命日が近づくと、遺族に対してどのような言葉をかけたらよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。なかには避けたほうがよい言葉もあるため、マナーや注意点を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、命日にかける言葉の例文や伝え方のポイントを紹介します。
<この記事の要点>
・命日にかける言葉はお悔やみの言葉と感謝の気持ちなどを簡潔に伝えることがポイント
・亡くなってから数年が経過している場合は、お悔やみの言葉を使わないのがマナー
・命日では繰り返し言葉などの忌み言葉を避けるのがマナー
こんな人におすすめ
命日や弔事の際にかける言葉を知りたい方
忌み言葉とは何かを知りたい方
お悔やみを手紙で伝える際の文例を知りたい方
遺族にとって命日は特別な日です。失礼のないように、遺族の方を配慮した言葉をかける必要があります。ここでは、命日にかける言葉を伝える際のポイントを4つ紹介します。
お悔やみの言葉と、故人との思い出や感謝の気持ちなどを簡潔に伝えることがポイントです。「〇〇様のご命日にあたり、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」「謹んでお悔やみ申し上げます」のように、追悼の言葉は短くしましょう。
状況に応じて適切な言葉を添えることも大切です。贈り物と一緒にお悔やみの言葉を伝える際は「品物を送ったことについて伝える」「法事に顔を出せないことについてお詫びの言葉を付け加える」など、状況に応じて変化をつけましょう。
亡くなってから数年が経過している場合は、お悔やみの言葉を使わないようにします。
故人との関係性にもよりますが、「ご家族様のご健康をお祈り申し上げます」など、遺族を気遣った言葉を添えるとよいでしょう。
命日も葬儀の際と同様に「忌み言葉」を避けるようにしましょう。忌み言葉とは、縁起の悪い言葉のことです。忌み言葉は言い換えて、故人と遺族に配慮する必要があります。
命日や弔事の際には、「忌み言葉」を避ける必要があります。忌み言葉のなかには、普段の会話でも使用する言葉も混じっているため、知らずに使ってしまう可能性があります。
ここからは、避けたほうがよい表現と忌み言葉の言い換えについて解説します。
「死ぬ」「死亡」「死去」「生きている」「生存」といった、死を連想させる直接的な表現は避けましょう。
「死ぬ」という表現は「お亡くなりになった」「他界された」へ、「生きている」は「ご生前」「お元気な頃」といった言葉に言い換えるようにしましょう。
「重ねる」「たびたび」「ますます」「いよいよ」など、繰り返す言葉も避けましょう。これは、「不幸が重なる」「死や不幸が再び起こる」ことを連想させる言葉です。
「いろいろな思い出」であれば「多くの思い出」と言い換えます。
「切る」「離れる」「忙しい」「とんでもないこと」といった縁起の悪い言葉も使わないようにしましょう。また数字の「九」は「苦」を、「四」は「死」を連想させる不吉な言葉とされているので、使わないようにします。
「本日はお忙しいところ」であれば「本日はご多用のところ」と言い換えます。
忌み言葉は意外にも多いため、縁起の悪い言葉を避けるのが難しいと感じる方もいるかもしれません。ここからは、命日にかける言葉の例文を、直接伝える場合と手紙で伝える場合に分けて紹介します。
命日に直接顔を合わせてかける言葉の例文は以下のとおりです。できるだけ簡潔に伝えることを意識しましょう。
・命日にあたり、あらためてご冥福を心よりお祈り申し上げます
・追悼の意を捧げます
・ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます
・ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈りいたします
法要を欠席する場合は、手紙を送って故人と遺族への思いを伝えましょう。法要に行けないお詫びの言葉を明記することも大切です。例文は以下のとおりです。
〇〇様の一周忌法要にお招きいただき ありがとうございました 当日はお伺いすることが難しいので お線香代を送らせていただきます 故人のご冥福と ご家族皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます
法要の際に送る手紙には句読点を使わないのがマナーです。これには「滞りなく儀式を終えられるように」という意味が込められています。
四十九日は亡くなってから日が浅く、親族の方の悲しみが深く残っていたり通常の日常に戻っていなかったりする場合が多くあります。
お悔やみの言葉だけでなく「ご家族の皆様はお元気でいらっしゃいますか」など、遺族に寄り添った言葉も添えるようにしましょう。
一周忌は亡くなってから時間が経っているので、「早いもので、あれから1年が経ちましたね。あらためて〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます」といった月日を振り返るような言葉も添えるとよいでしょう。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。(※2024年4月 自社調べ)
命日は遺族にとって大切な日です。言葉は慎重に選ぶ必要がありますが、過度に気にし過ぎてもぎこちない印象を与えてしまいます。故人や遺族への思いを込めて弔意を伝えることがもっとも大切だといえます。
「小さなお葬式」では、葬儀の知識やマナーに精通したコールスタッフが、24時間365日、通話料無料でご連絡をお待ちしております。命日にかける言葉や忌み言葉、葬儀について疑問をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へお気軽にご相談ください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
葬儀費用は「葬儀一式費用・飲食接待費用・宗教者手配費用」で構成されます。ホゥ。