家族葬に義両親は招待すべき?範囲基準とマナーを解説

家族葬に義両親は招待すべき?範囲基準とマナーを解説

「家族葬を行う際に義両親は呼んだほうがいいのか」「呼ばないというのはマナー的には問題ないのか」と考えている方もいるのではないでしょうか。

結論をいうと、家族葬に義両親を招待するかどうかは、葬儀の規模や関わりの深さで決めることが多いです。

例えば小さな規模の葬儀では義両親を呼ぶ必要はありません。ですが、親しい仲なら呼んでも問題ありません。

そこでこの記事では、家族葬に義両親を呼ぶ基準や招待した時のマナーなど細かく解説していきます。事前に知っておくと慌てず対処できるため、ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

家族葬に義両親を呼ぶかお悩みの方

家族葬に義両親を呼ぶ基準について知りたい方

義両親が家族葬に参列する際の香典、参列しない場合の弔問について知りたい方

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【規模別】家族葬に義両親を呼ぶか決める基準

家族葬とは、故人と深い関わりがあった親族のみで行う葬儀のことをいいます。この会に関わりがあまり強くない義両親は呼ぶべきか、範囲が曖昧で悩む人も多いです。

結論をいうと家族葬に義両親を呼んでも呼ばなくても問題はありませんが、基本的には規模によって決めるケースが多いです。

ここでは家族葬に義両親を呼ぶか決める基準を規模別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 20人未満の家族葬では呼ぶ必要なはい

家族葬は一般的に20人未満で行われることが多いです。つまり故人の配偶者や兄弟姉妹、子供、孫までです。子供や兄弟に配偶者がいた場合、配偶者も呼ぶケースもあります。

こういった20人未満の規模で家族葬を行う場合は、義両親を呼ぶ必要はありません。家族葬の本来の意味は、故人ともっとも深い関係にあった親族のみで行う葬儀です。よって賑やかにならないためにも、招待するのは身内のみで問題ありません。

2. 20人以上の家族葬では呼ぶことが多い

20人以上の大きさで家族葬を行う場合は、義両親を呼ぶケースが多いです。一般的に20人以上の規模の家族葬とは、先ほどの親族の他に故人の甥、姪、いとこや親しくしていた友人や知人も含まれます。

よって、20人以上の大規模な家族葬の場合は、義両親を呼ぶ人も多いです。

しかし、義両親を呼ぶことは必須というわけではないため、あまり適切ではないと考える場合は、呼ばなくても良いでしょう。

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参列は誰まで?家族葬に呼ぶ範囲と呼ぶ人・呼ばない人へのマナー

【関わりの深さ別】家族葬に義両親を呼ぶか決める基準

家族葬に義両親を呼ぶのか決める基準として、故人と義両親の関係を参考にする方法もあります。

家族葬は故人との最後の別れかつ、故人が安全に旅立てるように親しい人たちのみで行う葬儀です。よって、義両親を呼ぶかどうかは故人が喜ぶかどうかで決めるのも良いでしょう。義両親と故人との関係性を思い返して、呼ぶかどうかを考えてみてください。

1. 関係性が浅い場合は呼ぶ必要はない

故人と義両親の関係性が浅い場合は、葬儀に呼ぶ必要はありません。大規模な葬儀の場合でも、故人は義両親を呼んだらどう感じるかを考えるべきです。

また、喪主の意見も取り入れましょう。なぜなら故人と一番親しい人が喪主を務めるのが一般的です。よって故人がどう感じるか定かでない場合は、喪主の意見も参考にすべきです。あくまでも一番尊重すべきなのは「故人の意向」だということを頭に入れておきましょう。

2. 関係性が深い場合は呼ぶことが多い

故人と義両親の関係が深い場合は、家族葬に呼ぶことが多いです。家族葬の規模が20人以下で小規模でも、故人と親しい関係にあれば呼んだほうが良いでしょう。

ですがあくまで家族葬とは、親族のみで行うことをいいます。よって故人と親しくても、部屋が小さい、身内のみでどうしても静かに行いたいという場合は、参列を断っても失礼には値しません。

もし義両親の参列を断る場合は、後ほどお伝えする方法に沿って連絡すれば問題ないため、参考にしてみてください。

家族葬に義両親を呼ぶか迷ったときは招待が無難

家族葬に義両親を呼ぶか迷った際は、招待するのが一般的だと言われています。血の繋がっていない両親といえども、他人と呼べるほど遠い関係性ではありません。よって、基本的には声をかけておいたほうが無難です。

また、故人が旅立つ前の最後に会いたがっているかどうかを考えたときに、呼ぶべきだと感じたら招待することが得策です。

もし呼ばなかった場合「なぜ自分だけ葬儀に呼ばれなかったのか」と後から言われる可能性があります。呼ばなかった理由を明確に話せない場合は、あらかじめ招待するほうが賢明です。迷った場合は、招待することを前提に動きましょう。

家族葬に義両親を呼ばない場合の連絡方法

家族葬は本来家族のみで故人との別れをゆっくり過ごすための儀式です。よって義両親であったとしても家族葬に呼ばないことは失礼に値しません。

しかし、家族葬に招待しない人には、トラブルを避けるためにも連絡すべきです。ここでは家族葬に義両親を呼ばない場合の連絡方法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 家族葬の案内は招待者のみに送る

家族葬の案内は、招待者のみに出すことが一般的です。初めから招待するか曖昧な人にまで送ってしまうと、受け取った際に「家族だけの葬儀なので参加しないほうが良い」や「家族葬だけど招待してもらったので参列すべきなのでは」と困らせてしまう可能性もあります。

よって身近な親族など、招待する人にのみ連絡すべきです。例えば疎遠になっていて連絡が取りにくくても、招待するなら必ず連絡しましょう。

2. 招待しなかった義両親には葬儀後に連絡する

家族葬に招待しなかった義両親には、葬儀を終えて2週間以内に死亡通知を送るのが一般的な決まりです。

死亡通知とは漢字のまま、死亡を通知するための書類のことを言います。通知では故人とのエピソードや思い出、臨終時の様子などを簡単に話し、人間味がある文章を盛り込み、マナーを守った文面を心掛けましょう。また葬儀後に死亡通知を送った場合、香典は辞退するのが一般的とされています。

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死亡通知の書き方や適切な時期は?作成のポイントと文例も紹介

3. 逝去を伝えたい場合は案内状に記載

どうしても逝去したことを通知したい際には、案内状にて参列を辞退すると伝えておくべきです。案内状で通知することで、後で「なぜ連絡しないのだ」と怒られるトラブルを防げます。

ただし参列の辞退をあらかじめ連絡したにもかかわらず、葬儀会場へ訪問する方も稀にいます。そういった場合には故人との思い出も多くある方なので、気持ちを頂戴し一緒に故人の旅立ちを見送ると良いでしょう。

義両親の家族葬には基本的に参列すべき

反対に「義両親の家族葬には参列したほうが良いのか」と考える方もいるでしょう。結論から言うと、義両親の家族葬には参列すべきです。

ただし案内状が届いていなかったり、参列を断るような話があったりした場合は、無理に参列しないのがマナーとなります。

弔意を遺族に伝えたい場合は、香典や弔問などをするように心がけるべきです。家族葬は基本的に親族のみで静かに行うものです。よって招待されていないのに無理に参列してしまうと家族も断りづらくなり、かえって迷惑をかけてしまいます。

仮に香典や弔問も辞退されてしまった場合は何もしないのが得策ですが、一言でも伝えたい場合は電話やメールなど、負担が少ない手段を取るように心がける必要があります。

義両親が家族葬に参列する際の香典について

義両親が家族葬に参列する際には香典を渡すのが一般的です。しかし、葬儀に参列する機会は頻繁にはないため、金額や細かなマナー、気をつけるべき点など理解していないという人も多いです。

ここでは香典の金額から辞退された場合の対処法、弔問する際の流れなど詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

1. 一般的には3万円~5万円

家族葬に参列する際に準備する香典は、3万円~5万円が一般的と言われています。ですがこの金額は地域や宗派、家族によって異なるためあくまで参考程度にしておきましょう。
仮に友人や同級生なら1万円ほど、友人の親なら3千円ほどと金額は様々です。

また、葬儀に参加しなかった場合は後日に弔問することが多いです。弔問する際に遺族から香典について辞退する連絡がなければ準備しておくべきです。

2. 家族葬では遺族が香典を辞退する場合が多い

一般的に家族葬では、香典を辞退する場合が多いです。仮に香典を辞退しているのに準備していくと「お礼を用意しなければならない」「しっかり伝えられていなかったのでは」と不安にさせ、負担をかける結果になります。

よって辞退する連絡があれば、香典は渡さないことがマナーです。
万が一、香典について辞退の連絡もなく特に触れられていない場合は、準備して持っていくようにしましょう。

<関連記事>
家族葬の香典はどうする?金額の目安やマナーについても紹介

家族葬に参列しない場合の弔問について

家族葬に参加しない場合は、後日弔問すべきです。弔問とは簡単にいうと葬儀が終了してから故人の家を訪問し、遺族にお悔やみの言葉を伝えることをいいます。

親しい人が故人の安置されている場所に訪問することを指す場合もありますが、葬儀に参加できず後日自宅訪問することを一般的に弔問と言います。ここでは弔問する際に気をつけるマナーや流れを紹介するので、参考にしてみてください。

1. 葬儀が終わって数日後~49日以内に行う

弔問する日程は葬儀の数日後~49日以内が基本です。理由としては、葬儀の直後は手続きや片付けなどで遺族は忙しく、日数が経ちすぎると受け入れの準備が負担に繋がるからです。

しかし、49日を過ぎてから死去を知る人もいます。よって「49日後は行ってはいけない」という決まりはないため、事前に日程や時間帯を連絡するように心がけることが大切になります。

2. 時間帯や詳細を確認する

弔問する際は、遺族に訪問する日にちや時間帯をしっかり伝えて、問題ないか確認しましょう。葬儀から日が経っていたとしても、遺族は後片付けや心の整理など、忙しいことが多いです。

唐突に訪問すると遺族にとってさらに負担をかけることになり、迷惑となる場合もあるため、日にちや時間帯はしっかり相談することが大切になります。

他にも持っていくべきものや持ってきてはいけないものがあれば、事前に聞いておくようにしましょう。

3. 香典や供物などの持ち物を確認する

家族葬の場合は、遺族が香典や供物をお断りする場合が多いです。香典を断っているのにもかかわらず、渡したいからといって無理に持っていってしまうと迷惑になるため、辞退されたら用意しないのがマナーです。

仮に香典や供物について触れなかった場合は、準備して持っていくことが常識となります。供物はお菓子スイーツ線香などの消耗品がもっとも適しています。準備する際はどんなものなら良いか遺族に確認しておくことが大切です。

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まとめ

家族葬に義両親を招待するかどうかを迷う人は多いです。家族葬に呼ぶ範囲は決まっていないため、困ったら葬儀の規模や関わりの深さで決めましょう。

例えば小さな規模の葬儀では義両親を呼ぶ必要はないですが、親しい仲なら呼んでも構いません。

葬儀は頻繁に経験することではないため不安な点も多いでしょう。費用や義両親を呼ぶときの細かなマナー、その他のことでお困りでしたら、小さなお葬式までぜひお問い合わせください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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