【第1回調査】一般葬にかかる費用相場（関東地方編）

関東地方における一般葬の費用相場に関する調査概要

【アンケート概要】
・調査対象期間　2022年2月24日（木）~2022年3月11日（金）
・調査方法　Web上でアンケートを実施
・回答数　事前調査80,969人　本調査2,625人
・エリア　関東地方
・事前調査条件　関東地方に住む、40代以上の人
・本調査条件　事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
＜性別＞
男性81.30％、女性18.70％
＜年代＞
40代24.11％／50代36.88％／60代以上39.01％

【調査結果のポイント】

・1年以内に関東地方で行われた葬儀の17.7%が一般葬
・一般葬の葬儀そのものにかかった費用※は、72.1%が100万円以上
（※火葬料金を含む）
・一般葬の飲食費用は、82.1%が50万円未満
・一般葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、66.9%が50万円未満
一般葬とは、故人と縁のあった方を広く呼んで行う、儀礼を重んじたなじみ深い葬儀形式のことを指します。

関東地方における一般葬の割合はエリア全体の17.7%

関東地方で行われている葬儀のうち、一般葬がどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。まずはその結果からご紹介します。

・関東地方で行われた葬儀のうち17.7%が一般葬
・関東地方で行われた一般葬の参列人数は100名以上が1番多い

関東地方で葬儀を執り行った人のうち一般葬を選択した人は17.7%でした。関東地方の中での内訳を見ると家族葬を選択した人が60.5%で1番多く、次いで直葬が19.0%、3番目に一般葬という結果になっています。関東地方では多くの人に小規模葬儀が浸透しつつあり、一般葬が選ばれることは少なくなってきていることがわかります。

一般葬は、通夜・告別式などの一連のセレモニーを行い、多くの方と故人を見送る形式です。儀礼を重んじた葬儀を行いたい方や、故人と縁があった方を広く呼びたい方、より華やかなセレモニーで故人を見送りたい方に向いている葬儀形式といえるでしょう。

関東地方で行われる一般葬の会葬・参列人数は、100名以上が36.4%で1番多いという結果でした。関東地方で一般葬を行った方のほとんどが、家族や親戚だけでなく、友人知人や会社関係の方、ご近所の方など、故人と縁があった方を広く呼んで執り行われているようです。

一般葬は昔ながらの儀礼を重んじた葬儀形式のため、周囲の理解を得やすいメリットがあります。また、参列者の方々からも生前の故人の話を聞くことができるため、遺族が知らなかった故人の一面を知る機会にもなります。

関東地方における一般葬にかかった費用の合計は平均約206万円

ここでは、関東地方で一般葬を行った方への調査結果をご紹介します。一般葬にかかった費用の合計金額は平均2,058,602円でした。その内訳を、以下の3つに分けてご紹介します。

・葬儀そのものにかかった費用（火葬料金を含む）
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用

ぜひ参考にしてみてください。

＜注意＞
一般的に、葬儀社の料金は「葬儀そのものにかかる費用」を提示しています。
火葬料金・飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれていないことが多いため注意しましょう。
金額を比較する際は、費用の内訳について確認することをおすすめします。

関東地方における一般葬の葬儀そのものの費用は平均約139万円

・72.1%の人が、100万円以上で葬儀を行っている
・100万円以上では、150万円以上200万円未満が1番多い結果になった

関東地方の一般葬における、葬儀そのものにかかった費用は平均で1,386,794円※でした。（※火葬料金を含む）100万円以上が全体の72.1%を占めていることから、一般葬では華やかにセレモニーを執り行う方が多いことがわかります。

一口に一般葬といっても、それぞれの遺族・故人の想いやこだわりを反映した葬儀を行う場合もあれば、希望によって必要最低限のもので葬儀を執り行うこともあり、費用に幅があります。どのような葬儀にしたいのか前もって明確にした上で、自分たちのこだわりや条件にあった葬儀にすることが大切です。

＜注意＞
一般的に、葬儀社の料金には火葬料金は含まれていないことが多いでしょう。
上記の平均金額である約139万円には、飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれておりませんが、火葬料金は含まれています。
火葬料金を抜いた平均金額は約135万円となります。

＜関連記事＞
喪主がすることは何がある？やるべきことや注意点を徹底解説

関東地方における一般葬の飲食費用は平均約29万円

・82.1%の人の飲食費用が50万円未満
・そのうち、10万円以上20万円未満が1番多い結果になった

関東地方の一般葬の飲食にかかった費用は平均286,291円でした。

一般葬における飲食の機会は主に2回あります。通夜後に行われる「通夜振る舞い」と、火葬後に行われることが多い「精進落とし」です。どちらも喪主から、お世話になった僧侶や参列者へ感謝を伝える意味や、故人を改めて偲ぶ意味があります。

一般葬は広く参列者を招くため、飲食費用は必要なことが多くなります。特に最近の傾向では、感染拡大防止の観点からオードブル形式よりも個食形式を選ばれる方が多く、参列される方への不安をなくすための工夫もされているようです。

＜関連記事＞
精進落としで出すべき料理や相場を徹底解説！

関東地方における一般葬のお布施費用は平均約39万円

・66.9%の人が50万円未満でお布施を用意している
・30万円以上40万円未満が1番多い結果になった

関東地方の一般葬のお布施・宗教者手配費用は平均で385,518円という結果でした。50万円未満が66.9%を占め、30万円以上40万円未満が最も多いことがわかりました。

また、50万円未満の内訳に注目するとバラつきがあることがわかります。これは近年の暮らし方や家族構成の変化に伴う葬儀に対しての価値観の変化や、檀家離れを考える方の増加といった要因が考えられます。

お布施は読経や戒名授与の謝礼として僧侶にお渡しするもののため、明確に定められておらず、悩まれることも多いでしょう。今回の結果や、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。

参考：【第1回調査】家族葬にかかる費用相場（関東地方編）
　　　【第1回調査】直葬にかかる費用相場（関東地方編）

関東地方の平均的な葬儀

今回の調査から、関東で一般葬をする方の平均的な一例を作成してみました。

葬儀形式 ：　一般葬
会葬・参列人数　：　95名
葬儀費用 ：　206万円
（内訳　葬儀そのもの：139万円※／飲食費用29万円／お布施費用39万円）
（※火葬料金を含む）

故人の顔が広く、生前のお礼を伝えたい人が多かったため、お世話になった方々を広く呼ぶ選択をした。
儀礼を重んじてほしいという故人の希望や、華やかに送り出したいという親族の希望も叶えられ、自分たちにあった葬儀ができた。

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まとめ

この記事では、一般葬における関東地方の葬儀費用についてご紹介しました。過去1年の関東地方では17.7%の人に選ばれている葬儀形式であり、葬儀そのものの費用は100万円を超えることが72.1%ということがわかりました。飲食費などは参列人数によっても大きく左右されるため、事前に呼びたい範囲を考えておくとよいでしょう。

葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。全国4,000カ所以上の葬儀場と提携しており、どの宗教・宗派のお葬式にも対応しております。
（※火葬料金別）

参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説！葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる！」
・葬儀費用のお布施の渡し方は？相場やマナーを徹底解説！
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば？葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント