会社の同僚へ送る香典の金額相場とは。社長や上司等の場合についても併せて解説

会社の同僚へ送る香典の金額相場とは。社長や上司等の場合についても併せて解説

社会に出ると、仕事の関係で葬儀に出る機会も出てきます。ビジネス上の関係にある人の香典は親族や身近な友人とは勝手が異なるため、金額に迷っているという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、同僚や会社関係の人に出す香典の金額相場についてご紹介します。上司や部下といった立場別の相場を解説していきます。香典を渡す前の注意点も解説しますので、ぜひ最後までお目通しください。

こんな人におすすめ

同僚や会社関係の方への香典の相場を知りたい方

上司や部下といった立場別の相場について知りたい方

香典を渡す前の注意事項について知りたい方

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会社の同僚やその家族へ送る香典の金額相場は?

勤め先の同僚やその家族に香典を出す際は、いくら包めばよいのでしょう。上司や部下とは相場が違うのか気になる方は多いのではないでしょうか。同僚の父母や家族に出すときも距離感がわからずに困ってしまうケースもあるかと思います。不安に思っている方はこちらで相場をご確認ください。

故人が同僚本人の場合について

同僚本人に出す香典は3,000円~1万円ほどが相場になります。20代や30代は3,000円や5,000円で、40代以上では1万円を包むことが多いようです。20代~30代が多く出すと上司や年長者の立場がなくなるので、少ない額にするといった配慮も必要になります。

同僚は立場が近く直接交流する機会に恵まれていることも多いため、個人で香典を出すケースも多いでしょう。故人と個人的に親しかった場合は多めに出すこともあります。

故人が同僚の親の場合について

同僚の父母への香典相場は3,000円~1万円です。20代では3,000円ほど、30代以上で5,000円程度が多く、多くても1万円ほどになります。

同僚の父母の香典は立場ではなく、出す人の年齢によって差が出てきます。ほかにも、故人と面識や付き合いがあったかどうかや、同僚との付き合い方によっても上下します。同僚と個人的な付き合いがある場合は多く包むこともあります。勤め先に香典に関する独自の規定があるケースもあるので、あらかじめ確認しましょう。

故人が同僚の親以外の家族の場合について

同僚の家族の葬儀に持参する額は3,000円~5,000円ほどです。同僚の家族くらいの関係性になると、故人との面識や付き合いがなければ香典を出さないケースもあります。

香典を出すときも、同僚間で少額を出し合って連名で出すことも多くなります。連名で出すときの1人あたりの負担額は500円~1,000円程度になるでしょう。少額を出し合うときは、香典返しの辞退を申し出る手紙を添えると喪家に負担をかけずにすみます。

会社の社長やその家族へ送る香典の金額相場は?

勤め先の社長が亡くなったときは、社員は葬儀に参列するのがマナーです。ただ、大きな会社で社員が何百人もいるようであればその限りではありません。社長の家族の葬儀に参列するのは社内で立場が高い人が中心になるでしょう。

故人が社長本人の場合について

社長へ包む香典は5,000円~1万円が多く見られます。20代なら5,000円、30代なら5,000円~1万円、40代以上なら1万円程度が相応です。

小さな会社では個人で出すケースもありますが、社員数が多い場合は支社や部署ごとに出すケースも多いので、確認せずに自分一人の判断で行動するのは控えましょう。また、相続税の関係で会社から香典の額を指定されるケースもあるようです。このようなケースでは、相場よりも伝えられた額を守ることを優先してください。

故人が社長の親の場合について

社長の父母とは一般的には個人で関わる機会は多くありません。個人で香典を出す機会はあまりありませんが、相場としては5,000円~1万円ほどです。

社長の父母に香典を出すのであれば、会社から出すことがほとんどです。社長や上司から額についての方針が伝えられるケースが多いので、それに従いましょう。社内の立場が高くなければ葬儀自体に参列しないケースも多く見られます。香典や参列の有無は、周りと相談して歩調を合わせるのが大事です。

故人が社長の親以外の家族の場合について

社長の家族へ個人で出す機会はあまりありません。基本的に会社の方針にしたがって連名で出すことになるでしょう。額としては5,000円~1万円ほどです。

連名で用意する際は、出し合う人数次第で額の決め方が変わることがあります。少人数では先に額を決めて人数で頭割りにする出し方も見られます。全員で平等に金額を揃えられる点からよく選ばれる出し方です。

会社の上司やその家族へ送る香典の金額相場は?

上司や上司の家族が亡くなった際に出す額にも、社会的な相場があります。目上の人にお金を包むときは歩調をそろえることも重要ですので、こちらでご紹介する相場は参考程度に留めて周囲とよく話し合って決めるようにしてください。

故人が上司本人の場合について

上司への香典は、組織の一員として連名で出すことが多いようです。特にお世話になっていたケースや直属の上司が亡くなったケースでは故人で出すこともありますが、その際は周囲と相談してから決めるようにしましょう。周りが連名で出しているにも関わらず1人だけ個人で出すと、その後の関係に軋轢を生む可能性もあります。

上司に包む額は5,000円~1万円ほどです。連名で出す際は、出し合う人数によって額は変わることもあります。

故人が上司の親の場合について

上司の父母へ出す際は、3,000円~1万円程度を包みます。個人で出す際は原則として年齢が上がるほど額も高くなる傾向です。20代なら3,000円~5,000円、30代で3,000円~1万円、40代より上の世代は5,000円~1万円ほどが適正です。

上司の父母へ出す際は連名のケースも多く見られます。出し合う額はできる限り同じになるようにして、端数が出ないように整えて包みましょう。勤め先で十分に話し合い、ルールがあるのであればそれに従うことを第一に考えるのがよいでしょう。

故人が上司の親以外の家族の場合について

上司の家族への香典は3,000円~1万円が相場です。20代が3,000円~5,000円、30代で5,000円~1万円、40代以上なら5,000円~1万円が多くなっています。

上司の家族とは面識がない場合ケースも多く、個人で出すことはあまりないかもしれません。勤め先から連名で出すケースが多くなりますが、出す金額は横並びにして誰かが目立つことがないように調整するのが無難です。表書きにも気を配って、失礼にならないように用意を進めましょう。

会社の部下やその家族へ送る香典の金額相場は?

日本には古来より目下の人の冠婚葬祭では手厚く接する風習があり、部下だからといってことさらに金額を低くすることはありません。マナーに関しても同様ですので、目上の人と差がないように入念に準備することを心がけてください。

故人が部下本人の場合について

部下が亡くなった際は会社の代表として葬儀に参加する機会は多くあります。同僚で出し合うのではなく、個人で出す機会も多いので相場は気に掛けたほうがよいでしょう。相場は3,000円~1万円程度になっているので、具体的な額は自分の年齢を考慮して決めてください。

社員が亡くなると上司にあたる自分とは別に、社長も弔問することがしばしばあります。社長よりも高額を出すのは好ましくありませんので、高すぎない額を包むか事前に額の示し合わせするとよいでしょう。

故人が部下の親の場合について

部下の父母へ包むときは3,000円~5,000円が主流です。金額に絶対の答えはありませんので、相場を参考に自分の年齢や部下との関わりを考えてよいと思う額を入れてください。

額に決まりはなくてもマナーを守ることは重要です。部下に恥をかかせることがないように、宗派やそのほかのローカルな作法の確認もできる限り事前に行っておきましょう。会社の代表として弔問するときは、特に振る舞いには気を配るようにしてください。

故人が部下の親以外の家族の場合について

部下の家族への相場は3,000円~5,000円が多くなっています。会社を代表して弔問するのであれば供花弔電の手配も必要になるので、これらの準備も手落ちのないように準備してください。

葬儀の形式が家族葬の場合は、仕事関係の弔問を受け付けていないケースがほとんどです。家族葬では香典も不要とされていることが多いので、葬儀形式は前もって確認してください。

香典を渡す前に知っておきたい注意事項とは?

香典を包む際には金額の相場以外にも注意が必要な点が多数あります。冠婚葬祭では作法や縁起担ぎが重視されるので、失礼のないように前もってマナーを把握しておくことが重要です。こちらでは、お金を包むときのマナーをご紹介します。

香典の金額が少なかったと気付いた場合の対処法について

訃報は突然知らされることが多く、相場をよく調べる時間が取れずに香典を用意しなければならない状況も起こりえます。そのようなケースでは、後になって包んだ額が相場より少なかったことが判明することもあるでしょう。

金額が少なかったことがわかっても、後になって追加で香典を出すのは作法に沿った振る舞いとはいえません。香典を二度出すことは不幸の重なりに通じるとされており、失礼な行いにあたります。また、あらためて現金を渡すと香典返しの負担を増やすことになり、かえって迷惑になることも考えられます。

香典には相場が形成されていますが、最終的には送る側の気持ちが重要です。喪主としては、あまりに相場からかけ離れた額でなければ気にしないと考える人も少なくありません。気になるようであれば、後日の法要で菓子折りや供花といった形で多めにお供え物を贈るのがよいでしょう。

香典として包む際に不適切な金額について

香典に包む額についても気を配る点があります。偶数は割り切れる数字であることから、包むと「故人との縁が切れる」とされており、香典の額としては不適切と考えられています。1万円・3万円・5万円など、奇数で出すように気をつけてください

ほかには、4と9は「死」と「苦しみ」を想起させる数字とされており、これらの数字も避けられています。昨今ではこのような慣習にとらわれるのはナンセンスだという考えもありますが、気にする人が一定数いる以上は避けたほうが手堅いといえます。

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まとめ

会社関係の葬儀でまず気を配る必要があるのは、個人で出すか組織から連名で出すかという点です。確認が取れるまでは自分の判断で香典を準備するのは控えましょう。

社内で香典に関する規定がある場合はそちらに従うことが大事です。冠婚葬祭では社会的な慣習よりもローカルルールが優先されるので、周りと同調して行動したほうがトラブルを避けられます。

小さなお葬式」では、ほかにも香典に関するコラムを多数掲載しています。同僚へ送る香典の金額相場や、同様に社長や上司などへの場合について解説しているコラムはほかにもございます。葬儀に参列した際のマナーをわかりやすく解説しているコラムもご用意していますので、ぜひそちらもご参考にしてください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

よくある質問

よくある質問
  • 職場の同僚に香典を送るときの相場は?

  • 職場で香典を渡すときはなんて声をかけたらいいの?

  • 同僚の家族が亡くなった場合、何親等まで香典を送るの?

  • 社長や上司の家族が亡くなった場合、個人で香典を送ってもいい?

  • 香典が少なかったときはどうすればいい?

  • 香典にふさわしくない金額はあるの?

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