お葬式を執り行う際には、費用がいくらかかるのかが気になるものです。お葬式にかかる費用は、お葬式の内容によって異なります。
この記事では、一般葬と家族葬、直葬でそれぞれかかる費用の平均および内訳、お葬式の費用は香典でまかなうことができるのかについて解説します。
<この記事の要点>
・一般葬の全国平均は約191万円、家族葬の全国平均は約110万円、直葬の全国平均は約36万円
・一般葬、家族葬ともに葬儀一式費用の割合は69%
・直葬の場合は、短時間の簡素な儀礼と火葬のみのため、他の葬儀形式よりも安く抑えられる
こんな人におすすめ
葬儀形式ごとにかかる費用を知りたい方
香典の総額がおおよそいくらになるか知りたい方
家族葬や直葬をお考えの方
最初に、一般的なお葬式の平均費用とその内訳を見てみましょう。ここでいう「一般的なお葬式」とは、一般葬のことを指します。
小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む一般葬の葬儀全体にかかる費用の平均金額は、全国平均で約191万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約187万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
遺族・親族および故人に縁がある方々が広く参列するもので、お通夜には50名~150名ほどの参列者、告別式には10名~20名ほどの参列者が集まる規模となります。
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小さなお葬式が行った調査では、お葬式費用の内訳は、葬儀一式費用が69%、通夜からの飲食接待費が13%、寺院への費用は18%となっています。この割合を当てはめると、一般的なお葬式の平均費用の内訳は、下の表のようになります。
費用の内訳 | 割合 | 金額 |
葬儀一式費用 | 69% | 131万円※ |
通夜からの飲食接待費 | 13% | 25万円※ |
寺院への費用 | 18% | 35万円※ |
合計 | 100% | 191万円※ |
次に、「家族葬」の平均費用とその内訳を見てみましょう。
小さなお葬式が行った調査では、火葬料金を含む家族葬の全国平均費用は約110万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約106万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
「家族葬」とは、家族およびごく親しい人のみで行われる葬儀のことで、参列者は10名~30名ほどの規模のものです。
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家族葬の費用の内訳は、上の割合に当てはめた場合には次のようになります。
費用の内訳 | 割合 | 金額 |
葬儀一式費用 | 69% | 75万円※ |
通夜からの飲食接待費 | 10% | 11万円※ |
寺院への費用 | 21% | 23万円※ |
合計 | 100% | 110万円※ |
次に、「直葬(ちょくそう)」の平均費用と内訳がいくらになるかを見てみましょう。
小さなお葬式が行った調査では、火葬料金を含む直葬の全国平均費用は約36万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約32万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
「直葬」とは、通夜や告別式を行わず、短時間の簡素な儀礼と火葬のみを5名~10名程度で行うものです。
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これまで見てきたことにより、一般葬と家族葬・直葬でかかる平均費用は、次の通りであることがわかりました。
葬儀の形式 | 参列者数 | 平均費用 |
一般葬 | 50名~150名 | 191万円※ |
家族葬 | 10名~30名 | 110万円※ |
直葬 | 5名~10名 | 36万円※ |
ところで、お葬式では参列者がお香典を持参するのが一般的です。このお香典の収入により、お葬式の費用はまかなうことができるのでしょうか?
お葬式でお香典が総額でいくら集まるかは、一概にはいうことができません。一人ひとりが持参するお香典の額は、地域によっても異なるといわれています。また、親族は一般の参列者と比較してお香典をたくさん出すことが多いため、親族が多く集まるお葬式ではお香典もたくさん集まるということができるでしょう。
ただし、ざっくりと平均した場合、お香典の一人あたりの平均額は「7,000円」といわれています。これを正しいとして、一般葬・家族葬および直葬でのお香典の総額を計算すると、次のようになります。
葬儀の形式 | 参列者数 | 平均費用 | 香典の総額 |
一般葬 | 50名~150名 | 191万円※ | 35万円~105万円 |
家族葬 | 10名~30名 | 110万円※ | 7万円~21万円 |
直葬 | 5名~10名 | 36万円※ | 3.5万円~7万円 |
お香典の総額を計算した時点で、葬儀の平均費用には及ばないことがわかるでしょう。さらに、お香典は一般に「半返し」をするために、お香典の総額の半額が、返礼品の費用となります。したがって、
「お香典で葬儀費用をまかなうのは難しい」といえるでしょう。
葬儀を行うことになった場合、費用の大半は自分達で工面する必要があるのです。葬儀費用の自己負担額を減らすには、希望する葬儀内容一式にかかる費用を抑えることが大切です。
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忌引き休暇は、実は労働基準法で定められた休暇ではありません。ホゥ。