「納骨のタイミングがわからない」「お布施の金額はいくらが良いか理解できておらず不安」と考えている方も多いのではないでしょうか。納骨は頻繁に行うことではないため、初めての経験でどういった流れが適切かわからず、不安な人も少なくありません。
結論を先にいうと、納骨のタイミングは四十九日法要や三回忌に合わせて行う人が多いです。正しい方法を知っていることで当日トラブルにならずに進行できます。この記事では、詳しい意味やお布施の金額相場など詳しく解説します。
葬儀~葬儀終了後の流れについては別のページで詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
<この記事の要点>
・納骨のタイミングに明確な決まりはなく、四十九日法要や一周忌、三回忌で行うのが一般的
・納骨式のみの場合、お布施の金額は3万円~5万円が相場
・開眼供養も含む場合、お布施金額は3万円~10万円が相場
こんな人におすすめ
納骨の意味やタイミングを知りたい方
納骨方法について知りたい方
お布施の意味や金額について知りたい方
納骨について大体は理解しているつもりでも、意味をはっきり理解していないという人も、少なくありません。
ここでは、納骨の意味からタイミング、納骨式の意味まで簡単かつ詳しく解説します。正しい意味やタイミングを知っていると故人や家族、葬儀社に迷惑をかけずに安心して進行できます。トラブルにならないためにもしっかり理解しておくことが重要です。
そもそも納骨の意味とは、故人を火葬した後、遺骨を骨壺に入れてお寺などに納める一連の流れのことを差します。
葬儀や火葬の際には、納骨という言葉は必ず耳に入るのでしっかりと覚えておくことが大切です。また、納骨する場合は費用もかかります。葬儀社によってはプランの中に入っている場合もありますが、オプションとして有料のプランもあるため注意が必要です。
結論をいうと納骨のタイミングに明確な決まりはありません。そのため故人の遺骨は、決まったお寺やお墓、納骨堂などに納めなくても問題にはなりません。
人によっては故人のそばにずっと居たいという理由から、お墓に納めずに自宅にて保管する人も多いです。納骨する期限もないため、いつまでも保管して問題ないですが、一般的には四十九日法要や一周忌、三回忌で納骨を行う人が多いです。
納骨式とは、お墓などに骨壺を納める際に行う法要のことを言います。納骨式をするタイミングは先ほど述べたように、お寺や納骨堂に納めるときが一般的なため、自宅保管の場合は納骨式自体行わない人もいます。
納骨式の内容は、親しい人や友人などを呼び、読経や会食をすることが多いです。しかし、納骨式も特に決まりはないため、比較的遺族の希望通りの流れで行えます。手間を省くため、参列者が一番集まりやすい日に設定する人が多いです。
先ほども述べたように納骨に関する大きな決まりはありません。そのため遺骨が入った骨壺をお寺やお墓、納骨堂などに納めず、自宅で管理する人も多いです。
ここでは納骨方法について、より詳しく解説します。納骨方法はトラブルにならないためにも遺族や葬儀社と相談して決めることをおすすめします。ぜひ参考にしてみてください。
樹木葬とはその名の通りに、墓地に木を植え、その付近に埋葬する方法のことを言います。この樹木はさらに2種類あり、里山型と霊園型です。里山型は区画整理された場所に埋葬する際、霊園型は霊園内にある樹木のことを表します。樹木葬の平均相場は30万円~70万円です。
しかし、この金額はあくまで平均なため地域や葬儀社によって異なります。あくまで参考程度にしておくことをおすすめします。
参考:「小さなお葬式」の樹木葬
手元供養とは先ほども述べたように、自宅などで骨壺を保管することを言います。そのため、法要などは必要ありません。自宅保管する際のマナーや決まった法律もないため、心配事も少ないです。今は保管のために必要な仏具は全てインターネットでも揃えられます。
粉状にして保管する人も多いですが、手元で保管する際は遺族で話し合って決める必要があります。また、専用の機械を持つ会社に依頼することもおすすめです。
散骨とはその字の通り、遺骨を山や海、川などに返す納骨方法です。故人の骨を自然の中に納めることは法律違反ではありません。
しかし、地域や市によっては違法になる可能性もあるため、事前に地域や家族に確認しておく必要があります。散骨は、故人が生前に散骨の希望を出した場合などに行われます。条例違反など不安な場合は専門の業者に任せることをおすすめします。
参考:「小さなお葬式」の海洋散骨サービス
お布施についてある程度理解しているつもりでも、細かい金額や渡すタイミング、そもそもお布施の意味を知らないという人も多いかと思います。
法事の際は絶対に必要になってくるお布施ですが、詳細を理解していないと相手にも遺族にも恥をかかせてしまいます。ここでは金額相場から納骨の際に渡すお布施のマナーまで詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
お布施と聞くと、感謝の意味で渡すお金というイメージが強いかと思います。しかしお布施の本来の意味とは、仏になるために必要な3つの条件のことを差します。
3つの条件とは、金銭や衣服などを人に渡す財施、読経するという意味の法施、恐怖を取り除き安心させるための無畏施です。そのためお布施は単純に感謝を込めてお金を渡すという意味だけではありません。
納骨の際に渡すお布施は、一般的に3万円~5万円です。しかしこの金額は納骨式のみの場合です。納骨式の内容は、先ほど述べたように親しい人や友人などを呼び、読経や会食をすることです。
この読経する際にお坊さんやお寺に渡す金額相場が3万円~5万円で、開眼供養も含むのであれば10万円程度まで上がります。開眼供養とは故人の魂をお墓へ移すための儀式のことを言います。
納骨式のみの場合の金額相場は、一般的に3万円~5万円ですが、故人の魂をお墓へ移すための儀式である開眼供養も含むのであれば3万円~10万円が相場です。
他にも、お坊さんが読経のために納骨する場所まで車やタクシーでくるのであれば、お車代として5,000円~1万円ほど包む場合もあります。また、納骨式後の会食に住職が参加しない場合、お食事代として5,000円~2万円ほど包んで渡すことも一般的とされています。
お布施を渡す際のマナーをしっかり守らなければ遺族や故人に恥をかかせてしまうことになります。後にトラブルにつながらないためにも、しっかりと事前に確認して、正しいマナーを守るように心がけるべきです。
ここではお布施を渡す際の細かなマナーからタイミング、お金の包み方まで解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
お布施はお金をそのまま持つのではなく、必ず袱紗に包んで所持しておくようにします。袱紗の一般的なカラーは紫や紺色、薄緑などあまり派手すぎないものが良いです。弔事用の袱紗は店でもインターネットでも購入できます。
そして、必ず住職の目の前で取り出して渡します。できれば黒いお盆に載せてから渡した方がより丁寧です。これらは基本的なマナーなため必ず覚えておくことをおすすめします。
お布施を渡すタイミングについて、明確な決まりがあるわけではないですが、一般的には法要が始まる前に渡します。法要がお寺などで行われる際には、挨拶をした後に渡すとより丁寧なためおすすめです。
しかし、法要が会館や家で行われる際には、現金を別の部屋などに置き忘れてしまう可能性もあるため、後に渡す方が良いとされています。不安な場合は、住職に一度相談してみることをおすすめします。
香典などは旧札でも特に問題はありませんが、お布施として渡すお金は、必ず新札を用意すべきです。どうしても用意できない場合は旧札でも仕方ありませんが、お布施は感謝を伝えるために渡すお金なため、綺麗な新札の方がより丁寧で好ましいです。
旧札だからといってマナー違反になるわけではありませんが、当日に焦らないためにも事前に新札に両替しておくことをおすすめします。
実際に納骨までの流れを簡単に解説します。突然の儀式でどのように行うと良いかわからず焦らないためにも、事前に納骨するまでの流れをしっかり確認しておくべきです。
ここでは必要な書類を揃えるところから、日程決めや挨拶、そして納骨し読経までの細かな流れを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
納骨をする際は、書類提出する必要があります。無断ではできないため、注意が必要です。まずは遺骨埋葬許可証を用意します。遺骨埋葬許可証とは火葬するための火葬許可証に火葬場のハンコが押してあるもののことを指します。
火葬が終了すると遺骨埋葬許可証として使用するため、最後までしっかり保管しておくことが大切です。また、お墓に遺骨を納める場合は墓地使用許可証も必要になります。
遺骨埋葬許可証と墓地使用許可証が用意できたら、お寺の住職と会う日程を決めます。この日程は先ほど述べたように決まりはないため、焦る必要はありません。納骨当日は喪主からの挨拶をします。
お墓の前で挨拶をすることが一般的とされており、参列者への感謝の言葉や故人との思い出を、あまり長くなりすぎないように語ります。ここでの挨拶の内容も事前に決めておくとよりスムーズに進められるためおすすめです。
喪主からの挨拶が終了すると、お坊さんが読経を行うことが一般的です。遺骨が入った骨壺は、お墓の下にあるカロートという場所に置きます。
カロートには重い蓋が載せられているため、家族のみで開けるのが困難な場合は、傷をつけないためにも石材店の人に開閉してもらうことをおすすめします。その後は、参列者と会食を行い、故人との思い出話などを語るまでが一連の流れです。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。(※2024年4月 自社調べ)
突然の不幸によって訪れる葬儀や火葬、その後の納骨などで、どのようにしたらいいかわからず悩む人も多いです。
納骨は故人を大切に保管するための重要な工程です。後にトラブルにつながらないためにも、しっかりと事前に確認して家族と相談したり、納骨するまでの流れを見直したりすることをおすすめします。
他にも葬儀や納骨のことで不安な点がある方は、小さなお葬式までぜひお問い合わせください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
故人が年金受給者の場合は、すぐに年金受給停止の手続きが必要になります。ホゥ。