法事と法要の違いが分からない方へ|どのような違いがあるの?
法事・法要

作成日:2019年04月09日  更新日:2020年09月01日

法事と法要の違いが分からない方へ|どのような違いがあるの?

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法事と法要の違いについてイマイチ分からない方は多いのではないでしょうか。法事と法要は同じことだと思っている方もいますが、厳密には法事と法要は全然違うものです。今回の記事では、法事と法要の違いや流れ、法要の細かい内容についてご紹介します。

【もくじ】
実は法事と法要は全然違うもの
法事は一体どのような流れで進めていくのか
気になる法要の種類
その他にも知っておきたい法要について
まとめ

実は法事と法要は全然違うもの

法事と法要は、故人を供養するための仏教行事だと一括りに考えられていることもあります。しかし、実際は法事と法要は全然違うものです。法事と法要それぞれについて確認しましょう。

法事とは

法事とは、お坊さんに読経していただく法要後の会食までを含めたものを言います。つまり、法事の中には法要も含まれているということです。法事の中に法要が含まれていることが、法事と法要が同じ意味だと思われてしまう理由の1つだと言えます。

法要とは

法要とは、お坊さんに読経していただき、故人の冥福を祈ることを言います。法要は「追善供養(ついぜんくよう)」とも言われます。仏教においての法要は、故人が極楽浄土に往生するために行うと考えられているため、大切な行事です。

浄土真宗では亡くなったと同時に南無阿弥陀仏によって極楽浄土へと導かれると考えられています。そのため、浄土真宗においての法要は故人を偲び遺された人が仏の教えを聞く場として行われます。

法事は一体どのような流れで進めていくのか

法事を行うにあたり、一体どのような流れで法事の準備を進めていくのかが分からない方のために、ここからは法事の流れについて説明します。法事の当日の流れについてもあわせて確認しておきましょう。

日時や出席者数を決める

まずは、日時や出席者数を決めます。法事ではお坊さんに読経をしていただく法要も行われるため、菩提寺であるお寺にも連絡をしてお坊さんの都合を確認し日時を相談しましょう。菩提寺が無い場合や菩提寺が遠方にある場合は、お坊さん手配サービスの利用がオススメです。

お坊さん手配サービスとは、希望の宗派のお坊さんを紹介してくれるサービスのことを言います。出席者数を決めた後、法要を行う場所は自宅なのかお寺なのか、あるいは斎場で行うかを検討します。

会場を決めたら案内状を送る

日時と場所が決まったら、出席をお願いする方へ案内状を送ります。案内状は法事の1ヶ月前には送るようにしましょう。欠席の返事は法事の2週間前までにはもらえるように案内状に明記しておくとその後の準備がスムーズです。

引き出物や会食等の用意を行う

出席者の人数が確定後、引き出物や会食等の用意を進めます。一般的に引き出物は1家族につき1つ準備します。

当日は施主のあいさつから始まる

法事当日は、施主のあいさつから始まります。施主のあいさつには、出席者への感謝の言葉を加えましょう。法要の終わりにも施主のあいさつがあります。法要の終わりを述べた後、会食の用意があることを案内しましょう。

出席者と共に会食を行う

お坊さんの読経が行われる法要が終わると、お斎(おとき)やお清めと呼ばれる料理を出席者と共に食します。会食は出席者への感謝の意味を込めたおもてなしでもあります。

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気になる法要の種類

法要には年忌法要と中陰法要があります。それぞれの法要の種類を見てみましょう。

年忌法要

名称 命日からの年数 内容
一周忌 満1年目 亡くなってから1年目の命日に行う一周忌。一周忌を司るのは勢至菩薩(せいしぼさつ)です。遺族だけでなく、親族や友人、知人などにも出席していただき行います。一周忌をもって喪が明けることになります。
三回忌 満2年目 三回忌を司るのは阿弥陀如来(あみだにょらい)です。三回忌は遺族だけでなく、親族や友人、知人などにも出席していただき行います。
七回忌 満6年目 七回忌を司るのは阿閦如来(あしゅくにょらい)です。七回忌からは友人や知人には声をかけず、遺族と親戚のみで法要を行い、法要の規模を縮小します。
十三回忌 満12年目 十三回忌を司るのは大日如来(だいにちにょらい)です。十三回忌は遺族だけで供養します。
十七回忌 満16年目 十七回忌を司るのは大日如来(だいにちにょらい)です。十七回忌は省略されることもありますが、行う場合は遺族だけで供養します。
二十三回忌 満22年目 二十三回忌を司るのは大日如来(だいにちにょらい)です。二十三回忌は省略されることもありますが、行う場合は遺族だけで供養します。
二十七回忌 満27年目 二十七回忌を司るのは大日如来(だいにちにょらい)です。二十七回忌は省略されることもありますが、行う場合は遺族だけで供養します。
三十三回忌 満32年目 三十三回忌を司るのは虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)です。「年忌明け」と言われ「弔い上げ(とむらいあげ)」とされる年忌法要の最後の法要です。三十三回忌をもって先祖と共に供養され極楽浄土へ往生したとされます。三十三回忌は遺族だけで供養します。

年忌法要で勘違いされやすいのは、三回忌以降の法要の時期です。三回忌以降数え年で行うため名称と年数が一致しないため注意しましょう。

年忌法要は命日に行われることが最良とされますが、命日が平日の場合は参列者が集まることが難しい場合もしばしばです。その場合は、命日よりも前の休日に行うことが一般的。平日の法要が難しいからと、命日以降に法要を行うことのないように注意しましょう

中陰法要

名称 命日からの日数 内容
初七日 7日目 葬儀後の最初の追善供養である初七日。初七日を司るのは不動明王尊(ふどうみょうおうそん)です。故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。葬儀後に再度親族が集まることが困難な場合も多いため、初七日は葬儀当日に行われることも増えています。これを「繰り込み初七日法要」と言います。
二七日忌 14日目 二七日忌を司るのは釈迦如来(しゃかにょらい)です。二七日は遺族だけで供養します。
三七日忌 21日目 三七日忌を司るのは文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。二七日忌は遺族だけで供養します。
四七日忌 28日目 四七日忌を司るのは普賢菩薩(ふげんぼさつ)です。四七日忌は遺族だけで供養します。
五七日忌 35日目 五七日忌を司るのは地蔵菩薩(じぞうぼさつ)です。五七日忌は遺族だけで供養します。宗派によっては、この日をもって忌明けとする場合もあります。
六七日忌 42日目 六七日忌を司るのは弥勒菩薩(みろくぼさつ)です。六七日忌は遺族だけで供養します。
七七日忌 49日目 七七日忌を司るのは薬師如来(やくしにょらい)です。「四十九日」とも言われ、遺族だけでなく親戚や友人、知人などにも出席していただき行われます。法要の後には会食を行うことが一般的です。
百か日忌 100日目 泣くことをやめ悲しみに区切りをつける日とすることから「卒哭忌(そつこくき)」とも言われる百か日忌。百か日忌を司るのは観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)です。百か日忌は遺族だけで供養します。

中陰法要までの数え方は、基本的には亡くなった日(命日)を1日目として数えますが、地域によっては亡くなる前日を1日目とする場合もあります。

その他にも知っておきたい法要について

年忌法要や中陰法要以外にも法要はあります。ここからは、その他に知っておいた方が良い法要についてご紹介します。

開眼法要

開眼法要(かいげんほうよう)とは、新しくお墓を建てた時や仏壇を購入した際に行う供養です。新しいお墓や仏壇に仏様の魂を入れ込む法要です。浄土真宗では開眼法要は行いません。

納骨法要

納骨法要とは、お墓や納骨堂に遺骨を納骨する際に行う納骨式での法要を納骨法要と言います。

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お盆法要

お盆法要は、その名の通りお盆に行われる法要のことを言います。お盆にはご先祖様の魂が家に帰ってくるとされているため、法要によってご先祖様を受け入れるという意味です。亡くなって初めて迎えるお盆を初盆と言いますが、地域によっては初盆だけでなく一定の期間毎年お盆法要を行うところもあります。

彼岸法要

彼岸法要は、この世とあの世が最も近くなると考えられているお彼岸の時期にご先祖様を供養し仏様を讃えるために行われます。一般的に彼岸法要は、お寺の本堂です。お寺以外にも霊園が彼岸法要を主催する場合もあります。亡くなってから初めてのお彼岸の場合は、お坊さんが個別に彼岸法要をしてくれることもあります。

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閉眼法要

お墓や仏壇を処分する時や買い替えをする時に行う法要が閉眼法要です。閉眼法要をすることによって、お墓や仏壇から魂を抜きます。浄土真宗では開眼法要を行わないため、閉眼法要も行いません。代わりに浄土真宗では遷仏法要(せんぶつほうよう)が行われます。

まとめ

法事と法要の違いについてしっかりと理解し、事前に法事の流れを確認しておくことで、施主としては滞りなく法事を執り行うことができ、さらに出席者としては安心して法事に参加することができます。


法要に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

法要に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

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