供養の意味や重要性とは?自分に合った供養の形を見つけよう
法事・法要

作成日:2021年07月21日  更新日:2021年07月21日

供養の意味や重要性とは?自分に合った供養の形を見つけよう

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「供養」とはよく耳にするものの、由来や正確な意味についてはあまりぴんと来ない方が多いのではないでしょうか。供養とは残された人が故人のためにできる意義のあるものです。気軽に実践できる方法と意味を知って、日々の供養に生かしましょう。

今回は供養の意味や重要性を読み解きます。供養のために何をすればよいかにも触れている内容ですので、自分に合った形を見つけることができるでしょう。

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【もくじ】
供養とは?意外と知らない意味や由来
供養の重要性とは?
何をすれば故人のための供養になる?
ペットや人形に対して供養を行う方もいる
多様化する供養の方法
自分に合った「供養」の形を見つけよう
まとめ

供養とは?意外と知らない意味や由来

供養はインドの初期仏教から脈々と続いている発想です。ここではその由来と現在の捉え方を解説します。元来仏教の言葉であるため、他の宗教葬などでは用いない言葉です。ただし、現在の捉え方を鑑みて、他の宗教でも同様の考えに行きつくこともあります。

供養の由来とは?

「供養」という言葉は元々サンスクリット語での「プージャー」ないし「プージャナー」の意訳と言われています。プージャーは尊敬という意味があり、神仏に食事や花を捧げて謝意や敬意を伝える儀式のことも指していました。

訳語である供養は「供給資養(きょうきゅうしよう、くきゅうしよう)」という言葉を略したものです。供給は文字通り物をそなえることを示し、資養は資質(心)を養うこととされています。供養には物品だけでなく心が大切という意味が込められており、語源となった言葉の「尊敬」と言う意味も相まって、清い心をもって敬意を表すことが始まりだといえるでしょう。

現代における供養の意味

現代における供養は「亡くなった故人や先祖の霊を供物でもてなす、弔う」という意味で浸透しています。プージャーは主に神仏が対象でしたが、仏教が日本に伝わった際に元から根づいていた祖先崇拝と習合したため、亡くなった方や先祖の霊も供養の対象に加わりました。

供養は大きく分けて「祈り」と「行い」の2つの面があります。祈りには祖先への畏敬の念、感謝の気持ち、死後の冥福などのさまざまな気持ちが込められ、日常の中で取り入れられる偲ぶ心をもって取り組まれるものです。行いには物をそなえることの他にも、法要を執り行うことも含まれます。

供養の重要性とは?

供養は日頃意識することは少ない「死」について考える大きな機会です。身近な人の死を想うことで、自分や大切な人の避けがたい将来について考えるきっかけとなります。ここでは供養の重要性について、意義の観点から見てみましょう。

故人と向き合う

供養は故人の不在と向き合うことにつながります。生前に築いた関係は片方が亡くなることで終わるのではなく、残された側が繰り返し思い出すことで、もう一度新たに築くことができるものです。

故人を思い起こすと、故人が亡くなったときからの自分の変化に気づくこともあります。また、亡くなった方との思い出や遺品から、今はいないその人に想いを馳せることも、供養として意義深いものです。

「死」と向き合う

死に向き合うことは、生を豊かにすることにもつながります。「人生の終わりをどう迎えたいか」と自分自身に問うことはネガティブな行動ではなく、限りある人生を自覚することで充実した現在を送る助けになるでしょう。

供養は故人に思いを馳せることによって、死後の世界を想像する一面もあります。死に対する考え方(死生観)は時代や宗教、そして個人によってさまざまです。自分なりの答えを出すためにも、供養を通じて死と向き合うことには重要な意味があると言えるでしょう。

先祖や故人とのつながりを感じる

供養は先祖について意識する貴重な場でもあります。自分のルーツを意識して、今後どこへ向かっていくか考える端緒となるでしょう。また、祖先崇拝は日本で代々大切に受け継がれてきた価値観でもあります。祖先を尊重することと同じように、代々伝わってきた考え方に敬意を払うことも重要です。

供養は故人の冥福を祈る行為というだけでなく、自分の生を歴史という大きいスケールから見直す機会ともなります。

何をすれば故人のための供養になる?

供養には「利供養」「敬供養」「行供養」の3種類があります。簡単に言うと、利供養は物を供えること、敬供養は気持ちを伝えたり法要を行ったりして示すこと、行供養は日頃の暮らしによい行い(善行)を取り入れることです。どのような行為がどの供養に当たるのか、具体的に見ていきましょう。

法要(法事)を執り行う

法要(法事)は亡くなった方に祈りを供える仏教行事です。どちらも同じ意味で使われることもありますが、正確にはお坊さんに経を上げてもらう儀式を「法要」と言い、その後の会食を含めると「法事」と呼びます。法要・法事は敬供養の一種です。

法要は期間を開けて何度か執り行います。命日から数えて七日目に行う「初七日法要」や、死者の魂の行き先が決まると言われる四十九日に行う「四十九日法要」、10度の裁きが終わるとされる「三回忌法要」などが代表的です。

こうした法要は、死後の裁きがよいものであるよう生ける者が善行をお裾分けする、追善供養の考え方に基づいています。なお法要(法事)の内容や実施する年は宗派や地域、各家庭の考え方によって異なります。

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お墓参りをする

遺骨が納められている墓前で祈りを捧げるお墓参りも供養の一種です。墓石や周辺を掃除したり、仏花や線香を供えたりすることで、亡くなった方を供養します。

また、お彼岸はあの世とこの世がつながるとされ、生きている側がお墓などを訪れて先祖供養をする期間です。春と秋の2回あり、それぞれ春分の日と秋分の日を中日として一週間の期間があります。一方、夏季に訪れるお盆はあの世から先祖の霊が戻ってくる時期です。自宅で霊をお迎えする他、お墓参りに行くこともあります。

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故人を偲んで手を合わせる

仏壇に向かって手を合わせることも供養のひとつです。仏壇には宗派に応じた本尊と故人の位牌が収められています。御膳を供えたり線香を立てたりすることは利供養の一種です。他にも、家や土地柄の風習によってさまざまなお供え物や供養の方法があります。

また最近注目を集めているのが手元供養です。遺灰をペンダントなどに収めたり、お墓を持たずに仏壇など家にお骨を保管したりすることで、負担を減らしながらも、より気軽に故人に手を合わせることができるようになりました。

供えものをする

物を仏前に供えることは利供養にあたります。お供え物の内容は宗派にもよりますが、代表的な5種類は「五供(ごく・ごくう)」と呼ばれているものです。

・香:線香や抹香など。仏前で手を合わせる者の心身を清める
・花:心の清らかさを象徴するもの。移り変わる世の無常を表す
・灯燭(とうしょく):ろうそくの灯。真理を導いたり、悩みを照らしたりする役割がある
・水:穢れのない浄土を象徴することに加え、故人の渇きを癒す
・飲食(いんじき・おんじき):朝方に白飯を供える。食事そのものよりも、食事にありつけると
 いう感謝の念を伝えるもの

ペットや人形に対して供養を行う方もいる

日本では亡くなった人間以外を供養する風習も古くからありました。人形などは代表的な例でしょう。「長く大切にしたものには魂が宿る」という考え方から、古い人形や使いこんだ針を供養することがあります。

また、ペットと同じお墓に入りたいという要望や、火葬してきちんと供養したいというニーズは近年特に高まっています。専用のペット専用の霊園で供養する方法や、人間と同じお墓に入れる墓苑などもあるだけでなく、ペット用の仏具で家に仏壇を作り供養をするなど、供養の方法もさまざまです。

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多様化する供養の方法

葬儀や供養というと、お墓を建てて墓参りをすることを想像する方も多いでしょう。近年はそうした方法も多様化しています。中でもライフスタイルや価値観の変化で注目を集めている故人の供養の方法を紹介します。

永代供養

永代供養とは、寺院や霊園が直接管理する供養方法です。遺骨の安置期間は無制限ではなく、三十三回忌までなど特定の期間となっています。永代供養の期間が終わった後は他の遺骨と含めて合祀になる場合がほとんどです。

今までは身寄りのない人や跡継ぎ(墓守)のいない人が選択することの多い供養方法でしたが、近年は次代への負担を考慮して、あえて永代供養を選ぶ人も出てきています。

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手元供養

手元供養とは小さな骨壺やアクセサリーに遺灰や遺髪を入れ、手元で供養をする方法です。墓参りに頻繁に行けない、お墓の管理が難しいなどの諸事情を抱える場合の他、故人をもっと身近に感じたいというニーズの高まりに応じて注目を集めています。

方法としては、まず葬儀の際に葬儀社に相談しましょう。まだ新しい供養の方法であり、親戚や近しい関係の方の中には反感を持つ方もいるかもしれません。手元供養を考える場合は周囲とよく相談することをおすすめします。

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樹木葬や散骨

故人の意向や家庭環境に合った供養として、樹木葬散骨の人気も高まっています。樹木葬はシンボルツリーの周囲に遺灰を埋葬する納骨方法です。遺族がお墓を継承することもないので、管理は原則として寺院や霊園が永代供養を行います。

散骨は、砕いた遺骨を海や山に撒いて自然へ返す方法です。樹木葬と同じくお墓の継承を必要としないため、こちらも需要を集めています。しかしながら、勝手に散骨することは法律に抵触するため、葬儀のプロと相談して正しい手順を踏んで散骨しなければなりません。

自分に合った「供養」の形を見つけよう

供養に「こうしなければならない」という決まりごとはありません。故人との思い出や、人となりを想ってお供え物をしたり行動したりすることが、結果として供養につながります。暮らしの状況を考えて、自分に合った供養の形を見つけることが大切といえるでしょう。

ライフスタイルの変化やニーズの多様性に応えるように供養の方法も多様化が進んでいます。注目を集めている葬儀や埋葬の方法などに関しては、葬儀・法要のプロが大きな助けになるでしょう。

まとめ

故人や祖先、物に対して心を寄せ、仏壇に手を合わせたり法要を営んだり、よい行いに努めることなど、供養のかたちにはさまざまなものがあります。どれも故人の冥福を祈り、生ける者の人生を見つめ直すきっかけとなるものです。

樹木葬や散骨など暮らしや考え方に合わせた新しい葬儀の形も現れています。家族との別れを経験して供養や葬儀の方法に悩むこともあるかもしれません。そのようなときは小さなお葬式にご相談ください。専門のスタッフが悩みに寄り添い、より良い選択をするアドバイスをいたします。

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最後に

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