近畿地方で直葬を行うと、どのくらいの葬儀費用が必要かご存知でしょうか。葬儀費用の総額は、選択する葬儀形式や地域の風習によっても違いがあります。
そこで小さなお葬式では、過去1年以内に喪主を経験した方を対象に、直葬の費用についての調査を行いました。この記事では近畿地方の結果をご紹介します。
【各エリアごとの直葬の費用相場】
|全国|
|北海道・東北地方|関東地方|中部地方|
|近畿地方|中国・四国地方|九州地方|
こんな人におすすめ
近畿地方での直葬の費用相場に関する調査概要を知りたい方
近畿地方における直葬の割合を知りたい方
近畿地方で直葬にかかった費用の合計を知りたい方
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年3月11日(金)~2022年3月25日(金)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査72,248人 本調査2,583人
・エリア 近畿地方
・事前調査条件 近畿地方に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性80.91%、女性19.09%
<年代>
40代22.11%/50代37.36%/60代以上40.53%
・1年以内に近畿地方で行われた葬儀の13.4%が直葬
・直葬の葬儀そのものにかかった費用※は、78.1%が30万円未満(※火葬料金を含む)
・直葬の飲食費用は、76.8%が10万円未満
・直葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、89.5%が15万円未満
直葬とは、ごく親しい方数名で火葬のみを行うシンプルな葬儀形式のことを指します。
近畿地方で行われている葬儀のうち、直葬がどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。結果をご紹介します。
・近畿地方で行われた葬儀のうち13.4%が直葬
・近畿地方で行われた直葬の参列人数は5名未満が1番多い
近畿地方で葬儀を執り行った人のうち直葬を選択した人は13.4%でした。近畿地方では71.8%の人が家族葬を選択していることから小規模葬儀は浸透しているようですが、さらに小規模でおこなう直葬はまだまだ少数派であることがわかります。
直葬は、家族葬よりもごく親しい方数名で火葬のみを行うシンプルな形式です。そのため、通夜式や告別式にかかる費用や時間を抑えられることや、参列者対応が不要なため心身にかかる負担を軽減できることがメリットです。
近畿地方で行われる直葬の会葬・参列人数は平均8人で、5名未満が36.1%という結果でした。直葬は式を行わないため、一般的には式場を使用しません。火葬場に入場可能な人数で行うということもあり、他の葬儀形式に比べてかなり範囲を限定して行うことが多いようです。
また、葬儀に呼ぶ人数が少なくなる要因として、全国的に高齢化が進んでいることが考えられます。身体的な問題で葬儀会場まで足を運ぶことが難しい場合や、故人に縁のあった方の多くがすでに亡くなっている場合もあるでしょう。
2020年4月頃から、新型コロナウイルスの影響で人が集まることを避ける目的で直葬を選ぶ方が増加しました。それに伴い、後日感染拡大が落ち着いた頃に改めてお別れの会を開くという方も増えているのではないかと考えられます。
参考:PR TIMES 極端な小規模化に「待った」 コロナ禍における葬儀・法要 2020年・2021年エンディングの実態を「小さなお葬式」が公開
小さなお葬式で葬儀場をさがす
ここでは、近畿地方で直葬を行った方の葬儀費用に関する調査結果をご紹介します。直葬にかかった費用の合計金額は平均で347,302円でした。内訳として、以下の3つの費用に分けてご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用(火葬料金を含む)
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金は「葬儀そのものにかかる費用」を提示しています。
火葬料金・飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれていないことが多いため注意しましょう。
金額を比較する際は、費用の内訳について確認することをおすすめします。
・78.1%の人が30万円未満で葬儀を行っている
・そのうち、20万円以上25万円未満が1番多い結果になった
近畿地方の直葬における平均葬儀費用は225,626円※でした。(※火葬料金を含む)30万円未満が全体の78.1%を占めており、その中でも20万円以上25万円未満が1番多いことがわかりました。10万円未満は3.2%と少数のため、直葬を執り行う場合であっても10万円はかかることが多いようです。
同じ直葬でも費用に幅があるのは、それぞれの遺族・故人の想いやこだわりを可能な範囲で反映した直葬を行う場合や、必要最低限のもので直葬を執り行うことを希望する場合があるためです。無理に費用を抑えるのではなく、自分たちの希望にあった葬儀を選択することが大切です。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金には火葬料金は含まれていないことが多いでしょう。
上記の平均金額である約23万円には、飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれておりませんが、火葬料金は含まれています。
火葬料金を抜いた平均金額は約19万円となります。
・76.8%の人の飲食費用が10万円未満
・そのうち、1万円以上2万円未満が1番多い結果になった
近畿地方における直葬の飲食にかかった費用は平均で44,537円でした。
直葬における飲食の機会は主に「精進落とし」です。精進落としは、火葬後に行われることが多い食事会を指します。故人を改めて偲ぶ意味の他に、喪主から僧侶や参列者へ感謝を伝える意味があります。近い関係の親族だけだからこそ、あらためて故人を偲ぶ時間や飲食の機会を設けることが大切にされる場合もあるでしょう。
とはいえ、直葬はごく少数の身内だけで行うことが多いため、精進落としの時間を設けない場合も少なくありません。周囲の方と相談して決めるとよいでしょう。
<関連記事>
精進落としの費用は?メニューと葬儀全体の費用や相続税控除の方法も解説
・89.5%の人が15万円未満でお布施を用意している
・5万円以上10万円未満が1番多い結果になった
近畿地方の直葬のお布施・宗教者手配費用は平均で77,140円という結果でした。15万円未満が89.5%を占め、その中でも5万円以上10万円未満が1番多いことがわかりました。
お布施とは、読経や戒名授与の謝礼として僧侶にお渡しするものです。直葬のお布施は家族葬や一般葬など直葬より規模の大きな葬儀と比べて比較的少額になっていますが、これは通夜式や告別式を行わないためでしょう。宗教者の方には火葬場での読経や戒名授与のみをお願いすることが多く、他の葬儀形式よりも工程が少なくなります。
直葬とはいえ、必ずしも無宗教とは限りません。何らかの事情があり、お寺とお付き合いのある方でも事前にお寺と相談の上で直葬を選ばれる場合もあります。お布施の金額は気持ちとされ、明確に定められていることは少ないため、今回の結果や、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。
今回の調査から、近畿で直葬をする方の平均的な一例を作成してみました。
葬儀形式 : 直葬
会葬・参列人数 : 8名
葬儀費用 : 35万円
(内訳 葬儀そのもの:23万円※/飲食費用4万円/お布施費用8万円)
(※火葬料金を含む)
故人が高齢かつ無宗教で知り合いが少なく、他の親族が遠方に住んでいるため、家族だけの数名で火葬だけを行う選択をすると事前に決めていた。
参列者対応や葬儀後の香典返しなどの対応が必要なかったため、葬儀後に落ち着いて家族で遺影に手を合わせられた。
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この記事では、近畿地方における直葬の葬儀費用についてご紹介しました。一般葬や家族葬といった他の葬儀形式に比べてシンプルな直葬ですが、1年以内の近畿地方では13.4%の人に選ばれていました。葬儀費用としては平均約35万円準備して行われており、いざという時のためにも事前に希望を話し合っておくとスムーズでしょう。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。
(※火葬料金別)
参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説!葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる!」
・葬儀費用のお布施の渡し方は?相場やマナーを徹底解説!
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば?葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント
・直葬を行う前に知っておきたいこと
・「葬式をしない」という選択肢はありえる?火葬のみを行う場合に行っておくべきこと
・「葬式しない」「火葬のみ」というおくりかたの魅力と一般葬との違い
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