故人の冥福を祈る法事は、故人への思いを祈りとして届ける大切な仏教行事です。また、親族や友人など関係者が集い、僧侶による読経が執り行われた後は会食をするのが慣例となっています。
多くの方が集まる法事は大切な行事だからこそ、料理選びで失敗したくないと考える方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、三回忌における料理の重要性や、会食の場所について紹介します。避けたほうがよい食材や僧侶への対応が分かれば、正しい作法で故人を供養でき、参列者にも喜んでいただけるでしょう。
<この記事の要点>
・三回忌の料理では、祝い事を連想させる食材や華やかな装飾を避ける
・会食の場所は寺の客間・故人の自宅・ホテルや飲食店などがあり、参列者の人数や予算に合わせて選ぶ
・僧侶が会食に参加しないときは「御膳料」を渡すのがマナー
こんな人におすすめ
三回忌の料理にお悩みの方
法要の出す料理のマナーを知りたい方
おすすめの会食会場を知りたい方
法事とは、故人の冥福を祈り供養するための行事です。通常、僧侶が読経をし、集まった親族や参列者は故人の冥界での幸福を祈ります。その後、会食まで含む行事の総称が法事です。
法要と法事を混同している方もいますが、読経や焼香、墓参りなどの儀式を「法要」、法要後の会食を含む行事を「法事」と呼びます。会食では故人の思い出を語り合い、参列者と共有できるというのが役割のひとつです。
三回忌は故人が逝去してから2年後の祥月命日に執り行う法事です。年忌法要は節目の年ごとに営みますが、中でも、三回忌までは特に重視されています。
亡くなってからまだ日が浅い三回忌は、遺族や親族の他に、友人や知人、会社関係者を含むたくさんの方が参列することが多いためです。故人や参列者に喜んでもらうためにも、会食の料理選びやしきたりは重要といえるでしょう。
法事の席では、祝い事や慶事を連想させるような料理や食材はNGです。では、具体的に避けたほうがよい食材には何があるでしょうか。ここでは、三回忌の料理で避けるべき食材を5つ紹介します。
食材の中には、縁起物のような意味合いを持つものがあります。例えば、祝い事の席でよく見る「鯛」です。その席が「めでたい」場合に使用するため不適切といえるでしょう。
成長過程から縁起物とされているのが「たけのこ」です。病気になりづらく成長が早く、真っすぐ伸びることから、出世や健やかな成長を願うという意味で使われています。
また、刺し身でよく見かける「鰤」は出世魚です。関東ではワカシからイワダ、ワラサ、鰤へと成長します。法事の場は成長や出世を祈願する場ではないため、たけのこと鰤も適切ではありません。
「勝つ」が連想される「とんかつ」と「鰹」は、主に試合や試験、受験など勝負事の前に食べると良いとされています。したがって、故人をしのぶ場ではふさわしくない食材でしょう。
腰を曲げた姿が老人に似ていることから、「海老」と「伊勢海老」は縁起物とされています。正月のお節料理で振る舞われることでも有名です。特に伊勢海老は長寿や延命の願いを込めて食べられることが多く、法事の趣旨とは異なるため不適切といえます。
食材だけでなく、料理の色や装飾にも注意が必要です。特に、出前やケータリングで食事を用意する場合、事前に法事の食事であることを伝えるとよいでしょう。
例えば、「結びこんにゃく」は手綱を締めるような形から良縁成就の意味で用いられるため、不適切とされています。紅白かまぼこやマグロとイカを交互に並べることも避けたほうがよいでしょう。食材自体は縁起物ではありませんが、紅白の色合いが祝い事を連想させます。さらに、金箔や桜でんぶの装飾も故人をしのぶ場には不適切です。
法事では法要後に会食の席を設けます。会食の場所はさまざまです。法要を営む場所でそのまま会食に移ることもあれば、移動する場合もあります。参列者の人数や予算に合わせて場所を選ぶとよいでしょう。ここでは、三回忌法要後の会食の場所について解説します。
法事を営む場所として代表的なのがお寺です。法事や墓参りで多くの方が訪れるお寺は、読経の広間や法事のための客間がある場合が多く、会食の場としても使われます。お寺での会食は、法要後に移動する時間や手間を省けるのがメリットです。
また、事前に予算を伝えておけば、法事でよく使う店の料理を手配してくれるお寺もあります。料理選びで失敗することがないため安心です。
法事を自宅で執り行う場合、法事の準備や料理の手配の他にも、部屋の大きさに応じて参列者の人数を決めるといった作業を全て自分たちでしなければなりません。また、よほど大きな部屋がない限り、あまり多くの方は呼べないというデメリットがあります。
一方、いつもと変わらない環境で、ゆっくりと落ち着いて供養できる点はメリットです。少人数の身内のみで会食する場合には向いているでしょう。
三回忌の法事は親族だけでなく、故人と親しい友人や知人、会社関係者が参列する場合もあるため、ホテルや飲食店を選ぶ方もいます。参列者の数が多くても対応できるのが魅力です。
また、あらゆる料理の中から好きなものを選べます。懐石料理や和食が一般的ですが、参列者の好みに合わせて中華料理や洋食を選んでも構いません。ただし、法要の会場から離れている場合が多いため、マイクロバスやタクシーなど移動手段を手配する必要があります。
食事を提供しない会場や自宅で法事を営む場合、会食の料理は自分たちで用意しなければなりません。特に自宅での法事は会食以外の準備も忙しいため、デリバリーを利用するのもひとつの方法です。ここでは、会食で使える宅配料理を紹介します。
法事の料理でよく選ばれているのが寿司です。多くの参列者がいる中、特に個別に料理を提供するのは大変な作業でしょう。寿司は大皿で出せるため、施主や遺族の手間が省け、各自がそれぞれのペースで食事できます。また、数人で囲むことによって、会話が進むのも利点です。
効率的に料理を提供したいのであれば、宅配弁当を利用してもよいでしょう。手間をかけずに準備ができて、急に参列できなくなった方がいても注文の変更が簡単です。
さらに、余った分は持ち帰れるといった柔軟な対応ができる点も魅力といえるでしょう。費用が比較的安く済むのもメリットです。
法要と会食の場所が異なる場合もあります。例えば、法要はお寺、会食はホテルの会場といったケースです。
ホテルに料理をお願いしても構いませんが、故人の知人や友人も参列する三回忌では、数多くの参列者が見込まれます。予算を抑えたい場合、ケータリングを活用するのもひとつの方法です。
ケータリングであればさまざまな料理が提供でき、アレルギーがある方や子ども向けの料理も選べます。
三回忌の法要は、僧侶を招いて読経していただく場合がほとんどです。しかし、法要後の会食はどうすればよいか分からない方もいるでしょう。忘れてならないのは、僧侶にお渡しする「御膳料」です。ここでは、会食に関する僧侶への対応について解説します。
法要後の会食には僧侶も参加していただくのが一般的です。ただし、必ずしも参加するとは限りません。特に、会食と法要の会場が異なる場合、移動の手間がかかるため辞退することもあります。会場や料理の準備のためにも、僧侶が会食に参加するかどうかは事前に確認するとよいでしょう。
僧侶が会食に参加しない場合、食事代として「御膳料」を包むのがマナーです。また、会食の席を設けないときもお渡しします。御膳料の金額の目安は5,000円∼1万円程度です。
他にも、法要で読経をしていただいたことに対するお礼としてお布施をお渡しします。さらに、お寺以外の会場で法要を営む場合、僧侶が自分で運転した車や公共交通機関で来るのであればお車代も必要です。
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三回忌の法要後は、料理を食べながら故人の思い出を語り合ってもらう会食の場を設けるのが一般的です。
縁起物や慶事をイメージさせる食材は避けるといったマナーはありますが、基本的には好きな会場や料理を選んで問題ないでしょう。また、手間やお金をかけたくないのであれば、宅配をお願いするのもひとつの方法です。
「小さなお葬式」では、大切な三回忌法要・法事のために手厚いサポートを提供しています。三回忌の料理でお悩みの方だけでなく、葬儀や法事に関してお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お通夜とは、家族や友人たちが集まり、故人と最後の夜を過ごす儀式のことです。ホゥ。