九州地方で家族葬を行うと、どのくらいの葬儀費用が必要かご存知でしょうか。葬儀費用の総額は、選択する葬儀形式や地域の風習によっても違いがあります。
小さなお葬式では、過去1年以内に喪主を経験した方を対象に、家族葬の費用について調査を行いました。この記事では九州地方の結果をご紹介します。
【各エリアごとの家族葬の費用相場】
|全国|
|北海道・東北地方|関東地方|中部地方|
|近畿地方|中国・四国地方|九州地方|
こんな人におすすめ
九州地方での家族葬の費用相場に関する調査概要を知りたい方
九州地方における家族葬の割合を知りたい方
九州地方で家族葬にかかった費用の合計を知りたい方
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年3月15日(火)~2022年3月29日(火)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査35,716人 本調査1,022人
・エリア 九州地方
・事前調査条件 九州地方に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性77.40%、女性22.60%
<年代>
40代26.52%/50代34.64%/60代以上38.85%
・1年以内に九州地方で行われた葬儀の60.7%が家族葬
・家族葬の葬儀そのものにかかった費用※は、81.2%が100万円未満(※火葬料金を含む)
・家族葬の飲食費用は83.8%が20万円未満
・家族葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、73.6%が30万円未満
家族葬とは、家族や親族、親しい友人・知人といった身近な人だけで小規模に行う葬儀形式です。
九州地方で行われている葬儀のうち、家族葬がどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。結果をご紹介します。
・九州地方で行われた葬儀のうち60.7%が家族葬
・九州地方で行われた家族葬では10名以上20名未満が1番多い
九州地方で葬儀を執り行った人のうち家族葬を選択した人は60.7%でした。次いで、一般葬が28.1%、直葬が10.4%という結果になりました。九州地方では小規模葬儀が浸透しつつある中でも通夜や告別式を行う、家族葬や一般葬が選ばれています。
家族葬は、家族や親族、親しい友人・知人といった近い関係性の方だけで行うため、故人との最後の時間をゆっくりと過ごせるなどのメリットがあります。九州地方では、近所の人や近親者の方が、通夜見舞いやお供え物を持ち寄るなど、家族以外が葬儀に協力する風習が残っている地域が多いということも、直葬ではなく通夜や告別式を行う家族葬が選ばれている理由の一つでしょう。
九州地方で行われる家族葬の会葬・参列人数は、10名以上20名未満が28.5%で1番多く、次いで10名未満が26.1%、3番目に20名以上30名未満が22.1%という結果でした。九州地方の家族葬では関係性が近い方に参列者の範囲を限定しながらも、特に親しい親族や友人、特に親しい近隣の方などを招いて葬儀を行われているのではないでしょうか。
九州地方には、昔ながらの近隣住民との助け合いによる葬儀が行われている地域があります。例えば熊本県の「葬式組」では、仕事よりも葬式組としての活動が優先されるため、会社を休んで葬儀の手伝いを行うことも珍しくありません。このような文化が、葬儀の参列人数にも影響している可能性も考えられるでしょう。
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ここでは、九州地方で家族葬を行った方への調査結果をご紹介します。家族葬にかかった費用の合計金額は平均で910,964円でした。以下の3つに分けて、その内訳をご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用(火葬料金を含む)
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金は「葬儀そのものにかかる費用」を提示しています。
火葬料金・飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれていないことが多いため注意しましょう。
金額を比較する際は、費用の内訳について確認することをおすすめします。
・81.2%の人が、100万円未満で葬儀を行っている
・そのうち、60万円以上100万円未満が1番多い結果になった
九州地方の家族葬における平均葬儀費用は637,983円※でした。(※火葬料金を含む)全体の81.2%の方は100万円未満で葬儀をおこなっていますが、100万円以上をかける方も少なからずいるようです。
葬儀費用に幅があるのは、故人の遺志や遺族のこだわりを反映した葬儀を希望したり、必要最低限のもので行う葬儀を希望したりするなど、それぞれの家庭で希望が異なるためです。無理に費用を抑えようとせずに、自分たちの条件にあった葬儀にすることが大切です。
<注意>
一般的に、葬儀社の料金には火葬料金は含まれていないことが多いでしょう。
上記の平均金額である約64万円には、飲食費・お布施など宗教者手配に関わる費用は含まれておりませんが、火葬料金は含まれています。
火葬料金を抜いた平均金額は約60万円となります。
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家族葬を選んだ場合の喪主の役割、役目
・83.8%の人の飲食費用が20万円未満
・そのうち、一番多いのは5万円以上15万円未満
九州地方の家族葬の飲食にかかった費用は平均で93,586円でした。
家族葬における飲食の機会は、一般的に「通夜振る舞い」「精進落とし」の2回です。喪主から僧侶や参列者へ感謝の気持ちを伝えるために行われますが、九州地方では、通夜振る舞いの代わりに食べ物を配る地域が散見されます。例えば、宮崎県の一部地域の葬儀では、通夜振る舞いは親族を中心に行い、近所の人たちがまんじゅうや団子などのお菓子を用意して、参列者に配ります。
家族葬は基本的に通夜式・告別式を両方行うため、参列者を限定して行う場合でも、食事の機会を1回以上設けることが多くなるでしょう。結果として、飲食費用もある程度必要になる傾向があります。
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家族葬で出す料理はどのように準備すべき?注意点まで徹底解説
・73.6%の人が30万円未満でお布施を用意している
・10万円以上15万円未満が1番多い結果になった
九州地方の家族葬のお布施・宗教者手配費用は平均で179,396円という結果でした。30万円未満が73.6%を占め、その中でも10万円以上15万円未満が最も多いことがわかりました。
お布施は読経や戒名授与の謝礼として、僧侶にお渡しするものです。明確に費用が提示されることは少なく、「お気持ちで」といわれることがほとんどのため、いざ準備をする際に悩まれることも多いでしょう。この調査の結果をふまえ、親族の方やお付き合いのあるお寺の方の意見を参考に、お布施の金額を検討することをおすすめします。
今回の調査から、九州で家族葬をする方の平均的な一例を作成してみました。
葬儀形式 : 家族葬
会葬・参列人数 : 20名
葬儀費用 : 91万円
(内訳 葬儀そのもの:64万円※/飲食費用9万円/お布施費用18万円)
(※火葬料金を含む)
家族から参列者対応に追われずに故人を見送りたいという希望があったことや、故人が小規模の葬儀を希望していたことから、家族葬を選択した。
家族水入らずで最後の時間をゆっくりと過ごすことができ、自分たちらしい葬儀ができた。
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この記事では、家族葬における九州地方の葬儀費用についてご紹介しました。全体の67.0%の割合で家族葬が選ばれており、81.2%の人が100万円未満で葬儀を執り行っていることがわかりました。葬儀規模や形式によって葬儀費用は異なるため、自分たちの希望にあった条件で葬儀費用の目安を確認しておくことで、より具体的に準備が進められるのではないでしょうか。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、セットプラン内で葬儀に必要な物品サービス※が含まれますので、安心して葬儀を行えます。
(※火葬料金別)
参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説!葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる!」
・葬儀費用のお布施の渡し方は?相場やマナーを徹底解説!
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば?葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント
・家族葬とは?選ばれている理由や費用、参列基準やマナーについて
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