家族葬を後日知ったときに香典はどうするべき?弔問の仕方についても解説
葬儀マナー[参列者]

作成日:2019年09月04日  更新日:2021年07月01日

家族葬を後日知ったときに香典はどうするべき?弔問の仕方についても解説

  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

家族葬」とは、故人の家族や親戚といった近親者だけで行われる葬儀スタイルのことをいいます。亡くなった事実を後から知り、遺族に香典を差し上げるかどうか悩む方も多いことでしょう。家族葬では、遺族が香典を辞退するケースも実は少なくありませんが、なかには受け取る方もいらっしゃいます。

香典を差し上げるかどうか迷ったときは、遺族にご意向を尋ねましょう。遺族が受け取るという場合は、弔問してお悔やみの気持ちとともに香典を渡します。その際のマナーについても解説します。

小さなお葬式LINE公式アカウント

【もくじ】
家族葬と香典について
家族葬後の香典は遺族への確認が大切
家族葬後の香典の渡し方
家族葬の香典の金額相場
香典の代わりになるもの
家族葬後に弔問する際に知っておきたいこと
まとめ

家族葬と香典について

家族葬で香典を辞退する遺族は比較的多いといわれています。なるべくシンプルに葬儀を行い、香典のお返しをする手間を省きたいと考えるからです。

一方で、故人との別れを惜しむために参列してくれた方の気持ちを大事にするべきという思いから香典を受け取る場合もあります。どのように対応すればいいかご紹介します。

家族葬は親近者のみで行う葬儀のこと

参列するのは、基本的に亡くなった方の家族や親戚、ごく親しい友人のみです。近年、故人が家族に精神的、または時間的な負担をかけたくないと、生前に家族葬の意思を示すケースが増えています。

あるいは、遺族が多くの弔問客が訪れた際の儀礼的な挨拶は抜きにして、故人を静かに偲び、ゆっくりと別れの時間を過ごしたいと考えて家族葬を選ぶ場合もあります。

家族葬は10~30人という少人数で行われることが多いため、葬儀の知らせを受けなかった方が故人にお悔やみをしたいと思っても、香典や献花は遺族が辞退される場合があります。また、葬儀が終わり、しばらくしてから亡くなった事実を知って周囲が驚いた、ということも決して少なくありません。

あわせて読みたい 家族葬とは?選ばれている理由や費用、参列基準や香典マナーについて詳しく紹介 家族や親族、親しい友人・知人で小規模に行う葬儀形式のことを家族葬(かぞくそう)と呼び、最近では家族葬を選ぶ方が増えています。この記事では、家族葬に... 続きを見る

香典は供養と葬儀費用の助けの意味がある

香典とは、親族や友人、知人といった故人と関係のあった方が霊前に供えるお金のことです。一般的には通夜、または葬儀や告別式の際、参列者が遺族に渡します。

香典はそもそも「お香を供える」、つまり葬儀に必要な線香を買うためのお金を包んだのが始まりです。昔は米や野菜といった食料を、現在のようにお金を包むようになったのは戦後からといわれています。

また、香典には遺族の葬儀にかかる費用の負担を減らすという相互扶助の意味もあります。ただし一般的な葬儀と違って、家族葬には香典に関する決めごとがありません。受け取らない遺族もいれば、気持ちだからと受け取る遺族もいます。

家族葬後の香典は遺族への確認が大切

特に家族葬は、葬儀が行われたことそのものを知らなかったという場合もあるので、その後香典を渡しに行ったほうがいいかどうか迷うケースが多いようです。

香典を渡す場合は必ず遺族に連絡を取り、伺ってよいかの確認が大切です。葬儀後、さまざまな整理や届け出などで忙しい遺族に時間を取ってもらうのであれば、自分の思いや都合のいい時間を優先させないよう注意しましょう。

家族葬後の香典の渡し方

遺族に連絡を取り、香典を受け取ってもらえることがわかったら、日時を決めてご自宅に弔問に伺います。基本的には、香典は直接手渡すのがマナーです。ただし、遠方に住んでいるなどどうしても伺うことができない場合は郵送でも構いません。郵便局に行き、不祝儀袋が収まる大きさの現金書留の封筒を購入して送ります。

自宅を弔問して直接渡す

弔問とは故人を偲び、そして遺族にお悔やみを伝えに行くためのものです。 葬儀や告別式に参列できなかった場合、後日故人のご自宅へ伺います。何より気をつけなければいけないのは、自分の気持ちよりも遺族への配慮を大切にするということです。

故人が会社関係の場合は自分だけの判断では決めず、上司と相談して弔問するかどうかを決めて遺族と連絡を取りましょう。

あわせて読みたい 弔問のマナー|服装・挨拶・持ち物と線香のあげ方について詳しく解説 弔問(ちょうもん)とは、訃報を聞いて遺族宅を訪ね、お悔やみの言葉を述べることを言います。弔問の際は遺族に配慮し、失礼とならないようにする事が大切です。… 続きを見る

現金書留で郵送をする

香典を送る際は、郵便局に行って現金書留の封筒を買います。大きさなど分からなければ教えてくれます。気をつけなければいけないのは、現金書留の封筒に直接お金を入れないことです。現金は不祝儀袋に入れて、お悔やみの言葉を書いた便箋も添えて送りましょう。

不祝儀袋と便箋を封筒に入れたら、窓口で郵送料を支払います。郵便局が開いているのは基本的に平日のみですが、週末や祝日にゆうゆう窓口が開いている支店であれば、そこでも郵送することができるので覚えておきましょう。

家族葬の香典の金額相場

香典の金額の相場は、ほかの葬儀であろうと家族葬であろうと基本的に変わりません。遅れて渡すからと多めの現金を包んでもかえって遺族に気を遣わせてしまうので、相場を渡すようにしましょう。金額は故人との関係、香典を渡す相手の年齢によっても変わってきます

故人との関係によって異なる

香典は故人への供養の思いを表すものです。自分と故人との関係性によって金額は変わり、5,000~5万円の間で変動するといわれます。

故人が祖父母であれば、1万~5万円が相場です。故人が叔父や叔母なら1万~3万円、それ以外の親族なら3,000~1万円といったところでしょう。生前親しければ、2万円包む場合もあります。

また、故人が会社や仕事関係の方であれば、5,000~1万円が相場となりますが、この場合は会社側と話し合って決めるのがいいでしょう。故人が先生や近所の方、友人の親であれば、3,000~1万円ほどです。

香典を渡す側の年齢によっても異なる

香典は、自分の年齢によっても金額が変わってきます。

故人が祖父母の場合、あなたが20代であれば1万円、40代以上であれば3万~5万円が相場です。故人が叔父、叔母の場合、あなたが20代であれば1万円、40代以上であれば1万~3万円が相場でしょう。故人が仕事・職場関係者の場合、あなたが20代であれば5,000円、30代であれば5,000~1万円、40代であれば1万円以上と考えればよいでしょう。

また、故人が友人や知人の場合、あなたが20代であれば5,000円、30代以上は5,000~1万円です。先生や近所の方であれば、20代であれば3,000円、30代以上であれば3,000~1万円でよいでしょう。

あわせて読みたい 葬式での香典マナー|書き方・金額相場・渡し方・家族葬での香典について詳しく解説 香典とは、亡くなった方のご霊前に供える金品のことで、現金を不祝儀用の「のし袋」に包んで遺族に渡します。もともとは、花や線香、米などをお供えとしていました。お通夜や葬儀・葬式に参列する際に… 続きを見る

香典の代わりになるもの

香典の代わりに供物や供花を贈るやり方もあります。ただし、訃報の連絡や葬儀の案内を確認しましょう。香典と同じように、供物や供花の辞退が明記されていることもあります。その場合に渡すとマナーに反するので、気をつけるようにしてください。ここからは、供物や供花として贈るのに適したものを紹介します。

供物

供物の相場は一般的な葬儀と同様に3,000~5,000円程度がよいでしょう。故人の好きだったものや遺族の方の好みに合わせて用意してください。線香やお菓子、果物、缶詰、五穀などがよく用いられます。

お菓子は、和菓子や洋菓子、ゼリーや煎餅などがよいでしょう。霊前に添えた後は遺族が召し上がるので、生菓子ではなく日持ちする個別包装のお菓子がよいでしょう。

あわせて読みたい 葬儀・法要での供物の正しい送り方について詳しく解説 葬儀・法要の際には、故人や仏様への感謝の気持ちを表すために供物(くもつ)を送ります。 この供物は、宗教や地域によっても変わってきます。故人の宗教に合わせて最適な供物を送る… 続きを見る

供花

供花は、家族葬を行う葬儀社に依頼するのが一般的です。ホームページを持っている花屋であれば、インターネットからも注文できます。

供花に用いられる花は菊やユリ、カーネーションなどが多いようです。季節の花や故人が好きだった花も遺族に喜ばれるでしょう。タイプは籠花やアレンジメント、スタンドなどさまざまですが、5,000~1万5000円くらいのものが一般的です。

あわせて読みたい 供花の送り方|費用相場や手配方法、宗教ごとの種類について詳しく解説 葬儀に参列する際、弔意を示すために花を送ります。この花は供花(きょうか)と呼ばれ、遠方で参列できない時や、香典を辞退された葬儀で香典の代わりに送ることもあります。… 続きを見る

家族葬後に弔問する際に知っておきたいこと

家族葬後にご自宅に尋問するときも、いくつかマナーがあります。いつ弔問すればいいか、その際、どのような服装で行けば失礼にあたらないか、また弔問の流れや線香の上げ方など、具体的に説明します。

弔問するタイミングは葬儀後~49日以内

弔問そのものは行くタイミングが決まっているわけではありませんが、葬儀後から49日の間にうかがうのが一般的です。ただし、葬儀直後は遺族にとってはさまざまな手続きで慌ただしいため、葬儀から1週間くらい経ってからがよいという意見もありますので、あらかじめ遺族に相談するのがよいでしょう。

弔問は遺族の時間を取ることになります。体験談のなかには、家族葬後、逆に弔問客が大勢来てその応対に追われて大変だったという方もいました。日時を相談するときは、遺族側のご都合を最優先にしましょう。

弔問するときの服装は平装

ご自宅に弔問するときは、紺やグレーといった落ち着いた色合いの平服でうかがうのがおすすめです。弔問というと喪服や黒い服のイメージですが、遺族側が普段着で弔問客を迎えている中に喪服で行くと、弔問側の格が高くなり、逆に失礼にあたってしまいます。

家族葬を終えた遺族は精神的にまだつらいなか、日々の生活へ戻る努力をしている時期ですから、葬儀を連想させるような服装や、また派手なアクセサリー類は避けたほうがよいでしょう。ただし、数珠は忘れないよう注意してください。

弔問の流れ

ご自宅への弔問は、このように行います。

①弔問に伺うことを必ず事前に連絡してから行きます。ご遺族が忙しいときは避けましょう。

②遺族に挨拶します。多くの言葉は必要ありません。「この度は御愁傷さまです」のように簡潔な表現で弔意を示しましょう。

③線香をあげます。あまり長居しないよう気をつけましょう。

④帰る際、遺族にいくつか言葉を差し上げます。力づけるような言葉がよいでしょう。

お線香のあげ方

お線香のあげ方を紹介します。

①仏壇の前に座り、遺族に一礼し、その後向きを変えて仏壇に一礼します。

②ろうそくに火をつけます。

③ろうそくから線香に火をつけて、線香を軽く振るか、線香を持っていない方の手で風を送る
ようにして火を消します。息を吹きかけて消すのはマナー違反とされています。

④線香を香炉に立てるか、あるいは寝かせます。(※宗派によって異なります)

⑤一度、おりんを鳴らして合掌します。

⑥遺影に一礼し、その後、遺族にも一礼します。



参考動画:弔問の作法(やり方)・マナー(服装・お線香の手向け方)【小さなお葬式 公式】 動画が見られない場合はこちら

まとめ

香典は故人を偲ぶために渡すものです。最近増えつつある家族葬においては、香典を差し上げたいけれどどうしたらいいか分からない、という声が多く聞こえてきます。

もっとも大切なのは、遺族が香典を受け取るかどうか、ご負担やご迷惑にならないよう心がけることです。家族葬のマナーをきちんと理解して香典を差し上げるようにしましょう。

小さなお葬式の家族葬

関連記事
四十九日法要での香典の金額はいくら?書き方やマナーも解説
身内へのお香典の相場はいくら?そもそも身内へお香典を渡す必要があるの?
友人や友人家族の葬式では香典はいくら包む?金額相場やマナーをチェック!
会社関係の人への香典の相場は?同僚・部下から取引先まで紹介
会社の同僚へ送る香典の金額相場とは。社長や上司等の場合についても併せて解説
お通夜の香典の相場は?葬儀・告別式でもまた渡すの?
職場の人が行う家族葬で香典は渡すべき?香典の相場や渡し方のマナーを解説!
家族葬で香典を渡す場合のポイントと金額相場
夫婦で香典を出すときの金額相場はいくら?名前は連名で書かないのがマナー!
通夜・葬儀で送る香典金額の相場はいくら?香典の入れ方のマナーも解説

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

小さなお葬式LINE公式アカウント
5/5
評価数(8)

最後に

小さなお葬式のコラム内ではご紹介しきれない葬儀に関する知識やノウハウをまとめたEBOOK「費用を最大限おさえて満足のいく葬儀にする方法」をご用意しました。
この記事をご覧の皆様に無料でプレゼントしておりますので、ダウンロードのうえ是非お役立てください。

  • 葬儀費用が適正かを見極めるための見積りの見方
  • 葬儀プラン内容に必要な品目と不要な品目の見分け方
  • 葬儀前~葬儀後に必要な「準備すること、把握しておく事」
  • 喪主、遺族が押さえておくべき葬儀のマナー
無料のEBOOKダウンロード
  • LINE
  • hatena
  • copyicon
  • URLをコピーしました!

関連する記事