三回忌を行う日にちはどう決めたら良い?いつから準備が必要?マナーや流れを紹介!

三回忌を行う日にちはどう決めたら良い?いつから準備が必要?マナーや流れを紹介!

三回忌を控えている方で、法要を行う日にちについてどのように調整すれば良いか迷っている方もではないでしょうか。葬儀や一周忌と同じく多くの方にご案内する法要でもあり、参列者の予定を調整しながら日にちを決める必要があります。

こちらの記事では、三回忌を行うのに適切な日にちや、三回忌を行うまでの準備、必要期間についてマナーとともにご説明します。お寺とお付き合いの無い方に向けて、お坊さん手配の便利なサービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

こんな人におすすめ

三回忌をいつの日に行えばよいか悩んでいる人

三回忌の準備が必要な人

三回忌のマナーについて確認しておきたい人

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三回忌とは?

四十九日や一周忌は、故人が亡くなってからの日数が数えやすいので開催の日にちがわかりやすいのですが、三回忌から数え方が変わってしまうため、気をつける必要があるでしょう。

適切な日にちに設定するため、三回忌の意味や祥月命日の考え方などを紹介します。

三回忌の意味とは?

三回忌を含む法要は、中国の儒教の「十王信仰」に由来していると考えています。十王信仰では10人の冥界の王が、故人の来世でどのような道を進むか決定する裁きが行われることになっています。

裁きのタイミングは四十九日などを含め複数回あり、うち一回は三回忌の日にちとなる祥月命日に行われているといわれているのです。

三回忌法要は故人の魂を供養するとともに、故人が裁きで良い道に進むように願う機会ともいえるでしょう。そのため、最近では家族のみで行われることも多くなってはいますが、故人と関わりのあった友人や親族などが祈る場として、大人数で開催されることも多いです。

三回忌はいつのこと?

三回忌は故人が亡くなってから満2年目にあたる命日です。三回忌という名称から3年目の命日に行う印象を持つ人も多いでしょう。しかし、亡くなった年を1年目と数えるため、翌年が2年目、そして満2年目にあたる命日は3年目にあたるので三回忌という名称となっています。

四十九日一周忌は亡くなった日付から数えますが、三回忌目から数え方が変更になるため、勘違いがおこる原因となりがちです。正しい数え方で三回忌を行う日程を設定しましょう。

三回忌を行うのに適切な日にちとは?

三回忌を行うのは祥月命日(しょうつきめいにち)が適切な日にちだといわれています。

ただし、三回忌を行う祥月命日が、開催しやすい曜日や日付とは限りません。平日の場合には、近い土日に設定したり参列者や会場の予定にあわせて、別の日にちを定めたりしても、問題ありません。

ただし、悲しみを引き延ばすということにあたってしまうため祥月命日から遅くなるよりは、早く行うほうがよいとされています。実際には、命日の前後1ヶ月が一般的な期間とされていますが、様々な要素を考えながら早めに日程を調整するとよいでしょう。

祥月命日とは?

祥月とは、亡くなった月のことを表しています。5月1日に亡くなった場合は、5月が祥月です。つまり、祥月命日は亡くなったその日のことを表しており、三回忌としてベストな日にちは2年目の亡くなった日と同日ということになります。

また、月命日という言葉がありますが、祥月とは異なる月の命日を表しており、亡くなった日付のみをさす命日です。上記の例でいえば、5月以外の1日が月命日にあたります。

三回忌を行う時間帯は?

法要自体は、受付や読経などを含め1時間~がほとんどですが、食事などを含めると大体2~3時間程かかるのが一般的です。

法要会場によっては移動距離が必要なため、上記目安よりも少し時間がかかる可能性があります。余裕をもったスケジュールを設定しましょう。食事を用意する場合には、昼食のタイミングとあわせ、法要の開始は午前中に設定されることが多いです。

しかし、必ずしも午前中に開催する必要はありません。参列者の予定や、法要会場の手配の関係などで午前中の開催が難しい場合は、会食が少し早めの夕食となるイメージで午後からの開始を調整するとスムーズでしょう。

六曜は関係ある?

三回忌の日にちを決める際に、大安や仏滅といった六曜が気になる方もいるでしょう。六曜はそもそも仏教と関係がないので、気にする必要はありません。

しかし、葬儀では友を引っ張っていくという、漢字からの連想で避けることが一般的とされています。また、地域の風習の中には、大安に三回忌を行うことを気にするケースがあることも否めません。大安を避けて日にちを決めるのも一つの考え方といえるでしょう。

三回忌の準備はいつ始めればいい?

三回忌には、日程の調整、会場の手配だけでなく僧侶の手配、会食の準備、案内状の送付、引き出物などの準備…とやることがたくさんあります。

そのため、余裕をもって2~3ヶ月前から準備を開始することをおすすめします。遅くとも参列者の予定、会場の空き状況などをふまえて1ヶ月前から準備を開始するようにしましょう。

会場や日程を決める

祥月命日を基準に、会場や菩提寺などとスケジュールを調整し、法要の開催日時を決定します。特に大きな規模の会場などは予約が埋まりやすいため、早めにおさえておきましょう。

自宅で行う場合には予約等は必要ありませんが、料理をどこかに頼む場合には、そのスケジュール調整も必要です。

参列者の人数やアクセスなどを考慮して開催する会場を決めましょう

三回忌の案内はいつ送る?

三回忌の日にちや会場など細かな予定を決めたら、すぐに参列者へ案内状を送る必要があります。この案内状で参列者の出席状況を把握して、引き出物や会食の手配を行うため、できれば法要の1ヶ月前には案内状を送ると良いでしょう。

案内状を送る際は、往復ハガキにしておくと返事がしやすいためおすすめです。関係性によっては電話で連絡を取ることもありますが、正確な出欠を確認するためには往復ハガキを利用したほうが無難でしょう。

また、キャラクターが描かれたものや記念切手は避け、弔事用の切手などを使用しましょう。

三回忌の案内状の書き方

案内状を書く際には、三回忌の日にちだけではなく次のポイントを記載する必要があります。参列者が困らないように、丁寧な案内状を作る用に心がけましょう。

・誰の何回忌法要をするのか
・会場について
・会食について
・服装について

特に、親族が多い家庭では案内状にはっきりと詳細を書いておかないと、間違いが起きる可能性もあります。

また、参列者は服装に迷うことが多くあります。最近は平服でもかまわないケースもあるため、案内状に服装について記載しておくと参列者に対して安心感を与えられるでしょう。

案内状の送り方

三回忌など仏事における案内状を送る際には、送り方にも注意を払う必要があります。中でも見落としがちなのが切手です。郵便局に行くと弔事用の切手を取り扱っているので、利用することをおすすめします。

自宅で保管している切手を使う場合でも、キャラクターが描かれたものや記念切手などは避けたほうが良いでしょう。

また、案内状は手書きで用意するのも丁寧ですが、最近はパソコンで作るのが一般的です。印刷はプリント業者に依頼するとスムーズに用意できるでしょう。会場の段取りや引き出物などと合わせて、斎場に頼むという手段もあります。

三回忌をしない選択はあるの?

三回忌を行うかどうかはそれぞれの考え方次第のため、必ずしもしなければならないというわけではありません。最近は三回忌の法要を省略する家庭が増加傾向にあるようです。

しかし、年忌法要において三回忌までは非常に重要な法要といわれています。親族の視点から考えても、故人を弔う気持ちを踏まえると三回忌はできるだけ行ったほうが良いでしょう。

また、三回忌法要は故人と親しかった方が集まる機会にもなります。懐かしい想い出を話しながら交流を深める時間でもあるため、三回忌を行わないことを残念に思う方もいないとは言い切れません。

地域的な慣習がある場合や、その地域に住む親しい親族などがいる場合には、法要を行ったほうがよいケースもあるので、家族や親族と相談した上でどのようにするのが一番よいか考えて決めましょう。

身内だけで三回忌を行う場合の日にち

三回忌までは葬儀や一周忌に参加した故人の知人にも招待を出し、大人数で行われることが多いですが、経済面や精神的な理由で身内だけでゆっくりと行いたいというケースもあるでしょう。

三回忌には絶対に大人数で開催しなくてはならない、親族を招かないといけないなど制約のあるものではないため、家族だけなど少人数で開催することになんの問題もありません。

しかし、家族のみで三回忌を行うことを決めた場合には、親戚や故人と親しかった知人に対してきちんと伝えておきましょう。後々になってトラブルにならないためにも大切なマナーです。

三回忌は一周忌と合わせて行ってもいい?

親族が相次いで不幸に見舞われた際には、祥月命日が近くなるケースも考えられます。基本的に、三回忌までは故人ごとに法要を行うのが通例です。

別々に行うことができればベストですが、あまりにも近い日にちになってしまうと、施主だけではなく参列者にも負担がかかってしまいます。

トータル的に考えて、合わせて法要を行ったほうが良いと判断した場合は、一周忌と三回忌を同時に行うことができます。このようなケースを「併修(へいしゅう)」もしくは「合斎(がっさい)」といいます。

ただし、合わせて法要を行う場合、同じお寺に依頼していることが前提です。併修・合斎をする日にちは、祥月命日が早い故人に合わせて調整するのが一般的です。

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まとめ

三回忌は故人を供養するのはもちろん、施主や参列者にとっても故人の想い出を懐かしむ貴重な時間となる法要です。

三回忌の日にちは祥月命日を基準に適切な日にちに設定し、余裕をもって準備をすすめることをおすすめします。特に三回忌に故人の友人や、親族を招待する場合には会場までのアクセスの考慮やサポートをする必要もあるでしょう。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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