一周忌法要は命日より後に設定してもOK?一周忌の日程の決め方

一周忌法要は命日より後に設定してもOK?一周忌の日程の決め方

一周忌は故人が旅立った日から1年後の命日のことを指します。遺族の喪が明ける重要な時期でもあり、命日の周辺で法要を営むことが一般的です。

しかし、招きたい人の都合が合わせづらかったり、命日が平日であったりと一周忌法要を命日当日に設定できないという方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、一周忌法要が命日より後になってもよいかを解説します。日程の決め方に併せて、命日の種類や命日の過ごし方、一周忌以降の法要についても分かる内容です。

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一周忌と命日の関係

法要は故人の供養のために遺族が執り行うもので、特に一周忌法要は喪が明ける節目に当たる大切なものです。

法要には親族や故人と親しかった人を呼ぶため、日程選びは慎重にしなければなりません。ここでは一周忌法要は命日当日にするべきかを考える前にそれぞれの意味と関係性を解説します。

命日とは?○○忌とは?

命日は故人が亡くなった日のことを指します。日が同じであれば、月が異なっていても命日(月命日)となるため、命日の日数は年12日です。

一方、一周忌や三回忌といった○○忌というのは、ある年の亡くなった日のことを言います。太宰治の桜桃忌や芥川龍之介の河童忌など、作家の亡くなった日を○○忌とも言うのでイメージしやすいでしょう。

一周忌は亡くなってから春夏秋冬を一周回った日、三回忌は亡くなった日を1回目として3回目の同月同日です。

祥月命日とは?

祥月命日(しょうつきめいにち)とは、故人が亡くなった日と同じ月同じ日のことを指し、1年に1度訪れることになります。故人が亡くなってから1年後が「小祥」、2年後が「大祥」です。

祥月命日に合わせて法要が行われることが多く、そのタイミングは1年後、2年後、4年後、6年後、12年後……32年後、49年後と続きます。年忌法要をしない年は墓参りをしたり、身内だけで会食をしたりして過ごすことが一般的です。

月命日とはどういうものか

月命日は毎月訪れる故人が亡くなった日と同日のことです。この日はお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたり、故人の好きなお菓子などをお供えしたりします。

ただし、「31日」が月命日の場合、毎月あるわけではありません。そういった場合には、前倒しして法要を行うことが多くなっています。

一周忌法要は命日にするもの?

祥月命日などに僧侶、参列者を招いて読経してもらうことを「法要」、法要後の会食までを含めたことを「法事」と呼びます。

命日から一周忌まで

一周忌までの1年間は、忌日が定期的に訪れ、中には法要を営む忌日もあります。主な法要のタイミングは以下の通りです。

命日
命日とは故人が亡くなった日のことです。同じ月日が祥月命日で1年に1度、同じ日が月命日で1年に11度あります。

初七日法要
故人が亡くなってから7日間経過した際に行う法要です。多くの場合で葬儀の後や葬儀に組み込んで行われます。

三十五日忌
故人が亡くなった日から35日目を指します。

四十九日忌
故人が亡くなってから49日目のことで「忌明け」とも呼ばれています。

一周忌
故人が亡くなってから満1年の法要のことです。

一周忌以降の法要

一周忌以降は、三回忌七回忌十三回忌以降は末数が3と7の回数、三十三回忌、五十回忌が法要を設けることの多いタイミングです。回数を重ねるごとに規模を縮小していき、身内だけで営むことが多くなっていきます。

年忌法要は子孫の代まで受け継がれていくようなものではありません。故人を偲ぶ気持ちは重要なものではありますが、年数を重ねるほどに遺族も年をとっていきます。

そうなると、法要のために集まるのも難しくなってくることから、どこかで区切りをつけることが必要です。それが「弔い上げ」です。

三十三回忌、五十回忌を最後の法要として弔い上げをすることが多いでしょう。弔い上げの後は仏壇にあった位牌を片付けて、親族の位牌と合わせて祀ります。ただ、近年日本では五十回忌まで行うことは少なくなっています。現代では、三十三回忌よりも前に弔い上げすることが増えてきています

法要・法事日程の決め方

一周忌法要などの法要・法事は、祥月命日の周辺で設定します。その際、祥月命日当日にこだわる必要はありません。この日が平日の場合は、参列者が集まりやすい土日に設定するのが一般的です。

日程は、命日よりも前の候補日から選びます。これは古くから「仏事は先延ばししない」という教えが根づいているためです。参列を予定している方の中にはこうした古くからの教えを重視している方もいるかもしれません。日程を決めるときは早めの行動を心掛けましょう。

しかし、やむを得ない事情で祥月命日よりも後にしか一周忌法要などの日程が組めないこともあるかもしれません。そのようなときは参列者や菩提寺に事情をしっかり説明しておくことをおすすめします。

命日には何をする?命日の過ごし方

では命日には具体的にどのように過ごすことが多いのでしょうか。ここでは祥月命日と月命日のそれぞれの過ごし方をご紹介します。

祥月命日の過ごし方

1年に一度訪れる祥月命日は特別な命日となります。普段よりも丁寧に供養しましょう。

まず、祥月命日の行動として墓参りが挙げられます。お墓の掃除をしたり、お花やお菓子を供えたりして故人をしのびましょう。

家に仏壇がある場合は、仏壇をいつもより念入りに掃除して手を合わせます。墓参りと同様にお花や食べ物を供えて、仕上げに焼香です。

また、祥月命日には「塔婆供養」をする場合があります。塔婆供養は、その法要の名前、作成者の名前、梵字などが施された塔婆をお墓に建てて故人を弔うというものです。

塔婆は木でできているため、雨風にさらされて年数が経つと、過去に建てた塔婆は古くなります。このような古い塔婆はお焚き上げを依頼しましょう。

一周忌や三回忌の場合は、僧侶に読経してもらう法要を営むことが一般的です。お寺で行われる場合もありますし、参列者が身内だけの場合には、自宅で行われることもあります。

月命日の過ごし方

月命日には、その家に住んでいる方が仏壇に手を合わせたり、仏壇の掃除をしたりすることはありますが、親族が集まって法要をするといったことはあまりないでしょう。

もちろん、その家の宗派や慣習によっても違いますが、月命日の過ごし方はそれほど慣習化していることはありません。各家庭でそれぞれの過ごし方をしています。

仏壇に故人が好きだった食べ物や花を供え、焼香するということが一般的です。お墓が遠方でない場合には、墓参りをすることもあります。

また、「月参り」として僧侶に読経してもらうこともあるでしょう。月参りで読経してもらうことは堅いイメージのものではありません。遺族や近くに住んでいる親族が故人の思い出を語ったり、仏壇に手を合わせたりするということが多いようです。

命日には何を供える?

命日には仏壇に供え物をします。この際、普段から供え物をしている家でも少し違った供え物をする場合があります。ここでは、命日に供えるものや、お花などについてご紹介します。

食べ物

お供え物は一般的に菓子折り、果物、ゼリーなどを選ぶことが多くなっています。その家の方が用意している分に合わせて、参列者が持参するということもあります。

この際に、故人が好きだった飲み物や食べ物を供えるということもありますが、肉や魚は殺生につながるために避けるのが一般的です。こうした食べ物は季節によっても供えるものが変わってきます。その季節に合わせたものにするとよいでしょう。

供花

命日は故人が好きだった花や、その季節に合った彩りの良い花を供えるのがよいでしょう。

一方で、できれば避けたほうがよい花もあります。鉢植えはそのまま仏壇やお墓に供えられないということもあって好ましくありません。また、香りが強い花やトゲのある花も避けたほうがよいでしょう。

お供えする際ものは、仏花としてふさわしいものを選ぶと安心です。華やかなフラワーアレンジメントなどは供える花としてふさわしくないでしょう。

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まとめ

命日は故人が亡くなった特別な日です。祥月命日には一周忌や三回忌などの法要、法事を執り行います。特に一周忌法要は、親族も多く参列するため、全員の予定を考慮して祥月命日に合わせて日程を設定するのは至難の業です。

希望の日程でスムーズに執り行うには早め早めの準備が必要です。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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