夏の四十九日~男女別の服装のポイントとマナー

夏の四十九日~男女別の服装のポイントとマナー

四十九日は命日から49日目に実施される忌日法要です。故人が亡くなった時期によっては、気温が高い夏に四十九日が訪れることもあるでしょう。暑い時期に喪服で法要に出席すると、体調を崩す方がいるかもしれません。今回は、夏の四十九日法要に適した服装について解説します。

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こんな人におすすめ

夏の四十九日法要に参列予定の人

なるべく涼しい服装にしたいと考えている人

マナー違反にならない服装にしたい人

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四十九日とは?

逝去したあとに故人が行く場所として、もっともよいとされている場所が極楽浄土です。しかしながら、極楽浄土は誰でも行ける場所ではありません。逝去してから7日ごとに、極楽浄土へ行くのにふさわしいかの審判が下されます。その最終判決が下される日が49日目とされています。この日は判決がよいものになることを祈り、現世で四十九日法要を行うのが一般的です。

四十九日は命日を1日目として数えるので、命日から48日目が四十九日ということになります。命日の次の日を1日目と数える方がいますが、誤りなので気をつけましょう。ただし、命日の前日を1日目とする地域もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

また、葬儀は六曜のうちの友引を避けて行うことが一般的ですが、四十九日法要を行う日柄にきまりはありません。

四十九日法要を夏に実施するときの服装のポイント

四十九日法要は喪服を着用するのがマナーです。しかし、夏など気温が高いときに喪服を着ると熱中症を引き起こすリスクがあります。

本来の法要であれば肌の露出が目立つ服装はふさわしくありませんが、夏のような気温が高い時期に限り半袖程度なら問題ないとされています。ただし、法事の最中は上着を着用し、半袖になるのは会食など法事の前後の時間帯にしましょう。

最近では、通気性のよい夏用の喪服も販売されています。通常の喪服だと暑く感じる季節には、夏用の喪服を着用してもよいでしょう。

四十九日法要にふさわしい男性の服装

四十九日にふさわしい服装は、法要に出席する際の自身の立場によって異なります。ここからは、男性が四十九日に参列するときの服装マナーについて解説します。

【親族】正喪服か準喪服を着用する

親族は正喪服か準喪服を着用します。洋装の喪服は黒いモーニングコートが一般的で、上着は黒、パンツは軽い縞模様が施されているものを選びましょう。ネクタイ、靴下、靴も光沢がない黒を選びます。

【出席者】準喪服を着用する

出席する方は、準喪服を着用します。喪主よりも格式の低い服を着用する必要があるため、和装ではなく洋装で参列するのが一般的です。

準喪服とは、光沢のない黒いスーツのことを指します。ビジネススーツのように光沢のあるスーツはふさわしくないので注意が必要です。

宝飾品

四十九日に限らず、法要に出席する際は宝飾品を外しておくのがマナーです。時計は装着してもよいですが、素材の色はシルバーを選びましょう。指輪は結婚指輪以外外し、ネクタイピンもつけないほうが賢明です。

四十九日法要にふさわしい女性の服装

女性も男性と同様に、法要に出席する際の自身の立場によって適切な服装が異なります。ここからは女性が四十九日に参列するときの服装のマナーを解説します。

【親族】正喪服か準喪服を着用する

親族として出席するのであれば、正喪服もしくは準喪服を着用します。和装の場合は無地の黒い「染め抜き五つ紋付き」の着物と黒い喪帯を選びます。洋装の場合は、肌の露出を抑えたブラックフォーマルドレスを着用しましょう。

準喪服を着用する場合は、ブラックフォーマルスーツやワンピースなどが着用可能です。

【出席者】準喪服を着用する

出席する立場であれば、準喪服を着用するとよいでしょう。準喪服を着用する理由は、男性の場合と同様に、喪主よりも格式の高い服を着用してはいけないからです。

準喪服を用意できない場合は、略喪服を着用します。略喪服の場合は、暗い色のワンピースやアンサンブルを着用しましょう。

妊婦の服装

妊娠中の場合は、体調を優先して締めつけのないワンピースを着用しても問題ありません。体調に合わせてストッキングを履いてもマナー違反にはなりません。足元は、スニーカーや光沢のある靴はふさわしくないので、ヒールの低いパンプスを履きましょう。

宝飾品

ネックレスを身につける場合は、一連のものを選びましょう。指輪は、結婚指輪以外のものは外すのがマナーです。

四十九日法要の流れ

四十九日法要はある程度流れがきまっています。どのような流れで行われるのかを理解しておくと、喪主になったときにも慌てることなく対応できるでしょう。ここからは、四十九日法要の流れについて解説します。

1. 開会

四十九日法要は、喪主の開会の挨拶から始まります。喪主を務める方は前もって挨拶を考えておきましょう。挨拶をするタイミングは、僧侶を仏前に案内した後が一般的です。

2. 読経、焼香

喪主の挨拶の後は、僧侶による読経が始まるので静聴しましょう。参列者は読経中に焼香をします。最初に喪主が行い、その後は逝去した方と関係が深かった方から順番で焼香を進めます。

焼香は、抹香を親指、人差し指、中指でつまみ、額の高さへ持っていきます。その後、香炉へ抹香を落としましょう。この動作を1回~3回繰り返します。

3. 説話

焼香の後は、僧侶の説話が始まります。内容は宗派によって異なりますが、仏教の教えに基づく話をわかりやすく話してくれます。ありがたいお話なので、静かに耳を傾けましょう。

4. 開眼供養、閉眼供養

故人の魂は、四十九日まで仮の位牌である白木位牌に宿っています。そのため、四十九日法要の際に本位牌へ魂を移す必要があります。仮の位牌から魂を抜く「閉眼供養(へいがんくよう)」が行われたのち、本位牌に魂を宿すための「開眼供養(かいげんくよう)」が行われます。

5. 納骨、墓参り

続いて、お墓へ遺骨を納めます。法要の会場がお寺の場合は、敷地内を移動してお墓へ向かえるでしょう。会場がお寺以外の場合は、お墓のある場所まで移動します。お墓に遺骨を納めることで四十九日法要は終了します。場合によっては、法要後に会食を設けることもあるでしょう。

納骨に必要な準備

四十九日法要と同時に納骨を行うことは珍しくありません。しかしながら、納骨は頻繁に行うものではないので、作法について詳しく知らない方もいるでしょう。ここからは、納骨に必要な準備について解説します。

1. 納骨のタイミングを決定する

納骨をする上で特に重要なのが、納骨をするタイミングです。法律上「いつまでに納骨しなければならない」という明確な期日はありません。そのため、四十九日法要の日に納骨してもその前後の日にちに実施しても問題はありません。ただし、一周忌までに納骨することが一般的です。

納骨の時期に迷われた場合は、四十九日や一周忌を一つの目安にするとよいでしょう。

2. 書類の準備

納骨を行う際は、通称「埋葬許可証」といわれる火葬執行済の印が押された火葬許可証が必要になります。火葬許可証は火葬の際に必要な書類で、死亡届を自治体に提出する際に同時に申請できます。火葬後に「火葬執行済」の印が押された火葬許可証が、一般的に「埋葬許可証」と呼ばれています。

埋葬許可証を紛失した場合は納骨ができません。火葬後も保管して、内容に不備がないか事前に確認しておきましょう。

3. 葬儀社やお寺に連絡

納骨をする場合は、僧侶を手配して読経をお願いする必要があります。

お寺とお付き合いのある方

菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓のあるお寺のことです。菩提寺がある場合には、菩提寺に連絡をして、読経の依頼を行いましょう。

お寺とお付き合いが無い方

菩提寺が無い場合には、知人縁故からお寺を紹介してもらう方法や、葬儀の際にお世話になったお寺に相談する方法があります。
その他最近では、インターネット上でお坊さん手配サービスを利用する方も増えています。
小さなお葬式でも寺院手配サービスを提供しています。法要や納骨を依頼するお寺の手配に困ったときは、ぜひご相談ください。法要のみのお付き合いとなるお寺のご紹介も可能です。
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お寺の都合によっては希望日に添えない場合もあるため、1ヵ月~2週間前を目安に寺院手配の予約をすることをお勧めします。

墓地を準備する

納骨には墓地の準備も欠かせません。お墓がある場合は、お墓の納骨室に遺骨を納めます。

最近では、樹木葬永代供養などのお墓を必要としない納骨方法も増えてきています。故人や家族の意向にそって納骨方法をきめるとよいでしょう。

お墓を新しく建立する場合は、余裕をもって準備をすすめて開眼供養の手配も行います。

四十九日法要の際に必要な費用やお金

四十九日法要を行うには、ある程度まとまったお金が必要になります。費用について把握していないと、いざというときにお金が足りないという事態に陥りかねません。ここからは、四十九日法要の際に必要な費用やお金について解説します。

会場にかかる費用

法要をホテルやセレモニーホール等で実施するのであれば会場費がかかります。また、会場の規模が大きくなるほど費用も高額になります。

お布施

読経をしてもらう場合は、僧侶に対してお布施を渡す必要があります。お布施の金額はきまっていませんが、葬儀でお布施を渡している場合はその10分の1ほどの金額を渡すのが一般的です。

お布施の相場は地域やお寺ごとに異なるため、あらかじめ調べておきましょう。

飲食代

法要後に会食の場を設ける場合は、飲食代が発生します。提供する料理のメニューによって費用は変動しますが、目安としては1人につき3,000円~1万円であることが多いでしょう。

事前に参列者数を把握して、人数に合わせた料理を用意することをおすすめします。

四十九日法要の服装についてもっと詳しく知りたい人はこちら

この記事を読んで「四十九日法要の服装についてもっと詳しく知りたい」「◯◯の部分がよくわからなかった」という方へ向けて、四十九日法要の服装に関連する内容を網羅的にまとめた記事をご用意しました。ぜひこちらもあわせてご用意ください。

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まとめ

故人の逝去日によっては、四十九日が真夏になってしまうこともあるでしょう。四十九日法要に出席する場合の服装は喪服が基本ですが、夏のように気温が高い時期はその限りではありません。

熱中症などにならないように、法要以外の時間帯は半袖になっても問題ありません。夏用の喪服も販売されているので、夏の法要を控えている方は購入を検討してもよいでしょう。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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