亡くなってから49日目に行う法要が四十九日法要です。四十九日法要に参列する際は香典を用意する必要がありますが、香典袋の表書きは四十九日法要の以前と以降では書き方が異なることをご存知でしょうか。
この記事では、四十九日法要で渡す香典袋の表書きについて解説します。香典袋の選び方や渡し方についても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事の要点>
・四十九日法要の香典袋の表書きは「御佛前」または「御仏前」と記載する
・中袋には縦書きで金額を旧字体で記載し、裏面には郵便番号・住所・名前を記載する
・包む金額に適した香典袋を選び、香典袋は袱紗に包んで持参する
こんな人におすすめ
四十九日法要で渡す香典袋の書き方を知りたい人
四十九日法要の香典に関するマナーを知りたい人
四十九日法要に参列できない場合の香典の郵送方法を知りたい人
香典袋の書き方にはマナーがあります。書き方によっては失礼にあたる可能性もあるため注意しましょう。ここでは四十九日法要で渡す香典袋の書き方について解説します。
香典袋の表書きは四十九日法要前までは「御霊前」、四十九日の忌引き明け以降は「御佛前」「御仏前」と記載します。仏教では亡くなってから四十九日で成仏するという考え方があるため、四十九日前と後で書き方が異なります。ただし、浄土真宗では「往生即成仏」の教えから、四十九日の前後にかかわらず「御仏前」を使用します。水引の下には自分の氏名を書きましょう。
香典袋の中袋の表面には包んだ金額を記載します。金額は縦書きで旧字体を用い、金額の最初には「金」、最後には「也」を記載しましょう。例えば3万円の場合は「金参萬円也」と記載します。
中袋の裏面には自分の「郵便番号」「住所」「名前」をハガキを書くときと同様に左下に記載します。なお、住所を記載する際は算用数字を用いてもかまいません。
通夜や葬儀では「悲しみの涙で墨が薄くなった」「急な知らせで準備する間がなかった」という意味合いから香典袋には「薄墨」を使うのがマナーとされていますが、四十九日法要は事前に予定が決まっているため、濃墨を使っても問題ありません。
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香典を包むために必要な香典袋には、選び方や渡し方などのさまざまなマナーが存在します。相手に失礼のないよう、きちんとマナーを覚えておきましょう。
香典袋にはいくつか種類があります。一般的には包む金額によって香典袋を選ぶとされています。
包む金額が5千円以下であれば水引が印刷されているもの、3万円ほどであれば黒白か双銀の水引がある香典袋を選ぶとよいでしょう。3万円以上の場合は高級な和紙が使われているものを選ぶとよいでしょう。
香典の金額は故人との関係性や地域、宗派によって異なります。両親や兄妹姉妹であれば1万円~5万円を目安にするとよいでしょう。故人が親族であれば3,000円〜1万円、故人が親族でない場合も3,000円~1万円を目安にしましょう。
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香典は袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包んで持参するのがマナーです。四十九日法要では、受付で挨拶する際に香典を渡しましょう。袱紗を開いて香典袋を取り出し、相手に表書きが見えるように向きを変えてから、両手を添えて渡します。
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やむをえない事情で四十九日法要に参列できない場合は、香典を郵送してもかまいません。法要に参列できないと分かった時点で早めに送りましょう。ここでは郵送時の注意点やポイントを紹介します。
香典は現金を入れていますので、普通郵便や宅配便で送ることは法律で禁止されています。香典は現金書留専用封筒に入れて郵送できます。その際、現金を現金書留専用封筒に直接入れないように注意しましょう。
香典を郵送する際は、手紙を添えるとより丁寧な印象を与えます。遺族を気遣う言葉や香典を同封していることを簡潔に書くとよいでしょう。
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四十九日法要で渡す香典袋の表書きは「御佛前」「御仏前」と書くのが一般的です。中袋の表面には旧字体で金額を記載し、裏面には住所と名前を記載します。渡す際にもマナーがあるため注意が必要です。
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直葬とは、通夜式や告別式などの式をはぶき、火葬のみを行う葬儀のことです。ホゥ。