戒名は付けるべき?直葬で戒名を付ける方法や必要シーンを紹介
葬儀の準備

作成日:2019年12月18日  更新日:2021年07月13日

戒名は付けるべき?直葬で戒名を付ける方法や必要シーンを紹介

  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

故人には戒名がともないますが、相応のお金がかかることから、なしで済ませてよいか悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。とくに宗教儀式を行わない直葬では、故人に戒名を付けるべきか迷うところでしょう。

そこでこの記事では、故人に戒名を与えるべきか、直葬などのシチュエーションに応じてその必要性を解説します。この記事を読めば戒名の基礎知識や付ける方法がわかるため、いざというときに備えられるでしょう。

小さなお葬式LINE公式アカウント

【もくじ】
戒名とは?ランクがあるって本当?
直葬でも戒名は付けるべき?
戒名が必要となるとき、ならないとき
直葬で戒名を付ける方法
よくある質問
まとめ

戒名とは?ランクがあるって本当?

故人の戒名やその文化の背景などは一般的にはよく知られていないようです。戒名は宗派によりタイプが異なります。またランクがあると聞けば、高い位の条件なども気になるところでしょう。以下に定義をわかりやすく紹介しますので、今後の参考としてください。

戒名とは?

戒名とは故人に付くもので、仏の弟子となった証明になります。本来は仏門に入ったお坊さんが戒律を受け入れた弟子に与えていました。

現在の戒名は、故人がこの世に生きたことをたたえ、安らかに天に昇っていただく象徴です。命名は主に菩提寺の住職や僧侶が行います。

元来戒名は、どんな地位にある人でも二文字が鉄則でした。しかし現代社会ではランクなどの関係により、漢字10文字~15文字での構成が主流です。

宗教によって名前が違う

戒名は宗派で呼び方が異なります。たとえば浄土真宗での呼称は「法名」です。「釈号」として頭に「釈」を付け、お釈迦様の弟子と証明します。

日蓮宗では「法号」と呼ばれ、途中に「日号」の「日」を伴う決まりです。また、浄土宗なら「誉号」が必要なことから「誉」が入るなど、宗派で戒名の扱いは異なります。

戒名にもランクがある

戒名にはランクがあり、故人の生前の活動やお布施として払ったお金などで決まります。ただ、このような考え方は従来ではタブーとされてきました。仏の世界で人間は平等と見なされており、位による棲み分けはありえなかったためです。

しかし現在は仏教貢献の証である「院号」、悟りを得た人への「道号」が戒名の前に付けられ、後ろには性別、年齢、地位に応じた「位号」が伴います。このように故人のステータスに応じて戒名が変わるのが現在の慣習です。基本的に文字数が多いほどランクが高い傾向にあります。

あわせて読みたい 戒名料は2~100万円?戒名の相場とランクを選ぶ基準について詳しく解説 仏教において、亡くなったあとに付けてもらう名前のことを戒名(かいみょう)といい、浄土真宗では法名(ほうみょう)、日蓮宗では法号(ほうごう)… 続きを見る

お布施の金額によってランクが変わる

故人のお寺に対する生前の貢献度やお布施により戒名のランクが変わります。お布施は2万円程度から100万円以上と多様です。富裕層なら100万円以上のお金を出して、立派な戒名を付けるケースもあるでしょう。

ただしランク付けには注意点があります。たとえば、同じお墓に入っている先祖より高いのはNGです。夫婦のような対等な家族関係で位が異なるのも好ましくありません。知らずにマナーを破らないように、事前にお寺へ相談しましょう。

直葬でも戒名は付けるべき?

直葬とは自宅や療養中だった病院など、故人を亡くなった場所から直接火葬場へ送ることです。故人の意向や、遺族の経済的負担や手間を軽減することを目的として選択されることが多いでしょう。

宗教的儀式をともなわない直葬であっても、親族の意思で戒名が与えられることもあります。以下に直葬での戒名の扱い方を見ていきましょう。

必ずしも付けるものではない

直葬では必ずしも戒名が必要とは限りません。たとえば無宗教のお墓に入るなら基本的に必要ないでしょう。しかしお墓がお寺の檀家にあれば、納骨の際に戒名を付けるのが条件とされます。

死後に戒名を付けるのは僧侶にしかできません。戒名が必要ということであれば、生前にお寺に相談しておくとよいでしょう。

直葬の場合付けない人も多い

直葬は僧侶も呼ばず身内だけで済ませられるため、戒名の話自体全く出ないことさえ考えられるでしょう。僧侶を呼んだらお布施が必要になりますが、経済的な負担や手間を軽減するために直葬を選択するケースも多いからです。

直葬は葬儀や通夜のように形式的な印象がなく、そういった宗教的儀式を省くのであれば戒名も必要ないとの考えも見られます。生きているうちに本人の希望を尋ねるとよいでしょう。

あわせて読みたい 直葬の費用相場と安くする方法を詳しく解説 最近では、核家族化や経済的な問題、価値観の多様化などにより、火葬式、直葬(ちょくそう)と呼ばれるシンプルなスタイルの葬儀を選択する... 続きを見る

戒名が必要となるとき、ならないとき

戒名の必要性は状況によって異なるので、事前にしっかり検討することが大切です。たとえば、通夜や葬儀を執り行えば必要となりますが、自然葬なら付けないが一般的です。また、寺院墓地に納骨するなら戒名は基本必須になりますが、公営・公園墓地ならば戒名なしで納骨できることが多くなっています

【必要】通夜や葬儀をするとき

通夜や葬儀をするなら基本的に戒名を付けることが必須です。葬儀は必ず僧侶を呼び、戒名授与に至ります。相応のお布施代が必要となる点も意識しておきましょう。

現在こそ日本ではさまざまな葬儀のスタイルが知られていますが、まだまだ伝統的な葬式も多く見られます。戒名をどうするかといった問題に限らず、故人の意向をくみ取り、周囲としっかり相談した上で進めることが重要です。

【必要】寺院墓地に納骨するとき

寺院墓地に納骨するなら戒名を付ける必要が生じます。寺院墓地は事前に使用規則をもらっての契約が通例であり、葬儀・告別式・回忌法要などの決まりがあるのが一般的です。葬儀と戒名授与はセットとなっているため、事前にお寺との打ち合わせが必須でしょう。

勝手に直葬したり、よその寺院で葬儀や戒名授与をしたりすると契約違反に問われる可能性もあります。

【不要】自然葬にするとき

自然葬とは自然物が関係した葬儀方法です。代表例に墓石の代わりに樹木を墓標とする樹木葬、海に遺骨を撒く海洋散骨などがあります。自然葬では戒名を付けないことが多いでしょう。

樹木葬を展開している霊園は基本的に戒名を求めません。しかし、最近はお寺が樹木葬を行うケースも増えており、戒名を規則化しているところもあります。一方で海洋散骨なら戒名なしで済ませられることが多いでしょう。

【不要】公営墓地や公園墓地に納骨するとき

公営・公園墓地は戒名なしで問題ないケースが多いといえます。基本的にこれらのタイプは決まった宗派がなく、檀家のような考えもありません。

公営墓地や公園墓地は仏教に限らず、キリスト教やイスラム教といった海外宗派などさまざまなものを受け入れています。多種多様な宗派を受け入れる関係上、戒名という概念自体あまり気にされることはないでしょう。

宗派が異なる方同士が同じ墓に入るケースがあるのも特徴です。戒名を考えないならこうした墓地の利用も考えられます。

直葬で戒名を付ける方法

直葬でも希望すれば戒名授与ができます。しかし、菩提寺の有無でプロセスが違うので、相談先や打ち合わせ方法を確かめておきましょう。

戒名は葬儀後に付けたり、宗派に合わせて付けなおしたりできるのでタイミングを選びません。ただ、宗教上重要な意味を持つものなので、入念なプランのもと慎重に決めたいところです。

菩提寺がある場合

菩提寺があるところへの納骨と直葬をあわせて考えるなら、前もって相談が必要です。お寺は宗派に基づいた考えなどを理由に直葬を嫌うことが多いためです。

直葬を執り行う前に戒名を付けてもらえるかを確かめ、同意がもらえたら正式な依頼を出しましょう。菩提寺に何の相談もなく直葬にかかると、その後の納骨を断られるなどのトラブルもありえるので注意です。

あわせて読みたい 直葬で納骨が断られる可能性がある!断られたときの対処法について詳しく解説 時代の変化にともない、葬儀の方法も多様性を増しています。ごく親しい方数名で、火葬のみを執り行う「直葬」もそのひとつです。しかし、まだ一般的な葬儀方法とはいえないため… 続きを見る

菩提寺がない場合

菩提寺がない場合や霊園に納骨するなら、葬儀社に相談してみましょう。自身の宗教や宗派にあった寺院を紹介してもらえばスムーズに戒名授与の依頼が可能です。僧侶の手配まで葬儀社に一任してもよいでしょう。

ただ納骨先が民営の霊園などになる場合、必ずしも戒名は必要でないケースもあります。できれば本人の戒名に対する意向も事前に確かめておきましょう。

よくある質問

Q:戒名を付けないと起こるトラブルとは?

A:菩提寺は納骨に際して戒名授与が必要になることが多く、規則に従わないとトラブルになることも想定されます。また、お寺を通さず直葬したり、ほかで葬儀を執り行ったりすると、納骨拒否や墓地の使用契約打ち切りなどのおそれがあるようです。お寺とは戒名や葬儀などについて必ず打ち合わせましょう。


Q:戒名を付ける際のお布施の相場は?

A:一般的に戒名授与にかかるお金は「お布施」と呼ばれ、15万円~30万円かかるケースが多いようです。高ければ100万円を超えますが、安いところでは2万円だけで付けてもらえるお寺もあります。

戒名のランクの高さを重視するとしても、予算面で無理は禁物です。自身の希望予算をお寺に伝え、可能な範囲内で考えてもらいましょう。

故人を誠心誠意で送り出すことが親族の務めといえます。ランクにとらわれず、お世話になった人に戒名を与えられるありがたさを胸に秘め、本人や親族が納得のいく選択をしましょう。

▶ 参考:お布施はいくら包む?葬儀や法事で僧侶に渡すお布施の金額相場


Q:生きている間に戒名を付けられる?

A:戒名は死後に付けるだけでなく、「生前戒名」として生きている間に授かることも可能です。むしろ仏の教えを守ると同意した人に生前に与えられるのが本来のかたちとされます。

生きているうちに相談しておけば、本人の意向をきちんと反映させられるのがメリットです。本人の死後、残された遺族が対応する手間も省けますので、希望される方はお寺に相談してみましょう。


Q:生前戒名のメリットとは?

A:生前戒名は死後よりお布施が安くなるお寺が多い傾向にあります。本人を交えて打ち合わせもでき、位や名前の付け方についての好みや希望も本人から聞けるので、納得できるものにしやすいのもポイントです。


Q:戒名は僧侶しか付けられない?

A:戒名は僧侶に限らず、本人も付けられます。本来の名前とは付け方が大きく異なり、宗派によりルールも異なるので事前の把握が大切です。

戒名の前に院号と道号、後ろには位号を伴うほか、宗派によって特定の位置に固定された文字や、使ってはいけない文字など厳密な決まりがあるので注意しましょう。一般的にはあまり知られていないルールなので、自身で考えるときも最終的にはお寺への相談がおすすめです。


Q:自分で戒名を付けるメリットとは?

A:戒名は前述の通り、宗派に従ったルールで付ける必要があります。その範囲内であれば好きな文字を組み合わせられます。本人の好みで考えられれば、気に入った文字や趣向など思い通りに反映できます。自身の生き様や遊び心などを表現してもよいでしょう。生前に自身で付けることで、葬儀時の手間が省けるなどのメリットもあります。

▶ 参考:戒名は自分でも作れる!戒名を自作する場合の注意点と参考例


まとめ

戒名の必要性は葬儀の有無や納骨先などでケースバイケースです。菩提寺がある墓地では納骨の条件とされ、守らないとトラブルのおそれもあります。戒名なしでの葬儀も見られますが、生前の本人の希望を確認しながら慎重に検討しましょう。

小さなお葬式」では、高品質かつローコストな葬儀サービスをご提供しております。戒名に関するご相談も承っておりますので、何かお困りごとがある際には小さなお葬式までぜひご相談ください。

小さなお葬式の火葬式

関連記事
直葬にお布施は必要?金額の相場や渡す際のマナーを紹介します
直葬を行う前に知っておきたいこと
「直葬」とはどんな葬儀形式?費用の相場や注意点とは?
火葬式(直葬)の費用相場と安くする方法
直葬の香典はどうする?金額の相場や渡し方など気を付けるべきマナーをチェック
直葬での服装は?平服と言われたときの理想の格好やNGな格好も紹介
直葬でのマナーまとめ!服装・香典・直葬を行うときの注意点とは?
直葬で納骨が断られる可能性がある!断られたときの対処法は?
直葬と密葬の違いは?それぞれの葬儀に決める理由や流れとは
直葬(火葬式)の割合は?直葬が選ばれている理由

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

小さなお葬式LINE公式アカウント

最後に

小さなお葬式のコラム内ではご紹介しきれない葬儀に関する知識やノウハウをまとめたEBOOK「費用を最大限おさえて満足のいく葬儀にする方法」をご用意しました。
この記事をご覧の皆様に無料でプレゼントしておりますので、ダウンロードのうえ是非お役立てください。

  • 葬儀費用が適正かを見極めるための見積りの見方
  • 葬儀プラン内容に必要な品目と不要な品目の見分け方
  • 葬儀前~葬儀後に必要な「準備すること、把握しておく事」
  • 喪主、遺族が押さえておくべき葬儀のマナー
無料のEBOOKダウンロード
  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

関連する記事