコミュニケーションが取れる手段を用いましょう。

参列者の人数は当日の食事や引き出物の準備に影響するため、連絡は早いうちに済ませるようにします。法要の1か月前には招待の連絡をするようにして、1週間~10日前までには出席の可否を知らせてもらうように伝えましょう。

お斎をする場合は料理を出してくれる場所に人数連絡をする

お斎をする場合は、料理の手配も行います。お斎はセレモニーホールやお寺で済ませることもできますが、その場合は弁当の予約が必要になります。

店で食事を行う場合は、懐石料理屋やレストランのほかにホテルでも食事の予約ができます。お墓のある場所からスムーズに移動できて料金や人数面での条件に合った店舗を探すとよいでしょう。また、お斎では席次も考慮して決める必要があるため、あらかじめ店側と相談して席順を決めておくことも大切です。

四十九日法要で納骨をするときに必要な物

四十九日に納骨を執り行うにあたって、当日用意しておくものをご紹介します。数珠やハンカチといった法要に参加するうえでの基本的な持ち物のほかに、仏壇やお墓にお供えする線香・ロウソク・供花などが必要になります。

お墓で納骨式を行う場合は、現地を汚さないためにごみ袋やロウソクに火をつけるためのマッチも持参します。手桶や柄杓は霊園で用意されていることも多いため、事前に有無を確認しておくと荷物を減らすことができます。

四十九日法要と納骨式の流れ

四十九日当日は、どのような流れで進めればよいのでしょうか。法要と納骨式を同日に行う場合の一連の流れの具体例をご紹介します。お斎の有無のケース別に順を追って当日の流れを解説します。

法要の流れ

四十九日法要は、僧侶の入場から始まります。施主は僧侶を仏前に案内してから開式の挨拶をしましょう。その後僧侶による読経が始まり、並行して参列者が焼香を行います。焼香はまず喪主から行い、続いて遺族・親族と故人との関係が深い方から順に行うことが通例です。

読経と焼香が終了すると僧侶の法話が始まります。法話の後には閉式として再び施主による挨拶があります。法要の終了を告げて、続けて行われる納骨式への案内をして墓地への移動を開始しましょう。

納骨式の流れ

納骨式の参列者がお墓の前に集合したことを確認して、施主から挨拶をします。続いて納骨をする流れになり、お墓の納骨室を開けて施主が骨壺を収めます。納骨をすませると、墓前で僧侶による読経が始まり、故人と近い関係にある参列者順に焼香を行います。

これらの後にお墓にお供え物を置いていきますが、生ものや臭いが強いものをお墓に残しておくと環境保全の観点から問題が出てきます。飲み物の口やお菓子の袋、缶詰は開封せずにそのまま置くことがマナーとなっています。

そして施主が納骨のお礼を述べて終了の挨拶をします。その後、お斎を行う場合は会食会場へ移動します。

お斎がある場合とない場合

お斎とは法要の後に行う会食を指し、招いた僧侶や参列者に感謝を示す法事の一環でもあります。お斎がある場合は、会食会場へ移動します。

お斎は、施主が挨拶をした後に献杯して会食をすることが一般的な流れです。その後、施主が会場全体の状況を見て終了の挨拶をして解散となります。お斎にかける時間は2時間未満に抑え、あまり長くならないように気を配りましょう。

お斎を行わない場合は、代わりに弁当やお酒を配ります。納骨式の閉会の挨拶の際にお弁当の用意がある旨を案内することを忘れないようにしましょう。

返礼品の受け渡し

返礼品を渡す際は、解散した後にひとりひとりにお礼を伝えながら手渡しすることが基本です。お斎がある場合は、会食会場の席の横に置いておくこともあります。その場合はあらかじめ会場の手配が必要になるため、返礼品を購入した店や会場の担当者と相談して準備しておきましょう。

返礼品はお膳の横に置いておく場合もありますが、品物がかさばる場合はテーブル上に置くことはマナー違反となります。どうすればよいか迷ったら、席の横に置くようにしましょう。

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まとめ

四十九日や納骨には家族それぞれのスタイルがあり、住んでいる地域によっても内容や風習が異なる場合があります。困ったことや迷うことがあれば、法要のプロである葬儀社や僧侶に直接聞いてみることもひとつの方法です。

小さなお葬式でも法要や葬儀に関するコラムを多数扱っているため、ぜひこちらも参考にしてください。お問い合わせフォームやお電話でのご相談も承っています。お気軽にご利用ください。
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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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