葬儀全体の平均費用は200万円程度といわれています。しかし、新型コロナウイルスの影響で小規模葬儀が選ばれるようになってきたことや、各地域それぞれの風習による差を考えると、この全国平均の葬儀費用に違和感があるという方もいるのではないでしょうか。
そこで小さなお葬式では、過去1年以内に喪主を経験した方を対象に、直葬の費用について調査を行いました。この記事では関東地方の結果をご紹介します。
【各エリアごとの直葬の費用相場】
|全国|
|北海道・東北地方|関東地方|中部地方|
|近畿地方|中国・四国地方|九州地方|
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こんな人におすすめ
関東地方での直葬の費用相場に関する調査概要を知りたい方
関東地方における直葬の割合を知りたい方
関東地方で直葬にかかった費用の合計を知りたい方
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年2月24日(木)~2022年3月11日(金)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査80,969人 本調査2,625人
・エリア 関東地方
・事前調査条件 関東地方に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性81.30%、女性18.70%
<年代>
40代24.11%/50代36.88%/60代以上39.01%
・1年以内に関東地方で行われた葬儀の19.0%が直葬
・直葬の葬儀そのものにかかった費用は、83.5%が40万円以下
・直葬の飲食費用は、88.6%が10万円未満
・直葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、87.0%が15万円未満
直葬とは、ごく親しい方数名で火葬のみを行うシンプルな葬儀形式のことを指します。
関東地方で行われている葬儀のうち、直葬がどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。まずはその結果からご紹介します。
・関東地方で行われた葬儀のうち19.0%が直葬
・関東地方で行われた直葬の参列人数は5名未満が1番多い
関東地方で葬儀を執り行った人のうち直葬を選択した人は19.0%でした。関東地方では家族葬も60.5%の人が選択しており、多くの人に小規模葬儀が浸透しつつあることがわかります。
直葬は、家族葬よりもごく親しい方数名で火葬のみを行います。そのため、通夜式や告別式にかかる費用や時間を抑えられることや、参列者対応がなくなり心身にかかる負担を軽減できることがメリットです。よりシンプルな葬儀を望む方に選ばれている葬儀形式といえるでしょう。
関東地方で行われる直葬の会葬・参列人数は平均9.49人で、5名未満が39.4%という結果でした。直葬は火葬場に入場可能な人数で行われるということもあり、他の葬儀に比べてかなり範囲を限定して見送ることが多いようです。
また、全国的に高齢化が進んでいることもあり、身体的な問題で葬儀会場まで足を運ぶことが難しいという方もいるでしょう。他にも、故人に縁のあった方の多くがすでに亡くなっている場合は、結果として葬儀に呼ぶ人数が少なくなることも考えられます。
2020年4月頃から、新型コロナウイルスの影響で人が集まることを避ける目的で直葬を選ぶ方が増加しました。それに伴い、後日感染拡大が落ち着いた頃に改めてお別れの会を開くという方も増えているのではないかと考えられます。
参考:PR TIMES 極端な小規模化に「待った」 コロナ禍における葬儀・法要 2020年・2021年エンディングの実態を「小さなお葬式」が公開
ここでは、関東地方で直葬を行った方の調査結果をご紹介します。まず、直葬にかかった費用の合計金額は平均365,231円です。その内訳として、以下の3つの費用に分けてご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
・83.5%の人が40万円未満で葬儀を行っている
・そのうち、10万円以上20万円未満が1番多い結果になった
関東地方の直葬における平均葬儀費用は252,280円でした。40万円未満が全体の83.5%を占めており、その中でも10万円以上20万円未満が1番多いことがわかりました。10万円未満は7.2%と少数のため、直葬を執り行う場合であっても10万円はかかることが多いようです。
一口に直葬といっても費用に幅があるのは、希望によって必要最低限のもので直葬を執り行うこともあれば、それぞれの遺族・故人の想いやこだわりを可能な範囲で反映した直葬を行う場合もあるためです。無理に費用を抑えたり式や食事を省いたりするのではなく、自分たちのこだわりや条件にあった葬儀にすることが大切です。
「直葬をしたいけど、葬儀内容で後悔が残らないか不安だ」という方には、小さなお葬式の「小さな火葬式プラン」がおすすめです。小さなお葬式では、資料請求をいただくことで159,000円(税込価格174,900円)で直葬を行えます。必要なサービスを厳選することでリーズナブルな価格を実現しているため、高い満足感で葬儀を行えます。詳しくは下記のプランページをご覧ください。
「費用は抑えたいけど、告別式はしてあげたい」という方には、「小さな一日葬プラン」がおすすめです。小さな一日葬では、資料請求をいただくことで299,000円(税込価格328,900円)で告別式と火葬を行えます。通夜式を省くことで価格を抑えながらも、告別式で華やかに故人を送り出せます。
・88.6%の人の飲食費用が10万円未満
・そのうち、3万円未満が約半数を占める結果になった
関東地方の直葬の飲食にかかった費用は平均33,523円でした。
直葬における飲食の機会は主に「精進落とし」で、火葬後に行われることが多い食事会です。喪主から僧侶や参列者へ感謝を伝える意味や、故人を改めて偲ぶ意味があります。近い関係の親族だけだからこそ、故人を偲ぶ時間や飲食の機会が必要になる場合もあるのでしょう。
とはいえ、直葬は限られたごく少数の身内だけで行うことが多いため、飲食の機会を設けない場合もあります。自分たちに飲食の機会が必要かどうかをよく考えて決めるとよいでしょう。
・87.0%の人が15万円未満でお布施を用意している
・5万円以上10万円未満が1番多い結果になった
関東地方の直葬のお布施・宗教者手配費用は平均79,429円という結果でした。15万円未満が87.0%を占め、その中でも5万円以上10万円未満が1番多いことがわかりました。
お布施とは、読経や戒名授与の謝礼として僧侶にお渡しするものです。直葬は通夜式や告別式といったセレモニーを行わないため、宗教者の方には火葬場での炉前読経や戒名授与のみを依頼することがほとんどでしょう。そうした理由から、お布施の金額も比較的少額になっていると考えられます。
直葬だからといって無宗教とは限りません。お寺とお付き合いのある方でも何らかの事情があり、お寺と相談の上で直葬を選ばれる場合もあるでしょう。お布施の金額は明確に定められていることは少ないため、今回の結果や、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。
今回の調査から、関東で直葬をする方の平均的な一例を作成してみました。
【葬儀形式】直葬
【会葬・参列人数】9名
【葬儀費用】37万円
(内訳 葬儀そのもの:25万円/飲食費用3万円/お布施費用8万円)
故人が高齢かつ無宗教で知り合いが少なく、他の親族が遠方に住んでいるため、家族だけの数名で火葬だけを行う選択をした。
参列者対応や葬儀後の香典返しなどの対応が必要なかったため、葬儀後に落ち着いて遺影に手を合わせられ、自分たちにあった葬儀ができた。
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病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ情報が満載です。
いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。
この記事では、直葬における関東地方の葬儀費用についてご紹介しました。一般葬や家族葬に比べてよりシンプルな直葬ですが、1年以内の関東地方では19.0%の人に選ばれていました。葬儀そのものの費用は10万円はかかることが多く、遺族や故人の希望によって幅があるため、事前に希望を話し合っておくといざという時にスムーズでしょう。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、葬儀に必要な物品・サービス一式を料金に含んだ「小さな火葬式」プラン※をご用意しています。ご希望に合わせて24時間365日対応いたしますので、葬儀についての知識があまりないという方にも安心してご依頼いただけます。
※飲食費用やお布施費用は含みません
参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説!葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる!」
・葬儀費用のお布施の渡し方は?相場やマナーを徹底解説!
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば?葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント
・直葬を行う前に知っておきたいこと
・「葬式をしない」という選択肢はありえる?火葬のみを行う場合に行っておくべきこと
・「葬式しない」「火葬のみ」というおくりかたの魅力と一般葬との違い
訃報は、死亡確定後、なるべく早く届けることが大切です。ホゥ。