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葬儀と告別式の違い・マナー・流れ・費用など葬儀に関わる事項まとめ

作成日:2021.11.25

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身内が亡くなった時には葬儀を執り行います。葬儀はお通夜、葬式、告別式と分かれています。

身内以外の方はどの儀式にも参列できる訳ではありません。葬儀を行うのであれば、それぞれの違いを正しく理解しておく必要があります。

また、主催側にも参列側にもルールやマナーがあります。故人に対して失礼の無いよう、知識を習得しておかなければなりません。

葬儀の流れや基本的なマナーについて詳しく解説するので、参考にしてください。

葬式・告別式とは?

そもそも葬儀という言葉は「故人を弔う一連の儀式」という広い意味合いで使われることもあれば、本来の意味である「故人を送る宗教的な儀式」を指すこともあります。

葬儀は葬式・告別式に分かれます。正しい意味を知らないと混同してしまうおそれがあるので、まずは「葬儀」が本来何を指しているのか確認しましょう。その後、葬式と通夜、告別式の違いについて解説します。

1.概要

葬儀とは、告別式や火葬の前に執り行われるお別れの儀式を指す言葉です。宗教的な意味合いも含めており、宗教によって僧侶による読経、神主さんによる祭祀などが行われます。

告別式は宗教的な意味合いはもたず、故人とゆかりのある人が別れを惜しむ、お別れの儀式です。

また、お通夜は葬式の前に故人を見守る儀式、火葬は故人の体を焼きお骨にする儀式を指しています。最近では臨終から骨上げまでの一連の儀式を指して「葬儀」や「葬式」というケースもあり、どちらも間違いではありません。

2.お通夜と告別式の違い

お通夜と告別式の違いについて解説します。

お通夜は故人が亡くなった翌日の夕方から朝方にかけて執り行うものとされています。線香を絶やさないようにしながら家族や弔問客が故人を見守りつつ思い出話をしたり、死を悼んだりする別れの場です。日程は葬儀との兼ね合いで変更することもあります。

かつては夜通しでしたが、最近では参列者の負担などに配慮して、2~3時間ほどで終了することが一般的です。また、お通夜の前夜に仮通夜が行われることもあり、地域や宗教によって違いが生じます。

告別式とは友人や近所の方、会社の同僚といった生前に交流のあった方が故人とお別れをする儀式です。読経のような宗教的な要素は含んでおらず、ゆかりのある方なら誰でも参加できます。葬儀を行わず告別式のみを執り行う場合には、参列者が故人へ告別を行うのが通例です。

最近では、告別式と葬儀を一緒に執り行うことが多くなっています。火葬場へ行くのが遺族と親族のみへと変化してきたこともあり、それにともなって葬儀の流れも変化しました。

3.お通夜と告別式を行う理由

どちらも故人とのお別れの場であるにもかかわらず、お通夜と告別式は別々に執り行われます。

かつてお通夜は、遺族や近親者が夜通し故人と時間を過ごす儀式でした。故人が蘇るよう願いを込めて始まった儀式とされており、現代では遺族や親族だけでなく故人とゆかりのある方が弔問に訪れます。

故人との別れに心の整理をつける場としては、お通夜も告別式も同じ別れの儀式といえるでしょう。しかし、故人と一緒に過ごすのが目的のお通夜と比べ、告別式は最後の別れという意味合いがやや強くなっています。

また多忙で告別式の参列できない方が、お通夜を別れの場に利用するというのも昨今の風潮です。

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葬儀の種類

以前は大規模で形式どおりの葬儀が主流でしたが、近年では葬儀のあり方も多様化しています。ニーズに合わせてさまざまなスタイルがあるので、参列者の都合や予算などに合わせて選択するとよいでしょう。

ここでは代表的な葬儀の様式をご紹介します。

1.家族葬

家族葬とは名前のとおり故人の家族や親戚、付き合いの深い友人といった近親者のみで執り行う葬儀のことです。一般的な葬儀に比べて規模は小さく、参列者数は多くても30名前後が目安になります。僧侶にも臨席してもらい、日程などは一般葬と同様に執り行うことが多いでしょう。

家族葬は、葬儀による経済的な負担を心配している人や、近親者のみでの葬儀を希望している人に選ばれます。家族葬が増加傾向にあるのは、疎遠になっている方や会社関係者といった関係性が希薄な方を呼ぶ必要がなくなってきた時代背景も影響しているでしょう。

小さなお葬式の家族葬

2.密葬

密葬は家族葬と似ており、故人とゆかりのある近親者だけで執り行う葬儀のことです。規模が小さく形式が簡略化されているので費用は控えめです。一般的な形式で執り行われることが多い家族葬とは異なり直葬の形式をとることもあります。

また密葬の場合は、後日あらためて本葬を行うことも多く、社会的地位のある人や著名人が亡くなった際の葬儀で多くの参列者が見込まれる場合にも選ばれることが多い形式です。

大規模な葬儀になってしまうと近親者が故人とお別れをする時間がしっかりと取れません。それを避けるため葬儀を二度に分けて行うことが可能です。

密葬の後に本葬を行うのは、故人の生前の付き合いを無下にできない場合です。社会的地位のある人や、ファンが多い著名人といった不特定多数の参列者が訪れる葬儀でもよく行われます。それほど大規模になることがない一般の方では本葬はまず行われません。

また、本葬では社葬団体葬の形式をとることもあります。故人の追悼をしつつ次期社長や後継者の発表、株主や仕事関係者への報告も兼ねていることが一般的です。ファンの多い著名人では、形式にとらわれず自由度の高い偲ぶ会やお別れ会を行うことが多くなっています。

3.一日葬

一般葬ではお通夜、葬儀・告別式と2日間かけて執り行われるのに対し、一日葬はお通夜を行わずに一日で済ませるスタイルの葬儀です。近親者と家族のみなど、比較的小規模に行われるのが特徴で、規模や費用面では家族葬に似ています。

短時間で終了するので、親戚が遠方に住んでいたり、核家族化で喪主が多忙であったりと葬儀にゆっくり時間をかけることが難しい人でも行いやすい葬儀です。費用も抑えられるので、経済的な負担を軽減したい人にも選ばれています。

小さなお葬式の一日葬

4.直葬

直葬とは病院や自宅など故人が亡くなった場所から直接火葬場へ遺体を運び、火葬を執り行うスタイルの葬儀です。お通夜や告別式を省略した簡略式の葬儀といえます。

本当に近しい人だけで行うので、服装にも強い縛りはありません。平服など常識の範囲内で整えておけばよいでしょう。僧侶に臨席してもらうことも可能ですが、直葬の際は火葬炉に入っている数分間だけの短時間になります。

費用面でも負担が少ない形式なので葬儀費用がかけられない方でも選びやすいスタイルですが、菩提寺や年配の親戚への配慮が必要です。

小さなお葬式の火葬式

5.一般葬

一般葬とは現在もっとも多く取り入れられている葬儀スタイルで、お通夜から葬儀・告別式・火葬まで一連の儀式を執り行うものです。長く行われてきた形式なので、きちんと流れに則って葬儀を行いたい人や、特に葬儀スタイルにこだわりがない場合に選ばれます。

広く世間に受け入れられやすいので、遺言もなく葬儀をどう行ってよいか判断がつかない場合などは一般葬を執り行うと角が立ちにくいでしょう。地域の風習などは事前に確認しておくとより安心です。

小さなお葬式の一般葬

6.自由葬

自由葬は近年になってから取り入れられるようになった葬儀です。特定の宗教の作法や儀礼を取り入れないスタイルを指します。無宗教葬ともいわれ、宗教にとらわれず自由な葬儀を執り行えるのが特徴です。

音楽葬や生前葬なども自由葬の仲間で、焼香や読経などは行わなくてもかまいません。故人の遺志や、日頃宗教の信仰がなく形式に沿った葬儀を望まない方に選ばれています。

注意点として、お墓をもっている場合は菩提寺からの理解を得る必要があります。また、寺院や仏閣がかかわらないため有識者の意見が取り入れにくく、喪主の負担は大きくなりがちです。

お亡くなりからお通夜までの流れ

葬儀はどのような流れで進み、何をしなければならないのでしょうか。一般的に、葬儀はご逝去日から2〜3日以内に葬儀を進めます。

当日であれば葬儀担当者にサポートをしてもらえますが、事前に葬儀の流れを知っておくことで、不安を取り除くことができますし、葬儀をスムーズに進めることができます。以下で、具体的な流れをご説明します。

1.お亡くなり

病院で亡くなった場合は、看護師または病院が提携している業者にエンゼルケア(死後の処置)を行ってもらいます。遺族は、葬儀社に連絡を取り、亡くなった場所(病院・自宅など)を伝えます。この時、医師に「死亡診断書」を書いてもらいます。

死亡診断書は火葬・埋葬する際に要な書類となります。

2.お迎え・安置

法律により逝去後24時間は火葬することができないため、寝台車でご遺体を搬送して、安置をします。

安置とは遺体を棺に納めるまでに、安静に置いておくことです。自宅での安置が可能であれば自宅に、難しい場合は葬儀社の安置専用施設に搬送します。

3.葬儀の打ち合わせ・段取り

喪主や世話役などの役割を決め、葬儀担当者と打ち合わせを行います。この時「死亡診断書」を葬儀担当者に渡し、「死亡届」や「火葬許可証」などの手続きを依頼します。職場や学校などの関係者への連絡、喪服の準備、供花・供物の手配などを行います。

4.納棺

遺体を棺に納めます。納棺の際には、ご遺体を清めて死装束を着せます。故人が生前好きだったものなど、一緒に棺に入れたいものがあれば準備しておきます。

納棺前には湯灌を施して体を清めたり、死化粧をして綺麗な状態を保ったりするなどの儀式を行います。

お通夜までの流れ

納棺までを終えると、続いて通夜を行います。全体の流れを、一般的に通夜が開始される18:00からのスケジュールでご紹介します。全体の所要時間は、喪主が会場に到着してから通夜式終了まで2~3時間程です。

当日に慌てないように流れを確認しておきましょう。

1.喪主・遺族の会場到着・準備

遺族は、通夜開始の2時間前には会場に到着して、参列者の受付準備をします。香典の受け取りや受付など事前に決めていた役割や段取りを確認し、芳名帳や筆記具など必要なものを用意しておきましょう。また、会葬礼状、供物、供花に記載されている名前に誤りがないかを確認することも大切です。

2.受付開始

受付は、通夜開始の30分前から行います。受付担当は所定の場所で受付を行い、喪主も参列者の挨拶に対応します。

通夜式開始20分前には、喪主・遺族は着席をします。参列者からお悔やみの言葉をかけられた際には、「お忙しい中お運びいただきまして、恐れ入ります」と、短い言葉で結構ですので応えましょう。

3.開式

ご僧侶が到着し、定刻になれば通夜式を開始します。

進行は主に葬儀担当者が行うので、喪主は段取りを頭に入れておいて、正しく行われているかを確認しましょう。

4.読経・焼香

ご僧侶に読経をしてもらい、喪主・遺族・一般参列者の順に焼香を行います。

お通夜の際の焼香も順番を守って行います。焼香とは、細かく砕かれた香をつまみ、少しずつ落として焚く行為のことです。焼香は宗派によってやり方は多少異なるので、事前に確認しておきましょう。

5.閉式

喪主は、参列者に対して挨拶を行います。通夜振る舞いが控えている場合は、その案内も含めて伝えるようにします。ご僧侶が退席し、通夜は閉式となります。開始から約1時間で通夜式は終了です。

6.通夜振る舞い

閉式後はそのまま通夜振る舞いに移行します。通夜振る舞いとは、通夜の後に行われる食事のことです。僧侶やお客様をもてなす意味に加え、故人の思い出を話すなどで偲ぶという趣旨があります。

通夜振る舞いには、故人が生前お世話になった方に参加をお願いします。時間は1時間程度です。一般参列者が帰られた後は、葬儀担当者や親族と、翌日の流れを確認して決めておきましょう。

葬儀の流れ

葬儀開始から火葬を終えての精進落としまでの流れを解説します。

一般的な開始時間を参考に、10:00~15:00のスケジュールでお伝えします。所要時間は、移動時間を含めて精進落としまで5~6時間です。

イメージしやすいように実際の流れを確認しておきましょう。

1.喪主・遺族集合、受付準備(10:00~)

葬儀開始1時間前に集合し、葬儀担当者と段取りの最終確認、受付の準備を行います。会葬礼状、会葬御礼品の用意をしておきます。 また、この時に弔辞・弔電の名前、順番に誤りがないかの確認も行いましょう。

2.受付開始

葬儀開始の15~20分前には着席できるように受付を行います。

受付では芳名帳への記帳か芳名カードの受け取りが行われます。芳名帳は参列者が予想を超えることも想定し、少し多めに用意しておきましょう。

また、返礼品は記帳(または芳名カード)と香典の受け取りが済んだタイミングで渡します。記帳と香典は前後することもあります。

3.開式(11:00~)

ご僧侶が入場したら、司会者の案内で葬儀を開式します。喪主から開式にあたり挨拶を申し上げます。

喪主を務める場合は何度か挨拶を行うので、事前に準備しておく必要があります。

4.読経、弔辞・弔電の奉読(11:10~)

ご僧侶による読経が行われます。通夜の場合はこのあとすぐに焼香を行いますが、葬儀の場合は先に弔辞・弔電の紹介を行います。

弔辞は故人を弔うためではなく、生前の業績を讃えたり、故人の経歴を参列者たちに伝えたりする役割があります。

弔辞は奉読した後には祭壇に供えます。終了後は遺族のもとで保管されるので、正しい内容で書く必要があります。

読み上げを行う場合は作法を守ります。呼ばれたら霊前に進み、僧侶、後に遺族、遺影に一礼して弔辞を開いて次の順序で読み上げます。

・弔辞を両手に持ち直して包みから出す
・上包みをたたんで側卓に置く
・左手の弔文に右手を添えて開く
・両手で捧げ持ちながら口の高さまで差し出して、ゆっくりと読む
・読了後は同じように上包みに戻し、表書きを霊前に向け卓上に置く
・遺影、僧侶、遺族席に一礼して席へと戻る

5.焼香(11:20~)

ご僧侶の焼香のあと、通夜の時と同じく、喪主・遺族・一般参列者という順番で行います。

焼香時にはやり方やマナーがあるのでしっかり確認しておきましょう。宗派に関して受付などで確認しておくことをおすすめします。

7.閉式・出棺(11:40)

焼香が終われば、ご僧侶が退場するのを合掌して見送ります。司会者が閉式を宣言して、出棺の準備を行います。

一般参列者は、式場の外などで出棺の見送りをするために待機します。遺族は、最後のお別れを行ったあと、生花で故人の周りを飾ります。棺に蓋をして、喪主から順番に棺にくぎ打ちをします。遺族や親族で棺を運び、寝台車に乗せます。

8.火葬(12:00~)

火葬場につくと、納めの式(おさめのしき)を行ったあとに、火葬をします。 納めの式は、火葬炉の前で行う最期のお別れのことで、ご僧侶が同行している場合には読経をしてもらい、焼香をします。

火葬はおよそ1時間程度かかり、その間遺族や同行者は控室で待機します。親族が集まっているこのタイミングで、次回の法要の日程を調整しておくと良いでしょう。

9.骨上げ(13:10~)

火葬後は骨上げを行います。骨上げは遺骨を骨壷に納めることです。二人一組で足から順番に箸で骨を拾い、骨壷に納めます。

喪主から順番に、血縁の深い順に行います。骨上げ後は骨壷と埋葬許可証を受け取ります。埋葬許可証は納骨時に必要となるので、大切に保管しておきましょう。

10.還骨法要・初七日法要(14:00~)

火葬終了後、自宅もしくは斎場に戻り行われるのが還骨法要(かんこつほうよう)です。ご僧侶による読経があり、焼香を行う30分程度の法要が行われます。
また、参列者の都合を合わせることが難しいため、初七日法要を還骨法要と同時に行うことが多くなっています。

11.精進落とし(14:30~)

火葬場から戻り、ご僧侶やお世話になった人たちを招いて会食を行います。これを精進落としといいます。会食の始めと終わりには、喪主が挨拶を行います。挨拶は、式が滞りなく進んだことへの感謝を伝えます。精進落としが終わると、葬儀当日の儀式は終了となります。

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葬儀の日程は?

葬儀日程を決める際は、習わしや言い伝え、葬儀場や火葬場の予約状況などを確認しながら行わなければなりません。

亡くなって2~3日で全てを決める必要があるので、スケジュール管理が非常に重要です。かなり慌ただしく準備を進めなければならないので、どのような手順で葬儀の準備をするのかを知っておきましょう。

1.基本は「亡くなった翌日にお通夜、翌々日に葬儀」

基本的には、お通夜は亡くなった翌日に行い、その翌日には葬儀・告別式を執り行います。精神的にも追い詰められているなか、お葬式の内容を決めるのはかなり負担の大きい作業です。

お葬式はいつまでに行わないといけないという決まりはありませんが、遺体は時間が経てば腐敗してしまいます。きれいな姿で見送ってあげるためにも、すぐに葬儀を行うのが望ましいでしょう。

しかし、自宅でお葬式を行うことが少なくなった昨今、基本どおりの日程を組むのは難しくなっているのが実状です。

2.まずは火葬場の予約を取る

葬儀の日程を決める際には、火葬場の予約が最優先となることを覚えておきましょう。先に通夜や葬儀・告別式の日程を決めると、火葬場の予約が埋まっていたということも考えられます。

まずは、火葬場の空きを確認し、そこから逆算してお通夜、葬儀・告別式のスケジュールを組みましょう。

火葬場は選べます。しかし、希望の日程の予約が取れないために離れた場所の火葬場を選ぶというのはまれなケースといえるでしょう。遺体の搬送にかかる費用負担や遺族・親族の手間が増えるため、選択されることの少ない手段です。

3.宗教者の予定を確認

お通夜や葬儀・告別式を行うには、宗教者と予定をすり合わせる必要があります。火葬場の予約とあわせて、宗教者にも連絡を取ってお葬式の日程を決めましょう。会場を借りられる場合はその問い合わせも同時に行います。

菩提寺をもたない場合は、依頼する宗教者を変更することも可能です。同じ宗派の他の寺院を紹介してもらう方法で、こうした場合は葬儀社とじっくり相談した上で決める必要があります。

4.友引の日に注意

友引の日は葬儀をできないという話を、耳にしたことがあるかもしれません。これは俗説的ないい伝えによるものです。敬遠されるようになったのは、友引の字面から友を引き連れていくというイメージがあるためとされています。気になるという場合は、日程をずらすとよいでしょう。

お通夜は友引でも行うほうが一般的です。日程をずらすことを検討する対象となるのは葬儀・告別式のある2日目が友引にかかる場合と考えておきましょう。

また友引以外にも通夜にそぐわないとされている日あります。地域などによって考え方が異なるので、事前に確認しておきましょう。

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葬儀にかかる時間、当日の流れ

1日目にお通夜を行い、次の日にお葬式と告別式という流れが葬儀の基本的な流れです。大まかな流れは先ほど説明した通りですが、執りおこなわれる具体的な時間帯に違いはあるのでしょうか。

当日に慌てることの無いように、開始時刻や終了時刻といった細かい時間について、それぞれの儀式別に流れを確認しておきましょう。

1.お通夜

お通夜は故人に近い身内が一晩中そばにいて別れを惜しむ儀式です。かつては故人の死亡を確認するために夜通し付き切りでしたが、現在では日が変わらないうちに解散する半通夜が一般的です。

一般葬も家族葬も、開始時刻は午後6時頃になります。会社が終わる時間にあわせて執りおこないます。家族葬の場合は、身内の都合がつけばこれより早い時間におこなうこともできます。

所要時間は一般葬では1時間半程度となることに対し、家族葬は参列者が少ないため40分程度です。ただし、通夜振る舞いがある場合は、一般葬と同じく1時間半程度かかることもあります。

2.葬儀・告別式

2日目には、葬儀告別式が執りおこなわれます。一般葬では、葬儀は家族や親族がゆっくりと故人とお別れをするためにおこなわれ、告別式は友人や知人といった親族以外のお別れがメインになります。

葬儀・告別式の開始時刻は午前10時頃が主流です。こちらも家族葬だからといって、一般葬と時間が大きく異なることはありません。ただし、一般葬と違い告別式であっても知人や友人は参列しないため、喪主の挨拶を省略するなどすれば所要時間は短くなります。

ちなみに開始時刻は火葬の時間を基準にして決めるため、予約状況等によっては葬儀・告別式の開始時刻が前後する場合もあります。

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葬儀にかかる費用・相場

「葬儀費用は高いと聞くけど、いくらが相場なのか」という声がよく聞かれます。葬儀を手配する経験はめったにありませんから、よく分からないという方がほとんどかと思います。

日本消費者協会が2017年に調査した結果によると、葬儀全体にかかる費用全体の全国平均は195万円と言われています。

しかし、これはあくまでも平均であり、葬儀は規模が大きくなればなるほど費用がかかります。葬儀を適正な費用で行うためには、ご自身が希望する葬儀の内容と規模を把握することが大切です。

費用相場関連のことについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.葬儀費用の全国平均

日本消費者協会によると、葬儀全体にかかる費用全体の全国平均は195万円と言われています。(2017年葬儀についてのアンケート調査より)

昔は、葬儀社に勧められるままに大きな祭壇や式場を手配して、葬儀費用が膨れ上がっていく、といったことが当たり前のようにありました。今は、葬儀に関する情報をネットで集められるようになり、最適な葬儀内容と費用を把握できるようになりました。納得のいく葬儀を行うために、まずは葬儀費用の内訳について知っておきましょう。

2.葬儀費用の内訳

葬儀に必要となる費用の内訳を知ることで、予算を立てやすくなるので解説します。

まず紹介するのは葬儀一式費用と呼ばれるものです。ご遺体の搬送や通夜・告別式、火葬に必要な物品、人件費などが含まれた費用です。一般的に「葬儀プラン」と呼ばれている部分の費用であり、全国平均はおよそ121万円となっています。

また、飲食接待費用も考慮する必要があります。通夜から葬儀にかけて振る舞う飲食費や人件費のことで、参加人数が多いほど費用がかかります。葬儀一式の費用とは区別して考えましょう。一般的な形式の葬儀における飲食接待費の全国平均はおよそ30万円となっています。

葬儀社に手配を頼むか、もしくはご自身で飲食店を手配することもできます。おおよその費用は、通夜式後の「通夜振る舞い」と、火葬後の「精進落とし」の参加人数に、1人前あたり4,000円程度をかけることで予算を立てられます。

最後に寺院費用も発生します。寺院費用はお付き合いのある寺院のご僧侶をお呼びし、読経や戒名授与のお礼として渡すお布施の費用のことです。

一般的な形式の葬儀の場合、通夜での読経から、翌日の告別式や火葬時の読経までを依頼します。費用相場はおよそ47万円となっています。お布施は地域や依頼する寺院により幅がありますので、あくまで目安として考えてください。

上記の3つの費用をまとめたものが葬儀費用となります。葬儀一式費用は、葬儀の内容によって金額が大きく変動します。予算の状況に合わせて規模やプランを選びましょう。

3.葬儀形式ごとの費用

親しい方のみを招くのか、一般の参列者を招くのかなど葬儀の形式によって費用が異なります。また、宗教的儀式を重視するのかでも規模感や必要なものが変わっていきます。

飲食接待費葬儀一式の費用を抑えることもできるので、形式ごとの費用の目安を紹介します。

一般的な葬儀形式の場合の費用は約160万円とされています。安いところでは約60万円前後で実施できる場合があります。

一般的な葬儀形式とは、多くの方が思い浮かべる内容の葬儀です。一般の参列者を招くため、飲食接待費や寺院費用が必要となります。多くの友人・知人に参列していただく予定の方に適しています。

家族葬形式の場合の費用は約100万~120万円とされています。安いところでは、約40万円程で実施することもできます。

家族葬とは、家族や親族、友人・知人など、親しい方に限定して行なう形式の葬儀のことです。参列者の人数が30名以内の小規模の葬儀になることが多いです。葬儀の流れは一般的な葬儀と同じように、通夜式や告別式を行います。

葬儀に必要な物品やサービスを基本料金内に含んでおらず、追加料金として請求される場合もあります。家族葬を検討する際には、提示されている金額だけでなく、プランの中身についても確認しましょう。

一日葬を行う場合の相場は60万円前後となっています。一日葬とは通夜を省略し、葬儀・告別式・火葬を1日で完了させる葬儀のことです。通夜を行わないこともあり、飲食接待費などを抑えることが可能です。

火葬・直葬形式では、30万円前後が相場となっています。火葬や直葬と呼ばれる葬儀では、通夜・告別式の儀式を行わず、火葬のみを行います。親しい方数名で行い、一般参列者は招きません。費用を抑えたい方、お呼びする参列者が少ない方に適しています。

直葬・火葬プランでは料金、ドライアイス、搬送料などが上乗せとなることがほとんどです。総額での料金をしっかり確認しておきましょう。

4.発生する可能性のある追加料金

追加料金は、参加人数で金額が左右する飲食接待費用で起こりやすいです。見積もりを依頼する時点では、故人の年齢や交友関係を考慮した上で、おおよその参加人数を仮定し作成を依頼します。

安いとは言えない葬儀費用に更に予期せぬ料金が加わることは、できれば避けたいものです。事前に追加料金の発生しやすいポイントを知ることは防ぐことにもつながり、その上もし追加料金が発生しても慌てずにすみます。

通夜や葬儀は招待状を送り出席人数を事前に把握できる結婚式とは違い、訃報を受けた人がそれぞれ自分の意思で故人との最後のお別れに足を運んでくださるため、ご遺族が事前に仮定した人数よりも増えることが多々あります。

家族葬形式では、家族や親族など人数が把握できるため、追加料金が発生する可能性は低いです。また、火葬のみを行う「直葬」は通夜や葬儀を行いません。通夜振る舞いや香典返し、火葬後の精進落とし自体が不要のため、参加人数による変動がなく費用に影響しません。

葬儀一式費用には葬儀に必要最低限のものだけが含まれており、安置費用やドライアイスの費用などが加えられておらず、追加料金として請求されることもあります。これは、見積もりの段階で細かい部分までしっかりと目を通すことで防ぐことができます。

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費用を負担する人

まとまったお金が必要なため「葬儀費用を負担するのは誰なのか」と、現実的なお金の問題について疑問を持つ方も多いと思います。葬儀費用は誰が負担するのかということに関しては、法律で特に定められていないため、誰でも負担者になる可能性はあります。

費用を誰が負担する場合があるのか解説するので、参考にしてください。

1.喪主が負担するケースが多い

喪主が負担するケースが一般的ではありますが、正解と言うわけではありません。一番になり得るのは、故人の配偶者です。しかし、配偶者が高齢の場合や体調が悪いなど、喪主を務めることが困難な場合はこの限りではありません。

配偶者の次になり得るのは、血縁関係の近い長男、次男以降の男子、長女、長女以降の女子の順とされていますが、例外もあります。必ずしも喪主が支払いできる経済状況だとは限りません。その場合についても考えておきましょう。

2.親族も負担することがある

喪主ではないからと言って、負担者にならないとは限りません。親族でも喪主の経済状況によっては、支払うケースもあります。喪主が葬儀の費用を全て負担することが難しい場合は、親族で折半や分担することで話がまとまることもあるでしょう。

3.葬儀社との契約内容に従う

終活という言葉の定着とともに、自分が生きているうちに契約する「生前契約」を選ぶ方も増えています。生前契約とは、死ぬ前に葬儀の方向性を決めておくことです。故人が生前に葬儀社と交わした契約がある場合は、その契約内容に従い支払います。

また、葬儀の費用は自分で用意するという考えを持つ方は、互助会に入会し積立てをしている方もいます。互助会で積立てたお金は、保険や共済とは異なり積立金を現金で受け取ることはできません。

故人が生前に互助会に入会していることを家族に周知せず、互助会への入会の事実を知らないままの遺族が互助会以外の葬儀社で葬儀を行えば、故人の積立金を支払いには使えません。

互助会での積立金は、互助会での葬儀の支払いに充当するという考えです。このことから、故人が生前契約をしていないかの確認は大切です。

葬儀費用を払えない場合の対処法

一般的には、葬儀費用は葬儀後1週間以内に一括で支払わなければなりません。全国平均は195万円とされていますが、葬儀の規模や形式によって金額は大きく前後します。

葬儀は結婚式とは異なり、ある日突然に訪れることであり、短期間に迅速に準備を整えなければならず、十分な準備することが難しい場合もあるでしょう。

安いとはいえない葬儀費用、故人に対する敬意はあっても経済的な事情から費用が捻出できない方もいるかもしれません。急に降りかかってくる大きな問題にどのように対応したら良いのか、葬儀の費用が払えない場合の対処法をご紹介します。

1.葬儀に特化したローンを利用する

葬儀ローンを利用することもできます。大手の葬儀社であれば、葬儀費用を支払うための葬儀ローンが整備されていることが多いです。

葬儀社に葬儀の申し込みを行った際に一緒にローンを申し込むと、葬儀が始まるまでに審査結果が出るといった流れになります。

また支払いのためのローンを「葬祭ローン」や「冠婚葬祭ローン」と呼びますが、銀行や労金、信金では「フリーローン」と呼ばれています。

最初からローンの申込みを視野に入れているのであれば、ローンが利用できる葬儀社を事前に探しておきましょう。

ローンはお金を用立てるには便利ですが、ローンを使う際は、分割手数料がかかることや、ローンの審査に通らなければ使えないことに注意しておかなければなりません。

2.親族や友人にお金の相談をする

支払いに不安がある場合は、親族や友人にお金の相談をしましょう。親族であれば、費用の折半や一部の負担を担ってくれるでしょう。友人方に相談することで、自分では思いつかないお金の工面に関する良いアイデアをくれることでしょう。

ただ、人から直接お金を借りるとトラブルに発展しやすいです。借りるときは返せる額で借りるようにしましょう。

3.葬祭扶助制度を利用する

生活保護を受けている方が亡くなった、または喪主となった場合や生活保護を受けてはいないけれども生活に困窮している場合もあります。

その場合「生活保護法」の第18条にて制定されている、葬祭扶助制度を利用できる場合もあります。これは生活扶助や住宅扶助などの保護の種類の中に制定されている扶助の1つです。

葬祭扶助制度は申請さえすれば誰もが支給を受けられると言うわけではなく、条件を満たす必要があります。

葬祭扶助制度の申請は喪主が申請者となり、自治体が管轄する福祉事務所で行います。申請のタイミングは、葬儀をする前です。

葬祭扶助制度の申請が認められた後、葬儀社に依頼する場合は、葬儀社に葬祭扶助制度を利用することを伝えましょう。

これは、葬儀後に葬儀費用の連絡を葬儀社から直接福祉事務所へ手続きが行われるためです。葬儀費用の支払いは、施主を介さずに福祉事務所から葬儀社へ直接支払われます。

葬祭扶助制度は支給される金額が限られているため、喪主の負担はありませんが、葬儀の内容は限られています。

支給される金額の範囲内で行える葬儀は「直葬」形式です。葬祭扶助制度の内容では、火葬または埋葬となっていますが、日本では火葬が主流です。火葬でなければならないと法律で決められているわけではありませんが、場所の確保や衛生面を理由に制限を設けている自治体が多いからです。

4.死亡保険金で支払う

死亡保険金で支払うケースもあります。
相続は亡くなった瞬間から始まるため、葬儀の費用を考える際には相続人が相続した扱いとなっています。喪主などの貯蓄からは支払えなくても、葬儀費用を故人の遺産や保険金からであれば支払えるといったケースも考えられます。

ただ、故人の預金や保険金をあてにするのは要注意です。保険金が支払いなどは時間がかかるので、葬儀の費用を支払い期限に間に合わないこともあります。

その場合はカードローンやキャッシングで一次的にお金を借りることを検討しましょう。クレジットカードのキャッシング枠や、すぐに融資してもらえるカードローンが候補にあがります。

借りたお金を葬儀費用に充て、保険金が入ってきたらすぐに返せば、手数料や利子がほとんどかからずに返済が可能です。

費用を安くする方法

葬儀費用を安く済ませたいと考えている方も多いでしょう。

葬儀は短期間で慌ただしく準備を進めなければならないため、葬儀費用を安く抑えようという考えさえも思い浮かべる間もないと感じている方も多いでしょう。しかし、事前にポイントを知っておくことで、慌ただしい準備の中でもしっかりと節約できます。

費用を抑えるためにできることを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.費用が安い葬儀形式を選ぶ

費用が安い葬儀形式を選ぶことで、葬儀費用を大きく抑えられます。なぜならば、葬儀の規模は費用に直結しているからです。直葬が一番安く、家族葬、一般葬の順に高くなっていきます。

葬儀社のプランを上手に利用することで、安く抑えられます。故人の年齢や交友関係に合わせたプランを選ぶことが大切です。また、葬儀費用の見積もり項目を精査することも大切です。

予算に合わせたプランを選ぶようにしましょう。

2.受け取った香典を支払いに充てる

通夜や葬儀の当日に会葬者から受け取る香典は、喪主への贈与と解釈されます。香典は故人のお供えでもありますが、遺族の負担を軽くする目的であるため、支払いに充てることは一般的です。香典で葬儀費用のすべてを補えませんが、手だしを抑えることはできます。

支払い期日は、一般的にはだいたい葬儀終了後1週間以内と設定されています。支払い期日までに受け取った香典を集計して支払いに充てましょう。

3.追加料金がかからない葬儀社を利用する

葬儀社の中には、費用に含まれているものと、追加で発生するものの区別が付けにくい場合があります。費用に含まれていると思っていたものが実際は含まれておらず、後から追加料金として葬儀後に請求されることも考えられます。

請求書を受け取った際に請求額を見て驚くことのないように、事前に見積書を提出してもらい、内容で不明な点は納得のいくまで葬儀社の担当の方に質問をしましょう。

葬儀の見積書には、一般的に葬儀一式費用のみが記載されています。飲食接待費用や寺院費用が別途で発生することがあるので注意しましょう。

4.葬祭費の補助・扶助制度を利用する

国民健康保険加入者の方であれば、亡くなられてから2年以内に申請することで、1万円~5万円の葬祭費が支給されます。

また、社会保険加入者の方は、5万円の埋葬料を受け取ることができます。支給される金額や手続きに関しては、各自治体や保険事務所により異なりますので、葬儀後に問い合わせてみましょう。

申請期限が死亡した日から2年までとなっているため、申請する必要があります。国民健康保険証、死亡診断書、葬儀費用の領収書などを持って、故人の住所がある市区町村役場に請求しましょう。

5.葬儀の保険やサービスを利用する

葬儀に特化した保険サービスもあります。ただし、保険の申込みから保険期間が開始されるまでに数か月かかる場合があり、早急に資金が必要な場合に利用できない場合があります。
保険に加入する際は、どれくらいの期間で支給できるか確認しておきましょう。

6.寺院手配サービスを利用する

現在お世話になっているお寺(菩提寺)がないのであれば、葬儀でお勤めいただくご僧侶の手配サービスを利用することで、費用を抑えられます。

付き合いがない寺院にお願いすることには抵抗がある方も多いでしょう。小さなお葬式でも寺院手配サービスを取り扱っています。寺院サービスを検討する際はぜひご相談してみてください。

葬儀屋の選び方のポイント

葬儀社を選ぶときのポイントは6つあります。

金額が妥当性や要望に合わせてプランを変更できることはもちろんのこと、支払いの期日や方法なども確認しておくべき事項です。

必ず確認しておきたいポイントを解説しますので、参考にしてください。

1.金額は妥当か

葬儀社で見積もりをとったときに、今回ご紹介した相場の金額よりも高い場合は、一度見積もり書を見直すことをおすすめします。見積もり書で確認するポイントは2つです。合計金額と費用の内訳を見てみましょう。不明確な項目があれば葬儀社に聞いて納得してから契約することが大切です。

地域によって相場価格には差があるため、複数の会社から見積もりをとり在住地域の相場を知りましょう。事前相談を受け付けている葬儀社があれば申し込みをしておくのもおすすめです。

2.思い描いた葬儀ができるか

自由度が高いかどうかも重要です。予算に応じた見積もりを提案し、遺族の希望や条件に見合わないときはプラン変更ができる葬儀社を選びましょう。内容説明が丁寧で、わからないことは納得できるまで教えてくれる業者だと安心です。

思い描いた葬儀を行うためには自分の考えをはっきりさせておくことが大切です。価格を優先させるのか、オーソドックスな形式にするのか、オリジナルなスタイルにするのかといった要望を業者に伝えましょう。

3.スタッフの対応が丁寧かどうか

スタッフの対応が丁寧かどうかもしっかり確認しましょう。

葬儀について相談する際は、遺族側は気持ちが落ち込んでいたり、動揺していたりする可能性が高いです。
そんな状況でも親身になって相談に乗ってくれる葬儀社を選びたいです。

電話でやりとりする際の会話のトーンや言葉使いで、対応が丁寧かどうか見えてきます。メールなどでの問い合わせでは、返信の速さや文面をチェックして判断します。

良い葬儀社をしっかり見極めて相談しましょう。

4.葬儀ディレクターがいるかどうか

葬儀ディレクターがいるかどうかも葬儀社を選ぶポイントです。

葬儀ディレクターとは、厚生労働省認定の葬儀に関する知識や技能を十分に持っている証明する資格のことです。
相談したい葬儀社に葬儀ディレクターがどれくらい在籍しているのか、事前に確認しておくと良いでしょう。

もちろん、資格を持っていなくても丁寧な対応をしてくれる葬儀社は存在します。ただ、葬儀社がどれくらいの知識や経験を持っているのかを表す基準として、参考にすることができます。

HPなどに記載している場合が多いので、確認しておきましょう。

5.支払期日の設定に余裕があるかどうか

支払期日の設定に余裕があるかどうかも必ず確認しましょう。

葬儀費用は何百万円前後と高額になることがほとんどですので、いつまでに支払いを済ませるべきなのか、確認しておくべきです。

今までは葬儀終了後に一括払いで支払うことが多かったです。ただ、近頃は終了後1週間前後経ってからの支払いに応じる場合もあります。

不幸は突然やってくる場合が多いです。急にまとまったお金を用意するのが難しい場合もあります。

遺族に寄り添って支払い期日を設定してくれる葬儀社を選びましょう。HPや契約書に支払いに関する記載がないこともあるので、必ず確認しておくべきです。

6.支払方法が自分達に合っているかどうか

支払方法が自分達に合っているかどうかも確認事項です。

葬儀代は一般的には現金での一括払いが多いですが、急な葬儀の場合には簡単に費用を準備できないことも考えられます。

現金払いの他にはローンやクレジットカードでの支払いが選択可能な場合があります。
支払い方法が多様な葬儀社を選べば、費用のことをそこまで不安に感じることなく葬儀を進めることができます。

葬儀社によってはクレジットカード払いに対応してない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

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喪主とは?役割を解説

喪主は遺族の代表として、葬儀を取り仕切る人のことです。

予算や規模感を決めたり、挨拶を行ったりする役割があります。責任の大きい仕事なので、務める場合は仕事内容をしっかり確認しておく必要があります。

役割について解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.葬儀全体の監督

喪主は葬儀に関する最終決定権を持ちます。葬儀の形式や日時、費用に関することを関係者と相談して決定します。葬儀当日は、事前に決めた通りに進行しているかを確認します。

リーダーのような役割があるので、準備から当日まで全体の流れを正しく把握しておく必要があります。場合によっては協力者に指示を出す必要も出てくるでしょう。

2.様々な場面での挨拶

通夜式や告別式中では、何度か喪主からの挨拶を行います。挨拶が必要な主な場面は以下の通りです。

・ご僧侶が到着した時・お布施を渡す時
・会葬者に対して受付をする時
・出棺時
・精進落としの席での開式・閉式時

事前に練習をしたり、話内容を紙に書き出したりしておくなどの準備を進めておく必要があります。

3.寺院への連絡

お付き合いのある菩提寺に連絡をとり、日程の調整をします。菩提寺とは先祖のお墓や位牌があり、葬礼・仏事を営んでいるお寺のことです。葬儀の際にお願いする僧侶は菩提寺にお願いすることがほとんどです。

ただ、実家から離れているなどの理由で菩提寺が近くになる場合もあります。その場合は小さなお葬式が提供している寺院手配が利用可能です。

葬儀日程に合わせてご僧侶にお勤めいただけるので、ぜひ検討してみてください。

4.依頼する葬儀社の選定

喪主が中心となって依頼する葬儀社を決定します。葬儀自体の最終決定権を持つので、必然的に葬儀社を選ぶことになることがほとんどです。

亡くなった病院や施設に紹介された葬儀社に依頼することもできますが、その場合、葬儀費用が高額になってしまうことが多いです。

ネットの口コミなどを参考に、なるべく複数社を比較し、検討することをおすすめします。

喪主の決め方

喪主をどのように決めるか、気になる方も多いでしょう。

喪主の選定には様々な方法があり、1番優先されるのは遺言です。遺言がない場合は慣習に沿ったり、血縁関係者の中から選んだりします。該当者がいない場合は友人から選ぶ場合もあります。

喪主の選び方について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1.遺言で選ぶ

喪主を選ぶ時、もっとも影響力を持つのは故人の遺言です。遺言とは、死後に相続人に向けて法律的な効力を発揮する書類のことです。遺産相続などを行う場合に、故人が生前に残しておくことがあります。

遺言の内容は、法的な強制力がある遺言事項と、法的な強制力がない付記事項に分かれます。葬儀に関連することは、付記事項になり、遺族に対して法的に強制することはできません。実行するかどうかの最終決定は遺族に任せられます。

ただ、葬儀は亡くなった後すぐに行うので、遺言が見つからないまま進んでしまうこともあります。

2.一般的な慣習によって選ぶ

一般的な慣習では、故人の配偶者が喪主になります。古くは家督を継ぐという意味で、故人の後継者が喪主を務めていましたが、現在はその意識が弱くなっていることや、家族構成などから、故人の配偶者が喪主を務めることが多くなっています。

3.血縁関係から選ぶ

配偶者が高齢であったり、病気であったりと、喪主を務めることが困難な場合もあります。その時は血縁関係の深い方が優先されます。配偶者を除き、親族の続柄を血縁関係の深い順に並べると次のようになります。

1.長男
2.次男以降直系の男子
3.長女
4.長女以降直系の女子
5.故人の両親
6.故人の兄弟姉妹

4.配偶者や血縁者がいない場合は友人や世話人から選ぶ

故人に配偶者や血縁者がいないのであれば、知人・友人や入所していた介護施設の代表者などが喪主を務めることもあります。この場合は、「友人代表」「世話人代表」と呼ぶのが一般的です。

親しい友人などで話あって喪主を決め、葬儀の準備を進めていきます。

5.喪主を1人に決められない場合

喪主を1人とする必要はありません。 法律では、祭祀継承者(家を祀る行事を受け継ぐ人)はひとりと定められていますが、喪主は複数でも問題ありません。

どうしても1人に絞れない場合は、複数人で共同して喪主を務めましょう。

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葬儀全体にかかる費用の内訳

葬儀費用は大きく分けて4つに分けられます。

1番大きな出費となるのは葬儀一式の費用です。式場使用料や祭壇にかかるお金なのでどうしても高くなりがちです。通夜振る舞いなどの飲食接待費用や、お布施の寺院関連費用も必要です。最後に行う火葬の費用も忘れてはいけません。

実際の内訳を解説します。

1.葬儀一式・式場利用料

葬儀一式の費用とは亡くなってから葬儀が終わるまでにかかる費用全般のことです。葬儀費用のなかで最も大きな割合を占めており、祭壇費用や火葬料が含まれます。また、スタッフの人件費も含まれている場合がほとんどです。

式場使用料の目安は、民間が運営している式場や寺院の場合は約10~20万円です。火葬料は自治体の運営する公営施設で0~6万円、民間の火葬場だと5~10万円程度です。

2.飲食接待費用

飲食接待費用も発生します。通夜振る舞いや精進落としにかかる費用や、参列者への返礼品にかかる費用をまとめて飲食接待費用と呼びます。

一般的に、通夜振る舞いの料理にかかる費用は1人あたり2,000~3,000円程度です。また、精進落としは平均で1人あたり4,000~5,000円が目安となります。

返礼品は葬儀当日に会葬礼状を添えてお渡しする会葬返礼品と香典をいただいた方にお渡しする香典返しがあります。香典返しは葬儀当日にお渡しすることも多く、この場合は「当日返し」ともよばれます。

会葬返礼品は1人あたり500~1,000円程度が目安です。香典返しはいただいた金額の3分の1~半額程度で準備するのが一般的となります。

3.寺院関連費用

葬儀に来ていただいた宗教者へお渡しするお礼は「寺院関連費用」に入ります。仏式の場合は「お布施」、キリスト教は「献金」、神道は「神饌料」として宗教者にお渡します。

仏式のお布施の内訳の相場は以下の通りです。

・読経料 5~10万円
・戒名料 15~20万円
・お車代 5,000~1万円
・御膳料5,000~1万円

宗教者へのお礼は平均で約44万円です。ただし地域や宗教によって金額は異なります。四国地方では平均約32万円、中部地方だと平均約60万円と2倍近くの差が開きます。

4.火葬料

葬儀終了後にご遺体を火葬する料金も葬儀代に含まれます。

公営の火葬場を利用する場合は無料~6万円程度が相場となります。また、民営の火葬場を利用する場合は5万円~10万円が相場です。

葬儀社によっては火葬料がプランに含まれている場合もあります。葬儀社との打合せの際に確認しておきましょう。

祭壇の種類と価格

祭壇は宗教などによっていくつか種類があります。同じ種類の場合でも、ランクや大きさの違いで費用も変わっていきます。

また、花祭壇は宗教に関係なく利用することが可能です。中にはオーダーメイド式の祭壇もあります。

祭壇の種類と費用を解説しますので、予算や規模感の参考にしてください。

1.造花祭壇

造花祭壇などの花祭壇は宗派に関係なく利用できます。造花を飾った祭壇で生花祭壇よりも費用を抑えられます。

好きな花を飾ることができるので、自由度の高い祭壇を作ることも可能です。
花の香りを漂わせることはできませんが、季節などに左右されずに花を選べます。

造花の品質は年々高まっており、見ただけでは生花と造花の区別がつかないものもあります。劣化したり、枯れたりすることがないのも造花のメリットです。生花と組み合わせることも可能です。

費用相場としては約20万円程度~になります。

2.生花祭壇

造花祭壇も花祭壇なので宗派に関係なく利用できます。

菊の花を飾った祭壇が以前は主流でしたが、最近では様々な花を使うことが多くなりました。故人が好きだった花を使うなど、自由にデザインもできます。

生花の祭壇は、費用が高くなる印象がありますが。花の種類や飾り方を調整することで、費用を安くすることも可能です。

ただ、生花は季節や天候などによって費用が変わる店には注意しましょう。費用相場は約30万円~になります。

3.白木祭壇

白木祭壇は仏式の葬儀での利用される祭壇です。

白木とは、樹皮を剥いただけで塗装などの表面処理を加えていない状態の木のことです。を用いています。
棺を入れた輿を墓地へ運ぶイメージで作られています。

白木祭壇は、葬儀場の備品として準備されていることが多いです。利用する場合はレンタルする形になります。

白木祭壇費用のレンタル料金は、10~120万円が相場となります。祭壇の規模が大きいほど費用は高くなります。

予算や葬儀の規模に合わせて選びましょう。

4.神式祭壇

神式祭壇とは神道式の葬儀で使われる祭壇です。

神式祭壇には、鏡と刀と勾玉の3種の神器を飾り、神饌をお供えする特徴があります。
祭壇は白木を使ったシンプルな形式を用いることが多く、近年では生花を飾り付けることもあります。

費用は仏式とそこまで変わらず、相場は約30万円~となります。規模が大きい程、費用も高くなっていきます。

5.キリスト教式祭壇

キリスト教式祭壇はキリスト教の葬儀で利用され、式場だけでなく、教会でも葬儀が執り行われます。

教会ではなく式場でキリスト教式の葬儀を行う場合では、以下の飾り付けなどを行います。

・十字架を掲げる
・燭台にろうそくを灯す
・生花で飾り付ける

カトリック式とプロテスタント式では葬儀の流れが若干異なるので確認しておきましょう。

教会を使用すると費用は低くできますが、式場を利用する場合の相場は約30万円~となります。

6.オーダーメイド式祭壇

自由に祭壇を作りたい場合は、オーダーメイドで祭壇を作れます。

オーダーメイドすることで、宗派関係なく好きなように祭壇を利用可能です。素材や飾り方などを選択でき、故人を想った祭壇を作れます。

ただ、自由度が高い分、費用も高くなる傾向があります。費用相場は数万円~数百万円と非常に幅広いです。予算と相談してみましょう。

祭壇の選び方

祭壇を選ぶ際には、自分たちが望む葬儀の形をきちんと固めておく必要があります。たとえば、参列者が50人以上と多い場合、祭壇の大きさや華やかさはある程度になるでしょう。

逆に家族葬のように、基本的に遺族や親族を中心に行う葬儀の場合、大規模な祭壇を用意しても、客観的に見て参列する人数や葬儀の規模に対していささか過剰であると言えます。

祭壇を選ぶポイントを紹介するのでぜひ参考にしてください。

1.故人の花の好み

故人の花の好みを参考に祭壇を選ぶ方法があります。

花祭壇を利用する葬儀では、花を自由に選ぶことが可能です。
白木祭壇がメインで利用されていましたが、最近では花祭壇を選ぶ人が多くなっています。

飾る花の種類も時代とともに変わってきています。以前は菊の花がメインでしたが最近では菊に限らず様々な花が飾られています。

故人が好きだった花などをメインに飾ると、偲ぶ場として適した祭壇になるでしょう。

2.葬儀の規模

葬儀の規模に合わせて祭壇を選ぶ方法もあります。

以前は葬儀社に丸投げして、祭壇や規模を決めていました。ただ、現代では葬儀のスタイルにこだわる人も多く、希望を葬儀社に相談して葬儀に準備を進めています。中には豪華な祭壇を作って故人を偲ぼうと考えておる人もいます。

会場の大きさや人数に合わせて祭壇の大きさを決めましょう。

もちろん豪華にすることも1案として考えられますが、1番大切なのは故人に対する気持ちです。規模を大きくするよりも、故人を偲ぶ気持ちを持って準備を進めることを大切にしましょう。

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お布施について

葬儀を行う際にはお布施の費用が発生します。

葬儀の際にお招きする僧侶に対して、感謝の気持ちとしてお渡しするのがお布施です。支払う金額は地域などによって異なります。

お布施の概要や金額の相場について解説するので、参考にしてください。

1.お布施の概要

お布施は、僧侶やお寺に対して支払うお金です。葬儀の中には読経や戒名授与など僧侶しかできないものがあり、利用料やお礼として納めます。

お布施をお渡しするのは菩提寺の僧侶ですが、実際に届けるのは菩提寺で祀られている仏様に対してです。
僧侶の収入になるわけではなく、お寺のために使われる費用となります。

2.お布施の内訳

お布施の内訳を4種類解説します。

1つ目は読経料です。読経料とは、経を読んでもらうことに対する僧侶への謝礼です。お布施は謝礼であるため、実際にはこの言葉は使いません。これは戒名料についても同じです。葬儀では基本的に通夜式から火葬まで同じ僧侶が読経を行うので、一連の読経のお礼として包みます。

2つ目は戒名料です。戒名料とは戒名を授けてもらったことに対する謝礼のことです。宗派やランク、依頼する寺院によって金額が異なります。

3つ目はお車代です。お車代は僧侶が移動するのにかかった交通費のことです。電車やタクシーを利用した場合は実費が支払われることもあります。遠方から招いて宿泊が必要であれば、宿泊費も含める場合もあります。

4つ目は御膳料です。御膳料は僧侶が会食に参加しない場合に渡す食事代です。僧侶が会食に参加する場合は必要ありません。

これらの4つを合計したものがお布施となります。

3.葬儀でのお布施相場

全国のお布施金額の相場を紹介します。

葬儀でのお布施は、お通夜やその翌日の告別式での読経と、火葬時の炉前での読経を含むお勤めをしていただいた場合の全国平均が、およそ42.5万円※と報告されています。(※出典:一般財団法人日本消費者協会「第12回 葬儀についてのアンケート調査報告書(2022年3月)」より)
この金額には、読経料・戒名料・お車代・御膳料を含んでいます。

葬儀でのお布施金額相場
全国平均 42.5万円
北海道 33万円
東北 60万円
関東A(千葉・群馬・茨城・栃木) 54万円
関東B(東京・神奈川・埼玉) 50万円
中部A(新潟・富山・石川・福井) 42万円
中部B(愛知・静岡・岐阜・長野・山梨) 65万円
近畿 46万円
中国 42万円
四国 39万円
九州 29万円

4.法事・法要のお布施相場

法事・法要でのお布施の相場は、3万~5万円程度で、それとは別にお車代を5千~1万円程度お渡しするのが一般的です。地域差はあまりなく、金額は寺院との付き合いによって変わってきます。

5.納骨のお布施相場

遺骨をお墓に納骨する納骨式でも、僧侶に読経を依頼するため、お布施が必要になります。このとき、仏式の場合の相場は3~5万円程度です。しかしこれは一般例で、檀家になっているなどお寺との関係によっては、それ以上に支払う場合もあります。

また新しくお墓を建てる開眼法要回忌法要を一緒に行う場合にも、別途お布施が必要です。このとき別に支払うお布施の相場は2~3万円ほどとなっています。

宗教による違いもありますが、神式の場合は仏式と変わりません。キリスト教の場合は相場が1~5万円ほどになります。

いずれも不安な場合、お寺などに直接聞いておくと良いでしょう。そう頻繁にある機会でもないので、わからないと正直に伝えるのも恥ずかしいことではありません。失礼のないように入念に準備しておくことこそ、先方と良い関係を築く上で大切なことです。

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お布施を渡す際のマナー・やり方

お布施は、僧侶にお勤めをしていただいた感謝を表したものです。適切な金額さえ渡していれば良いということはなく、渡す際にもマナーがあります。お布施の意義をしっかり理解しておきましょう。

お布施を渡す際のマナーややり方について解説するので、参考にしてください。

1.不祝儀袋の選び方

お布施は香典などとは違い不祝儀ではないので、不祝儀袋を使わなければいけない決まりはありません。「お布施」と印刷されたものも市販されているので、探して購入しましょう。
用意できない場合は、無地の白封筒でも問題ないでしょう。

ただ、蓮の模様が入った不祝儀袋は仏式だけのものなので注意してください。そしてキリスト教の場合、不祝儀袋は使わず、無地の白封筒が一般的になります。

宗派によってマナーが異なる点には注意が必要です。

2.お布施の包み方

お布施は半紙で中包みをし、その上から奉書紙で上包みをするのが、最も上品な包み方とされています。丁寧さが伝えることで、感謝の気持ちが込めることができます。

袋が二重になっている封筒を使うのは避けてください。封筒を二重にすることは「不幸が重なる」という意味になるとされ、縁起が悪いです。ただ、奉書紙を使って上包みをする場合の中袋の使用は問題ありません。

また、お布施では基本的には水引は使いません。慣習などによって水引を用いる場合、関東では白黒か双銀、関西では白と黄色のものを使うことが多いです。

3.お布施の表書きの書き方

表書きは「お布施」「御礼」と書くことが多いです。下半分に施主の名前を書いてください。これは「○○家」のように家名を書いても、本人の氏名を書いてもどちらでも構いません。

神式やキリスト教では、「お布施」とはいわないので、「御礼」としておくのが無難です。教会にお布施を宛てる場合は「献金」「ミサ御礼」と記載します。

お布施は宗教に関係なく、黒い墨で表書きをします。薄墨で書くのが不幸を悼む気持ちを表していることを考えれば、お布施には当てはまらないこともわかるでしょう。

4.渡すタイミングや渡し方

お布施を渡すタイミングは、僧侶が法要の後の会食に参加されるかどうかでも変わってきます。会食に参加される場合は、会食の席にて「お車代」と合わせてお渡しします。

会食を辞退されるようであれば、法要が終わったときに「お車代」「お布施」に「御膳料」を添えてお渡ししてください。なお、このとき返礼品なども一緒に渡しましょう。

渡し方は、お盆に載せて僧侶の側まで運び、改めて持ち直して手渡すのがマナーです。このとき袋を直接持っていき手渡すのは、失礼に当たります。

お盆が用意できない場合は、袱紗に包んで僧侶の側までお持ちするようにしましょう。側までお持ちしたら袱紗から取り出し、一度袱紗の上に置いてください。そして右回りで表書きが僧侶の正面になるように回してからお渡しするのがマナーです。

葬儀の受付の仕方・流れ

葬儀の受付係は単なる受付スタッフではありません。参列者と最初に面会する遺族側の代表という重要な役割です。そのため、マナーや手順をしっかりと理解し、失礼のない形で弔問客をお迎えしなければなりません。

受付では香典や返礼品も扱います。金銭や物品の取り扱いは十分注意する必要があります。実際の受付の流れを順番に見ていきましょう。

1.準備

受付は、弔問客から何かを尋ねられることも多くあります。トイレの場所や終了時間、タクシーの利用など、さまざまな質問に対応できるよう、準備しておかなければなりません。

そのため、時間に十分余裕をもって会場に到着し、式の流れや会場のレイアウトなどは頭に入れておきます。トイレや親族待合室などは実際に足を運び、確認しましょう。

弔問客をお迎えする前に焼香は済ませておきます。その後、受付周辺のセッティング、返礼品や記帳用具などを整え、弔問客を待ちます。

2.芳名カードを受け取る

喪主にとって、誰が訪れたのかは大切な情報となります。漏れのないようにしなければなりません。そのため、受付では芳名帳への記帳か芳名カードの受け取りが行われます。

芳名カードを受け取る際には、内容に漏れがないか確認しましょう。ごく親しい方だとしても、名前だけでなく住所まできちんと記入されているかチェックします。

芳名帳を使用する場合には、ボールペンや筆ペンなど、種類の違う筆記用具を用意しておきましょう。芳名帳は参列者が予想を超えることも想定し、少し多めに用意しておきます。

3.挨拶をする

受付係は遺族側の代表となりますので、弔問客にはきちんと挨拶をします。「本日はお忙しい中をお越しいただきまして、誠にありがとうございます」というフレーズが使えます。厳かなシーンですから、穏やかな落ち着いたトーンで話しましょう。弔問客が喪主の親族である場合には、「このたびはお悔やみ申し上げます」と言い添えます。

弔問客が自分の知り合いや親族の場合には、もちろん軽く会話を交わすこともできます。とはいえ、受付作業が滞ることのないよう、短めに切り上げたほうが良いでしょう。

4.香典を受け取る

弔問客が香典を出された場合には、「お預かりいたします」と言って受け取ります。その際には必ず両手で受け取るようにしましょう。最後にゆっくりと一礼します。

遺族側が香典辞退の旨を知らせていたにもかかわらず、香典を持参する方がおられるかもしれません。その際には決して受け取らないようにします。そして「申し訳ございません。ご遺族の意志により、香典は辞退申し上げております」と丁寧に説明します。

5.返礼品を渡す

返礼品は記帳と香典の受け取りが済んだタイミングで渡します。記帳と香典は前後することもあります。大規模な葬儀の場合には、返礼品を渡す係を別に決めておくと良いでしょう。

香典を連名で行なったり、出席できなかった方の分も持参したりする弔問客もおられます。間違いのないよう、お渡しする返礼品の数を確認するようにしましょう。なお、香典が連名の場合には人数分、団体名の場合には1つの返礼品をお渡しするのが基本です。

6.会場への案内

返礼品を渡し終えたら、「会場入り口はあちらです」と声をかけ、弔問客を案内します。年配の方など、助けの必要な方には入り口まで付き添いましょう。クロークがある場合にはコートなどを預かり、引換券を渡します。

葬儀の開始時間よりも早く到着した弔問客の場合には、まず受付を済ませ、その後に待合室などへ誘導します。会場に入れる時間になれば、「どうぞ会場にお入りください」と案内します。

7.香典を会計係に渡す

弔問客が受付を離れたら、香典を会計係に渡します。会計係はたいてい受付係のすぐ後ろにいます。お金を扱いますので、会計係と受付係は事前にしっかりと顔合わせをしておかなければなりません。

弔問客が連なっている場合には、受付係の手元に香典袋がたまってしまうということもあるでしょう。しかし、香典の盗難を防止するためにも、たくさんの香典袋をためたままにはせず、できるだけ早めに会計係に渡すようにしましょう。

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葬儀の受付を担当する際のマナー

葬儀の受付を行うに際して、弔事のマナーをしっかりと理解しておくことが必要です。弔事は嬉しい出来事ではありません。そこで受付が失礼な態度やマナーに反した言動をしてしまえば、喪主の評判を落とす事態になります。

トラブルを避けるだけでなく、遺族や弔問客が気持ちよく故人を送り出せるよう、マナーを守って受付を行いましょう。

1.穏やかなトーンで挨拶をする

弔問客に挨拶をする際には言葉遣いに気をつけましょう。最初は「本日はお忙しい中をお越しいただきまして、誠にありがとうございます」とあいさつします。

天気が悪い日であれば、「お足元の悪い中お越しいただきまして、誠にありがとうございます」と言って気遣いを示します。

声のトーンも大切です。穏やかなトーンでゆっくりと挨拶します。お辞儀をする際にも急がず、丁寧に頭を下げます。

2.言葉遣いに気をつける

話す際には、品位のあるきれいな言葉を選びましょう。芳名帳への記帳を促す際には「こちらにご記帳いただけますでしょうか」と言い添えます。

芳名カードの記入方法に手間取る弔問客がいるかもしれません。「あちらでご記入ください」と早口に言うのではなく、「恐れ入りますが、あちらに芳名カードをお持ちいただき、お名前とご住所をご記入いただけますでしょうか」とていねいに説明し、必要であれば記入場所まで案内します。

3.香典は両手で受け取る

香典を受け取る際には、必ず両手で受け取るようにしましょう。その際には「お預かりします」と言います。

弔問客がまだ受付にいるのに、さっさと香典袋を手に取って会計係に渡すのは失礼です。また、名前を書き忘れた香典袋を見ても、本人の目の前で記入したりはしないようにしましょう。どちらの場合も、弔問客がその場を離れてから行います。

返礼品をお渡しする際には、仰々しい言い方はしません。「こちらをどうぞ」「こちらお礼の品でございます」と控えめに言い、手渡します。

4.香典を辞退する際ははっきりと断る

最近では香典を望まない遺族も増えています。その場合には、事前に香典を辞退する旨が知らされていることでしょう。葬儀場によっては、受付の近くに「香典は辞退申し上げます」といった文言を張り出してくれるところもあります。

それにもかかわらず香典を持参する方がおられます。受付では決して受け取らないようにしましょう。とはいえ、そのお気持ちには感謝を述べ、遺族の意志をていねいに伝えます。

そこで押し切られ香典を受け取ってしまえば、後々トラブルが起きてしまいます。敬意を示しつつも、はっきりとお断りすることが重要です。

5.正しい服装を身につける

受付をする際は、正しい服装を身につけましょう。

男性の正しい服装は以下の通りです。

・上下黒のブラックスーツでワイシャツは白
・ネクタイや靴下、靴は黒。靴はエナメルや光る飾りの付いたものは不可
・慎みのある髪型にする

女性の正しい服装は以下の通りです。注意点が多いので気をつけましょう。

・黒のワンピースあるいは黒のスーツで、露出が多いものは避ける
・ストッキングは肌色または黒で、靴やバッグも黒にする
・靴はエナメルや光る飾りの付いたものは不可
・動き回る事が多いためハイヒールのかかとは低いものがよい
・ノーメイクである必要はないが、派手な化粧は好ましくない
・髪型も含め、慎みをもったものにする

学生の正しい服装は以下の通りです。

・中学生や高校生が手伝う場合、制服を着用すれば問題はない
・制服がなければ、紺、黒、グレーのブレザーと白いシャツ
・下も同じく紺、黒、グレーのズボンかスカートを着用

喪主の挨拶のポイント

葬儀や告別式の挨拶には、様々なマナーが存在します。特に葬儀の喪主を務める場合は、挨拶の内容はもちろん、言葉の選び方に気を配ったり、長さを調整したりする必要があります。

また、故人との関係性によっても適切な内容は異なるため、事前に挨拶のマナーをきちんと確認しておきましょう。

1.タイミングは僧侶のタイミング

葬儀や告別式の中では、喪主が挨拶をすべきタイミングは、僧侶の退場後が一般的です。

宗教や宗派、地域や家庭ごとでも異なりますが、葬儀や告別式を閉じる前におこなうことが多くなっています。

なぜなら、喪主から参列者に向けて、葬儀に参列してくれたことや、故人との生前の付き合いなどについてお礼を述べる意味があるからです。このほかにも、個別で挨拶をするタイミングは複数あります。

例えば、受付開始前には、受付担当者へ挨拶をします。葬儀や告別式の開始前には、僧侶や斎場担当者へ挨拶をするべきでしょう。それぞれのタイミング、また対象に合わせた適切な挨拶が求められるのです。

2.適度な時間で挨拶する

喪主の挨拶は、長過ぎないようにしましょう。葬儀や告別式の進行が遅れてしまいますし、参列者の負担になることも考えられます。

一方で、短過ぎるのも避けるべきです。十分な感謝の気持ちを伝えられない可能性があり、参列者に失礼にあたってしまうかもしれません。

喪主挨拶は「長過ぎず・短過ぎない」ことを目標にしてください。目安としては、1分から3分程度が適切でしょう。この長さに収まりきるように内容を考えると、過不足なく挨拶を組み立てやすくなります。

以下のポイントを押さえておくと、スッキリした挨拶になります。

・自己紹介
・参列のお礼
・生前のお礼
・故人の思い出話
・今後に向けての挨拶

3.自分の言葉で伝える

葬儀や告別式における喪主の挨拶は、ある程度決まった定型文が存在しています。マナーに沿った適切な文面は、そのまま読み上げるだけでも挨拶としては十分通用します。

しかし、喪主の挨拶では、可能な限り自分の言葉で感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。立派な挨拶にしようと綺麗な言葉を述べるよりも、あなたの素直な気持ちを伝えた方が、参列者にも感謝が伝わりやすいからです。

特に、前の項目で紹介した「生前のお礼」や「故人の思い出話」などは、自分の言葉でまとめやすい部分でしょう。もちろん、不慣れな場合は戸惑うこともあるため、定番の挨拶をベースにしつつ、要所で自分の想いを盛り込むように作成すると良いでしょう。

4.忌み言葉の使用を避ける

葬儀や告別式の場合、喪主の挨拶で「忌み言葉」は使わないようにしてください。

忌み言葉」とは、いわゆる縁起が悪い表現や言い回しのことです。葬儀や告別式をはじめとして、結婚式や結納などでも「忌み言葉」は存在します。要するに、冠婚葬祭それぞれの場に相応しくない言葉は、できるだけ用いらないようにすることがマナーなのです。

控える「忌み言葉」は以下の通りです。

・四・九などの数字
・死ぬ枯れる
・枯れる
・消える
・重ね重ね
・しばしば
・再び
・いよいよ
・次々

直接的な表現以外にも、死を意味するものや不幸を繰り替えると連想されるものは控えましょう。

5.宗教によって言葉を変える

葬儀や告別式の喪主の挨拶は、宗教や宗派によって適切な言葉選びが変わります。特に注意を払いたいのが、前の項目で紹介した「忌み言葉」です。なぜかというと、死後の行く末については宗教や宗派ごとに考え方が異なるため、気を配る必要があるからです。

仏教の葬儀や告別式では、「浮かばれない」「迷う」といった表現は使用すべきではありません。これは、故人の成仏がうまくいかないように感じ取れてしまうからです。

同じように、神道の葬儀や告別式の場合は、「供養」や「冥福」という表現の使用は避けましょう。神道の考え方では、人は死後、この世にとどまって守護神となっていくため、そもそも「供養」や「冥福」という概念が存在しないのです。

また「冥福」という表現は、キリスト教や浄土真宗の葬式や告別式でも使用を避けたほうが良い言葉です。どちらの宗教・宗派にも、死後に魂がさまようという概念が存在しないためです。

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喪主の挨拶の例文

実際に葬儀や告別式で喪主挨拶をする場合の例文をいくつか紹介します。故人との生前の関係性や、宗教、宗派などに合わせて、細部は適宜調整しましょう。

紹介するのはあくまで例文です。そのまま読み上げるのではなく、自分自身の言葉を取り入れてオリジナルの挨拶を作りましょう。

故人との関係ごとに紹介しますので参考にしてください。

1.一般的な挨拶の例文

どの場面でも比較的利用可能な例文は以下の通りです。

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。遺族を代表し、お礼の挨拶をさせて頂きます。

参列者の皆さまのおかげをもちまして、葬儀(告別式)も滞りなく相すみました。生前の皆さまのご厚誼に、改めまして心よりお礼を申し上げます。最期までお見送りを頂き、故人もさぞかし喜んでいることと思います。

私どもは未熟ではありますが、今後は故人の教えにのっとり、これまで以上に精進してまいる所存です。今後とも故人の生前と同様、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

改めまして、本日はまことにありがとうございました。以上、お礼の挨拶とさせて頂きます。

故人との思い出を少し足していくと、良い挨拶になります。

2.喪主が故人の妻の場合の例文

喪主が故人の妻の場合の例文は以下の通りです。

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。私は故人〇〇の妻、〇〇でございます。遺族を代表致しまして、一言皆さまにご挨拶させて頂きます。

生前の故人は、穏やかな性格で、日々〇〇のように過ごしておりました。不運にも〇〇ということで、〇〇歳で帰らぬ人となりました。短い人生ではありましたが、故人は良き夫・父として、私たち家族と人生を共にしてくれました。

今後の人生は、故人との思い出を胸に、残された家族で支え合いながら暮らしていく所存です。皆さまにおかれましては、生前の故人と同じよう、今後ともご指導ご鞭撻のほど賜りたく存じ申し上げ、お礼の挨拶とさせて頂きます。改めまして、皆さま本日はまことにありがとうございました。

3.喪主が故人の夫の場合の例文

喪主が故人の夫の場合の例文は以下の通りです。

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。遺族を代表致しまして、皆様にお礼の挨拶をさせて頂きます。私は故人〇〇の夫、〇〇でございます。

故人〇〇は、結婚後〇〇年間に渡り、妻や母として私や家族を支え続けてくれました。彼女にもう二度と会えないと思うと、胸が詰まる思いです。今はまだ彼女が亡くなった事実を受け止めきれておりませんが、これからは故人が見守ってくれることを信じ、残された家族と共に支え合って生きてまいります。

皆さまにおかれましては、故人の生前と同じよう、今後ともご指導、ご鞭撻のほど賜りたく存じます。改めまして、本日は御焼香ありがとうございました。故人ともども、心よりお礼を申し上げ、挨拶とさせて頂きます。

4.喪主が故人の子どもの場合の例文

喪主が故人の子どもの場合の例文は以下の通りです。

遺族を代表致しまして、皆様にお礼のご挨拶をさせて頂きます。私は故人〇〇の長男、〇〇でございます。

本日は御多用のところ、故〇〇の葬儀(告別式)に御足労賜り、まことにありがとうございました。最期まで皆さまに見送って頂き、故人も心より喜んでいることと思います。

父〇〇は、ここ〇〇年は〇〇のように過ごしておりました。先日、〇〇歳で生涯を終えることとなりましたが、ごく安らかな最期でした。大往生とも呼べる人生を送れましたことは、ひとえに皆さま方のご厚情の賜物であると、心より感謝しております。

今後は私が父〇〇の意志を継いで、〇〇家を支えて参る所存です。皆さま方に置かれましては、今後とも変わらぬご厚情のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

それではこれをもちまして、お礼の挨拶とさせて頂きます。改めまして、本日はまことにありがとうございました。

思い出話をいくつか足していきましょう。

葬儀に参列する人は?

どこまで声をかけるのかは、葬儀を執り行う家族の考えによって決めて問題ありません。ただし、参列の基準や意図を明確にしておくことが大切です。線引きがあいまいになると、後でトラブルになることもありますので、注意しましょう。

一般的な葬儀に参列する人の考え方を紹介するので、参考にしてください。

1.一般的に参列範囲に決まりはない

葬儀に参列範囲に厳密なマナーは設定されていません。ただ、地域や価値観で多少参列に関する考え方が異なるので、失礼に当たらないよう注意が必要です。

喪主の意見を聞いて、連絡をとる範囲を決めましょう。

最近では家族葬も増えています。家族葬は一般的なお葬式に比べて小規模ですが、呼ぶ範囲によって規模は異なります。ごく近しい家族、親族のみで行う10人程度から、ある程度の友人、知人にも参列してもらう30人規模まで様々です。

訃報連絡を受けた際は、どれくらいの規模の葬儀なのか確認し、お通夜に参加しても良いか確認しましょう。

2.故人との関係を参考に参列を決める

故人との関係を参考に、参列するかどうかを決めましょう。

故人が会社の関係者の場合は、上司・部下の関係が深い場合は参列しても問題ありません。故人が以下の場合は参列したい旨を遺族に相談してみましょう。

・上司、部下本人
・上司、部下の両親
・上司、部下の配偶者
・上司、部下の子ども

取引先の方が亡くなった場合は、会社全体で参列するか相談して決めましょう。

故人が親族の場合は、祖父や祖母までの葬儀には参列した方が良いでしょう。また、故人が知人や友人の場合、特別親しかった場合を除いてなるべく参列しない方が無難です。参加したい場合はお通夜に参列したい旨を遺族に伝えましょう。

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葬儀に参列する際のマナー

葬儀に参列する際は、故人や遺族に失礼の無いようにマナーを守る必要があります。

服装や焼香などは正しいものや所作を事前に確認しておきましょう。香典の包み方や金額など、ある程度知識を身につける必要があります。

急な葬儀にも対応できるように、準備をしておきましょう。

1.服装

参列する際は正喪服に準じた服装である準喪服を着用します。

男性は、慶弔どちらも使える礼服用のブラックスーツを着用します。シングルとダブルのどちらでも構いません。ネクタイや靴下、靴といった小物も全て黒を用意しておきましょう。女性は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツといったフォーマルなものを着用します。

お通夜も葬儀と同じように準喪服で参列することが一般的です葬儀で「平服で良い」と言われた場合などは略喪服というものを着用することもあります。

男性は暗い色のスーツ、女性は地味な色合いのワンピースやアンサンブルを着用しましょう。カジュアルになりすぎないことを意識する必要があります。

子どもの服装のマナーにも注意が必要です。子どもが制服のある学校や幼稚園に通っている場合は、その制服を着るのがマナーとなっています。制服がない学校であったり、まだ赤ちゃんであったりする場合、黒を基調としたシンプルな普段着でも構いません。

身に付けてはいけないものもあります。葬儀の際は、殺生を連想してしまうものは身に着けてはいけません。毛皮やフェイクファーなど動物の毛を使ったものは避けましょう。襟にだけファーがついているようなコートで取り外しができるものであれば、外して着用しましょう。

女性の場合は、派手なメイクや肌の露出は控えます。メイクはできるだけナチュラルにして、マニキュアやネイルをしている場合は落としてから参列するのがマナーです。ワンピースの丈が短かったり、ストッキングを履かずに素足で参列したりするようなこともないようにしましょう。

またアクセサリーにも注意が必要です。結婚指輪のみ着用しても良いとされており、他のアクセサリーは、基本的に着用しません。

2.お焼香

お通夜や葬儀の際、僧侶の読経の途中でお焼香をする場面があります。前の人の動きをまねることで自分の順番をやり過ごしている人も少なくないのではないでしょうか。あまり参列したことがなければ戸惑ってしまうこともありますが、作法をきちんと知っておくことをおすすめします。

僧侶の読経中、喪主から遺族、親族という順番でお焼香が行われます。自分の番が来たら、立ち上がって遺族に一礼し、祭壇の前まで歩いていきます。

右手の親指と人差し指、中指で抹香をつまみ、目と同じくらいの高さまで持ち上げます。指をこすりながら香炉の済の上に落とします。宗派によって異なりますが、1~3回行うのが一般的です。

椅子に座って行われる場合は立って行う立礼焼香、畳に座って行われる場合は座礼焼香、式場が狭い場合は回し焼香という形式がとられます。

失礼の無いよう、マナーをしっかり確認しておきましょう。

3.供物や供花

故人にお供えする品物を「供物」、お花を「供花」といいます。かつては供物を持って葬儀に参列するのが一般的でしたが、今は近親者や友人などの近しい人のみが供物や供花を送ることがほとんどです。

供物や供花を送れば香典を包む必要はありませんが、送っていても香典も包む人が多いようです。供物や供花を辞退するという通知があった場合は従うようにしましょう。

供物はお菓子やお花、フルーツ、海苔などが選ばれることが多く、不祝儀の水引を掛けて送ります。供花は故人に手向けるお花であり、地域によって価格や大きさなどが異なります。

4.香典の金額

香典のマナーも確認しておくべきポイントです。香典は故人にお供えするお金のことです。

香典で包む金額は、故人との関係性と自分の年齢によって異なります。例えば故人が祖父母である場合は以下のような相場になります。

・20代 1~2万
・30~40代 2~3万
・50~60代 3~5万円

また、故人との関係ごとの相場は以下の通りです。

・親 5~10万円
・兄弟姉妹で20〜50代 3~5万
・兄弟姉妹で60代 5~10万円
・友人 5,000円~1万円
・勤務先の上司や同僚・部下 5,000円
・取引先5,000円~1万円

新札は使わないのが一般的です。適度に使用されていたお札を選んで包むと良いでしょう。

香典は受付する際に渡します。葬儀が斎場で行われる場合は、受付があることがほとんどです。受付の人にお悔やみを一言申し上げてから一礼して渡します。

喪主や遺族の方に直接渡す場合は、相手の前で袱紗を開き、台などの上に置いて渡すようにしましょう。どちらの場合も、相手から文字が読める向きで渡すのがマナーです。

5.香典袋の書き方

香典袋の書き方にも注意しましょう。香典を入れる袋は、外袋と内袋の二重になっています。外袋の水引より上に「御香典」「御霊前」といった表書き、水引より下に名前を書きます。なお、表書きは宗派によって種類が異なるため注意が必要です。

また三人までの連名であれば並べて名前を書きますが、四人以上の連名であれば「〇〇一同」といった書き方をしましょう。会社や団体全体で出すようであれば、「会社名+一同」「会社名+代表者名+他〇名」といった書き方をする場合もあります。

内袋には住所と氏名を書きます。外袋と内袋のどちらも、悲しみを表す薄墨で書くのがマナーです。外袋にボールペンで書くことは良くありませんが、筆や筆ペンでうまく書ける自信がなければ中袋はペンなどでも構いません。

香典袋は袱紗に包んだ上でバッグなどに入れて葬儀に参列するのがマナーです。すでに袋状になっている袱紗を使う場合は、弔事では左側に開きがくるようにして、表書きが見えるように香典を入れます。右側に開きがくるように使用するのは慶事の場合なので注意しましょう。

6.参列できない場合の対応

どうしても参列できない場合は理由を一言伝えるようにしましょう。参列できない理由が慶事である場合、その旨を伝えることは失礼にあたるため避けたほうが良いでしょう。

葬儀に参列できなくても、弔意を表すことは可能です。代理人に香典をお願いしたり、自分で郵送したり、後日持参したりという方法で気持ちを伝えましょう。

代理人にお願いする場合、目上の人に頼むことは良くありません。またどうしても預けられる人がいない場合は、現金書留で送るようにしましょう。

現金をそのまま封筒に入れるのではなく、香典袋に入れて表書きをしてから封筒に入れます。四十九日を過ぎているかどうかによって表書きが異なるため、後日持参する場合は注意が必要です。

また弔電や供物、供花によってもお悔みの気持ちは伝えられます。いずれの場合も、香典と一緒に送るようにしましょう。またお悔やみ状に、お詫びや気遣いの言葉を書くと、より丁寧な印象になります。

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葬儀での服装・髪型

葬儀には、どんな服装で参列しても良いわけでなく、マナーを守った形で参列しなければなりません。故人を偲ぶためにふさわしい服装を選びましょう。

どの立場で参列するかによって服装マナーが異なります。急な葬儀にも対応できるように、準備をしておきましょう。

1.喪主・遺族の服装

喪主として葬儀を行う経験は、人生のうちに何回もあるわけではありません。しかし、実際にその立場になったときには喪主としてやらなければならないことが多く、自分の服装ついて時間をかけることはできません。

万が一に備えて、事前に知識をつけておきましょう。また喪主ではないのに同じような服装をしてしまうことは、マナーとしては良くないため注意が必要です。

喪服にはランクがあり、正喪服は喪主をはじめとする3親等までの遺族が着用します。男性は、和装であれば慶事と弔事のどちらも使える紋付羽織袴を着用します。慶事との違いは、羽織の紐と下駄の鼻緒に黒が使えること、扇子を持つ必要がないことです。洋装ではモーニングコートを着用します。

女性は、和装であれば黒無地の紋付に袋帯か名古屋帯を着用します。白の足袋に黒の下駄を履き、帯留めは使用しないのが一般的です。

喪服をレンタルできる斎場や葬儀社もあります。自分で着付けることができなかったり、持っていなかったりする場合は、相談してみると良いでしょう。洋装であれば黒無地のワンピースやアンサンブルを着用します。

2.髪型

喪主・遺族の髪型について解説します。

男女共通して、髪は耳より下の位置でまとめるようにしましょう。ヘアワックスやスプレーなどを使用する場合、香りがきつすぎないものを選びましょう。

男性の場合、短くスッキリと揃えるのが最も適した髪型です。ワックスやヘアスプレーを多量に使うような髪型は控えましょう。また、前髪が目にかかる場合はカットしておくと無難です。

女性は長さで多少異なります。髪が短い方の場合、内巻きにブローすると、まとまった上品な印象を与えることができます。お辞儀するときなど邪魔になる長さの場合は、ピンなどでとめておくといいでしょう。髪が長い場合はゴムなどを使ってまとめるとスッキリします。

お子さんの場合も大人と同じようにセットします。女の子は、髪が長ければ耳より下の位置でまとめるようにしましょう。

黒や茶色など目立たない色のヘアゴムで縛るだけでも構いません。飾りゴムは使わないようにしましょう。男の子は短く揃えていることが多いですが、目に髪がかからないようにだけ気をつけておきましょう。

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数珠などの葬儀に参加する際の持ち物

葬儀に参加する際は、数珠などを持ち込みます。

数珠は宗派ごとに形式が異なるので、事前に確認しておきたいものの1つです。また、冬に葬儀を行う場合のコートにもマナーがあります。

持ち物について紹介しますので、参考にしてください。

1.数珠

数珠は本来必須ではありませんが、持っていく方が良いでしょう。

お葬式といえば数珠を持参するというイメージがある方も多いのではないでしょうか。実際にお葬式中に周りを見渡せば、ほとんどの人が手に数珠を持っていると思います。

ところがこの数珠、実は必須ではないことをご存知でしょうか。日本において数珠は仏教徒の必須アイテムとされていますが、本来数珠とは念仏の回数を数える「数取り(かずとり)」に用いられるものであることから、自分で読経するならばともかくとして、普通に参列するだけであれば必須ではありません。

しかし、日本人の常識としてお葬式には「数珠」という認識があるのも事実です。仏教徒でないならばその限りではありませんが、マナーとしては数珠を持っておくと安心でしょう。
持参する際は、宗派ごとに数珠の形式が異なるので一応確認しておくことをおすすめします。

2.コート

コートの素材にも注意が必要です。暖かい時期にお葬式を行うならば特に気にすることはありませんが、寒い時期であれば喪服の上からコートを羽織る機会が必ずやってくることでしょう。

コートの素材に関して言えば、毛皮や革のコートはタブーとされています。これは殺生をイメージさせるということに起因するもので、たとえ黒や濃いグレーなど、地味な色であってもマナー違反となります。

カジュアルなデザインのジャンパーやダウンジャケットも禁止というわけではありませんが、避けた方が良いでしょう。

また、留め具にゴールドが使われているものはNGとされていますが、そもそもコート自体がフォーマルの一部というものでもないため、カジュアルすぎない範囲のものを着ていくほうがよいでしょう。

3.小物

小物のマナーも確認が必要です。

まず、バックですが柄のない黒色の物を選びましょう。光革や合皮製品など素材で特にNGなものはありませんが、金具が目立つものは避けたほうが無難です。問題ありませんが、派手な金具が目立つものは控えましょう。

アクセサリー類は結婚指輪のみOKです。ピアスなどは外しましょう。真珠のネックレスのみマナー的に問題無いとされています。

靴も光沢のない黒色の物を選びましょう。女性はサンダルやミュールなどのカジュアルと捉えられるものはマナー違反になります。

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香典のマナー

香典とは、お通夜や葬儀・葬式に参列する際に線香や抹香、花の代わりに霊前にお供えするお金のことです。訃報を受け葬儀に参列する場合、通夜から参列するならば通夜のときに香典をお供えするのが一般的です。

香典には金額に加えて入れ方に関するマナーもあります。細かい部分もありますが、大切なことなのでしっかりと確認をしておきましょう。

1.金額は多すぎないようにする

香典にはもともと故人を経済的に助けるという意味もありますが、香典の金額は多ければ多いほど良いというわけではありません。香典の金額が多すぎるのは失礼にあたります。

いずれ参列してくださった側に葬儀があったときに、遺族は同程度の金額を香典として返す必要があり、負担になってしまいます、

適切な金額を包むようにしましょう。

2.偶数を避ける

香典は偶数の付く数字は避けるという考えがあります。偶数は割り切れる数字のため、「縁が切れる」や「故人とこの世のつながりが切れてしまう」ということを連想させてしまうからです。

奇数の金額であっても、お札の枚数が偶数になることも避けましょう。例えば、10,000円を10,000円札ではなく5,000円札2枚で準備することです。また、奇数だとしても「9」は「苦」を連想させるため避けましょう。

香典の金額をどうしても20,000円にしたい場合は、「御霊前」と「御供」と言うように、2つの異なる表書きの香典を準備します。それぞれの香典袋に10,000円ずつ入れることで、お札が2枚になることを防ぎます。

5,000円を包む場合、1,000円札が5枚ならば奇数なので何の問題も無いのですが、遺族が後から数えやすいように5,000円札1枚にまとめましょう。

3.新札を避ける

通夜や葬儀などの仏事に持参する香典に使用するお札は新札を使用するのは良くないこととされています。

新札を香典に使用すると、「事前に用意をしていた」や「訃報を予知していた」という印象を与えてしまうからです。手元に新札しか無い場合は、あらかじめ折り目を付けてから包みます。

新札は良くありませんが、シワや折り目がたくさんついていたり、ボロボロで傷んだりしているお札も良くありません。適度なお札を選びようにしましょう。

4.お札を入れる向きに注意する

不祝儀袋にお札を入れるときの向きは、一般的にはお札の肖像画が印刷されている側を裏側にして、さらに肖像画が下にくるようにします。お札が複数枚になるときは、お札の向きを揃えておくことがマナーです。

ルールも明確にあるわけではありませんが、受取手側が失礼に当たらないように意識しましょう。

5.中袋・中包みの書き方に注意

不祝儀袋には、薄墨の筆や筆ペンを使用して表書きをすることがマナーです。故人に対しての悲しみを表すために薄墨を使用します。中袋や中包に金額や住所を記入する際には、筆や筆ペンではなく黒いペンで問題ありません。

中袋や中包には、入れた金額を漢数字で書きます。数字は大字を使用します。大字とは漢数字が書き換えられてしまわないように使われる漢字のことです。会計や登記、戸籍など改ざんされないように使用することが法律で定められています。

大字は普段使用する漢数字ではありません。書き間違えしないようにしっかりと確認しながら書きましょう。

6.香典返しも考慮する

香典返しは即日に渡され、香典の半分程度の額の物品が用意されていることが一般的です。

多くの場合は5,000円の香典を想定し、2,000円から3,000円の香典返しが準備されています。それ以外にも、通夜振る舞いとしての食事や受付で渡す返礼品も準備されています。

もし、多めに香典を包んでしまうと、香典返しが不十分となってしまいます。遺族に気を遣わせないためにも、適切な金額を包みましょう。

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供花とは?送り方や選び方を紹介

供花は、親しい人や親族が亡くなったときに贈るものです。

供花にはどちらにも注意すべきマナーがあります。宗派によって贈るべき花が違ったり、礼名の書き方が異なったりするので注意が必要です。

供花に関するマナーについて紹介するので、参考にしてください。

1.供花の概要

供花とは、故人へ贈る花のことをいいます。会場の両サイドや入り口、祭壇に供えられることが多いです。

供花には、死者の霊を慰めるとともに葬儀会場を飾る役割もあり、お悔やみの気持ちを表すために贈られます。個人で贈るほかに、友人関係や職場関係、親族関係など、数人が連名で贈る場合もあります。

故人との関係性や遺族の意向によって、ふさわしい供花が変わりますので、この点にも配慮しましょう。

地域によって、供花のマナーが異なることもありますので、葬儀社などに確認しておきましょう。葬儀社や花屋であれば、ふさわしい供花を手配してくれます。遺族は葬儀の準備で忙しいため、できるだけ遺族への連絡は控えるようにします。

2.宗教別に供える花の種類

宗教によって供花の種類やマナーが異なります。宗派ごとの供花について解説していきます。

仏教では、菊や百合、カーネーションや蘭などが供花として使われます。胡蝶蘭などの高級感のある花を使う場合もあります。二基を一対として贈る風潮がありましたが、最近では葬儀会場の広さの関係などから、一基だけで贈ることも増えています。

地域によっては、供花に黒や白黒の水引やリボンをかけたり、花輪を置いたりすることも多いです。関西では、供花として樒(しきみ)という常葉樹を贈る習慣もあります。

教会で行われるキリスト教の葬儀に贈る供花は、ユリやカーネーションなどの洋花が中心です。フラワースタンドではなく、フラワーアレンジメントで贈ることが多くなってきました。

キリスト教の葬儀は神様に拝礼することを目的とするため、札名をつけません。また、葬儀会場ではなく、故人の自宅に贈ります。持ち運びのしやすいバスケットタイプのアレンジメントが好まれます。

キリスト教の供花には、遺族や教会の関係者が贈るクロスアレンジメントと、親族や親しい友人などが贈るハートアレンジメントがあるのも特徴のひとつです。ただし、日本ではあまり浸透していないので、花屋に相談しましょう。

神道の葬儀贈られる供花には、菊や百合などの生花が多いです。神道と仏教では、葬儀に贈られる供花に、ほとんど違いはありませんが、神道では胡蝶蘭のような高価な花を使用しません。

榊を贈る習慣もありましたが、近頃では、神道での喪主となる祭主が榊を用意して供えることが増えました。生花で作られた供花をフラワースタンドで贈ることが一般的です。

3.手配する方法

葬儀社に依頼するか花屋に直接注文して手配します。

供花を贈るのであれば、通夜がはじまる前には会場に届くように手配しましょう。葬儀社に依頼する場合は、会場の雰囲気に合わせた供花を手配してもらえます。比較的ギリギリの時間であっても注文を受けてくれることが多いため、通夜までの時間がない場合は葬儀社に相談しましょう。

自分で花の種類を選びたい人は、花屋で注文したほうが希望通りの花を作ってもらいやすいです。ただ、時間がかかる場合があるので注意が必要です。

供花を手配する際はまずは葬儀社に確認してみましょう。

4.供花の費用相場

供花の費用相場は大きさごとに異なります。

フラワースタンドの場合、1基で15,000円~20,000円が相場価格です。フラワースタンドを2基で1つとして贈る場合は、料金も2倍になります。

祭壇に飾るフラワーアレンジメントや篭盛の花は、7,000円~20,000円くらいが相場です。季節によっては花の価格が高い時期もあるため、花の種類を指定する場合は、さらに価格が高くなることもあります。

あまりにも高額な供花を贈ってしまうと、遺族側に気を使わせてしまう可能性もあります。相場を参考に検討しましょう。

5.供花の礼名の書き方やマナー

供花の札名の書き方にもマナーがありますので確認しておきましょう。

まず個人で供花を贈る場合ですが、自分の名前のみをフルネームで記載します。会社名や役職などに記載は不要です。

苗字と名前は続けて記載されますが、氏名が3文字や5文字だったり、めずらしい名前や読み方で苗字と名前の境がわかりにくかったりする場合は、苗字と名前の間にスペースを入れましょう。

連名で贈る場合も紹介します。友人からの供花であれば、記載する順番を気にする必要はありません。ただ、いとこや兄弟姉妹で連名にする場合は、年長者が右側にくるように名前を記載します。

氏名だけで問題無いので順番に記載しましょう。「友人一同」「いとこ一同」「孫一同」などとまとめることも可能です。

故人が働いていた会社や遺族が働いている会社から供花を贈る場合は、法人として札名に記載する必要があります。

会社名が長くなってしまう場合は、株式会社を(株)と短縮することもありますが、法事等のケースでは正式名称で記載するのが基本です。

会社の代表として贈る場合は、役職に加えフルネームで名前を記載しましょう。部署として贈る場合には、正式な会社名に加えて部署名の記載が必要です。

関係に合わせてマナーを守りましょう。

6.供花を頂いた際のマナー

供花を頂いた際は、お返しなどのマナーに注意しましょう。

まずお礼状は早めに送りましょう。葬儀後1週間くらいたって、落ち着いたころにお礼状を出すとよいでしょう。あまり日にちがあきすぎないように、遅くても四十九日の法要前には送るようにします。

ただ、故人の亡くなった時期が年末年始の場合は、まだ正月飾りを飾っている松の内を避けて送りましょう。相手方にとっては年明けのおめでたい時期でもあるため、この時期を避けるのがマナーです。

また、お礼の品は基本的に不要です。故人への贈り物である供花をいただいた場合は、基本的に返礼品は不要とされています。もし、地域の風習などで返礼品を贈る場合は供花の費用の1/2~1/3程度を目安に返礼品を用意します。

供花をいただいた場合の返礼品には、使ってなくなる消え物が贈られることが多いです。洗剤や石鹸、タオルなどの日用品から、お茶や海苔、お菓子などの食べ物や飲み物も返礼品としてよく贈られる品物です。最近では、カタログギフトを利用することも増えています。

返礼品を贈るときの熨斗紙には、黒白もしくは黄白の結びきりの水引を使用しましょう。表書きには「志」と記載しますが、地域によっては「粗供養」や「御礼」と記載することもあります。

確認した上で、失礼の無いようにお礼をしましょう。

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葬儀の返礼品とは?基礎知識とマナー

葬儀の返礼品として、香典返しを行います。

香典を頂いたら香典返しをしなければならないことを理解している場合でも、香典返しにはどのような意味があるのか疑問に思っている方も多いしょう。

金額相場やマナーについて解説するので、参考にしてください。

1.香典返しの意味

香典返しとは、通夜・葬儀・法要などで参列者から捧げられた金銭に対して、お返しをすることです。頂いたから単純にお返しをするというものではなく、お礼の気持ちを込めて返すという認識になります。

参列者に対しての贈り物には、香典返し以外にも会葬御礼があります。会葬御礼は会葬返礼品とも呼ばれ、弔事に参列した方全てに渡す贈り物です。

会葬御礼は香典頂いたかどうかにかかわらずに渡すものであり、香典返しとは異なるものと覚えておきましょう。香典返しは香典を受け取っていなければ渡しません。

2.渡すタイミング

香典返しは喪が明けた後に行うのが基本です。

仏教の場合は四十九日法要後、神道の場合は神棚封じの封印を解く時を喪明けです。キリスト教の場合は、1ヶ月後に行われる召天記念日礼拝や追悼ミサをもって喪明けとする考え方がありますが詳細は定められていません。

また、仏式で葬儀を執り行った場合、状況によっては四十九日法要の前に香典返しを行うこともあります。四十九日法要前に香典返しを行っても問題無いのですが、マナー違反と受け取られるかもしれないので注意しましょう。

お葬式当日に香典返しをする場合もあります。四十九日法要の時に親族全員が再び集まることが難しいことが多いです。なので、葬儀当日に香典返しを渡す流れを取ることもあります。

香典返しを即日返しにする場合は、香典の金額に応じて品物を変更できません。一律の返礼品を先に用意する必要があります。

近親者などから高額の香典を頂く場合もあるので、金額をチェックしておいて返礼品を選ぶ際の参考にしましょう。

3.香典返しの金額相場

香典返しは、頂いた香典の半額程度の品物を送るのがよいとされています。

「半返し」と呼ばれ、香典が1万円以内であれば半返し、それ以上であれば金額に応じて3分の1、4分の1程度でも失礼にはなりません。

故人と参列者の関係によっては、一般的な相場より高額の香典を頂くことがあります。香典返し不要と伝えられていなければ香典返しを渡すのがマナーです。

職場から高額の香典を頂いた場合は、社内で定められている慶弔規定によるものであるかどうかを確認しなければなりません。慶弔規定による香典の場合は、香典返しは不要です。

4.香典返しをしなくて良いケース

香典返しをしなくて良いケースを紹介します。

1つ目は、香典返しを不要とお断りされた場合です。ご遺族のその後のことを考えての場合や、職場など複数人で香典を用意した場合に、香典返しを辞退されることがあります。

身内から高額の香典を頂いた場合、素直にその気持ちを受け取るのがいいでしょう。香典返しを送らないとはいえ、感謝の気持ちは伝えなければいけません。お礼状を送り、お歳暮など別の機会にお返しをするといいかもしれません。

2つ目は一家の大黒柱を亡くした場合です。生活が厳しくなるのを避けるために香典返しを控えることがあります。家計など負担になるリスクを回避するためと考えられるので、家計に十分な余裕がある際は、渡しても問題ないでしょう。

3つ目は香典を寄付している場合です。香典を寄付した場合は、香典を頂いた方に香典返しの品物を渡す必要はありません。寄付した際は誤解を避けるためにもお礼状に寄付することを記載して渡すのが良いでしょう。

香典返しをしない場合はお礼状を送り、参列してくれたことや香典を頂いたことに対する感謝を伝えましょう。

5.香典返しの品物とマナー

香典返しの品物選びにもマナーがあります。

香典返しでは、消えものが良いとされています。消え物とは残らないもので縁起が良いとされ、海苔やお茶、お菓子などが挙げられます。また、石鹸や洗剤などの実用品も人気が高いです。受け取った方が品物を自由に選べるカタログギフトがよく利用されます。

香典返しとして送ってはいけない品物もあります。以下のような品物を避けましょう。

・肉類や魚類などの生鮮食品
・酒類などの嗜好品
・慶事の贈り物として用いられる鰹節や昆布
・現金

日持ちしないものや慣習として避けられやすいものを贈ることは失礼に当たります。また、金額が明確に分かってしまうような香典返しも避けた方が無難です。金額が明記されていると失礼だと考えている方もいます。

特に目上の方に香典返しを送る場合は、不適切だとされています。基本的には何らかの品物やカタログギフトなどを送るのが良いでしょう。

6.香典返しに添えるお礼状(挨拶状)

香典返しを送る際は、「お礼状」を添えます。本来であれば先方に伺い、香典返しを直接渡した上でお礼を述べるのが丁寧です。ただ、現代では難しい場合が多く、できない場合はお礼状が用いられます。

葬儀や法事が無事に終わることを願って、文中には句読点を使用しません。全体の構成は以下のように作成します。

1. 故人の名前(「故 ○○儀」「亡父 ○○儀」といった形式)
2. お礼の言葉(葬儀への参列と香典を頂いたことに対するお礼の言葉)
3. 略儀であることを伝える(お礼状はあくまでも略儀であり、本来は直接お礼を言うべきであることを伝える)
4. 差出人

お礼状はカードタイプの用紙に文章を記載して封筒に収めます。封筒の表面には中央上部に「御挨拶」と表記します。裏面には、中央より左側に喪主の住所と氏名を表記するのが基本的な書き方です。

7.香典返しの包み方

香典返しの包み方のマナーも確認しましょう。

1つ目のマナーとして香典返しに熨斗は使用しません。熨斗は慶事に使いますが弔事には不適切です。香典返しを包む時には、熨斗ではなく「掛け紙」を使います。

掛け紙とは白い用紙に水引のみが印刷されたものなので、選ぶ際に間違えないように注意しましょう。香典返しを渡す時に用いられる水引は黒白で結び切りのものです。

水引の他に蓮の花が印刷された掛け紙も存在していますが、これは仏教のみに利用できます。仏教以外の宗教に蓮の花が印刷された掛け紙を用いるとマナー違反になるため注意しましょう。

2つ目は掛け紙の表書きについてです。
表書きを書く際は印刷されている水引の結び目上に「志」と記載します。その後、水引の結び目下に喪主の氏を書きましょう。香典返しにおいては「志」という表書きが一般的に用いられますが、これは宗教を問わず使用できるものです。

水引の結び目下に記載する名前は基本的に喪主の名前です。ただ、場合によっては◯◯家と記載することもあるので確認しておきましょう。

3つ目は香典返しの包装の仕方で、配送する場合と手渡しする場合で異なります。宅配便で香典返しを配送する場合には、内掛けを用いることが多いです。内掛けとは包装紙の内側に掛け紙を掛ける方法で、控えめな印象を与えます。弔事には内掛けを用いることが多いのも特徴です。

手渡しで香典返しを渡す場合は、外掛けが多くなっています。外掛けとは包装紙の外側に掛け紙を掛ける方法です。

8.香典返しをもらった際の対応

香典返しをもらった際の対応も事前に確認しておきましょう。

まず、香典返しに対するお礼は不要です。香典返しをもらったからといってお礼の手紙を送ったり、急いで連絡したりする必要はありません。

香典返しにお礼をすると「不幸が続く」という意味になるため避けるのがマナーです。

また、届いたら受け取ったことを連絡しましょう。香典返しにお礼は不要ですが、届いたことを知らせる連絡することはマナー違反ではありません。香典返しが届いたことを伝えるためだけに手紙を送ったり電話を掛けたりするのではなく、別件で連絡した際に併せて伝えるのがおすすめです。

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葬儀・告別式後に行うこと

葬儀や告別式が終わった後にも行うべきことがあります。

料金の支払いや香典返しの準備から、相続など様々な手続きを進めなければなりません。中には期限が決まっているものもあるので、スケジュールをしっかり立てて進める必要があります。

行うべきことを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.事務の引き継ぎ

葬儀が終わってすぐは、葬儀社に依頼していた葬儀事務の引き継ぎを行います。
終了日の翌日か、精進落としの会食を終えたあとすぐに済ませましょう。

葬儀で頂いた以下の物を受けとります。

・芳名帳
・香典帳
・供物帳
・弔電
・供物・供花の記録帳
・出納帳

香典は大金になるので、金銭的なトラブルが起こる可能性もあります。終了後すぐに香典帳を確認して金額が合っているか確認しましょう。

2.各所への代金支払

葬儀が終わったら関係各所へ代金の支払を行うので、支払先を紹介します。

入院先の病院で亡くなった場合は、治療費などを病院に支払います。後日の支払いに対応している病院も増えてきているので確認しておきましょう。

お世話になった医師にお礼を渡したい方も多いでしょう。ただ、病院側がお礼の受け取りを禁止している場合もあります。電話や受付などで事前に聞いておくとスムーズです。

葬儀終了後には葬儀社からの請求もあります。人数が増えるなどで事前の見積もりから増える場合もあるので金額を再度確認しましょう。1週間程支払いまで猶予がある葬儀社もあります。打ち合わせの際に、支払い期限も確認すべきポイントです。

寺院や教会へもお布施を謝礼として支払います。葬儀後2日以内までには挨拶を済ませ、お布施を渡しましょう。お布施の額が分からない場合は僧侶に聞いても失礼には当たりません。

3.挨拶回り

お葬式が終わった後に挨拶回りを行います。翌日から、余裕があるスケジュールで以下のところへ伺いましょう。

・受付などの世話役
・弔辞をもらった方(参列者)
・寺院
・葬儀前後に手伝ってもらった方
・近所の方
・直前までお世話になった病院
・故人の仕事先

香典の贈り主には、香典返しとして贈る物を用意しておきましょう。葬儀会社の精算を済ませる手続きも重要です。お葬式を終えるまでにお布施を渡せなかった場合は、なるべく早い段階で足を運んで受け取ってもらいましょう。保険関係の手続きも、お葬式の後早いタイミングでできると安心です。

4.香典返し

香典返しの準備も進めます。前述しましたが香典返しは喪が明けた後に行うのが基本です。

仏教の場合は、四十九日法要後にお渡しすることが多いです。ただ、状況によっては四十九日法要前に香典返しを行う場合もあります。

お葬式当日に香典返しをする場合もあるので、いつ香典返しを行うかも事前に確認しておきましょう。

5.各種手続き

役所での手続きや相続を進めます。

役所関係で必要な手続きは、以下の通りです。

・世帯主変更届(故人が世帯主の場合)
・住民票抹消届(故人が世帯主でない場合)
・健康保険の資格喪失手続き
・年金受給停止申請
・国民年金の一時死亡金請求
・所得税の申告と納税
・雇用保険受給資格者証の返還
・免許証やパスポートの返却

住民票や年金など、急いで行わないと税金がかかってしまう手続きから優先的に進めましょう。

相続関係の手続きは以下の通りです。

・遺言書の検認
・相続しない場合は、相続放棄の手続き
・相続税の申告と納付(発生した場合)
・不動産の名義変更(故人が所有していた場合)
・預貯金口座の名義変更
・株式の名義変更

相続税は基礎控除が適用されるため、課税の対象外となるケースも多く見られます。ただし、申告が必要な場合の期限は原則10か月以内です。相続放棄にも手続きが必要なため、なるべく早い段階から準備を始めた方が良いでしょう。

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まとめ

葬式・告別式の違いから、大まかな流れやマナーなど基本的な事項について解説しました。

葬儀にはルールやマナーが多く、事前に知っておかないと間違えてしまう可能性が高いです。故人に失礼にならないよう、ある程度理解しておく必要があります。

もし、葬儀を取り行ったり、喪主を務めることになったりした場合は、小さなお葬式までご相談ください。お客様の疑問点をしっかりと解消させて頂きます。

お客様が希望する葬儀が執り行えるよう、サポートさせて頂きますのでぜひご相談ください。