葬儀まで遺体はどうする?亡くなってから葬儀までの安置方法を解説!

葬儀まで遺体はどうする?亡くなってから葬儀までの安置方法を解説!

家族が亡くなったときは気が動転してしまうでしょう。急な訃報で心の準備ができていない場合は特に乱れてしまいがちです。誰かが亡くなった場合は葬儀まで遺体を適切に安置しなければなりません。遺体の安置といっても、どのように行えばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、家族が亡くなってから葬儀を行うまで遺体を安置する方法についてご紹介します。遺体のケアから搬送・安置までの流れや費用について解説しますので、ひととおりチェックしましょう。遺体の適切な取り扱い方について理解しておけば、落ち着いて訃報に対処できます。葬儀全体の流れについても、あわせて理解を深めておきましょう。

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葬儀までに必要な遺体のケア

家族が亡くなったときに行わなければならない遺体のケアについて見ていきましょう。葬儀まで安置しなければならないため、衛生的によい状態を保つために必要なケアです。ここでは具体的なケアについて順を追って説明します。あらかじめ確認しておき、適切に遺体を取り扱いましょう。

1. 末期(まつご)の水

人が亡くなった場合、医師が死亡診断を行って家族に告げます。死亡が告げられると家族や近親者が故人の枕元に集まり、「末期の水」という儀式を行うのが基本です。

末期の水とは仏教に由来する儀式で、故人の復活を願うとともに死後の世界で喉が渇くことがないように祈ります。一般的に末期の水は箸先に脱脂綿を巻き、水に浸けて故人の口元からおでこ・鼻・顎と順に行われるでしょう。

2. 清拭(せいしき)・湯灌(ゆかん)

清拭とはエタノールに浸したガーゼを使用して遺体の露出部分を拭くものです。遺体を衛生的に保つために行われます。

清拭とは別に湯灌(ゆかん)が行われることもあり、湯灌は遺体をきれいに洗うものです。遺体の状態を整え、葬儀に向けて故人の尊厳を保つためのものでもあります。「悩みを洗い流して成仏を願う」という宗教的な意味が含まれているのも特徴です。

3. エンバーミング(ご遺体衛生保全処置)

エンバーミングは、遺体を葬儀まで安置するために行われます。衛生的に安置するためには重要なもので、遺体の状態を良好に保つためには最適な方法です。エンバーミングでは血液を抜いて防腐剤を注入したり、腐敗しやすいものを取り除いたりします。これによって腐敗の進行を遅らせ、葬儀まできれいな状態を保てるでしょう。

葬儀まで遺体を安置する方法

亡くなった後は、葬儀が行われるまで遺体を安置します。亡くなった場所から安置場所まで遺体を搬送しなければならないため、搬送方法についても知識が必要です。遺体の安置や搬送について詳しく知りたい方は、これから紹介する3つのポイントを確認しておきましょう。

霊安室は仮の安置場所

病院で亡くなった場合、遺体は霊安室に安置されます。霊安室が安置場所であると勘違いしやすいですが、霊安室は仮の安置場所です。本来の安置場所に搬送するまでの間、一時的に保管しておく場所と覚えておきましょう。

家族は病院から遺体を引き取り、安置場所に搬送しなければなりません。故人に家族がいない場合、行旅病人及行旅死亡人取扱法にもとづいて死亡地の区市町村が引き取ります。

遺体の安置場所を決める

葬儀まで遺体を安置するため、安置場所を早めに決めなければなりません。安置場所には自宅・斎場・葬儀社が用意している安置施設・民間の安置施設などがあります。それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

自宅に安置する場合は故人のそばで時間を過ごせる反面、温度管理などに手間がかかります。斎場や葬儀社の安置施設を利用する場合は、遺体の管理を任せられるのがメリットです。弔問の時間などが限られるのがデメリットといえるでしょう。

斎場に安置する場合とは異なり弔問の時間にとらわれずに済むのがメリットです。エリアによっては安置施設自体が少ないのがデメリットになります。

遺体を搬送する

安置場所が決まったら遺体を搬送しましょう。遺体の搬送を行うためには寝台車(自動車)・飛行機・船舶のいずれかを利用するのが代表的です。

いずれの方法を利用するにしても、適切な遺体処理を行って衛生的に搬送しなければなりません。安全に搬送するためにも、葬儀社を始めとする遺体搬送を行っている業者に依頼するのがおすすめです。

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安置場所ごとの価格相場

遺体をどこに安置するかによって、安置するためにかかるコストが変わります。安置場所には自宅や斎場・葬儀社や民間の安置施設が用いられるため、それぞれの相場について見ておきましょう。コスト面で安置場所選びに迷っている方は、事前にひととおり確認して適切な安置場所を選ぶことが大切です。

自宅での安置

自宅で安置するときには、5万円~7万円程度のコストがかかります。腐敗を防止するためのドライアイスが1日あたり1万円~2万円必要です。ほかにも枕飾りを葬儀社に用意してもらうと3万円程度のコストがかかるでしょう。この条件で2日安置したと仮定すると、前述した金額になります。

自宅に安置すればコストが掛からないと考えている方もいるかもしれませんが、それなりのコストが必要になることを覚えておきましょう。

斎場・葬儀社での安置

斎場や葬儀社が用意している施設に安置する場合、1日あたり5,000円~3万円のコストがかかります。自宅安置の場合と同様に、腐敗防止用のドライアイス費用として1万円~2万円が必要になることがあるので事前に確認しておきましょう。

斎場には公営のものと民営のものがあり、公営斎場を利用するとコストを削減できることがあります。斎場や葬儀社に2日間安置した場合、施設利用料とドライアイス費用を合わせて3万円~10万円のコストがかかるでしょう。

安置施設の場合

民間の安置施設を利用する場合は、1日あたり1万円程度のコストがかかります。安置施設によって施設利用料の設定が大きく異なる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

自宅や斎場・葬儀社の場合と同様に腐敗防止用のドライアイスが必要です。ドライアイス費用は1日あたり7,000円程度かかります。民間の安置施設に2日間安置した場合は、施設利用料とドライアイス費用を合わせて3万円~3万5,000円程度になるでしょう。

宗教ごとに異なる安置方法

遺体を安置する方法は宗教によって異なるので注意が必要です。ここではポピュラーな宗教として仏教・キリスト教・神道における安置方法についてご紹介します宗教ごとの安置ルールやマナーを守ることが大切なので、事前にチェックしておくのがよいでしょう。

仏式による遺体安置の方法

仏式で遺体を安置する場合は、敷布団を用意して頭を北方向西方向に向けます。手に数珠を持たせて合掌させておきましょう。

自宅に安置する場合、仏壇がある場合は仏壇のある部屋に安置するのが基本です。腐敗防止用にはドライアイスを使用しますが、冷房もかけておくのがよいでしょう。枕元には白い布を掛けた机を用意し、燭台や水などを供えます。供え物の内容は教派によって異なる可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。

キリスト式による遺体安置の方法

キリスト教式の場合、遺体の安置方法に関して聖書に書かれていないため複雑なルールはありません。一般的には頭を北に向けて安置するので、それに従うのがよいでしょう。カトリックの場合は司祭を呼び、祈りのあとに家族が聖体拝領を行います。続いて納棺式を行って遺体を安置するという流れです。

プロテスタント諸教派の場合は所属教会の牧師が立ち会って納棺式を行い、祈りを捧げます。納棺後は棺を白布で覆って生花を飾りましょう。最後に棺を閉めて黒い布で覆い、その状態で安置します。教派によっては遺体安置時に聖餐式を執行したり、讃美歌の合唱や聖書朗読を行ったりすることがあるのが特徴です。枕飾りには聖書や十字架などを用います。

神式による遺体安置の方法

神式で遺体を安置するときは、頭を西もしくは東に向けましょう。遺体の顔に白布を掛けたり合掌させたりするのは仏式の場合と同様です。神式で安置するときは、枕飾りとしてろうそくや榊などを用います。お神酒や塩などを備えることもあるため、仏式の場合とは多少異なるものです。数珠や香炉・枕団子などは仏式特有のものなので神式の場合は用いません。

小さなお葬式は急な葬儀でもサポートが万全

突然の訃報を受けたときなど、心の準備ができないまま葬儀を執り行わなければいけなくなることがあります。そのようなときは、サポートが万全な葬儀社に依頼するのがよいでしょう。小さなお葬式では、急な葬儀にも対応できるサポート体勢を整えています。小さなお葬式を利用するメリットには以下のようなものがあるため、あらかじめ確認の上ご検討ください。

急な訃報でも先に搬送だけできる

小さなお葬式では搬送サポートを実施しています。突然の訃報を受けたときでも搬送のみを先に依頼できるため、急いでいるときでも安心です。葬儀の依頼を検討している場合、搬送サポートを利用すれば搬送費用を負担する必要はありません。葬儀の依頼に先立って遺体を速やかに搬送したいときは、ぜひ小さなお葬式にご依頼ください。

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まとめ

家族が亡くなったときには、葬儀のときまで遺体を適切に安置しなければなりません。遺体を衛生的に安置するためにはきちんとした処理が必要で、環境を整えて安置する必要があります。

突然の訃報を受けて急に葬儀の準備をするときなど、遺体の搬送や安置に関して疑問が生じるときがあるかもしれません。そのようなときは、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。小さなお葬式では低価格な葬儀サービスを提供しているので、コストを抑えつつ葬儀を執り行いたい方におすすめです。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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