納棺を有意義な別れの時間に。知っておきたい流れと手順|小さなお葬式のコラム

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作成日:2014.04.07  更新日:2018.05.15

納棺を有意義な別れの時間に。知っておきたい流れと手順

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納棺を有意義な別れの時間に。知っておきたい流れと手順

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納棺(のうかん)とは、通夜の前にご遺体を死装束(しにしょうぞく)で整え、生前に愛用していたものなどとともに棺へ納める儀式のことです。納棺の儀式は、遺族と故人が向き合うための時間として、重要な役割があります。この記事では、納棺を行う前後の流れ、故人に着せる死装束や、棺に納める副葬品(ふくそうひん)と呼ばれるものの内容について詳しくご紹介します。

【もくじ】
お亡くなり~納棺の儀までの流れ
仏式の死装束について
棺へ納める副葬品
納棺は故人と遺族の貴重な時間

お亡くなり~納棺の儀までの流れ

まずは、納棺の儀の流れをご紹介します。

①お亡くなり
親族やお世話になった方に訃報連絡、葬儀社へご遺体の搬送の依頼をします。

②安置場所の確認と搬送
病院ではご遺体を長時間安置しておくことができないため、別の場所に搬送をして安置をします。安置には、自宅や葬儀社が所有する専用の施設などを利用します。

③安置の準備(自宅安置の場合)
自宅で安置を行う場合、布団や枕飾りなどを用意します。枕飾りは宗教や宗派によって変わりますが多くの場合、白い布を敷いた台を遺体の枕元に置き、「燭台、花瓶、鈴、香炉、一膳飯、枕団子、水」などを供えます。

花瓶にはしきみを飾るのが一般的ですが、菊や水仙などの場合もあります。布団は季節を問わず敷布団1枚、掛け布団1枚で、北枕にします。この時に、ご僧侶を招いて枕経をあげていただく場合もあります。

④葬儀の準備
安置が終わると、葬儀担当者と相談しながら、喪主や日時、葬儀内容、場所などを決めます。お付き合いのある菩提寺(ぼだいじ)があるのであれば、葬儀社との相談と合わせて菩提寺にも連絡をとります。通夜や葬儀での読経の依頼のほか、戒名についても相談することになります。

⑤納棺の儀
通夜が始まるまでに、遺族や関係の近い方のみで納棺を行います。まずはご遺体を拭いて清めます。そして納棺師や葬儀社の指導のもと、遺族たちの手で死装束(白装束)を着せ、足袋や数珠などの物品で服装を整えます。死装束を着せず、上からかけるのみとすることも多いです。次にご遺体を棺へ納めるのですが、この時に故人の愛用品などを共に納めます。最後にふたをして、通夜に備えます。

納棺後の葬儀の流れを把握しておきたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

参考:葬儀・葬式の流れとマナー|一般的な葬儀の場合

仏式の死装束について

仏式の場合、死装束は白の巡礼の衣装です。経帷子(きょうかたびら)を着せて、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)、頭陀袋(ずだぶくろ)を棺に入れます。それぞれの物品の意味は次のとおりです。

経帷子(きょうかたびら)

経帷子とは、遺体に着せるための白一色の和服です。麻や木綿、紙布などでできていて、縫い目の糸がとめられていません。経帷子を着せる時は、左前という着せ方をします。左前は左の身頃を先に合わせるというもので、一般的な右前とは逆の着せ方になります。なぜこれを行うのかは諸説ありますが、生きている人と区別するために逆のことをするという説が一般的です。

手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)、頭陀袋(ずだぶくろ)

手甲や脚絆は手足を守るためのもので、いずれも旅に出る際に利用していたものです。亡くなってから四十九日間は死出の旅を行うと言われているため、実際の旅僧と同じような格好をさせます。

頭陀袋はいわゆる鞄の役割を果たすもので、この中には六文銭を入れておきます。六文は三途の川を渡るために必要な金額とされているもので、上手く向こうへ渡れるようにとの願いが込められています。現在は金属を入れたまま火葬をできなくなっているため、紙に印刷されたものが使用されています。

これら以外にも三角頭巾、足袋、わらじなどがあります。現代ではこういった昔ながらの死装束を用いるのではなく、故人が生前好きだった服装にすることも多くなっているようです。そういった場合でも、死装束を別の衣装の上から着せたり、棺の中に入れたりします。

棺へ納める副葬品

納棺の際に、副葬品(ふくそうひん)として、故人の愛用品などを一緒に棺に入れることができます。例として、愛用していたタバコや生花、簪(かんざし)、櫛(くし)などのほか、杖や経典といったものも入れられます。

ただし、燃えにくいものや爆発の恐れがあるものは入れることができないので注意しましょう。例えば、メガネや有毒ガスが発生するプラスチック製品のほか、爆発する可能性のある密封したビンや缶などが当てはまります。

故人と遺族の貴重な時間

通夜から翌日の火葬まで、喪主や遺族は慌ただしく過ごし、心身共に疲れ切ってしまうことでしょう。ご遺体の安置から納棺までの時間というのは、故人と家族が落ち着いて過ごせる、最期の時間だと言えるかもしれません。納棺を有意義な儀式にしていただければと思います。

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