家族葬で香典を渡す場合のポイントと金額相場
葬儀マナー[参列者]

作成日:2019年10月15日  更新日:2021年07月13日

家族葬で香典を渡す場合のポイントと金額相場

  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

家族や近親者のみで行う小規模なお葬式である家族葬と一般葬では香典を渡す場合の対応が異なります。ご遺族に失礼であると思われないためには、香典を渡すうえでのマナーを知っておくことが肝心です。

また、金額相場についても事前に把握しておきたいところです。ご遺族がどう考えているのかを把握し、失礼にあたらない対応をするための基本を説明します。

小さなお葬式LINE公式アカウント

【もくじ】
家族葬で香典を渡す際のポイント
香典辞退の家族葬でできること
家族葬を選択する遺族の思い
家族葬で香典を辞退する場合の断り方
まとめ

家族葬で香典を渡す際のポイント

家族葬で香典を渡す際には、ご遺族の意向を汲むことが基本です。故人との関係が深く多くの香典を渡したいと思っても、金額相場に反すると受け取るご遺族が対応に困ってしまうものです。場合によっては何もしないことが適切なこともあるため、それぞれのケースを見ていきましょう。

家族葬で香典を辞退していないかどうか確認する

家族葬では香典を受け取るケースもあれば受け取らないケースもあります。まずは家族葬で香典を辞退していないかを確認しましょう。家族葬を選択する以上、香典を辞退することは決して珍しくはありません。

一般葬とは常識そのものが違うことを覚えておいた方がよいでしょう。訃報の連絡には、香典や参列を必要としない旨が記載されていることもあります。

何も記載されていない場合は、どちらにも対応できるようにするのがもっとも確実です。明確に香典を辞退する意向が見られる場合は何もしない方がよいでしょう。どちらか判断ができない場合は、葬儀会社に連絡をして確認するのがおすすめです。

香典の対応については葬儀会社と喪主が話し合いの上で決めることが一般的なので、すぐに確認できるでしょう。

参列する場合は家族葬での香典相場は一般葬の場合と同じ

家族葬に参列する場合の香典の金額相場は一般葬と変わりません。香典の金額相場は以下を参考にしてください。

・友人 5千円
・職場関係 5千円
・親戚 1万円
・兄弟姉妹 3万円
・親 10万円
・祖父母 1万円


連名で香典を包む場合は3千円~1万円ずつ出しあい、全体をキリのよい数字にしましょう。事前に電話連絡しておらず、ご遺族が香典を辞退する遺志が分からない場合はどちらでも対応できるよう念のため持参しておくのがおすすめです。

香典の辞退については葬儀当日、受付時に伝えられ、ほかの会葬者が香典を渡しているかどうか分かる場合もあります。ほかの会葬者が香典を準備していたのに、自分だけが準備していないという事態を避けるためにも、事前に用意しておくと安心でしょう。

あわせて読みたい 通夜・葬儀で送る香典金額の相場はいくら?香典の入れ方のマナーも詳しく解説 社会に出ると、これまで以上に人とのつながりが増え、葬儀に参列する機会も増えます。通夜や葬儀で香典を送ることになったときに慌てることなく準備できるように… 続きを見る

香典の入れ方、香典袋の書き方

香典を入れる際は新札を使わないのがマナーです。だからといって使い古したお金を入れるのは失礼にあたるので、できるだけきれいなお札を使うようにしましょう。お札を入れる向きは、中袋を裏にしたときお札の表が上になるようにするのが正しい方法です。香典袋の書き方は下向きに、お祝い事とは真逆の対応が必要となります。

香典袋には住所、氏名、金額を記入しましょう。金額を記入する際は、漢数字を使うのがマナーです。連名で香典を出す場合は、中袋に代表者の住所と氏名を書いておきましょう。表書きを書く際は、仏式、神式、キリスト教といった宗教や宗派によって書き方が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

宗教や宗派が分からない場合は、表書きに「御霊前」と書くのが一般的です。また、お祝い事にはのしをつけるものですが、香典袋には不要です。

葬儀場で香典辞退を知らされた場合

一般葬ではなく、家族葬を選択する理由の一つに「参列者の対応や事務作業を行う負担の軽減」があります。香典を受け取ると、ご遺族は会葬者に対して香典返しをしないといけなくなります。家族葬の場合は、喪主が会葬者からの香典の対応を決めることになります。葬儀前や葬儀当日に香典辞退を明示している場合、香典を送るのは避けましょう

香典不要を表明されているご遺族に対して弔意を示したい場合は、お花を送るのが一般的です。メッセージカードを添えて、文面の最後に「お返しは不要」と一筆添えておけばご遺族が頭を悩ませることはなくなります。

その一方で、会葬者の気持ちを汲んで香典を受け取る場合がないわけではありません。どちらでも対応できるよう万全の準備をしておきましょう。

あわせて読みたい 家族葬ではお花を贈ってもいい?お花の種類や贈り方のマナーを詳しく解説 参列した葬儀が、家族葬であった経験を持つ方もいるのではないでしょうか。通常の葬儀ではお花を贈ることがありますが、親族や生前親しかった友人・知人などのみで… 続きを見る

参列しない場合は親族の意向を確認してから香典を送る

家族葬では、ご遺族の会葬者への対応を少なくするために、訃報を後日知らせる場合もあります。家族葬に参列しない場合に香典を送らないといけないわけではありません。念頭に置くべきは「ご遺族の意向に沿うこと」です。

訃報に香典を辞退する旨が記載されている場合、弔問や郵送で香典を渡す行為は避けましょう。事前にご遺族に確認を取った上で渡すのがよいでしょう。

家族葬を選択するのは、葬儀後にゆっくりと過ごしたいという考えがあるためです。ご遺族の意向を考慮せずに香典を渡すことは、余計な気を遣わせることになりかねません。

あわせて読みたい 家族葬を後日知ったときに香典はどうするべき?弔問の仕方についても解説 「家族葬」とは、故人の家族や親戚といった近親者だけで行われる葬儀スタイルのことをいいます。亡くなった事実を後から知り、遺族に香典を差し上げるかどうか悩む方… 続きを見る

香典辞退の家族葬でできること

家族葬での香典の辞退において重要なことは、辞退の意向をあらかじめ周囲に示しておくことです。電話やメールなどでの訃報や葬儀の案内を伝えるときに、香典辞退の旨を伝えることで会葬者も対応しやすくなります。会葬者も家族葬において香典を用意すべきか否か、頭を悩ませていることも少なくありません。

もちろん葬儀当日に、受付で香典の辞退を伝える方法もあります。葬儀社と事前に打ち合わせをし、香典は受け取らないがお花だけ受け取るといった対応を決めておくのがよいでしょう。ご遺族の意向に沿わない場合は葬儀社がお断りをしてくれます。

家族葬を選択する遺族の思い

家族葬は、会葬者への対応に追われることなく故人を偲ぶゆとりを持てることから選択されることが多いようです。さらに、一般葬よりも葬儀費用を抑えられるのも理由の一つといえるでしょう。葬儀費用を捻出するのに頭を悩ませている場合、家族葬を選択してみるのも手です。また、自由な内容で葬儀を行えるのも家族葬の魅力です。

家族葬を選択する背景には、ご遺族の思いがあります。希望に合わせてアレンジすることもできるため、葬儀社と相談のもと理想の形を選択しましょう。

あわせて読みたい 家族葬とは?選ばれている理由や費用、参列基準や香典マナーについて詳しく解説 家族や親族、親しい友人・知人で小規模に行う葬儀形式のことを家族葬(かぞくそう)と呼び、最近では家族葬を選ぶ方が増えています。この記事では、家族葬について、選ばれて... 続きを見る

家族葬で香典を辞退する場合の断り方

家族葬で香典を辞退する場合、会葬者に対して角が立たないようにお断りするのがよいでしょう。中には「葬儀に参列する以上は香典を渡すのが当たり前」と考えている会葬者もいます。また、一般葬と家族葬の違いを理解されていない方も少なくありません。

会葬者の気持ちを害せずに香典を辞退するにはどうしたらよいのでしょう。相手に失礼にならないよう伝えるべきことを伝えるためにどうすればよいかを説明します。

会葬辞退によって香典を辞退する

家族葬に参列する会葬者の中には、香典の持参は当たり前だと考えている方もいます。そこで、会葬辞退によって香典を辞退するという方法があります。

電話での文例

本日午後10時に母(名前を記入)がなくなりました。
母の希望により、家族葬で執り行うため、通夜、葬儀は行わないため、通夜・葬儀はご辞退いたします。
また、葬儀後皆様にお知らせするため、ご内聞に願います。


文面での文例

〇月〇日、母(指名を記入)が亡くなりました。
生前の母と家族の希望により、家族葬にて行うため、葬儀・告別式は近親者で行うことになりました。
そのため、ご香典やご供花などに関してはご辞退いたします。
故人が生前に賜りましたご厚恩に感謝し、謹んで申し上げます。
喪主 〇〇


家族葬は自由な形を選択できるため、葬儀後に亡くなったことを伝えることも可能です。身内のみで故人を弔い、列席そのものをお断りすることを事前に伝えておけば後々トラブルに発展することもないでしょう。

家族葬会場の受付で香典を辞退する

家族葬を行う前に香典を辞退する旨を電話やメールなどで伝える方法もあれば、葬儀会場の受付のときに香典を辞退する旨を伝える方法もあることを覚えておいた方がよいでしょう。香典は家族葬儀会場の記帳代で渡すのが一般的であり、分かりやすく看板を設置しておけば会葬者が戸惑うことはありません。

例文1

誠に恐れ入りますが、故人の遺志により、香典を辞退させていただきます。お気持ちとご配慮だけ受け取らせていただきます。


例文2

故人の遺志により誠に勝手ながら、弔辞、香典に関しては辞退させていただきます。これまでのご厚恩、厚くお礼申し上げます。


失礼にならないよう、丁寧に辞退の意思を伝えれば、多少内容が変わっても理解してもらえます。

葬儀関係者にも「香典辞退」を伝えておこう

家族葬での香典辞退を行う場合、葬儀社と連携することが大切です。会葬者全員に香典辞退の旨を伝えるためには葬儀社の協力が欠かせません。どうしても香典を渡したいという会葬者もいる可能性があるからです。さまざまなケースに適した対応をするためにも、葬儀社とは念入りに打合せをしておいた方がよいでしょう。

「どうしても」といわれる場合には受け取るという流れもある

ここまで解説したとおり、葬儀前に電話やメールなどで香典を辞退する、あるいは葬儀当日に香典の辞退を伝えたにもかかわらず「故人との関係性からどうしても香典を渡したい」という会葬者もいるかもしれません。そういう方に対して執拗にお断りするのは避けたほうがよいでしょう。

ただ、受付で香典を受け取ってしまうとほかの会葬者が困惑してしまうため、ほかの方の目に触れない場所で受け取るようにするのがおすすめです。

郵送で香典が送られてきた場合も同様に、返金対応は先方の気分を害する可能性があります。四十九日の法要後にお礼の手紙を添えて香典返しをするのが望ましいでしょう。

あわせて読みたい 家族葬で香典を辞退するのはありなの?香典を辞退する方法について詳しく解説 家族葬において香典を辞退したいと考えている方もいるでしょう。一般的な葬儀では香典を受け取ることが多いため、辞退すると失礼に当たらないか心配になる方も… 続きを見る

まとめ

家族葬では、ご遺族の意向に沿うことを念頭に香典を渡すのが基本です。

大切な方を亡くした悲しみのなかで、故人を偲ぶゆとりを持つために家族葬を選択する場合も少なくありません。葬儀費用の負担を抑えるためにと、会葬者が良かれと思ったことでも、その後の香典返しなどご遺族にとって逆に負担になってしまう可能性もあります。

また、ご遺族は故人に対しての会葬者の思いに感謝を示しつつ、香典を辞退することを念頭に置きましょう。決して会葬者の気持ちを害することなく、先方の「香典をどうしても渡したい」といわれた場合は素直にその場の流れで対応するとよいでしょう。

小さなお葬式の家族葬

関連記事
四十九日法要での香典の金額はいくら?書き方やマナーも解説
身内へのお香典の相場はいくら?そもそも身内へお香典を渡す必要があるの?
友人や友人家族の葬式では香典はいくら包む?金額相場やマナーをチェック!
会社関係の人への香典の相場は?同僚・部下から取引先まで紹介
会社の同僚へ送る香典の金額相場とは。社長や上司等の場合についても併せて解説
お通夜の香典の相場は?葬儀・告別式でもまた渡すの?
職場の人が行う家族葬で香典は渡すべき?香典の相場や渡し方のマナーを解説!
通夜・葬儀で送る香典金額の相場はいくら?香典の入れ方のマナーも解説
夫婦で香典を出すときの金額相場はいくら?名前は連名で書かないのがマナー!
家族葬を後日知ったときに香典はどうするべき?弔問の仕方についても解説

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

小さなお葬式LINE公式アカウント
4/5
評価数(2)

最後に

小さなお葬式のコラム内ではご紹介しきれない葬儀に関する知識やノウハウをまとめたEBOOK「費用を最大限おさえて満足のいく葬儀にする方法」をご用意しました。
この記事をご覧の皆様に無料でプレゼントしておりますので、ダウンロードのうえ是非お役立てください。

  • 葬儀費用が適正かを見極めるための見積りの見方
  • 葬儀プラン内容に必要な品目と不要な品目の見分け方
  • 葬儀前~葬儀後に必要な「準備すること、把握しておく事」
  • 喪主、遺族が押さえておくべき葬儀のマナー
無料のEBOOKダウンロード
  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

関連する記事