納骨のタイミングやお布施の金額相場を徹底解説

納骨のタイミングやお布施の金額相場を徹底解説

「納骨のタイミングがわからない」「お布施の金額はいくらが良いか理解できておらず不安」と考えている方も多いのではないでしょうか。納骨は頻繁に行うことではないため、初めての経験でどういった流れが適切かわからず、不安な人も少なくありません。

結論を先にいうと、納骨のタイミングは四十九日法要や三回忌に合わせて行う人が多いです。正しい方法を知っていることで当日トラブルにならずに進行できます。この記事では、詳しい意味やお布施の金額相場など詳しく解説します。

葬儀~葬儀終了後の流れについては別のページで詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

納骨の意味やタイミングを知りたい方

納骨方法について知りたい方

お布施の意味や金額について知りたい方

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納骨について

納骨について大体は理解しているつもりでも、意味をはっきり理解していないという人も、少なくありません。

ここでは、納骨の意味からタイミング、納骨式の意味まで簡単かつ詳しく解説します。正しい意味やタイミングを知っていると故人や家族、葬儀社に迷惑をかけずに安心して進行できます。トラブルにならないためにもしっかり理解しておくことが重要です。

1. そもそも納骨の意味とは

そもそも納骨の意味とは、故人を火葬した後、遺骨を骨壺に入れてお寺などに納める一連の流れのことを差します。

葬儀や火葬の際には、納骨という言葉は必ず耳に入るのでしっかりと覚えておくことが大切です。また、納骨する場合は費用もかかります。葬儀社によってはプランの中に入っている場合もありますが、オプションとして有料のプランもあるため注意が必要です。

2. 納骨のタイミング

結論をいうと納骨のタイミングに明確な決まりはありません。そのため故人の遺骨は、決まったお寺やお墓、納骨堂などに納めなくても問題にはなりません。

人によっては故人のそばにずっと居たいという理由から、お墓に納めずに自宅にて保管する人も多いです。納骨する期限もないため、いつまでも保管して問題ないですが、一般的には四十九日法要一周忌三回忌で納骨を行う人が多いです。

3. 納骨式の意味

納骨式とは、お墓などに骨壺を納める際に行う法要のことを言います。納骨式をするタイミングは先ほど述べたように、お寺や納骨堂に納めるときが一般的なため、自宅保管の場合は納骨式自体行わない人もいます。

納骨式の内容は、親しい人や友人などを呼び、読経や会食をすることが多いです。しかし、納骨式も特に決まりはないため、比較的遺族の希望通りの流れで行えます。手間を省くため、参列者が一番集まりやすい日に設定する人が多いです。

納骨方法は大きく3種類

先ほども述べたように納骨に関する大きな決まりはありません。そのため遺骨が入った骨壺をお寺やお墓、納骨堂などに納めず、自宅で管理する人も多いです。

ここでは納骨方法について、より詳しく解説します。納骨方法はトラブルにならないためにも遺族や葬儀社と相談して決めることをおすすめします。ぜひ参考にしてみてください。

1. 樹木葬の場合

樹木葬とはその名の通りに、墓地に木を植え、その付近に埋葬する方法のことを言います。この樹木はさらに2種類あり、里山型霊園型です。里山型は区画整理された場所に埋葬する際、霊園型は霊園内にある樹木のことを表します。樹木葬の平均相場は30万円~70万円です。

しかし、この金額はあくまで平均なため地域や葬儀社によって異なります。あくまで参考程度にしておくことをおすすめします。

参考:「小さなお葬式」の樹木葬

2. 手元供養の場合

手元供養とは先ほども述べたように、自宅などで骨壺を保管することを言います。そのため、法要などは必要ありません。自宅保管する際のマナーや決まった法律もないため、心配事も少ないです。今は保管のために必要な仏具は全てインターネットでも揃えられます

粉状にして保管する人も多いですが、手元で保管する際は遺族で話し合って決める必要があります。また、専用の機械を持つ会社に依頼することもおすすめです。

3. 散骨の場合

散骨とはその字の通り、遺骨を山や海、川などに返す納骨方法です。故人の骨を自然の中に納めることは法律違反ではありません。

しかし、地域や市によっては違法になる可能性もあるため、事前に地域や家族に確認しておく必要があります。散骨は、故人が生前に散骨の希望を出した場合などに行われます。条例違反など不安な場合は専門の業者に任せることをおすすめします。

参考:「小さなお葬式」の海洋散骨サービス

お布施の意味や金額について

お布施についてある程度理解しているつもりでも、細かい金額や渡すタイミング、そもそもお布施の意味を知らないという人も多いかと思います。

法事の際は絶対に必要になってくるお布施ですが、詳細を理解していないと相手にも遺族にも恥をかかせてしまいます。ここでは金額相場から納骨の際に渡すお布施のマナーまで詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

1. そもそもお布施とは

お布施と聞くと、感謝の意味で渡すお金というイメージが強いかと思います。しかしお布施の本来の意味とは、仏になるために必要な3つの条件のことを差します。

3つの条件とは、金銭や衣服などを人に渡す財施、読経するという意味の法施、恐怖を取り除き安心させるための無畏施です。そのためお布施は単純に感謝を込めてお金を渡すという意味だけではありません。

2. 納骨の際に渡すお布施とは

納骨の際に渡すお布施は、一般的に3万円~5万円です。しかしこの金額は納骨式のみの場合です。納骨式の内容は、先ほど述べたように親しい人や友人などを呼び、読経や会食をすることです。

この読経する際にお坊さんやお寺に渡す金額相場が3万円~5万円で、開眼供養も含むのであれば10万円程度まで上がります。開眼供養とは故人の魂をお墓へ移すための儀式のことを言います。

3. お布施の相場は3万円~10万円

納骨式のみの場合の金額相場は、一般的に3万円~5万円ですが、故人の魂をお墓へ移すための儀式である開眼供養も含むのであれば3万円~10万円が相場です。

他にも、お坊さんが読経のために納骨する場所まで車やタクシーでくるのであれば、お車代として5,000円~1万円ほど包む場合もあります。また、納骨式後の会食に住職が参加しない場合、お食事代として5,000円~2万円ほど包んで渡すことも一般的とされています。

お布施を渡す際のマナーについて

お布施を渡す際のマナーをしっかり守らなければ遺族や故人に恥をかかせてしまうことになります。後にトラブルにつながらないためにも、しっかりと事前に確認して、正しいマナーを守るように心がけるべきです。

ここではお布施を渡す際の細かなマナーからタイミング、お金の包み方まで解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

1. 袱紗から取り出して渡す

お布施はお金をそのまま持つのではなく、必ず袱紗に包んで所持しておくようにします。袱紗の一般的なカラーは紺色薄緑などあまり派手すぎないものが良いです。弔事用の袱紗は店でもインターネットでも購入できます。

そして、必ず住職の目の前で取り出して渡します。できれば黒いお盆に載せてから渡した方がより丁寧です。これらは基本的なマナーなため必ず覚えておくことをおすすめします。

2. お布施のタイミングについて

お布施を渡すタイミングについて、明確な決まりがあるわけではないですが、一般的には法要が始まる前に渡します。法要がお寺などで行われる際には、挨拶をした後に渡すとより丁寧なためおすすめです。

しかし、法要が会館や家で行われる際には、現金を別の部屋などに置き忘れてしまう可能性もあるため、後に渡す方が良いとされています。不安な場合は、住職に一度相談してみることをおすすめします。

3. 新札で用意する

香典などは旧札でも特に問題はありませんが、お布施として渡すお金は、必ず新札を用意すべきです。どうしても用意できない場合は旧札でも仕方ありませんが、お布施は感謝を伝えるために渡すお金なため、綺麗な新札の方がより丁寧で好ましいです。
旧札だからといってマナー違反になるわけではありませんが、当日に焦らないためにも事前に新札に両替しておくことをおすすめします。

納骨までの流れ

実際に納骨までの流れを簡単に解説します。突然の儀式でどのように行うと良いかわからず焦らないためにも、事前に納骨するまでの流れをしっかり確認しておくべきです。

ここでは必要な書類を揃えるところから、日程決めや挨拶、そして納骨し読経までの細かな流れを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

1. 必要な書類を全て揃える

納骨をする際は、書類提出する必要があります。無断ではできないため、注意が必要です。まずは遺骨埋葬許可証を用意します。遺骨埋葬許可証とは火葬するための火葬許可証に火葬場のハンコが押してあるもののことを指します。

火葬が終了すると遺骨埋葬許可証として使用するため、最後までしっかり保管しておくことが大切です。また、お墓に遺骨を納める場合は墓地使用許可証も必要になります。

2. 日程を決めて喪主からの挨拶をする

遺骨埋葬許可証と墓地使用許可証が用意できたら、お寺の住職と会う日程を決めます。この日程は先ほど述べたように決まりはないため、焦る必要はありません。納骨当日は喪主からの挨拶をします

お墓の前で挨拶をすることが一般的とされており、参列者への感謝の言葉故人との思い出を、あまり長くなりすぎないように語ります。ここでの挨拶の内容も事前に決めておくとよりスムーズに進められるためおすすめです。

3. 納骨し読経を行う

喪主からの挨拶が終了すると、お坊さんが読経を行うことが一般的です。遺骨が入った骨壺は、お墓の下にあるカロートという場所に置きます

カロートには重い蓋が載せられているため、家族のみで開けるのが困難な場合は、傷をつけないためにも石材店の人に開閉してもらうことをおすすめします。その後は、参列者と会食を行い、故人との思い出話などを語るまでが一連の流れです。

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まとめ

突然の不幸によって訪れる葬儀や火葬、その後の納骨などで、どのようにしたらいいかわからず悩む人も多いです。

納骨は故人を大切に保管するための重要な工程です。後にトラブルにつながらないためにも、しっかりと事前に確認して家族と相談したり、納骨するまでの流れを見直したりすることをおすすめします。

他にも葬儀や納骨のことで不安な点がある方は、小さなお葬式までぜひお問い合わせください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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