
作成日:2022年05月27日 更新日:2022年07月26日
【第1回調査】一般葬にかかる費用相場(近畿地方編)
近畿地方で葬儀を行う際、一般葬を選ぶとどのくらいの費用が必要かご存知でしょうか。地域の風習や葬儀形式によっても違いがありますが、葬儀全体にかかる費用の全国平均額は200万円程度といわれています。
今回は、小さなお葬式で行った一般葬の費用についての調査結果(近畿地方編)をご紹介します。過去1年以内に喪主を経験した方を対象とした結果です。
【各エリアごとの一般葬の費用相場】
| 全国 |
| 北海道・東北地方 | 関東地方 | 中部地方 |
| 近畿地方 | 中国・四国地方 | 九州地方 |

【もくじ】
・近畿地方における一般葬の費用相場に関する調査概要
・近畿地方における一般葬の割合はエリア全体の13.8%
・近畿地方における一般葬にかかった費用の合計は平均約192万円
┗ 葬儀そのものの費用は平均約136万円
┗ 飲食費用は平均約24万円
┗ お布施費用は平均約31万円
・近畿地方の平均的な葬儀
・葬儀場・斎場をさがす
・まとめ
近畿地方における一般葬の費用相場に関する調査概要
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年3月11日(金)~2022年3月25日(金)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査72,248人 本調査2,583人
・エリア 近畿地方
・事前調査条件 近畿地方に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性80.91%、女性19.09%
<年代>
40代22.11%/50代37.36%/60代以上40.53%
一般葬とは、故人と縁のあった方を広く呼んで行う、儀礼を重んじたなじみ深い葬儀形式のことを指します。
近畿地方における一般葬の割合はエリア全体の13.8%
近畿地方で過去1年以内に行われた葬儀の中で、一般葬を選ぶ方はどのくらいいるのかご存知でしょうか。まずはその結果からご紹介します。
・近畿地方で行われた葬儀のうち13.8%が一般葬
・近畿地方で行われた一般葬の参列人数は50名以上80名未満が1番多い

近畿地方で過去1年以内に行われた葬儀の中で、一般葬を選んだ方は13.8%でした。全体の内訳を見ると、家族葬を選んだ方が1番多く71.8%を占めており、次いで一般葬という結果になりました。
ほぼ同時期に行った関東地方の調査では、一般葬よりも僅かに直葬のニーズが多く、一般葬は3番目という結果でした。一方で近畿地方では、直葬よりも僅かに一般葬のニーズが多く、小規模葬儀が浸透しつつある中でも、式を執り行って見送りたいという思いが感じられます。
一般葬は、通夜・告別式などの一連のセレモニーを行い、故人と縁のあった多くの方を招く形式です。より華やかなセレモニーで故人を見送りたい方や、宗教儀礼を重んじた葬儀を行いたい方に向いている葬儀形式といえるでしょう。
参考:【第1回調査】一般葬にかかる費用相場(関東地方編)

近畿地方の一般葬の会葬・参列人数は、50名以上80名未満が28.5%で1番多いという結果になりました。次いで100名以上が23.6%、3番目に30名未満が22.2%という結果でした。近畿地方では、友人知人や会社関係の方で故人と縁があった方を広く呼んで執り行うほかに、家族や親戚・親しい友人知人など、呼びたい人をある程度限定して行うケースも多いようです。
一般葬は昔ながらの儀礼を重んじた葬儀形式です。高齢の方など、周囲の理解を得やすいことは大きなメリットでしょう。大きな会場や祭壇などを用意することも多い形式なので、盛大に故人を見送りたい方にも選ばれやすいといえます。
近畿地方における一般葬にかかった費用の合計は平均約192万円
ここでは、近畿地方で一般葬を行った方への調査結果をご紹介します。一般葬にかかった費用の合計金額は平均1,918,700円でした。以下の3つに分けて内訳をご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
近畿地方における一般葬の葬儀そのものの費用は平均約136万円
・66.4%の人が、100万円以上で葬儀を行っている
・100万円以上の内訳を見ると、100万円以上120万円未満が1番多い結果になった

近畿地方の一般葬における平均葬儀費用は1,364,108円でした。ほぼ同時期に行った関東地方の調査結果では、100万円以上かかったと回答した方のうち1番多かったのは150万円以上200万円未満でした。一方、今回の近畿地方では、100万円以上120万円未満が1番多いという結果になりました。近畿地方と関東地方のどちらの結果も、100万円以上250万円未満に集中していることから、それぞれの希望に合わせて内容を選択しても、一般葬を行う場合はこの範囲の金額に収まることが多いと考えられます。
一口に一般葬といっても、費用には幅があります。それぞれの遺族・故人の想いやこだわりに合わせて、必要最低限のもので葬儀を執り行うこともあれば、お花をできるだけ多く用意するなどの希望を反映させることもあるでしょう。どのような葬儀で見送りたいのかを事前に相談し、自分たちの希望にあった葬儀にすることが大切です。
参考:【第1回調査】一般葬にかかる費用相場(関東地方編)

近畿地方における一般葬の飲食費用は平均約24万円
・82.1%の人の飲食費用が50万円未満
・そのうち、10万円以上20万円未満が1番多い結果になった

近畿地方の一般葬の飲食にかかった費用は平均242,417円でした。
一般葬における飲食の機会は、通夜後に行う「通夜振る舞い」と、火葬後に行うことが多い「精進落とし」の2回です。どちらも故人を改めて偲ぶ意味や、喪主からお世話になった僧侶や参列者へ感謝を伝える意味があります。
一般葬は広く参列者を招くことが多く、それに伴って飲食費用もある程度は必要になることが多いでしょう。特に最近の傾向では、参列される方への不安をなくすための工夫として、感染拡大防止の観点からオードブル形式よりも個食形式を選ばれる方が多いようです。

近畿地方における一般葬のお布施費用は平均約31万円
・66.9%の人が50万円未満のお布施を用意している
・30万円以上40万円未満が1番多い結果になった

近畿地方で行われた葬儀の一般葬におけるお布施・宗教者手配費用は平均で312,175円という結果でした。50万円未満が66.9%を占め、30万円以上40万円未満が全体の23.4%で最も多いことがわかりました。
また、50万円未満の内訳に注目すると40万円未満でバラつきがあることがわかります。古都と言われる京都府や奈良県、寺院の密度が全国トップの大阪府など、寺院との関わりを感じやすい近畿地方ですが、近年の暮らし方や家族構成の変化に伴う葬儀に対しての価値観の変化や、檀家離れを考える方の増加といった要因がお布施金額にも影響しているのではないでしょうか。
お布施は読経や戒名授与の謝礼として僧侶にお渡しするものです。そのため、金額目安は明確に定められておらず、悩まれることも多いのではないでしょうか。今回の結果や、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。

参考:【第1回調査】家族葬にかかる費用相場(近畿地方編)
【第1回調査】直葬にかかる費用相場(近畿地方編)
近畿地方の平均的な葬儀
今回の調査から、近畿地方で一般葬をする方の平均的な一例を作成してみました。
葬儀形式 : 一般葬
会葬・参列人数 : 66名
葬儀費用 : 192万円
(内訳 葬儀そのもの:136万円/飲食費用24万円/お布施費用31万円)
故人の生前の付き合いが広く、お礼を直接伝えたい人が多かったため、お世話になった方々を広く呼ぶ選択をした。
華やかに送り出したいという親族の希望や、儀礼を重んじてほしいという故人の希望も叶えられ、自分たちにあった葬儀ができた。
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小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。
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まとめ
この記事では、一般葬における近畿地方の葬儀費用についてご紹介しました。過去1年の近畿地方で、一般葬は13.8%の人に選ばれている葬儀形式であり、葬儀費用として100万円以上用意した人が66.4%いるということがわかりました。飲食費などは参列人数によっても大きく左右されるため、事前に呼びたい範囲を考えておくとよいでしょう。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、葬儀に必要な物品・サービス一式を料金に含んだ「小さな一般葬」プラン※をご用意しています。ご希望に合わせて24時間365日対応いたしますので、葬儀についての知識があまりないという方にも安心してご依頼いただけます。
※飲食費用やお布施費用は含みません
参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説!葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる!」
・葬儀費用のお布施の渡し方は?相場やマナーを徹底解説!
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば?葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント

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